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ともか
孫のピアノ発表会 (08/01) ともか
孫のピアノ発表会 (08/01) 悟史
アジサイ (06/16)
長男一家と大山(鳥取県)で過ごして [2017年08月11日(Fri)]
 台風が通り過ぎた8日から、2泊3日の旅行に出かけて来ました。昨年から鳥取勤務になった長男が大山にホテルをとってくれて、5月の連休以来3ヶ月ぶりに孫と一緒に過ごしました。1歳7ヶ月を過ぎ、口にする言葉の数も増え、動きも活発になっていました。乳幼児のペースにあわせて、車でホテル周辺の観光地を案内してもらいました。

 大山(だいせん、1729m)は、『出雲国風土記』意宇郡(おうのこほり)の郡総記の「国引き神話」に、火神岳(ひのかみだけ)として登場します。八束水臣津命(やつかみずおみづののみこと)が国引きのために引っ張った綱が、現在の弓ヶ浜半島や出雲の長浜で、その綱を繋ぎ止めた杭が、火神岳(大山)と佐比売山(三瓶山)とあります。
 荻原千鶴全訳注『出雲国風土記』(講談社学術文庫)の解説には、「長大な島根半島は、本土側から見た景観上も四つの大きな山塊に分かれている。その景観が、国引きによって四ブロックが造り合わされる半島形成の神話を生み出したのだろう。弓ヶ浜と園の長浜が東西対称の弧をなして半島部に連なり、東西のおさえとして大山と三瓶山の屹立するさまを、今日の私たちは航空写真などによって簡単に目にすることができるが、そうした地形の構成を、地面に張り付いた人間の五感で感じとり、国土創成の神話として語りだした想像力は、みごとというほかない」とあります。
 
 角磐山大山寺(天台宗別格本山)を参拝
養老2年(718)に出雲国玉造の依道により開かれ来年が開山1300年にあたる。
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 途中抱っこされながらも長い階段を上りました
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 本堂でお参り 
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 大山寺の御朱印を頂きました
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 大山寺の地蔵菩薩は「牛馬守護の仏」とされ、博労座の地名が残る大山寺では江戸時代には日本三大牛馬市の一つとして市が開かれていたそうで、本堂右脇の境内には、畜魂碑の「宝牛」の銅像があり、この日(9日)はお供え物がしてありました。本堂付近にはJA鳥取関係者が多数みられ、尋ねてみたところ、5年毎に開催される和牛品評会「第11回全国和牛能力共進会」の入賞祈願のため、この日は県推進委員会主催で平井知事も迎えて激励会が開かれるとのことでした。

 大神山神社へ参拝
 大山寺本堂左わきの分かれ道から更に階段を上ると、大神山神社奥宮にたどり着きました。
奥宮に上る階段前で記念写真(外国人観光客に撮ってもらいました)
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 参道でアサギマダラを見つけました
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 大山まきば ミルクの里(鳥取県西伯郡伯耆町)で
大山を背に記念写真(手前にはヒマワリが植えられ、その後方では乳牛が放牧されていました)
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 手入れが行き届いた草原で  
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 地蔵滝の泉(鳥取県西伯郡伯耆町)で
 かつては5メートルほどの滝が伊勢湾台風(昭和34年)の豪雨で崩壊し、現在は日量19.4万トンが湧き出る泉となっており、平成の名水百選に認定されています。
水遊びが好きのようです
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 近くで見かけたキツネノカミソリ(ひがんばな科)の群生
裏山の植物園でも2〜3株は見かけますが、このようの光景は初めて見ました。
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Posted by katakago at 15:48
永平寺参拝(7/23) [2017年07月26日(Wed)]
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 孫娘の演奏会に福井まで出かけた機会に、永平寺(曹洞宗大本山)を訪れました(あいにく雨天でしたが)。永平寺は、寛元二年(1244)に道元禅師によって開かれた坐禅修行の道場で、僧侶の育成と一般の人への布教教化が行われています(参篭や参禅研修などの修行体験もある)。
 かつて(47年程前)新入社員研修のカリキュラムの一つとして、鎌倉円覚寺(臨済宗)で数日間の坐禅修行(?)をしたことを思い出しました。今回は、諸堂拝観が目的です。禅宗寺院では、法堂(はっとう)・仏殿・僧堂・庫院(くいん)・山門・東司(とうす)・浴室を指して特に重要な伽藍「七堂伽藍」と呼ばれ、最初に大きな絵図を用いての説明を聞いてから、諸堂を拝観しました。
 拝観に先立つ説明の様子
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 傘松閣の絵天井の広間
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 諸堂は廊下でつながっていました(雨天時には好都合)。  
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 仏殿 
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 御朱印(中央の文字 承陽殿:道元禅師を祀る祖廟)
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Posted by katakago at 16:26
芦原温泉に一泊 [2016年05月05日(Thu)]
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 福井の娘夫婦が芦原温泉に一泊予約してくれたので、孫たちとも一緒に連休の一日を過ごせました。
 大阪から福井までは特急サンダーバードを利用し、福井からあわら湯のまち駅までは各駅停車のえちぜん鉄道で沿線の風景を楽しみながら移動しました。早くも田植えが終わっている田んぼも見られました。
 経由地のJR福井駅正面には恐竜の実物大モニュメントが設置されていました。解説版によれば、写真のモニュメントは、2007年夏に福井県勝山市北谷町で発見され、2010年6月出版の論文で日本で最初に学名が付けられた竜脚類フクイティタン(Fukuititan nipponensis)だそうです(時代は白亜紀前期、全長10m)。


