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早生クリ(品種:丹沢)の収穫 [2019年08月31日(Sat)]
 果樹園では、1週間ほど前から早生品種のクリのイガがはじけて落下し始め、毎朝農作業のついでに栗拾いを行っています。
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 写真のように、通常一つのイガに実が三つ入っていることより、万葉歌で次のように詠まれています。
【歌】 三栗の 那賀に向かへる 曝井の 絶えず通はむ そこに妻もが (巻九・1745)
ここでは、「三栗の」が「なか」の枕詞として詠まれています。
歌の解説は以前記事(次のURL)に載せています。
http://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/164

 畑では、ヒオウギは一部を残し花の時期は終わりに近づき、すでに刮ハがはじけて中から黒い球形の種子が見られる株もあります。
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 万葉歌に詠まれている「ぬばたま」は、このヒオウギの黒い球形の種子とみられています。 
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 「ぬばたま」が詠まれた歌の解説は次のURLに載せています。
http://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/170
Posted by katakago at 17:57
ヤマナシとナツメの実 [2019年08月25日(Sun)]
 台風の後、気になってい畦畔や果樹園の草刈りもほぼ一巡し、天気予報をにらみながらこれから植え付ける野菜の畝の準備も始めています。
 畑では、万葉歌に詠まれたヤマナシやナツメの実がたくさん生っています。
【歌】 梨棗 黍に粟次ぎ 延ふ葛の 後も逢はむと 葵花咲く (巻十六・3834)
歌の解説は以前記事に載せています(次のURL )
http://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/574
 ヤマナシ(バラ科)の実
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 ナツメ(クロタキカズラ科)の実
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以前は乾燥棗を作ってみたりしましたが今年はその余裕はありません。

 黄色のオミナエシを背景に白のタカサゴユリが今も咲いています。
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裏山では、キツネノカミソリ、ヤブガラシ、カラスウリが咲いていました。
 キツネノカミソリ(ヒガンバナ科)の花(毎年この時期に咲きます)
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 ヤブガラシ(ブドウ科)の花
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 カラスウリ(ウリ科)の花(日没後に開花し日の出前にしぼむ、撮影は明け方)
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Posted by katakago at 11:33
万葉創作画展(奥山永見古さん)開催中 [2019年08月18日(Sun)]
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 万葉歌を独自の絵で表現する万葉創作画家の奥山永見古さん(奈良県在住)の絵画展が、猪名川町中央公民館(図書館1回ロビー)で開催中です(9月1日まで)。主催は地元の万葉学習グループ「猪名川万葉の会」で、会の世話人の野々村さんから知らせていただき、先日出かけておりました(ブログにupするのが遅れていました)。
 奥山さんは私どもの万葉植物園にも関心を持っていただいており、5月には野々村さんの案内で来ていただいていました。万葉植物も題材にされています。
 創作画とともに書も展示されていました。写真左端は、集中で1首のみ猪名川が詠まれた歌の原文の書(読み下し文: かくのみに ありけるものを 猪名川の 奥を深めて 我が思へりける 巻十六・3804)。
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Posted by katakago at 14:29
ミズアオイが咲きました [2019年08月16日(Fri)]
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 ミズアオイ(ミズアオイ科)の花が咲きました。先月、通信販売で苗を購入して開花を心待ちにしていました。このブログでは初めての写真掲載です。湿地に自生する1年生草本で、葉の形は水田雑草のコナギ(ミズアオイ科)に似ていますが(写真は8/2の記事に)、それより一回り大型で、花の形も異なります。今年は2株を大きなバットで育てていますが、来年以降殖やせればと思っています。次の写真は全体の草姿を写したものです。
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 万葉歌で、なぎ(原文は水葱と表記)と詠まれている植物がミズアオイに当たると見られています。水葱と詠まれた歌は、題詞に、「酢・醤(ひしお)・蒜・鯛・水葱(なぎ)を詠む」とある次の一首です。
【歌】 醤酢に 蒜搗き合てて 鯛願ふ 我にな見えそ 水葱の羹 (長忌寸意吉麻呂 巻十六・3829)
【口語訳】 醤酢(ひしおす)に 蒜(ひる)を搗き加えて 鯛が食いたい わたしの目の前から失せろ そこな水葱(なぎ)の羹(あつもの)よ
この歌の解説は、以前のノビルの記事に載せています。
http://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/36

