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カタクリの花が咲きました [2012年03月25日(Sun)]
IMG_1629(IXY)s.jpg

 カタクリ(ゆり科)については、3/11のブログに蕾の写真を掲載しましたが、写真のように花が咲きました。天気の良い日には花びらを反りかえらせて咲いています。

 万葉歌で、かたかご(原文は堅香子と表記)と詠まれている植物が、現在のカタクリとされています。平安時代までは、カタカシと読まれその実体は不明でした。鎌倉時代になって、仙覚がこれまで無訓であった歌に訓点をほどこし(これらを新点歌という)、『万葉集注釈』(仙覚抄)を著しましたが、この中で「かたかご」という読み方を唱え、これが現在のカタクリであるとし、以後定説になっています。『万葉植物事典』(北隆館)によれば、現在でもカタクリのことを、カタコ、カタカゴ、カタカコ、カタコゴ、カタコユリなどと呼ぶ地方があるようです。

 カタクリが詠まれた歌は、大伴家持が越中で詠んだ次の一首のみですが、万葉植物の中でも代表的なものの一つになっています(家持ゆかりの高岡市では市の花になっている)。
【歌】 もののふの 八十娘子らが 汲みまがふ 寺井の上の 堅香子の花 (R-4143)
【口語訳】 (もののふの) 群れなす乙女が 汲みさざめく 寺井のほとりの かたかごの花よ 
 『萬葉集全注巻第十九』には、折り取ったかたかごの花を眺めながら、その群生する可憐な花の風情をおとめの群像に配して思い描いた歌、とあります。

 植物園では、株数が限られて群生とはなりませんが、以前、関東に在住の折、栃木県の「みかも山公園」で、カタクリの群落を見たことがあります。花の寿命は短く数日で、花後、さく果をつけ中に数粒の種ができますが、種から開花までには7〜8年位かかるそうです。
Posted by katakago at 13:20
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