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桜紅葉(さくらもみじ) [2017年10月31日(Tue)]
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 畑に植えているヤマザクラの葉が鮮やかに紅葉しています(桜紅葉と言われる)。
 秋に樹木や草の葉が赤や黄色に色付くこと、またその葉を、万葉歌ではもみち(名詞)・もみつ(動詞)と詠まれています。春の花(桜)の対となる秋の景物として詠まれ、モミチ・モミチバとモミツの用例は100を超え、その表記はほとんどが「黄葉」で、赤系統の色で表記したものは「紅葉」「赤葉」が各1例で、動詞モミツを「赤」で表記したものは2例のみです。「黄葉」は六朝の表記の影響があるとみられ、また、上代の黄葉は、カエデの葉のみを指すのではなく、ハギなどの他の樹木種全般に用いられています(多田一臣編『万葉語誌』による)。
 これまでに取り上げたカツラとイロハモミジの記事は次のURLに、
https://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/226
https://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/234

 この時期には珍しくハマユウの花が咲いています。
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 夏に咲いたヒマワリの種がこぼれて発芽した一株が花を咲かせています。
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Posted by katakago at 12:31
雨中のお祭り [2017年10月29日(Sun)]
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 今日は、台風22号接近で雨が降る中、地元の秋季大祭が行われました(出発前に多田神社の神官によるお祓いを受けました)。

 悪天候のため例年より担ぎ手も少なく足元も悪かったので、町内巡幸コースで危険な急阪は避けて、台車に太鼓台を載せての巡行となりました。 

 乗り子たちの矢問八幡宮参拝
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 矢問地区の東の端(多田銀橋付近)で
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 自治会館前に戻って来た時はびしょ濡れです。
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 乗り子たちの記念撮影
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 お祭りが終わった後の直会の会場で
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 お祭りの牽引役は消防団の方々です。地元の伝統行事が若手の熱意により引き継がれてゆくのは心強いことです。
Posted by katakago at 17:43
ナンバンギセル(思ひ草)の花が咲きました [2017年10月24日(Tue)]
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 ポット植えにしているヤクシマススキの株元でナンバンギセル(はまうつぼ科)の花が咲きました。ナンバンギセルはススキ・ミョウガ・サトウキビなどの根に寄生する一年草です(茎から花にかけての形が煙管(きせる)に似ているところからこの名がある)。万葉歌で「思ひ草」と詠まれている植物がこれに当たるとみられています。
【歌】 道の辺の 尾花が下の 思ひ草 今更々に 何をか思はむ (巻十・2270)
【口語訳】 道端の 尾花(おばな)の陰の 思い草のように いまさら 何を思い迷いましょうか
秋の相聞、草に寄せる一首で、上三句「道の辺の 尾花が下の 思ひ草」は結句の「思はむ」を導く序詞(『釈注』には花の姿が首をうなだれて物思いにふける姿に似ていることから下二句の比喩としたものとある)。『釈注』の解説では、「好きな人と縁切れた折りの、我が身にそれと言い聞かせる歌」とあります。


Posted by katakago at 11:29
台風21号による被害 [2017年10月23日(Mon)]
 超大型の台風21号により、こちらでも倒木や折れた枝による建物損傷などの被害が発生しました。

 昨夜の風の強さから何らかの被害が出ているのではと、明け方から裏山や畑の見回りに出掛けたところ、裏山ではアラカシの大きな枝が折れ、それが近所の蔵の屋根にあたって屋根の一部が壊れていました。また、折れた竹が民家の屋根に覆いかぶさっていました。畑では、ミカンやエゴノキが倒れていました。それぞれ関係先に出向いて事情を説明し、とりあえず応急処置を行いました。

 一息入れてから遅い朝食をとっていると、市役所から、ため池に木が倒れているとの情報(2ヶ所)が入りました。早速現場を見に行ったところ、赤坂池では、民家の敷地内の立木が根元から池側に倒れていました。もう一つは岩坂池で、堤(水利組合の管理地)に生えていた木が根こそぎ池側に倒れていました。いずれも建物の被害がなっかたのが幸いです。前者の処理は敷地内の所有者でやっていただくことになりましたが、岩坂池のケースは、根こそぎ倒れた結果、池のそばの民家のフェンスと土台の一部が壊れており、水利組合で修理の手配を進めることになりました。
 
