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アンズの花 [2012年03月31日(Sat)]
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サクランボに続きアンズが開花しました(3/26には蕾の写真を掲載)。昨年は果実を6月下旬に収穫しました(関連記事2011.6.21)。

 万葉歌にも詠まれているスモモは、蕾が少しふくらんできた品種もありますが、開花は4月中旬ごろからと思われます。
Posted by katakago at 10:58
ハス池の掃除 [2012年03月30日(Fri)]
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  サクラの開花のニュースが聞かれるようになりました。花ハスのレンコン植え付けは、その頃がよいとされています。そこで、新しいレンコンの植え付け作業の前に、ハス池の清掃を行いました。枯れたハスの葉を取り除き、発生した藻を網ですくい上げて取り除きました。昨年はポット植えの苗を池に置床していましたが、今年はレンコンを直接池の底土に植える予定です。
 ハスの花は、6月下旬から7月いっぱいは楽しめるものと思っています。
Posted by katakago at 16:40
アセビ(馬酔木) [2012年03月29日(Thu)]
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 植物園内に、アセビ(つつじ科)を数か所に植えています。写真は、山の斜面に植えているもので、多数の白色、つぼ型の花を付けています。アセビの葉は有毒(アセボトキシンを含む)で、馬が食べると苦しむので馬酔木の字があてられています。
万葉歌では、あしび(原文は、馬酔・馬酔木・安志妣などと表記)として詠まれています。

【歌】 我が背子に 我が恋ふらくは 奥山の あしびの花の 今盛りなり (I-1903)
【口語訳】 あなたを わたしが恋しく思うことは 奥山の あしびの花のように 今やまっ盛りです
 「奥山のあしびの花」は、「今盛りなり」にかかる比喩の序詞で、「奥山」と限定したのは人知れずひそかに思うさまを表そうとしたものとみられています(『萬葉集釈注』ほか)。

 もう一首あしびが詠まれた歌をあげておきます。
【歌】 磯の上に 生ふるあしびを 手折らめど 見すべき君が ありといはなくに (大伯皇女 A-166)
【口語訳】 磯のほとりに 生えているあしびを 折りたいが お見せする相手のあなたが いるわけではないのに
 題詞によれば、大津皇子の遺体を葛城の二上山に移葬した時に、姉の大伯皇女(おおくのひめみこ)が悲しんで作られた歌です。大津皇子の死については、昨年(12/17)の磐余池現地見学会の記事に書いています。『日本書紀』によれば、大伯皇女が、斎宮の任を終えて明日香の都に帰ってきたのは、朱鳥元年(686)十一月十六日(太陽暦の十二月九日)で、弟の大津皇子の刑死があってから約1カ月半後のことです(但し、移葬の時期についての記録は無い)。アセビは、夏に翌春の蕾をつけ、花は早春から晩春にかけて咲きます。そこで、この歌が詠まれたのは、皇女が帰京した翌年の春かとみられています。
 大伯皇女はこの時もう一首の歌を詠んでいます。
【歌】 うつそみの 人なる我や 明日よりは 二上山を 弟と我が見む (A-165)
【口語訳】 この世の 人であるわたしは 明日からは 二上山を 弟として眺めるのか

 次の写真は夕日が沈む二上山(右側の雄岳と雌岳)です。雄岳の頂に大津皇子の墓があり、お彼岸の日には、太陽は雄岳と雌岳の間に沈むそうです(撮影場所は橿原ロイヤルホテル、時期は、2010.5.1)。

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Posted by katakago at 19:40
ヤマアイの花 [2012年03月28日(Wed)]
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ヤマアイ(とうだいぐさ科)の花が咲いています(写真背後の赤いものは落ちたヤブツバキの花)。この植物は、7年ほど前に、万葉集のある講座でご一緒した方から頂いたものです。ヤマアイはわが国では最も古い染料植物の一つで、葉を乾燥して搗きだした汁を用いると藍色に染まるとのことです。
 
 万葉歌で、やまあゐ(原文は山藍と表記)が詠まれたものは次の一首のみです。
【歌】 しなでる 片足羽川の さ丹塗りの 大橋の上ゆ 紅の 赤裳裾引き 山藍もち 摺れる衣着て ただひとり い渡らす児は 若草の 夫かあるらむ 橿の実の ひとりか寝らむ 問はまくの 欲しき我妹が 家の知らなく (H-1742)
【口語訳】 (しなでる) 片足羽川の 朱塗りの 大橋の上を 紅染めの 赤裳の裾を引き 山藍で 染めた服を着て ただひとり 渡っているあの児は (若草の) 夫(つま)があるのだろうか (橿の実の) ひとりで寝ているのだろうか 問い尋ねて みたいあの児の 家もわからないことよ

