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ネット情報は人々を幸福にするか? [2013年01月25日(Fri)]
 ブログにしろツィッターにしろ、ウェブ上には様々なネット情報が掲載されている。それらの情報が我が国においては、誰でも自由に発信できる。その情報がたとえ間違っていても、または人々を惑わすような情報や騙す内容であっても、制限されずに発信されている。中には、人を誹謗中傷する内容もあったりするが、特定のSNSやブログ以外の場においては、基本的に削除されてしまう恐れはない。中には悪意を持った情報もあるが、それはほんのごく一部であり、殆どの情報は人々に良かれと思って発信されるものである。つまり善意からの情報なのである。

 ところが、その善意からのネット情報であるが、本当に人々の幸福に役立っているかというと、逆に害になっている場合が多いことに驚く。例えば、今回の原発事故に伴う放射線に関する健康被害の情報である。科学的な根拠や確認された情報でもないのに、憶測に基づいた危険情報を垂れ流している奴等が多い。しかも、その情報を真に受けてどんどん広めているネットオタクが多いのには困ったものである。ある種の愉快犯とも言える、大騒ぎすることで快感を覚えるネット依存症のような人間が、ウェブ上には沢山いるのだ。そんな軽薄な人々が危険情報をまことしやかに流すものだから、不必要な避難を強いられてしまった婦女子も多いし、風評被害が広まってしまい、非常に困っている人々が増えている。

 このような情報提供者は、善意でやっていると本人が思い込んでいるから余計に始末が悪いのである。原発事故におけるデマ情報は、本当に酷かった。何号機かの燃料プールは、制御不能になっていて、いつ爆発するか解らない等という情報が、いかにも真実のように垂れ流され、そしてその情報をさらに広めた愚か者がいたのである。また、今回の大地震はある秘密結社や某国の情報機関によって引き起こされた等という荒唐無稽な話がネット上に飛び交っていた。そして、この情報を信じて広めた大馬鹿者もいたのである。こんなことをしたら、彼らのような悪魔のような奴らの思う壺なのであることを、知らないのであろうか。

 この世の中には、確かに悪魔の手先のような人間がいる。そいつらは、どういうことを企んでいるかというと、人間どうしの繋がりや結びつきを阻害したいのである。何故なら、人間どうしの不信感を増幅させることにより、金融界や経済界を思惑通りに混乱させ、金儲けをすることを目論んでいるからである。または、紛争を世界各地で起して武器を輸出したり密輸したりして、巨額の利益を貪りたいのである。人々の信頼関係が作り上げられ、国が一つにまとまり平和な世の中になったのでは、商売が成り立たないのである。だから、人々が不信感を持つような情報操作をして、紛争を起したり金融界や経済界を破綻させたりするのである。

 このような闇の組織は、巧妙なネット情報の操作をする。ネット上でこのような情報に飛びついて広めてくれるような愚か者に、わざと偽の秘密情報を漏洩するのであろう。そんな嘘の情報を真に受けるのは、本当に愚かな人間なのだ。少し考えたらおかしいと解るものである。この手のネット情報は、結果として人々を不幸にさせるし、貧困者をより貧困化させる。だから、仕入れた情報を流す場合、必ず確かめてほしいのである。この情報を流すことにより、人々を不安にさせるのか、それとも人々を安心させるかを。人々を不安にさせたりお互いの不信感を高めてしまったりする情報は、絶対に広めてはならない。本来、ネット情報は人々を幸福にするものでなければならないのである。闇の組織の手先になって、人々を不幸にする情報を垂れ流すことは避けてほしい。善意からのネット情報ならば、人々を幸福にするような情報を提供したいものである。
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