 畑ではスベリヒユが咲いていました。
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万葉歌で、いはゐつら(原文は伊波為都良と表記)と詠まれている植物に当てる説があります。歌の解説は、次のURL に載せています。
http://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/91

 ノカンゾウの開花株が増えました。
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 エゴノキでクマゼミを見つけました。
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 ヒマワリは咲き終わり今は種が出来ています。
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 大型の台風10号はその影響が心配されましたが、当地は幸い大きな被害無く通過しました(クリのイガやカキ・カリン・ポポーの未熟果が一部落果しましたが)。風がそれほど強くなく、雨が充分に降ってくれたので、このところ乾燥続きの植物にとっては有難かったです。
 それと、本来ならこの時期に福井へ出かける予定でしたが、この台風接近のため事前にキャンセルしていました。
Posted by katakago at 13:25
ノカンゾウが咲き始めました [2019年08月13日(Tue)]
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 ノカンゾウ(ワスレグサ科)が咲き始めました。例年になく早い開花です。万葉歌で、忘れ草(原文表記は萱草)と詠まれている植物は、ノカンゾウ(一重咲)や6月に開花した八重のヤブカンゾウがこれに当たると考えられています。忘れ草が詠まれた歌の解説はヤブカンゾウの写真とともに、以前の記事(次のURL) に載せています。
http://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/82

 タカサゴユリが畑のあちらこちらで咲きだしました。
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 オミナエシの花が真っ盛りです。
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オミナエシが詠まれた万葉歌の解説は以前の記事(次のURL) に載せています。
http://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/99

 フジの花が咲いていました。万葉歌では季節外れに咲いたフジは、「非時藤(ときじきふぢ)」と詠まれています(ナツフジを当てる説もある)。
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関連記事は次のURL に載せています。
ナツフジ http://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/135
ときじきふぢ http://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/1143

 蓮池では、開花株は残りわずかで花托が目立ちます。
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 ハスの花托(拡大写真)
万葉歌ではハスは”はちす”と詠まれています(古名の由来は果実の入った花托の様子がハチの巣に似ることによる)。
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Posted by katakago at 11:10
飛鳥京跡苑池の第13次調査現地説明会に参加(8/10) [2019年08月11日(Sun)]
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 昨日(8/10)、明日香村岡の飛鳥京跡苑池(7世紀、国史跡・名勝)で、今回新たに北池で見つかった石組みの溝と石敷き遺構の現地説明会があり出かけてきました。上の写真は出土遺構の現場。
 万葉歌に詠まれた植物を栽培しているので、当時の宮廷庭園遺構には興味があり、以前に(2013/11/24)、南池の発掘現場の説明会にも参加しています。その時の記事は、次のURLに載せています。
http://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/739
 南池は、五角形の池の中に中島があり松の根も見つかっていました。池の南東の高台には、掘立柱建物が2棟見つかっており、苑池を上から眺めるための施設と考えられ、南池は観賞用の池とみられていました。

 現場での説明に先立ち、パネルを用いて解説(奈良県立橿原考古学研究所所員による)
開始の⒑時にはすでに多くの方々が集まっていました。
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 発掘場所での現地説明会の様子(炎天下にも拘らず熱心に見学する参加者)。
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 今回見つかった流水施設
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 写真中央奥の湧水点にある枡(堰板は凹状に加工)から上澄みが石組み溝(写真中央)に流れる仕組みとなっており、清浄な水を流すことに意味があったとみられています。
 さらに、護岸の一部(写真左上)で階段状に石が積み上げられており、護岸から下りて池に親しむ機能があったと見られています。
 9日付け朝日新聞朝刊には、木下正史先生(東京学芸大名誉教授)の次のような見解が載っていました。「一帯は聖なる空間で天皇らが水を使った祭祀を行った可能性が高い。中国古来の苑池の思想に日本古来の自然崇拝の考えを融合させた日本文化の原点と言える場所なのではないか」。
 今回の調査で、北池からは流水施設が見つかったことより、飛鳥京跡苑池は、南池と合わせ性格や意匠が異なる二つの池によって構成されることが明らかになりました(現地説明会資料まとめより)。
  
