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ハンノキ [2011年10月06日(Thu)]

 ハンノキ(かばのき科)の雄花序の写真です。ハンノキの実や樹皮は黒色の染料に用いられたようです。万葉歌では、はり(原文では榛・針・波里と表記)として詠まれています。
【歌】 引馬野に にほふ榛原 入り乱れ 衣にほはせ 旅のしるしに (長忌寸奥麻呂 @-57)
【口語訳】 引馬野の 色づく榛の原に なだれ込み 衣を染め給え 旅の証に
 題詞によれば、持統太上天皇が三河国に行幸した時の歌です。『続日本紀』によると、大宝二年(702)十月十日(太陽暦十一月十八日)に、太上天皇(持統)が三河国に行幸し、尾張・美濃・伊勢・伊賀を経て翌月二十五日に還営した、とあります。
 「にほふ」は、花や女の容姿の照り映えることをいう。新編日本古典文学全集『万葉集』によれば、榛は榛摺りという染色法があるので、おりから色づいた榛の木に触れたら、すぐ衣服が染まるように言いなした遊戯的な歌と見られています。古代の榛摺りは、ハンノキ類の実を焼いた黒灰で摺り染めが行われたようです。
Posted by katakago at 17:51
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