 裏山のアラカシの大きな枝が数か所折れていました。
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 折れた枝が飛んで近くの蔵の屋根の一部を損傷
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 五輪塔そばにも折れた大きな枝が落下(直撃でなかったのが幸い)
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 青竹もあちらこちらで折れて倒れていた。
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 畑で倒れていたエゴノキ(早速支柱を立ててやりました)
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 畑に設置した物置も位置が大きくずれてしまっていた(風が相当強かったようです)。
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 岩坂池では堤に生えていた大きな木が根こそぎ倒れていた。
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 赤坂池では民家の敷地内の木が池側に倒れていた。
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Posted by katakago at 18:07
秋祭りを前に太鼓の練習 [2017年10月20日(Fri)]
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 今月29日(日)は地元の秋祭りで、太鼓台が町内を巡行します。
 今週初めから毎夕(午後7時から1時間)、乗り子たちによる太鼓の練習が行われています。自宅傍で行われているので様子を見に行ってきました。今年は14名の子供たちが参加するそうです。消防団員の指導のもと、4名一組が順に太鼓台に上がって、大きな掛け声をかけながら太鼓を打ち、残りのグループは下で打つ練習をしていました。
 当日はできるだけ多くの担ぎ手の参加が望まれます(消防団員が戸別に勧誘に回っていました)。生産組合員は高齢者が多く警備を担当することになります。

 10月も半ばになると、植物園では花を咲かせている草花も少なくなりました。夏に見事な花を咲かせた蓮池もこの時期は葉が枯れ殺風景になってしまいました。フジバカマは今を盛りに咲いています。キキョウは夏に咲き終わった時点で茎を切り戻した株はこの時期にも花を咲かせています。
 蓮池の様子
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 フジバカマの花
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 刮ハがはじけて黒い球形の種子が見られるヒオウギ(写真左)とキキョウ
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 ヒオウギで今も花を咲かせている株がありました。
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 まだ花を咲かせているタカサゴユリもあります。
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Posted by katakago at 20:48
平成29年尺八定期演奏会(都之雨社)のお知らせ [2017年10月11日(Wed)]
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 今年も、「都之雨社」の定期尺八演奏会が来月18日(土)に兵庫県立芸術文化センター(阪急中ホール)で開催されます。私も平成23年の「都之雨社」創立90周年記念演奏会から出演させていただいており、今回は7回目となります。
 演奏曲目10曲のうち、本曲「紅葉」(流祖 中尾都山 作曲)と「春琴抄」(菊原琴治 作曲)の2曲の演奏に加わることになり、日々練習を続けています。「紅葉」は全員での合奏(一部と二部)、「春琴抄」は朝日カルチャーセンター受講生による演奏となります。昨年は2曲(本曲「八千代」と「千鳥の曲」)を暗譜での演奏で覚えるのに大変でしたが、今年はいずれも譜面を見ての演奏なので、その分少しは緊張せずに臨めるかなと思っています。

 なお、「春琴抄」に関しては、以前にカルチャーセンターで習っていた頃に、関連記事を載せています。
https://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/782
Posted by katakago at 17:05
両親の法事 [2017年10月09日(Mon)]
 昨日は、両親の法事を縁あって岡本寺(こうほうんじ)のご住職にお願いして執り行うことが出来ました。母の十三回忌、父の二十三回忌(予修)の法要です。私の50代前半に父が亡くなった後は、母は一人暮らしとなったため定年を待たず早期退職して実家に戻りましたが、3年後に見送ることになりました。
 今回は、妹夫婦や子供たちと孫だけの身内が参加して、立派な本堂で心のこもった法要をしていただけました。住職の読経に合わせて、参列者も「摩訶般若波羅蜜多心経(まかはんにゃはらみったしんぎょう)」、「修証義(しゅしょうぎ)」のお経を唱えました(一緒にお経を唱えることが供養になる)。
 法要が終わって後の法話では、白板に板書しながら「四苦八苦」や「輪廻転生」の話などをやさしい言葉で話されました。中・高生の孫たちにとっても印象深い場となったのではと思っています(焼香の作法などで緊張していたようですが)。
 なお、今回の法事に先立ち一昨年自費出版した『木田家のルーツを尋ねる―石碑の銘文に導かれてー』も、亡き両親への供養になったかなと思っています。

