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宮島・岩国・長門・萩・津和野を巡る旅 [2014年02月22日(Sat)]
 JTBのツアーに参加して、宮島・岩国・長門・萩・津和野を巡って来ました。農作業で忙しくなる前に、例年この頃に短期の旅行に出かけています(旬の食材を用いた料理と温泉も楽しみです)。
1日目:宮島(厳島神社参拝)→ 城下町岩国の史跡(錦帯橋ほか)→ 長門湯本温泉(泊)
2日目:青海島(おおみじま) → 萩(松下村塾・松陰神社) → 津和野(殿町散策)

 厳島神社
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 御由緒によれば、祭神は天照大神と素戔鳴尊が高天原で誓約(うけい)をされた時に生まれた三柱の女神で、それぞれ市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)・田心姫命(たごりひめのみこと)・湍津姫命(たぎつひめのみこと)です。なお、これらの神々は『古事記』には宗像の三女神として記されています。
 社殿の創建は推古元年(593)によるものと伝えられ、その後の仁安三年(1168)に平清盛により、社殿を寝殿造として現在のように造営されたようです。
 境内では早くもアセビが咲いていました(当方の植物園では未だ蕾です)。
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 城下町岩国の錦帯橋(写真中央の山頂には岩国城)
錦川の堤に植えられた桜の花の頃は、一層すばらしい景観であろうと思われます。
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 長門市の青海島(海上アルプスと呼ばれる絶景が広がる、写真は十六羅漢付近)
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 なお、この島には我が国の夏ミカンの原木とされるものが残っているそうです。今回は時間の関係で訪れていませんが、『藤原流万葉集の歩き方』(藤原茂樹著)の橘の章(第七回)にもこの事がふれられています。 

 ヤブツバキが咲いていました(花の大きさは小さめです)。
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 椿といえば、今回はコースに入っていませんが、萩市の笠山椿群生林(約2万5千本)が有名だそうで、いずれ機会があれば訪れてみたいと思いました。

 松下村塾(国指定史跡)
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 塾生として、幕末から明治維新で活躍した久坂玄瑞・高杉晋作・伊藤博文・山県有朋などが知られています。
 吉田松陰の歌碑
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 親思う こころにまさる 親ごころ けふの音ずれ 何ときくらん
(歌碑の文字は、真跡を模写拡大したもので、寅二郎は通称)
 この歌は、安政の大獄に連座して江戸伝馬町の獄に投ぜられ、いよいよ処刑を覚悟した松陰が、安政六年(859)十月二十日に、郷里の両親に書き送った便りの中に書かれた一首です。
 処刑直前に塾生らにあてて書かれた遺書「留魂録」には、次の歌が記されています(松陰神社宝物館にて)。
 身ハたとひ 武蔵の野辺に 朽ぬとも 留置まし 大和魂

 津和野の鷺舞の像
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 鷺舞は弥栄神社に伝わる古典芸能神事(7月の例祭に供奉される)で、16世紀半ばに京都より山口へ、山口から津和野へ伝えられた(五穀豊穣・災厄防除を祈る)。本元は京都の八坂神社祇園会に伝えられたものですが、今では日本に只一つ残る鷺舞で、国指定の重要無形民俗文化財とのことです。
Posted by katakago at 15:35
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