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万葉の海を考える会(越中万葉の海)に参加 [2019年10月13日(Sun)]
 2010年に発足した「瀬戸内海文化を考える会」は、一昨年は壱岐対馬、昨年は五島列島を訪れて一区切りをつけ、令和元年からは「万葉の海を考える会」として活動を継続されることになりました。今回は「越中万葉の海」と題して、大伴家持が越中国守として赴任した地を訪れました(10月10日から)。
 春の出挙(すいこ)で諸郡を巡行した際に詠まれた歌に、珠洲の海に 朝開きして 漕ぎ来れば 長浜の浦に 月照りにけり(巻十七・4029)があり、能登半島北端の石川県珠洲市から船で「長浜の浦」(松田江の長浜とする説が有力で現在の雨晴から島尾付近に続く海浜)まで移動したのにちなんで、今回の旅行のメインは同じコースを船で巡ることです(但し船の大きさの都合で珠洲市からではなく七尾市から出航)。このコースは初めてであり、台風接近が気がかりではありましたが参加しました。
 2泊3日の行程でしたが、3日目の12日はサンダーバードが計画運休になると分かり、2日目(11日)の坂本先生の講演を最後に、富山駅で切符の指定変更を行い北陸新幹線で金沢まで、金沢からサンダーバード(幸い自由席に座れました)で午後10時前には大阪駅に戻って来れました。
 以下、訪れた個所の写真を掲載しておきます。
【一日目】 金沢駅発 →(のと里山街道、千里浜なぎさドライブウエイ)→ 千里浜レストハウス(万葉歌碑)→ 吉崎次場(すば)弥生公園 → 気多大社(参詣と折口信夫墓)→ 仁岸川万葉歌碑(琴ケ浜)→ ホテル
 千里浜なぎさドライブウエイ(砂浜を自動車で走行できる)
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 大伴家持歌碑(千里浜レストハウス) 坂本先生より歌の解説を聴く
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題詞に、気太神宮(けたのかむみや)に赴き参り、海辺を行くときに作る歌一首とある。
【歌】 之乎路可良 多太古要久婆 波久比能海 安佐奈芸思多理 船梶母我毛 (巻十七・4025)
【読み下し文】 志雄道(しをぢ)から 直越(ただこ)え来れば 羽咋の海 朝なぎしたり 船梶もがも
【口語訳】 志雄道から まっすぐに山越えして来て見たら 羽咋の海は 朝なぎである 船梶がないものか 
 「羽咋の海」については、現在の羽咋市の外海とする説と、羽咋市にある邑知(おおち)潟と見る説(犬養孝著『万葉の旅』、1964年)があるが、邑知潟南部で地溝中央部に近い吉崎次場(よしざきすば)遺跡で、大型集落跡が見つかっており(1983年国史跡に指定)、邑知潟南部は奈良時代にはすでに水田化していたともいわれ、現在では羽咋市の外海と見られています。
 歌碑の拡大(歌の文字は「寛永版本」より)
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 吉崎次場(すば)弥生公園(羽咋市吉前町)
弥生時代中・後期の北陸地方有数の大型集落遺跡
邑知潟のジオラマの前で関さん(高岡市万葉歴史館課長補佐研究員)から説明を聴く。
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 気多大社(能登国一宮、羽咋市寺家町) 祭神は大己貴命(おおなむちのみこと)
上記の歌の題詞に、「気太神宮(けたのかむみや)」とある。家持は越中国守として天平二十年(748)春に参拝している。
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 折口信夫・春洋父子の墓(羽咋市一ノ宮町)
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 墓碑には、「もっとも苦しき たたかひに 最もくるしみ 死にたる むかしの陸軍中尉 折口春洋 ならびにその 父 信夫 の墓」と書かれています。 

 日本海の夕景(琴ケ浜に向かう車中より)
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 仁岸川の家持万葉歌碑(琴ケ浜)
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【歌】 伊毛尓安波受 比左思久奈里奴 尓芸之河波 伎欲吉瀬其登尓 美奈宇良波倍弖奈 (巻十七・4028)
【読み下し文】 妹に逢はず 久しくなりぬ にぎし川 清き瀬ごとに 水占延へてな (巻十七・4028)
【口語訳】 妻に逢わないで 久しくなった にぎし川の 清い瀬ごとに 水占いをしよう 