 高橋連虫麻呂歌集から採られています。題詞には、河内の大橋をひとり行くおとめを見て作った歌とあります。朱(赤色顔料べんがら、酸化第二鉄)塗りの橋、紅染めの赤裳、山藍で摺り染めにした青い衣が詠まれ、現実の風景というよりは、絵画的な性格のものとして理解しようとする研究者がおられます。犬養孝先生はその著書『万葉の歌人高橋虫麻呂』で、「虫麻呂という人は、空想を駆使して美的構築をする」と書かれ、この歌について、「実はこの橋の上に女の人は居ないのかもしれない。(中略) 虫麻呂が頭の中で作り出した夢の女性であるかもしれない」(万葉浮世絵の構図)と、述べられています。

Posted by katakago at 13:16
オキナグサの蕾 [2012年03月27日(Tue)]
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 オキナグサ(きんぽうげ科)が蕾を付けています。万葉歌で、ねつこぐさ(原文は根都古具佐と表記)と詠まれている植物にあてる説があります。開花は来月かと思われます(歌はその時に紹介します)。この株は、昨年(6/2)、篠山市にある山野草の専門店(伴園芸)で購入したものです(2株栽培中)。

 このほか生育過程の様子をいくつか紹介しておきます。
次の写真は、ヒトリシズカ(せんりょう科)で、間もなく白色の穂状の花が咲きます。

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 ムラサキ(むらさき科)の株元から新芽が出てきています。花は6月中旬ごろです。
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 池の中では、アサザ((みつがしわ科)が地下茎をのばし若葉を水面に浮かべています。花は6月以降9月ごろまで楽しめます。
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Posted by katakago at 21:58
サクランボ(暖地桜桃)の花が咲きました [2012年03月26日(Mon)]
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 果樹園に植えているサクランボ(暖地桜桃)の花が咲き始めました。この品種は、栽培している桜の中では一番早く開花します。果実は、昨年は5月中旬から収穫できました(昨年5/11のブログ参照)。

 これに続いて、アンズ(ばら科)の蕾がふくらんできました。IMG_1004s.jpg
Posted by katakago at 18:15
カタクリの花が咲きました [2012年03月25日(Sun)]
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 カタクリ(ゆり科)については、3/11のブログに蕾の写真を掲載しましたが、写真のように花が咲きました。天気の良い日には花びらを反りかえらせて咲いています。

 万葉歌で、かたかご(原文は堅香子と表記)と詠まれている植物が、現在のカタクリとされています。平安時代までは、カタカシと読まれその実体は不明でした。鎌倉時代になって、仙覚がこれまで無訓であった歌に訓点をほどこし(これらを新点歌という)、『万葉集注釈』(仙覚抄)を著しましたが、この中で「かたかご」という読み方を唱え、これが現在のカタクリであるとし、以後定説になっています。『万葉植物事典』(北隆館)によれば、現在でもカタクリのことを、カタコ、カタカゴ、カタカコ、カタコゴ、カタコユリなどと呼ぶ地方があるようです。

 カタクリが詠まれた歌は、大伴家持が越中で詠んだ次の一首のみですが、万葉植物の中でも代表的なものの一つになっています(家持ゆかりの高岡市では市の花になっている)。
【歌】 もののふの 八十娘子らが 汲みまがふ 寺井の上の 堅香子の花 (R-4143)
【口語訳】 (もののふの) 群れなす乙女が 汲みさざめく 寺井のほとりの かたかごの花よ 
 『萬葉集全注巻第十九』には、折り取ったかたかごの花を眺めながら、その群生する可憐な花の風情をおとめの群像に配して思い描いた歌、とあります。

 植物園では、株数が限られて群生とはなりませんが、以前、関東に在住の折、栃木県の「みかも山公園」で、カタクリの群落を見たことがあります。花の寿命は短く数日で、花後、さく果をつけ中に数粒の種ができますが、種から開花までには7〜8年位かかるそうです。
Posted by katakago at 13:20
紀伊万葉ウォーク(糸我・白神) [2012年03月24日(Sat)]
 第6回紀伊万葉ウォークの1日目(糸我・白神)に参加してきました。今回のコースは以前から機会があればぜひ出かけたいと考えていた所です。JR紀勢本線紀伊宮原駅で受付後(11:30)、得生寺まで移動し、ここで主催者を代表して村瀬憲夫氏(近畿大学教授)のお話と出発式が行われました(12:05)。
 得生寺境内には、故犬養孝先生揮毫の万葉歌碑が建立されています。
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【歌】 足代過ぎて 糸鹿の山の 桜花 散らずもあらなむ 帰り来るまで (F-1212)
【口語訳】 足代(あて)を過ぎて 糸鹿(いとが)の山の 桜花よ 散らずにあってくれ 帰ってくる時まで
 犬養先生は、その著書『万葉の旅 中』で、「熊野街道は、海南から藤白坂や蕪坂峠を越え有田市宮原町道にでて、有田川を渡り糸我峠を越えて湯浅にむかっている。・・・(中略)・・・ 暖かい気温の紀路の桜はいちはやく峠道に咲いている。歩をはこんでゆく旅人にとっては、異郷の峠に見出した桜はあざやかな心ひかれであったろう」と述べられています。

