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ウメ [2012年03月07日(Wed)]
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 白梅が咲き始めました。

 梅は中国から700年前後に渡来してきたようで、『記紀』や『風土記』にもみられず、最も古い例は現存する最古の漢詩集『懐風藻』に載せられている、葛野王(天智天皇の孫)の、「春日翫鶯梅一首」とされています。その中で「・・・白梅は白く咲きほころび 鶯はあでやかに囀っている・・・」(全訳注江口孝夫)と詠まれています。『万葉集』では、第一期・第二期の歌にはなく、第三期の大伴旅人など貴族・官人によって詠まれ、天平期に入ってから多く詠まれています。万葉歌の植物の中では、ハギに次いで多く詠まれています(118首)。この時代の梅は白梅で、梅の香りを詠んだものは、第四期の市原王の一首のみです(S-4500)。また、12首が鶯とともに詠まれています。なお、ウメは、原文では烏梅・梅・宇米等と表記されています。

 天平二年(730)正月十三日’(太陽暦の二月八日)に、大宰府の長官大伴旅人の邸宅で梅花の宴が開かれ、次官以下大宰府が管轄する国々の国司や官人が参加しました。この時梅を詠んだ歌32首が巻五に載せられています。その一群の歌の前には、「・・・・漢詩には落梅の詩篇がある。・・・・さあ、我々も園の梅を題にして短歌を詠もうではありませんか」という旅人の序文があります。
 ここでは主人旅人の歌を載せておきます。
【歌】我が園に 梅の花散る ひさかたの 天より雪の 流れくるかも (D-822)
【口語訳】我が園に 梅の花が散る (ひさかたの) 天から雪が 流れてくるのだろうか
梅花を雪に見立てることは、六朝以来の漢詩に例が多くその影響を受けているものとみられています。


 
Posted by katakago at 16:32
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