 法話の様子
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 板書の拡大
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 今回の法要で唱えたお経の「修証義」は、曹洞宗開祖道元禅師の『正法眼蔵』を中心に引用し、明治23年に編纂されたもので、日本語による分かり易い経典と言われています(住職によれば何回か読むうちに意味が理解できるとのこと)。このお経について、当日興味をひかれた「第四章 発願利生(ほつがんりしょう)」のところを改めて見てみました。
 「菩提心を発(おこ)すというは、己(おの)れ未だ度(わた)らざる前(さき)に一切衆生を度さんと発願し営むなり、(中略) 衆生を利益(りやく)すというは四枚(しまい)の般若(はんにゃ)あり、一者(ひとつには)布施、二者愛語、三者利行(りぎょう)、四者同事(どうじ)、これ則ち薩埵(さった)の行願(ぎょうがん)なり、・・・・・」と説かれています。
 その口語訳(貞昌院ホームページより)で見ると、最初に「ほとけ心に目覚めた生き方をするということは、自分本位の心を捨て、人のため世のため、生きとし生けるもの全てのもののために尽くすという誓願を起こし実践することである」とあり、「世の中の衆生を利益するために、四つの大切な法(おしえ)がある。その一つは布施、二つは愛語、三つは利行、四つは同事である」と続きます。 第一の布施は心清浄にして欲の汚れを離れること、第二の愛語は慈悲・慈愛の心ですべての衆生に語りかけること、第三の利行は平等に他を利益するための良き手立てを廻らすこと、第四の同事は自己の本心に背かず相手の立場を犯すことなく共在調和・円融無碍の作用をすること」と説かれています。

 近年仏教界は葬式仏教などと揶揄され、荒廃する寺院も多くなっていますが、本来は「人はいかに生きるべきか」を導く役割を担っていると思います。今回の法事を機に、上述の自費出版本でも触れた白隠禅師(臨済宗中興の祖、江戸期の先祖の一人が信奉した)の教え(四弘誓願の実践が強調されていた)についても読み直してみようと思います。

Posted by katakago at 19:15
柿が色付く [2017年10月04日(Wed)]
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 不完全甘柿の禅寺丸(授粉樹として植えています)が色付きました。このほか甘柿では富有、花御所、太秋(こちらはわずかですが)を収穫できそうです。

 渋柿の西条です。昨年は干し柿をたくさん作りましたが、今年は生りが今一つです。
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 柑橘類では早生のミカンが色付き始めました。
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Posted by katakago at 12:01
木犀の香り漂う [2017年10月01日(Sun)]
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 木犀の香りが漂う時期となりました。キンモクセイ(上の写真)とギンモクセイ(次の写真)はともに自宅の庭で咲いています。香りの強いキンモクセイはギンモクセイの変種だそうです。
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 畑では、咲き終わったキキョウに赤トンボが止まっていました。
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 裏山ではオケラ(きく科)の花が咲き始めました。
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東歌では、「うけら」と詠まれています。
【歌】 恋しけば 袖も振らむを 武蔵野の うけらが花の 色に出なゆめ (巻十四・3576)
【口語訳】 恋しかったら 私がそっと袖を振りますものを。武蔵野のオケラの花の色のように、表に出して言わないで、決して。
第三句・四句(武蔵野の うけらが花の)は「色に出(づ)」の序詞。

 ヒオウギの種(刮ハがはじけて中から黒い球形の種子が見られます)
万葉歌で、「ぬばたま」と詠まれているものがこれに当たるとされています。集中の80首はすべて黒・夜・暗・夢などの枕詞として用いられています。
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Posted by katakago at 15:05
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