Posted by katakago at 18:50
北国で見たカタクリ [2015年04月03日(Fri)]
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 引越しの手伝いで福井市に出かけた機会に、近くの大野市にあるカタクリ群生地(矢ばなの里)を訪れました(4/2)。3/21から”かたくりまつり”が開催中とのことで期待して出かけました。福井市からはJR越美北線牛ケ原駅が最寄りで、そこから徒歩約20分の所にありました。周りの山には雪が見られる中、田んぼでは早くも田起こしが行われていました。
 雪山(写真右後方)を背景にカタクリを撮ってみました。
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 花の時期としては少し早かったようです(多くは蕾)。
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 西の斜面では開花している株も見られました。
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Posted by katakago at 09:35
北陸へ2泊3日の旅 [2014年12月22日(Mon)]
 先週後半(18〜20)、JTBのツアーで北陸方面に出かけて来ました。「冬の味覚と温泉を愉しむ」をうたい文句にした企画ですが、私にはもう一つの期待がありました。行程表には富山県から石川県に移動するのに雨晴海岸を通過とあり、ここで海越しの立山連峰を眺められれば、これまでの念願が叶うからです(ここを訪れるのは4回目)。
 旅程の1日目:大阪 →(JR特急サンダーバード)→ 富山 →(富山地鉄)→ 宇奈月温泉(泊)
    2日目:宇奈月温泉 → いなみ木彫りの里 → 五箇山集落(菅沼)→ 雨晴海岸 → 和倉温泉(泊)
    3日目:和倉温泉 → 白米千枚田 → 輪島の朝市 → 門前 → 金沢 →(サンダーバード)→ 大阪

 この時期には稀な爆弾低気圧の影響で、出発前日の17日はサンダーバードが始発から全面運休となり、当日朝まで催行が危ぶまれましたが、幸いなことに始発から運行されツアーが実施されました。ただ、積雪と強風の影響で折り返し列車遅延のため、予定より1時間近く遅れての宿泊先到着となりました(車窓からは雪景色を楽しめましたが)。

 今回の旅行での最大の収穫は、期待していた雨晴海岸から雪を頂く立山連峰を眺めることが出来たことです(見ることが出来るのは年に数十回位とのこと)。スケジュール表では車窓見学となっていましたが、近くの駐車スペースにバスを停め、下車して海岸まで降りて写真撮影することが出来ました。
 海越しに雪を頂く立山連峰を遠望 
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 万葉歌に立山が詠まれた歌は五首ありますが、ここでは大伴家持の「立山(たちやま)の賦」と題する長歌と反歌二首(天平十九年(747)四月二十七日の作)のうちから、次の歌を載せておきます。
【歌】 立山に 降り置ける雪を 常夏に 見れども飽かず 神からならし (P-4001)
【口語訳】 立山に 降り置いた雪は 一年じゅう 見ても飽きない その神々しさのゆえであろう

 旅行前に『萬葉二千碑』(田村泰秀編)で、滞在場所近くにある万葉歌碑を調べていましたが、和倉温泉にあるのを見つけることが出来ました。ホテルで地図をもらって出発前の時間を利用して写真を撮ることが出来ました。
 越中守であった大伴家持が、天平二十年(748)春の出挙(すいこ)の巡行途次の作で、題詞に、能登郡で香島の津から船に乗って、熊来村をさして漕いで行った時に作った歌二首とあり、次の一首目は家持が詠んだ唯一の旋頭歌です。
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【歌】 とぶさ立て 船木伐るといふ 能登の島山 今日見れば 木立繁しも 幾代神びそ (P-4026)
【口語訳】 とぶさを立てて 船材を伐り出すという 能登の島山 今日見ると 木立が茂っている 幾代経てこうも神々しくなったのであろうか