 ホテルでの夕食の会場で、会の代表の坂本信幸先生より挨拶
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【二日目】 輪島朝市 → 白米千枚田 → 海上クルーズ(七尾市矢田新町〜高岡市伏木万葉埠頭)→ 気多神社(万葉歌碑)→ 高岡市万葉歴史館 
 海上クルーズ(七尾市矢田新町 → 高岡市伏木万葉埠頭)
船上で講師の先生(垣見修司 同志社大教授)の説明を聴きながら左右の風景を眺める
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 左側には遠くうっすらと立山連峰が眺められました。
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 以前に雨晴海岸から海越しに雪を頂く立山連峰を遠望したことがあります。その写真を掲載した記事は次のURL です。
http://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/940

 右側には越中の二上山(ふたがみやま)
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 気多神社(越中国一宮、高岡市伏木一宮)
写真左には大伴神社(家持没後1200年にあたる1985年に創建)
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 境内にある大伴家持の万葉歌碑
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【歌】 馬並めて いざ打ち行かな 渋谿の 清き磯廻に 寄する波見に (巻十七・3954)
【口語訳】 馬を連ねて さあ皆出かけよう 渋谿の 清い磯辺に 寄せる波を見に 

 高岡市万葉歴史館前庭の万葉歌碑(家持の二上山の賦一首)
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【歌】 射水川(いみずかは) い行き巡れる 玉櫛笥(たまくしげ) 二上山は 春花の 咲ける盛りに 秋の葉の にほへる時に 出で立ちて 振り放(さ)け見れば 神からや そこば貴き 山からや 見が欲しからむ 皇神(すめかみ)の 裾廻の山の 渋谿の 崎の荒磯(ありそ)に 朝なぎに 寄する白波 夕なぎに 満ち来る潮の いや増しに 絶ゆることなく 古(いにしへ)ゆ 今の現(をつつ)に かくしこそ 見る人ごとに かけてしのはめ  

 元号「令和」の出典が『万葉集』であることを記念して、館長の坂本先生が揮毫された家持の歌の記念幕(正面玄関で)
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右:朝床に 聞けばはるけし 射水川 朝漕ぎしつつ 唱ふ舟人 (巻十九・4150)
左:春の苑 紅にほふ 桃の花 下照る道に 出で立つ娘子 (巻十九・4139)

 坂本先生の講演(「越中の万葉と海」)
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Posted by katakago at 20:34
フジバカマが咲いています [2019年10月06日(Sun)]
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 山上憶良の「秋の七種(ななくさ)」に詠まれたフジバカマが咲いています。
【歌】 秋の野に 咲きたる花を 指(および)折り かき数ふれば 七種の花 (巻八・1537)
【歌】 萩の花 尾花葛花 なでしこが花 をみなへし また藤袴 朝顔が花 (巻八・1538)
 ハギやクズの花は咲き終わりましたが、ススキの穂が出て、オミナエシやカワラナデシコはまだ花を咲かせている株もあります。秋の七種(ななくさ)の「あさがほ」に当たると見られているキキョウも咲いています。
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 畑の一角では、ヨメナやイヌタデ(赤まんま)が咲いています。
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 庭のアラカシにドングリが生っていました。
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 アラカシのドングリは殻斗(わん型の苞)に堅果が一個で、万葉歌では、次のように「ひとり」の枕詞として詠まれています(長歌の一部を掲載)。
【歌】 ・・・ ただひとり い渡らす児は 若草の 夫かあるらむ 橿の実の ひとりか寝らむ 問はまくの 欲しき我妹 家の知らなく (巻九・1742)
 関連記事は次のURL に載せています。
http://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/291

 フヨウは長い間花を咲かせています。
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Posted by katakago at 16:05
万葉歌碑の除幕式に参加 [2019年09月29日(Sun)]
 昨日、武庫川女子大学(中央キャンパス)で万葉歌碑の除幕式があり参列しました。
 本年武庫川学院が創立80周年を迎え、その記念事業の一つとして学院名のルーツとなる「武庫川」が詠まれた万葉歌碑が建立されました。
 学院記念館前で行われた除幕式の様子(大学関係者の挨拶)
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 大学関係者・来賓により除幕された万葉歌碑
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 歌碑の拡大写真
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 歌碑に採字された『西本願寺本萬葉集』巻七(複製)の該当箇所
摂津(つのくに)にして作る歌が並ぶ冒頭部分で、歌碑の歌は左から2番目
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【読み下し文】 武庫川の 水脈を速みと 赤駒の あがく激ちに 濡れにけるかも (巻七・1141)
【口語訳】 武庫川の 流れが速いものだから 赤駒が あがく水しぶきで 衣が濡れてしまった 
 なお、武庫地方を詠む万葉歌には、他に、武庫の海、武庫の浦、武庫のとまり、武庫のわたりなどが見られます(当日配布の資料より)。