 糸我王子社横からは、両側が蜜柑畑の峠路をひたすら登って、やっとたどり着いた糸我峠でひと休みです。次の写真は、講師の一人である馬場吉久氏の発声で、先ほどの万葉歌を全員で犬養節で朗唱している様子です。

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 峠付近では、まだ咲いている桜を見かけませんでしたが、峠から施無畏寺(せむいじ、明恵上人創建)付近まで下ってきた辺りで、ヤマザクラが咲いているのを見つけました。赤みがかった若葉とともに白い花をつけていました。

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 施無畏寺から栖原(すはら)海岸に降りてきたところに、次の歌碑が建てられていました。
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【歌】 湯羅の崎 潮干にけらし 白神の 磯の浦廻を あへて漕ぐなり (H-1671)
【口語訳】 湯羅の崎辺も 潮が引いているだろう この白神の 磯の浦辺を 苦労して漕いでいる

 日帰り参加者は湯浅駅で解散しました(15:30くらい)。宿泊すれば、夜の交流会にも出れたのですが、明日は自治会期末総会に出席のためやむなく帰途に着きました。
Posted by katakago at 20:02
モモの花 [2012年03月23日(Fri)]
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 モモ(ばら科)の花が咲き始めました。以前に八重の花桃を植えていましたが、木下正俊先生から、万葉の桃は一重の花がふさわしいとの指摘をいただき、今は一重の花桃も植えています(写真は3/22)。

 モモを詠んだ万葉歌としては、次に示す大伴家持の歌が有名です。
【歌】 春の苑 紅にほふ 桃の花 下照る道に 出で立つ娘子 (R-4139)
【口語訳】 春の園は まるで一面紅色に照り輝いている その桃の花の樹の下まで照り映える道に つと出で立っているおとめよ (『萬葉集全注』より)

 題詞には、天平勝宝二年(750)三月一日(太陽暦の4月15日)の夕方、春苑の桃李(とうり)の花を眺めて作った二首とあり、これはその一首目で、二首目はスモモが詠まれています(こちらの歌はスモモの花が咲く来月に紹介します)。家持にとって、この時期は越中で四度目に迎えた春です。

 この歌の解釈で、「紅にほふ」を終止形(二句切れ)とみるか、あるいは「桃の花」に続く連体形(三句切れ)とみるかについては、両論が半ばしているようです。ここでは「二句切れ」説の『萬葉集全注』による口語訳を示しています。二句切れ説については、昨年夏、TSUBAICHIで開催された坂本信幸先生の講演でも取り上げられていました(7/30ブログ参照)。
 
 なお、この歌の「娘子」は、シルクロードを通って我が国に伝わった正倉院御物「鳥毛立女屏風」などの「樹下美人図」を連想させることは、多くの人に指摘されています(中西進著『大伴家持4』、青木生子著『萬葉集全注巻第十九』ほか)。 
Posted by katakago at 20:11
ミツマタの花 [2012年03月22日(Thu)]
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 ミツマタ(じんちょうげ科)の花が咲き始めました。万葉歌で、さきくさ(原文は三枝と表記)と詠まれている植物をミツマタ(枝が三叉状)とする説があります(『増訂萬葉植物新考』、『萬葉集釈注』など)。
【歌】春されば まづ三枝の 幸くあらば 後にも逢はむ な恋ひそ我妹 (I-1895)
【口語訳】春になると まず咲く三枝(さきくさ)のように 幸(さき)く − 無事でさえあったら あとでも逢えよう そう恋しがるなよおまえ
 この歌は、左注によれば柿本朝臣人麻呂歌集から採られており、春の相聞の部に載せられています。上二句の「春さればまづ三枝(さきくさ)の」は、第三句「幸(さき)くあらば」を起こす序詞で、『萬葉集全歌講義』では、次のように解説されています。「三枝(サキクサ)」のサキに、動詞「咲く」の連用形「咲き」が掛けられ、さらに「三枝(サキクサ)」のサキが同音の反復で第三句の「幸(サキ)く」に掛けられています。 
Posted by katakago at 19:47
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