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クワの実 [2012年05月27日(Sun)]
IMG_2556m.jpg

 クワ(くわ科)の実が色づき始めました。クワは万葉歌には2首詠まれています。昨年6/2の記事にそのうちの1首を載せています。ここでは、別の1首(巻七の比喩歌)を紹介します。
【歌】 たらちねの 母がその業る 桑すらに 願へば衣に 着るといふものを (F-1357)
【口語訳】 (たらちねの) 母の仕事の 桑でさえ 頼めば衣に 着られるというのに
 ただし、この口語訳(『新編日本古典文学全集 萬葉集』)では、いま一つ分かりにくい。

 この歌は、NHKカルチャーの井手至先生の講座(万葉集歌鑑賞)で、以前に解説してもらっています。それによると、二句、三句の「母がその業(な)る桑すらに」には、母が桑の葉でカイコを飼って、繭から絹糸を採って、その糸から布を織る工程が省略されており、それを補って解釈し、「桑の木でさえ、願えば衣にして着ることが出来ると言うではありませんか。それなのに・・・」となり、比喩の裏の意味は表現の後に続く形(言外の余情に言わんとする内容が隠されている)で、一向に成就しない自分の恋を嘆いた歌、と解されています。
Posted by katakago at 20:34
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