 除幕式の後は、日下記念館マルチメディア館で記念の講演会と演奏会が開催されました。
記念公演では、栄原永遠男先生(大阪歴史博物館館長)が「武庫川をめぐる神・仏・人」と題して、日本書紀(応神天皇条、神功皇后条)、万葉集、摂津国風土記逸文、延喜式玄蕃寮や、古代地図の武庫川関連個所をひいて話されました。

 記念演奏会の様子(岡本三千代さんとうたがたりの会)
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Posted by katakago at 11:30
ヒガンバナ続報 [2019年09月23日(Mon)]
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 台風一過、畦道ではヒガンバナが真っ赤な花を咲かせています。次の万葉歌で「いちし」と詠まれた植物をヒガンバナとみる説(牧野富太郎ほか)があります。
【歌】 道の辺の いちしの花の いちしろく 人皆知りぬ 我が恋妻は (巻十一・2480)
【口語訳】 道のほとりの いちしの花のように はっきりと 人々は知ってしまった 私が恋しく思っている妻のことを
ヒガンバナとこの歌の解説は以前の記事に載せています。
http://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/172

 安納芋の一部を掘り上げました。一株でこれだけの芋が出来ていました。
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 収穫した落花生(左は大型の品種:おおまさり)
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Posted by katakago at 14:08
ヨグソミネバリ(あづさ)の写真 [2019年09月22日(Sun)]
 裏山には植物園開園時からヨグソミネバリ(カバノキ科、万葉歌では”あづさ”)を植えています。今回あらためて写真を撮ることになったのですが、十数年も経過するとかなり大きくなっており、下から望遠レンズ(250o)で狙ってもその特徴を写すのは困難でした。そこで脚立を運び出して木の高さの半分近くまでのぼり、わずかに残っていた果穂を見つけてようやく次の写真を写せました。
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 ヨグソミネバリ(アズサ)は、落葉高木で木質は柔軟なため弓材とされ、万葉歌には、木その物を詠んだ例はなく、「引く」などの枕詞として「梓弓」が集中に33首みられます。
【歌】 梓弓 引かばまにまに 寄らめども 後の心を 知りかてぬかも (郎女 巻二・98)
【口語訳】 (梓弓) 気を引いたら素直に 従いましょうが 後のお気持ちが 分からないのです
 『新編日本古典文学全集 萬葉集』の頭注には、「寄るは服従する意で弓の縁語。梓弓を引き鳴らすとシャーマン(霊媒者)に神霊が依り憑くことの連想もあろう」とあり、「相手の男の態度が煮え切らないので不安を感じて詠んだ歌」と解説されています。

 ちなみに次の写真は2005年7月に撮影したものです。
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Posted by katakago at 17:06
ナンバンギセルを見つけました [2019年09月18日(Wed)]
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 畑に植えているイトススキの株元でナンバンギセルを見つけました。昨年秋に愛媛の方から送っていただいた種子を蒔いておいたもので、開花が見られ良かったです。ナンバンギセルは、万葉歌では「思ひ草」と詠まれています。
 歌の解説と関連記事は以下のURL に載せています。
 http://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/175
 昨年入手のナンバンギセルの種についての記事は、
 http://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/1441

 オミナエシの傍ではススキの穂が見られます(後方にはハギも)。
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 先日報告のヒガンバナ(花茎)のその後の様子 
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 他の場所では草むらの中でヒガンバナがすでに咲いていました。 
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 ミズアオイ(8/16)のその後の様子(2株ですが写真のように今も花を咲かせています)。
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 ハンノキ(カバノキ科)
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関連記事は、
http://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/942

 カクレミノ(ウコギ科)
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関連記事は、
http://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/264
Posted by katakago at 12:27
ヒガンバナの花茎 [2019年09月14日(Sat)]
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  畦の草刈りをしている途中で、ある場所ではもうヒガンバナの花茎が伸び始めているのに気づきました(ほかの場所はこれからのようです)。草刈りの時期が遅れれば花茎ごと刈ってしまうところでした。お彼岸の頃には畦道一面に花を咲かせることと思います。

 ハギが見ごろを迎えました。畑には10株以上植えています(ミヤギノハギ、シラハギ)。
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 このところ畑の世話(草刈り、植え付け準備など)に忙しく、久しぶりに出かけた裏山でカラスアゲハを見かけました。
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Posted by katakago at 20:28
半年ぶりに孫と過ごす [2019年09月12日(Thu)]
 先日長男の家族が帰省し、半年ぶりに孫娘と過ごせました(2泊3日)。この春からは幼稚園の年少クラスですが、毎回、その成長ぶりを見るのが楽しみです。

