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富士山 [2012年03月01日(Thu)]
IMG_2634(fuji)L.jpg
 
 先週末、旅行会社の「富士山一人旅」のツアーに参加しました。万葉歌にも詠まれた富士山の雄姿をあらためて写真に撮るのが目的でしたが、あいにく2日間の旅行中は天候に恵まれませんでした(添乗員によればこのようなこともままあるとのことでしたが)。忍野八海でかろうじて山頂の雲がわずかに切れる瞬間に出会えました(写真はこの時のもの)。

 万葉歌での「ふじ」の表記は、不盡・布自・布士・布仕・布時・不自が用いられています。「ふじ」を詠んだ歌では、次の山部赤人の歌が有名です。
【歌】天地の 分れし時ゆ 神さびて 高く貴き 駿河なる 富士の高嶺を 天の原 振り放け見れば 渡る日の 影も隠らひ 照る月の 光も見えず 白雲も い行きはばかり 時じくそ 雪は降りける 語り継ぎ 言ひ継ぎ 行かむ 富士の高嶺は (B-317)
【口語訳】天と地が 別れた時から 神々しくて 高く貴い 駿河の国の 富士の高嶺を 大空はるかに 振り仰いでみると 空を渡る太陽の 姿も隠れ 照る月の 光も見えない 白雲も 進みかね 時ならず 雪は降っている 語り伝え 言い継いでゆこう この富士の高嶺は

 今回の旅行では、赤人が詠んだような富士山の写真が撮れませんでしたので、20年ほど前に羽田から福岡へ向かう機上から撮影した写真を掲載しておきます。  
            IMG_0005(fuji-3)L.jpg


 富士山は、山部赤人の歌や、高橋連虫麻呂歌集に出ているもの(B-319〜321)のように都の官人が詠んだ歌のほか、巻14(東歌)には、土地の人が詠んだ歌も載せられています(駿河の国の歌4首)。そのうちの一つは、
【歌】富士の嶺の いや遠長き 山路をも 妹がりとへば けによはず来ぬ (M-3356)
【口語訳】富士の峰の やたらに遠い 山路でも おまえに逢うためなら 造作なく来た
富士の山道が妻の許へ通う道であるという、この地域に住む男の歌です。
この歌の歌碑が、山中湖近くの太陽の広場公園にあります(写真は以前に訪れた時のもの)。 

IMG_0001(fuji-1)L.jpg

Posted by katakago at 09:36
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