マタタビと半夏生
[2012年06月23日(Sat)]
マタタビと半夏生という取り合わせを不思議に思うかもしれないが、どちらにも共通のものがある。半夏生は夏になると、化粧したように葉が白くなることが知られているが、実はマタタビもまた、同じように夏に葉が白く変色する。どちらも、全部の葉が白くなるのではない。一部の葉だけが白く変色する。それも、春は緑一色であるが、夏の間だけ変色して、秋になるとまた元に戻るというのも不思議なことである。
何故白く変色するのかというと、はっきりした理由は解らないが、花が咲く季節だけ変色するのを見ると、蜂や虫たちをおびき寄せる為に、目立つ色の白い色に変色するのではないかと言われている。虫たちにとって、黄色い色や白い色は目立つらしい。だから、夏の花は黄色や白い色が多いのではなかろうか。葉が緑だけでは虫たちが見つけられないので、葉を白くして目立つようにしているに違いない。植物も種の保存の為に、目立つ努力をしているということだろう。
そう言えば、若い女性や男性たちもまた、異性を惹きつけるために変身している。女性だけでなく、若い男性も化粧をするらしい。奇抜なファッションに身を包み、誰よりも目立とうと涙ぐましい努力をしている若者もいる。しかし、植物ならば目立つ為の努力も仕方ないと思うが、人間の目立つ為の努力に対して、果たしてその効果はもたらされるのであろうか。私は、無駄に終わるような気がしてならないのである。何故なら、それは作られた美しさであり、人間的な真の美しさではないからである。言い換えれば、まやかしの美しさである。
人間の美しさは、確かに姿かたちや顔の造作に影響される。さらには、化粧の仕方やファッションによる影響も大きいだろう。しかし、それだけではあるまい。人間の内面から滲み出る美しさもあるだろう。また、その仕草や立ち振る舞いの美しさだってある。いくらブランド服で着飾ったり、派手な化粧をしたりしても、人間の内面の醜さは覆い隠せないものである。どこかに、その醜悪さは出てしまうものである。人間は、最終的には人間性の美しさに惹かれるのであるし、心の美しい人は姿も美しくなるものである。
だとすれば、人間は外見だけを磨いても仕方ないように思う。豊かな教養を身に付け、人間性を高め、謙虚さと真摯さを兼ね備え、そして人間としてあるべき高い価値観もマスターすれば、外面もまた自然と美しくなるものである。勿論、行動も伴わなければならないだろう。人の為世の為に奉仕して、徳を積むことも大切である。マタタビや半夏生も、花の時期に美しく変身する。それは、もしかして内面からの変化、つまり細胞レベルによる変化だからではないだろうか。人間もまた、マタタビや半夏生のように、内面から磨き変化させることにより、外面をも美しく変身させたいものである。
何故白く変色するのかというと、はっきりした理由は解らないが、花が咲く季節だけ変色するのを見ると、蜂や虫たちをおびき寄せる為に、目立つ色の白い色に変色するのではないかと言われている。虫たちにとって、黄色い色や白い色は目立つらしい。だから、夏の花は黄色や白い色が多いのではなかろうか。葉が緑だけでは虫たちが見つけられないので、葉を白くして目立つようにしているに違いない。植物も種の保存の為に、目立つ努力をしているということだろう。
そう言えば、若い女性や男性たちもまた、異性を惹きつけるために変身している。女性だけでなく、若い男性も化粧をするらしい。奇抜なファッションに身を包み、誰よりも目立とうと涙ぐましい努力をしている若者もいる。しかし、植物ならば目立つ為の努力も仕方ないと思うが、人間の目立つ為の努力に対して、果たしてその効果はもたらされるのであろうか。私は、無駄に終わるような気がしてならないのである。何故なら、それは作られた美しさであり、人間的な真の美しさではないからである。言い換えれば、まやかしの美しさである。
人間の美しさは、確かに姿かたちや顔の造作に影響される。さらには、化粧の仕方やファッションによる影響も大きいだろう。しかし、それだけではあるまい。人間の内面から滲み出る美しさもあるだろう。また、その仕草や立ち振る舞いの美しさだってある。いくらブランド服で着飾ったり、派手な化粧をしたりしても、人間の内面の醜さは覆い隠せないものである。どこかに、その醜悪さは出てしまうものである。人間は、最終的には人間性の美しさに惹かれるのであるし、心の美しい人は姿も美しくなるものである。
だとすれば、人間は外見だけを磨いても仕方ないように思う。豊かな教養を身に付け、人間性を高め、謙虚さと真摯さを兼ね備え、そして人間としてあるべき高い価値観もマスターすれば、外面もまた自然と美しくなるものである。勿論、行動も伴わなければならないだろう。人の為世の為に奉仕して、徳を積むことも大切である。マタタビや半夏生も、花の時期に美しく変身する。それは、もしかして内面からの変化、つまり細胞レベルによる変化だからではないだろうか。人間もまた、マタタビや半夏生のように、内面から磨き変化させることにより、外面をも美しく変身させたいものである。
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