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ウメの香 [2012年03月21日(Wed)]
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 ウメの花と万葉歌は3/7のブログでも紹介していますが、数多く詠まれたウメの歌の中で、香を詠んだものは次の一首のみです。
【歌】 梅の花 香をかぐはしみ 遠けども 心もしのに 君をしそ思ふ (市原王 S-4500)
【口語訳】 梅の花の 香りが慕わしさに 遠く離れていますが 心は絶えず あなたを思っております
 天平宝字二年(758)二月に、中臣清麻呂(式部省の次官)の家で宴が催された時の歌(15首のうちの一首)です。『萬葉集釈注』によれば、宴に参加した人が、拙宅から貴宅までは遠い道のりだけれども、物ともせず息せき切って参上しましたと述べて、感謝と敬意の念をうたうのは、当時の宴歌の作法の一つとされ、この歌では、主人の庭園の梅のかぐわしさ(主人清麻呂の人柄のゆかしさを象徴)を通して、恋歌仕立てを凝らしながら婉曲に主人を讃えたもの、と解説されています。

 なお、万葉歌で「かぐはし」と詠まれた植物の歌には、他に橘に関する4首があります(I-1967、Q-4111、R-4169、S-4371)。
Posted by katakago at 18:28
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