認知症サポーター講座開催 てん末記 [2009年06月15日(Mon)]
認知症サポーターとは? 厚生労働省によるホームページ 認知症を知り地域をつくる認知症サポーター100万人キャンペーン こちらをクリックして、まずご覧ください。 自宅にて認知症サポーター養成講座を開きました。少人数のこじんまりとした会です。 2月に千葉県主催のキャラバンメイト養成講座に参加し認知症サポーター講座を開催する資格を得ました。さあそれからが大変です!メイトは『サポーター養成講座を開催すべし』という義務感に駆られ、先ずは、地元の福祉ネットワークそして町内会の方へと講座実施についての相談をしました。それがいつしかプレッシャーになり、これは自分の身の丈を超えているのでは?と思い始めました。 教材を読み直すうちに『・・仲間に声かけをして数人自宅にあつめる』という一文を見つけました。我が意を得たり。これだったら自分の身の丈にあった講座が開けるのではと、計画した次第です。 計画書の作成・市原市への提出・案内葉書の作成・町内の施設の訪問・資料の作成・・と準備し当日を迎えました。稲毛ホワイエのメンバーで同じくキャラバンメイトのOさんHさんが後学の為にもと応援に来てくださり、これで勇気百倍です。 6月4日 10:00〜12:00 対 象 水の江地区住民(自宅周辺) 参加者 8名 プログラム @講座開催にあたり サポーターとは?他 昭和30年代 私の祖母は認知症で座敷牢に閉じ込められていて、その光景が未だに忘れられません。歳月を経て平成4年から現在までに稲毛ホワイエで認知症の方と家族のご苦労に接し、そして昨今ニュースで取り上げられる介護の悲劇を耳にするにつけ認知症への理解を地域に広めることの大切さを痛感しています。 ADVD『認知症サポーター100万人キャラバン』 ・ 専門家による認知症の解説 ・ 認知症への正しい対応の仕方 ・ サポーター講座について 等 B教材『認知症を学び地域で支えよう』 ・ 教材に沿って認知症とは? 等 ・ 周辺地区の施設の現状と相談窓口の情報 C介護体験者を交えての交換会 ・ Oさんは認知症のお姑さんを看取り、Hさんは現在お母様を介護中という経験をお話しいただきました。共に現実的で深刻なお話ですが、他人にとっては時に笑いを誘うシーンも多く和やかな雰囲気でした。介護のご苦労、反省などは他の参加者にとって、認知症の方に接する上で大変参考になりました。 お二人の話が口火となり、参加者全員がそれぞれにご自分の抱えている事情を話して下さいました。 ・お母様が故郷にいるAさん・・認知症がでて施設に入所させたかったが 当初は身内の拒否反応が強く,納得していただくまでに時間がかかった。今やっと老人保健施設に入所中. ・お母様が特別養護老人ホームに入所中のBさん・・入所中に入院してから体力の低下と認知症が出て時々意味不明なことを言う(後日 『講座で教わったようになるべく母の言うことを否定しないようにしたい』 と話していました) ・同居中の姑さんが認知症のCさん・・なるべく心穏やかに接しているつもりであるが、慌しい時間帯にはそうもいかない。料理等できることは本人に任せた方が良いとのことだが、難しいことが多い。 ・お父様が有料老人ホームに入所中のDさん・・お父様が一時同じ事を何度も繰り返して言っていたが、そういえば当事お母様を亡くし一人になった不安からだったのでは・・と。今は娘さんの近くに来て良いホームに入り、幸せそうで以前の症状は出ていないとのこと。 サポーター養成講座として有意義であったかは、キャラバンメイトとして反省も疑問も残るものの、曲がりなりにも開催できたことに安堵しています。参加者には認知症を抱えたご家族もあって、これを機会に『その後いかがですか?』の声かけが生まれ、サポーターとしての一歩となることを願って・・・。足を運んでくださった参加者の皆さん、開催を前に励まして下さった市原市高齢者支援課のKさん、稲毛ホワイエのOさんHさん、手作りのカステラを差し入れて下さったOMさん 皆さんのご協力に感謝です。・・・やはり身の丈以上の出来事でした(m) |