 二首目は、
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【歌】 香島より 熊来をさして 漕ぐ船の 梶取る間なく 都し思ほゆ (P-4027)
【口語訳】 香島から 熊来をさして 漕ぐ船の 梶をしきりに動かすように絶えず 都が思われる

 関西ではめったに見られない雪景色の写真を2枚載せておきます。
 宇奈月温泉の想影橋(おもかげばし)付近から撮影(流れは黒部川)
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 世界遺産 菅沼合掌造り集落にて
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 最後に見学した白米(しろよね)千枚田(日本初の世界農業遺産、2011年にFAO認定)
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Posted by katakago at 11:31
函館へ ー 孫たちと半年ぶりの再会 [2014年07月23日(Wed)]
 農作業にめどをつけ、先週末から北海道に出かけていました。函館に住んでいる孫たちに正月以来半年ぶりに逢うのが目的です(昨年夏も訪れました)。今回も娘の主人が運転する車で、函館市内や大沼国定公園(七飯町大沼町)などに案内してもらいました。

 函館の路面電車(函館市内と湯の川温泉の間を移動するには便利)
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 ベイエリアでは、観光遊覧船ブルームーンで函館港内を約30分かけて一周しました。港内にはかつての青函連絡船(学生時代に北海道に旅した時に乗船した)の摩周丸が係留されていました。
 船上から見た函館山(昨年は山頂から夜景を眺めました)
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 北海道にある唯一の国宝が展示されている場所を訪れました。
 函館市縄文文化交流センター(函館市臼尻町)にて(写真は展示室の説明パネル)
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 国宝 中空土偶(ストロボ不使用で写真撮影はOKでした)
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 説明パネルによると、中が空洞に作られた「中空土偶」で、縄文時代後期後半(約3500年前)の墓から出土(函館市内の著保内野遺跡)。中空土偶としては最大級のもので、造形的にも優れ土偶全体に幾何学的文様が施されており、2007年には国宝に指定された。
 1975年の夏、農作業をしていた地元の主婦によって偶然発見されたそうです。南茅部(みなみかやべ)の中空土偶という意味から、「茅空(かっくう)」の愛称でも呼ばれているようです。

 大沼国定公園では、園内の散策を楽しみました。
 記念写真(あいにく駒ケ岳は雲に隠れていました)
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 大沼湖のスイレン(後方)とコウホネ(手前)
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 スイレンの花
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 コウホネの花
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 函館市内の石川啄木ゆかりの場所を訪れました(明治40年に青森から函館へ)。
 立待岬にて
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 石川啄木一族の墓(写真中央)
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 墓碑の拡大写真
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  墓石碑には次の短歌が刻まれています(啄木自筆の歌稿ノートのペン字)。

 東海の 小島の磯の 白砂に われ泣きぬれて 蟹とたはむる

 
Posted by katakago at 15:36
連休を息子夫婦と過ごして [2014年05月06日(Tue)]
 ゴールデンウイーク後半に、息子夫婦(川崎在住)と伊勢に出かけて来ました。二人は伊勢神宮は初めてだったので、外宮と内宮で御垣内特別参拝を行いました。私は式年遷宮後4回目になりますが、これまでで一番の人出でした。外宮から内宮への移動は、路線バスもタクシーも長蛇の列で、タクシーを40分ほど並ぶことになりました。

写真は外宮の正宮前と内宮の荒祭宮で
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 せんぐう館のまがたま池ではカキツバタが咲いていました。
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 内宮の五十鈴川御手洗で(二人はこの場所が気に入っていました)
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 前泊は賢島の浜島温泉で
ホテルの窓からは遠く紀伊半島が望めました。
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 温泉と海の幸の夕食を堪能しました。
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Posted by katakago at 14:20
宮島・岩国・長門・萩・津和野を巡る旅 [2014年02月22日(Sat)]
 JTBのツアーに参加して、宮島・岩国・長門・萩・津和野を巡って来ました。農作業で忙しくなる前に、例年この頃に短期の旅行に出かけています(旬の食材を用いた料理と温泉も楽しみです)。
1日目:宮島(厳島神社参拝)→ 城下町岩国の史跡(錦帯橋ほか)→ 長門湯本温泉(泊)
2日目:青海島(おおみじま) → 萩(松下村塾・松陰神社) → 津和野(殿町散策)

