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フトイ [2011年05月09日(Mon)]

 
 ビオトープ池で生育中のフトイ(かやつりぐさ科の多年草)です。万葉歌では、おほゐぐさ(原文は於保為具左と表記)として、次の一首が詠まれている。
【歌】 上野(かみつけの) 伊奈良の沼の 大藺草 外(よそ)に見しよは 今こそまされ(M−3417)
【口語訳】上野の 伊奈良の沼の 大藺草のように 遠くから見たときよりも 今になって恋しさが増した
 上三句までが、「よそに見る」を起こす比喩の序。巻十四は東歌を集録する巻であるが、この歌は柿本朝臣人麻呂歌集に出ているとの注がある。
Posted by katakago at 13:37
ツツジ [2011年05月09日(Mon)]

 ヤマツツジ(1番目の写真)が咲き、モチツツジ(2番目)の蕾が開き始めました。いずれも園内に自生しているものです。万葉歌では、管仕・管自・都追慈などと原文表記。
【歌】 山越えて 遠津の浜の 石つつじ 我が来るまでに 含みてあり待て(F−1188)
【口語訳】 (山越えて) 遠津の浜の いわつつじよ わたしが帰って来るまで 蕾のままで待っていておくれ
 「遠津の浜」は所在未詳。「山越えて」は地名「遠津」の「遠」にかけた枕詞。『和名抄』に「羊躑躅、以波豆々之、一云毛知豆々之」とある。モチツツジは、萼などが粘るところからその名があります。なおツツジ類は、このほかミツバツツジも植えていますが、4月に咲き終わっています。
Posted by katakago at 12:30
カシワ [2011年05月09日(Mon)]

 カシワの若葉と雄花序の写真です。万葉歌では、「あからがしは」(原文表記は赤柏・安可良我之波など)として詠まれています(集中三首)。
【歌】 印南野の 赤ら柏は 時はあれど 君を我が思ふ 時はさねなし (安宿王 S−4301)
【口語訳】 印南野の 柏の干葉(ひば)は 時の別がありますが 大君を私が敬慕いたしますことは 時の別が全くありません
 天平勝宝六年正月七日(754)、天皇(孝謙)・太上天皇(聖武)・皇太后(光明)が、東の常の宮の南大殿にお出ましになって宴を催された時、播磨国の守の安宿王(あすかべのおおきみ)が詠んだ歌。「君」は孝謙天皇をさし(安宿王は天皇のいとこ)、『萬葉集釈注』によれば、「安宿王が、その領内から献上する特産品にこと寄せて、忠節の心の変わらないことを奏上したもの」とある。
 「赤ら柏」は、ぶな科の落葉高木の柏の葉を乾燥して赤褐色になったもの。古くはこれに果物や雑肴を盛り、また飯を包むのにも用いたという。『延喜式』によれば、播磨の国は柏の産地であり、その柏が大嘗祭・鎮魂祭などの神事に用いられたという。
Posted by katakago at 11:18
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