 なお、湧水部から溝に水を流す遺構としては、酒船石遺跡(苑池から訳400m北東)の亀形石造物があり、以前に訪れたことがあります。関連記事は、
http://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/23
また、木下正史先生の案内(飛鳥を愛する会の現地講座)で新羅の王京を訪れた際、雁鴨池で類似の導水石造施設を見学したことがあります。関連記事は、
http://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/208

Posted by katakago at 16:34
ハスの水揚げ [2019年08月07日(Wed)]
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 残り少なくなったハスの花や蕾を切り花にして自宅でも楽しむことにしました。ハスの水揚げには専用の道具(華道用の霧吹き)で茎の切り口から水を押し込みます(これを行わないと葉はすぐに萎れてしまいます)。
 水揚げ処理したハス(花、蓮台、葉、巻き葉)の生け花(妻の作品)
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 今朝の蓮池の様子(開花株もわずかとなりました)
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 ビオトープ池で咲いたハス(フトイが繁茂してハスの生育が抑えられています)
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 ビオトープ池で見かけた羽化後間もないトンボ(フトイの繁みの中で見つけました)
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Posted by katakago at 20:43
カノコユリが咲き始めました [2019年08月05日(Mon)]
 梅雨明け後は猛暑日が続いています。畑仕事も朝夕の限られた時間しかできないため、草刈りが追いつかなくなっています(果樹園などで一部刈り残しあり)。
 裏山では、カノコユリが咲き始めました。来園者には裏山も案内していますが、この時期、やぶ蚊の攻撃を受けるのに目立った草花がない中で、咲いてくれてよかったです。
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 白のカノコユリも咲いています。
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Posted by katakago at 14:22
万葉歌に詠まれた水田雑草 [2019年08月02日(Fri)]
 万葉歌には、コナギ・ヒルムシロ・クログワイなどの水田雑草も詠まれています。
コナギ(ミズアオイ科)の花が咲き始めました。
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歌の解説は以前記事に載せています。
http://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/139

 ヒルムシロ(ヒルムシロ科)
万葉歌で、たはみづら(原文は多波美豆良と表記)と詠まれている植物に擬する説があります。 
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花の写真と歌の解説は次のURLに載せています。
http://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/646

 クログワイ(カヤツリグサ科)
万葉歌では、ゑぐ(原文は恵具と表記)として2首詠まれています。。
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歌の解説は以前の記事に載せています。
http://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/426


Posted by katakago at 11:01
裏山で見つけたトコロ [2019年08月01日(Thu)]
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 これまで気づかなかったトコロ(ヤマノイモ科)が裏山に生えていることが分かりました。昨日来園された方から教えてもらいました。トコロは蔓性多年草で、その根茎のえぐみが薄れる冬に掘り採って食用にされる所もあるようです。
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万葉歌では「ところづら」と詠まれています。
【歌】 天皇の 神の宮人 ところづら いや常(とこ)しくに 我かへり見む (巻七・1133)
【口語訳】 御代御代の 神の宮人の ところづら いよいよとこしえに わたしはまた来てみよう
上三句「天皇の 神の宮人 ところづら」は、常(とこ)しくのトコを起こす序(『新編日本古典文学全集 萬葉集』の頭注より)。なお、『岩波文庫 万葉集』では、「ところづら」は、同音の「常(とこ)しく」の枕詞とあります。


 近くでハグロトンボを見かけました。
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 ヘクソカズラ(アカネ科)も花を咲かせています。
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万葉歌では屎葛(くそかづら)と詠まれています。
【歌】 ざうけふに 延ひおほとれる 屎葛 絶ゆることなく 宮仕へせむ (高宮王 巻十六・3855)
【口語訳】さいかちに 這い広がった 屎かずらのように 絶えることなく 宮仕えしよう。

 ナツフジも咲いています。万葉歌の非時藤(ときじきふぢ)をナツフジに当てる説があります。
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 畑ではハマユウの開花株が見られます。
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Posted by katakago at 18:06
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