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二つの正倉院展(奈良国博、平城宮跡資料館) [2018年11月12日(Mon)]
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 この秋奈良では、二つの”正倉院展”が開催されています。その一つは奈良国立博物館の第70回正倉院展で、もう一つは平城宮跡資料館の「地下の正倉院展ー荷札木簡をひもとくー」です。奈良国博の正倉院展は例年会期が短く、今年はこれまで行きそびれていましたが、昨日は最終日前日ということで、午前の川西まつりに参加した後奈良まで出かけてきました。
 先に、近鉄奈良線の大和西大寺駅で途中下車し平城宮跡を訪れました。平城宮・京跡から出土した木簡の中には、全国各地から税として都に送られた荷物に付けられた木簡(これが荷札木簡)が多数含まれ、今回の特別展では、そのいくつの実物展示と解説がなされていました(写真撮影はOKでした)。
 復元された第一次大極殿(平城遷都1300年の2010年に完成) 久しぶりに訪れました。
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荷札木簡には物品名や数量、地名、納税者の名などが記される。
 越前国からの大豆の荷札 
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 備中国からの白米五斗の荷札
解説によれば五斗は今の二斗二升五合で約34kgに相当。木簡の裏面には天平十九年二月九日(西暦747年)
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 正倉院展では、当日の入館券を求めるのに長い列に並ぶ羽目になりましたが、その後は比較的スムーズに館内に入れました(例年はここでも長い待ち行列があるのですが)。以下、今回の主な展示物を外部掲示のパネル写真で見ておきます。
 博物館の案内パネルの写真には、右から平螺鈿背八角鏡(へいらでんはいのはっかくきょう)、磁鼓(三彩のつづみ)、沈香木画箱(献物箱) 
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 博物館に掲げられたパネルの写真には、左から玳瑁螺鈿八角箱(たいまいらでんはっかくばこ)、仏像型(押出仏の型)、新羅琴、磁鉢(二彩の鉢)
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 上の写真の新羅琴は、図録解説によれば、羊耳形の緒留め(絃を繋いだ緒を固定する部分)を備えた十二絃の筝で、新羅琴の特徴の一つはこの羊耳形の緒留めにあるとみられ、韓国慶州市鶏林路(ケリムノ)30号墳(5〜6世紀)から羊耳形の端部を持つ筝が表された装飾品が出土しています。
 他に、七絃の琴(きん)に似た桐木琴(きりのきのきん)も出陳されていました。
 
 そのほか写真にはありませんが、錦紫綾紅臈纈絁間縫裳(にしきむらさきあやべにろうけちあしぎぬのまぬいのも、女性用の裳)についても触れておきます。これは、下半身に着ける巻きスカート状の衣で、図録解説によれば、赤地臈纈絁、紫綾、緑系織色綾の三種の細長い裂(きれ)を繰り返し継ぎ合わせる間縫によって縦縞を表しています。高松塚古墳壁画に描かれる女性像の衣服にも見られるものです。 
Posted by katakago at 12:02
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