シラカシ [2012年02月18日(Sat)]
雪の日のシラカシ(ぶな科)です。葉の裏が灰白色であるところからその名があります。万葉歌にはつぎの一首が詠まれています(原文は白柯杙と表記)。 【歌】 あしひきの 山道も知らず 白橿の 枝もとををに 雪の降れれば (I-2315) 【口語訳】 (あしひきの) 山道もどこだかわからない 白橿の 枝もたわむほどに 雪が降っているので 山中での雪の深さに驚いて詠まれています。 なお、左注には、柿本朝臣人麻呂歌集に出ている、とあります。 今年は、各地で豪雪のニュースが伝えられていますが、こちらでは枝もたわむほどの雪はめったに見られません(数年前にありました)。 |
Posted by
katakago
at 14:50