 厳島神社
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 御由緒によれば、祭神は天照大神と素戔鳴尊が高天原で誓約(うけい)をされた時に生まれた三柱の女神で、それぞれ市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)・田心姫命(たごりひめのみこと)・湍津姫命(たぎつひめのみこと)です。なお、これらの神々は『古事記』には宗像の三女神として記されています。
 社殿の創建は推古元年(593)によるものと伝えられ、その後の仁安三年(1168)に平清盛により、社殿を寝殿造として現在のように造営されたようです。
 境内では早くもアセビが咲いていました(当方の植物園では未だ蕾です)。
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 城下町岩国の錦帯橋(写真中央の山頂には岩国城)
錦川の堤に植えられた桜の花の頃は、一層すばらしい景観であろうと思われます。
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 長門市の青海島(海上アルプスと呼ばれる絶景が広がる、写真は十六羅漢付近)
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 なお、この島には我が国の夏ミカンの原木とされるものが残っているそうです。今回は時間の関係で訪れていませんが、『藤原流万葉集の歩き方』(藤原茂樹著)の橘の章(第七回)にもこの事がふれられています。 

 ヤブツバキが咲いていました(花の大きさは小さめです)。
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 椿といえば、今回はコースに入っていませんが、萩市の笠山椿群生林(約2万5千本)が有名だそうで、いずれ機会があれば訪れてみたいと思いました。

 松下村塾(国指定史跡)
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 塾生として、幕末から明治維新で活躍した久坂玄瑞・高杉晋作・伊藤博文・山県有朋などが知られています。
 吉田松陰の歌碑
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 親思う こころにまさる 親ごころ けふの音ずれ 何ときくらん
(歌碑の文字は、真跡を模写拡大したもので、寅二郎は通称)
 この歌は、安政の大獄に連座して江戸伝馬町の獄に投ぜられ、いよいよ処刑を覚悟した松陰が、安政六年(859)十月二十日に、郷里の両親に書き送った便りの中に書かれた一首です。
 処刑直前に塾生らにあてて書かれた遺書「留魂録」には、次の歌が記されています(松陰神社宝物館にて)。
 身ハたとひ 武蔵の野辺に 朽ぬとも 留置まし 大和魂

 津和野の鷺舞の像
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 鷺舞は弥栄神社に伝わる古典芸能神事(7月の例祭に供奉される)で、16世紀半ばに京都より山口へ、山口から津和野へ伝えられた(五穀豊穣・災厄防除を祈る)。本元は京都の八坂神社祇園会に伝えられたものですが、今では日本に只一つ残る鷺舞で、国指定の重要無形民俗文化財とのことです。
Posted by katakago at 15:35
地元生産組合の親睦旅行 ー 伊勢神宮特別参拝 [2013年12月09日(Mon)]
 この7、8日は、地元生産組合の親睦旅行で伊勢に出かけて来ました(親睦旅行が行われたのは久しぶりです)。

 矢問地区の生産組合員数は、今では全世帯の2%にも満たない12戸です。私は退職後こちらに戻ってから、親から引き継いだ畑を管理することになっため、組合員として活動に参加しています(水利組合員でもある)。農業者としての集まりであると同時に、地元自治会等が行う諸行事(秋祭り・餅つき大会など)の開催にも関わっています。

 今回の旅行は、遷宮が行われた伊勢神宮に特別参拝するのが第一の目的です。伊勢神宮には先月もカルチャーセンターの講座で訪れていますが、その時は一般参拝でしたので、このたびの特別参拝には関心がありました。

 特別参拝では、先ず神楽殿で御神楽奉納の後、御正宮に移動して参拝することになります。神楽は古くは「神遊び」ともいい、その起源は「記紀」に記された天照大神の天岩窟(あめのいわや)籠もりの故事に始まるといわれる。御神楽の内容は初穂料の額によって異なるようですが、今回は、祝詞奏上に続き、「倭舞」、「人長舞」と舞楽一曲が添えられました。撮影禁止で写真が無いため、大々御神楽(だいだいおかぐら)の説明書(神楽殿控室にありました)から、御神楽について以下に抜粋しておきます。
 倭舞(やまとまい)は、清和天皇(第56代)の御代に宮中の儀式で舞われ、後に神事に奏せられ、元は男子四人の舞が、明治五年に少女舞に改められたそうです。歌詞は神宮に古くから伝えられた次の歌です。
 みやびとの させる榊を われさして よろづよまでに かなで遊ばむ
舞人は、緋の長袴に白の千早(ちはや)を着け、紅梅をさした天冠(てんかん)をいただき、右手に五色絹を飾った榊を持って、上記の歌に合わせて舞います(伴奏するのは、笛・篳篥・笏拍子)。
 人長舞(にんじょうまい)では、舞人は、葦に千鳥の模様を青摺にした小忌衣(おみごろも)を着け、手には御鏡を擬した白い輪のついた榊を持ち、次の歌に合わせて舞います。
 そのこまぞや われにわれに 草こふ 草はとりかはん みづはとり 草はとりかはん

