ミズアオイが咲きました [2019年08月16日(Fri)]
ミズアオイ(ミズアオイ科)の花が咲きました。先月、通信販売で苗を購入して開花を心待ちにしていました。このブログでは初めての写真掲載です。湿地に自生する1年生草本で、葉の形は水田雑草のコナギ(ミズアオイ科)に似ていますが(写真は8/2の記事に)、それより一回り大型で、花の形も異なります。今年は2株を大きなバットで育てていますが、来年以降殖やせればと思っています。次の写真は全体の草姿を写したものです。 万葉歌で、なぎ(原文は水葱と表記)と詠まれている植物がミズアオイに当たると見られています。水葱と詠まれた歌は、題詞に、「酢・醤(ひしお)・蒜・鯛・水葱(なぎ)を詠む」とある次の一首です。 【歌】 醤酢に 蒜搗き合てて 鯛願ふ 我にな見えそ 水葱の羹 (長忌寸意吉麻呂 巻十六・3829) 【口語訳】 醤酢(ひしおす)に 蒜(ひる)を搗き加えて 鯛が食いたい わたしの目の前から失せろ そこな水葱(なぎ)の羹(あつもの)よ この歌の解説は、以前のノビルの記事に載せています。 https://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/36 畑ではスベリヒユが咲いていました。 万葉歌で、いはゐつら(原文は伊波為都良と表記)と詠まれている植物に当てる説があります。歌の解説は、次のURL に載せています。 https://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/91 ノカンゾウの開花株が増えました。 エゴノキでクマゼミを見つけました。 ヒマワリは咲き終わり今は種が出来ています。 大型の台風10号はその影響が心配されましたが、当地は幸い大きな被害無く通過しました(クリのイガやカキ・カリン・ポポーの未熟果が一部落果しましたが)。風がそれほど強くなく、雨が充分に降ってくれたので、このところ乾燥続きの植物にとっては有難かったです。 それと、本来ならこの時期に福井へ出かける予定でしたが、この台風接近のため事前にキャンセルしていました。 |
Posted by
katakago
at 13:25