 御神楽奉納の後、御正宮に移動しました。
 正宮前の階段で撮影(これより内は撮影禁止)
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 神職の案内により外玉垣(とのたまがき)南御門内に参入して、お白石が敷き詰められた前方に真新しい檜の建物群を目の当たりにすると、しばし外界とは隔絶された神秘的な領域に入り込んだ気分に浸りながら特別参拝を行えました。


 2日目は、二見浦の夫婦岩・二見興玉神社(御祭神は猿田彦大神)などを訪れました。
 伊勢神宮や二見浦は数十年前に小学校の修学旅行で訪れた場所でもあり、参加者の間で当時の思い出話にも花が咲きました。
 二見浦の夫婦岩
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 先月の伊勢神宮参拝の記事は下記のURLに掲載しています。
       ↓
 http://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/732 
Posted by katakago at 21:55
カニと温泉の一泊旅行 [2013年11月22日(Fri)]
 日本海のカニ漁の解禁にあわせ、旅行会社のツアーのチラシが目立つようになりました。先日、ジパング倶楽部の企画旅行で京都府京丹後市丹後町間人に出かけて来ました。以前に日帰りのバス旅行で訪れたことがありますが、その時味わったカニをもう一度食するのと、温泉もゆったり楽しめるように一泊しました。この地の目玉は間人ガニ(たいざがに)です。間人ガニは、京都府の最北端経ケ崎の沖合を漁場として間人(たいざ)港に水揚げされるズワイガニに与えられた名前です(緑色のタグが目印)。夕食は間人ガニのフルコース(カニ刺し・茹でガニ・炭火焼・甲羅蒸し・カニみそスープ・カニすき・カニ雑炊)を賞味しました。
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 ところで、地名の間人(たいざ)に関しては、次のような伝説・伝承があります。丹後町古代の里資料館の展示図録には、『丹後旧事記』や『間人濫觴記録』(弘化三年)などの文書から、次のように紹介されています。6世紀末、仏教に対する立場の違い、皇位継承問題をめぐって蘇我氏・物部氏の争いが生じた時、穴穂部間人(あなほべのはしひと)皇后(欽明天皇の皇女で用明天皇の皇后)は乱をのがれて、この大浜の里に逃れる。その乱もおさまり大和へ帰るが、この皇后の名をつけて、間人と名づける。読み方は、「はしひと」と呼ぶのは恐れ多いということより、大浜の里を退座したということで「たいざ」と名づけた、とあります(『記紀』には見られませんが)。

 丹後町間人の立岩(写真左)と穴穂部間人皇后と聖徳太子母子像(写真右)
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 立岩は周囲1km、高さ20mの柱状節理の安山岩で、丹後を代表する絶景の一つとされる。


 京丹後市網野町網野および浅茂川には浦島伝承が伝わっています。写真は浅茂川港に隣接する小さな丘にある嶋児神社(小さな祠ですが)。 
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 なお、浦島伝説は、今回訪れていませんが、与謝郡伊根町本庄に伝わるものが起源が最も古いといわれ、この地の宇良神社には浦島の絵巻物といわれるものが残っているそうです。
 『日本書紀』雄略天皇二十二年条に、「秋七月に、丹波国余社郡(よざのこほり)管川の人水江浦島子(みづのえのうらのしまこ)、舟に乗りて釣し、遂に大亀を得たり。便ち女(をとめ)に化為(な)る。是に浦島子、感(め)でて婦にし、相逐ひて海に入り、蓬萊山(とこよのくに)に到り、仙衆に歴(めぐ)り覩(み)る。語は別巻に在り」とあります。また、『丹後国風土記逸文』与謝の郡の条に、筒川の嶼子(しまこ)として出て来ます(これ、謂ゆる水江の浦の嶼子という者なり)。

 『万葉集』巻九には、題詞に「水江の浦の嶋子を詠む歌」とある高橋虫麻呂の長歌と短歌が載せられています(H-1740,1741)。ただし、虫麻呂の歌では場所が住吉、時期は春であり、丹後の国の伝説では亀の姿で現れた神女を、最初から神女の姿で舟に乗っていて出会ったかのような表現となっています。『萬葉集全歌講義』によれば、「恐らくはもとの形を知っていながら、虫麻呂は、天平時代の貴族の嗜好にあわせてあらためたのであろう」とあります。
Posted by katakago at 14:40
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