 10年以上前に上の孫達(長女の子)が使っていた補助輪付きの自転車を見つけ、早速乗るのに夢中になっていました。 
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 2日目は涼を求めて、るり渓(京都府)まで車で出かけてきました。
渓流で水遊び
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Posted by katakago at 16:07
水田雑草ヒルムシロの花 [2019年09月05日(Thu)]
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 暫くぶりにヒルムシロ(多年生の水草)の花の写真を撮る事が出来ました。
 6年前に苗を見つけてもらってバットに植えていましたが、その後他の雑草に覆われてしまいこの数年は確認出来なくなっていました。今春あらためて草を取り除き水を張って様子を見ていたところ、7月ごろにヒルムシロの浮葉が展開し、昨日花を確認できました。
 次の東歌に詠まれている「たはみづら」をヒルムシロ(ヒルムシロ科)に当てる説があります。
【歌】 安波をろの をろ田に生はる たはみづら 引かばぬるぬる 我を言な絶え (巻十四・3501)
【口語訳】 安波の峰の 山田に生える たはみづらのように 私が引いたらずるずるとどこまでもついて来て 私との仲を絶やさないでくれ (『萬葉集全注』より)
以前の記事は次のURL に載せています。
http://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/646

 畑のあちらこちらでツユクサの花が見られます。万葉歌では、つきくさ(原文は月草・鴨頭草と表記)として詠まれています。歌の解説記事は次のURLに載せています。
http://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/73
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 秋の七種(くさ)の一つハギの花が咲き始めました。
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 オミナエシは長い間花を楽しめます。
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Posted by katakago at 18:06
早生クリ(品種:丹沢)の収穫 [2019年08月31日(Sat)]
 果樹園では、1週間ほど前から早生品種のクリのイガがはじけて落下し始め、毎朝農作業のついでに栗拾いを行っています。
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 写真のように、通常一つのイガに実が三つ入っていることより、万葉歌で次のように詠まれています。
【歌】 三栗の 那賀に向かへる 曝井の 絶えず通はむ そこに妻もが (巻九・1745)
ここでは、「三栗の」が「なか」の枕詞として詠まれています。
歌の解説は以前記事(次のURL)に載せています。
http://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/164

 畑では、ヒオウギは一部を残し花の時期は終わりに近づき、すでに刮ハがはじけて中から黒い球形の種子が見られる株もあります。
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 万葉歌に詠まれている「ぬばたま」は、このヒオウギの黒い球形の種子とみられています。 
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 「ぬばたま」が詠まれた歌の解説は次のURLに載せています。
http://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/170
Posted by katakago at 17:57
ヤマナシとナツメの実 [2019年08月25日(Sun)]
 台風の後、気になってい畦畔や果樹園の草刈りもほぼ一巡し、天気予報をにらみながらこれから植え付ける野菜の畝の準備も始めています。
 畑では、万葉歌に詠まれたヤマナシやナツメの実がたくさん生っています。
【歌】 梨棗 黍に粟次ぎ 延ふ葛の 後も逢はむと 葵花咲く (巻十六・3834)
歌の解説は以前記事に載せています(次のURL )
http://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/574
 ヤマナシ(バラ科)の実
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 ナツメ(クロタキカズラ科)の実
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以前は乾燥棗を作ってみたりしましたが今年はその余裕はありません。

 黄色のオミナエシを背景に白のタカサゴユリが今も咲いています。
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裏山では、キツネノカミソリ、ヤブガラシ、カラスウリが咲いていました。
 キツネノカミソリ(ヒガンバナ科)の花(毎年この時期に咲きます)
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 ヤブガラシ(ブドウ科)の花
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 カラスウリ(ウリ科)の花(日没後に開花し日の出前にしぼむ、撮影は明け方)
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Posted by katakago at 11:33
万葉創作画展(奥山永見古さん)開催中 [2019年08月18日(Sun)]
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 万葉歌を独自の絵で表現する万葉創作画家の奥山永見古さん(奈良県在住)の絵画展が、猪名川町中央公民館(図書館1回ロビー)で開催中です(9月1日まで)。主催は地元の万葉学習グループ「猪名川万葉の会」で、会の世話人の野々村さんから知らせていただき、先日出かけておりました(ブログにupするのが遅れていました)。
 奥山さんは私どもの万葉植物園にも関心を持っていただいており、5月には野々村さんの案内で来ていただいていました。万葉植物も題材にされています。
 創作画とともに書も展示されていました。写真左端は、集中で1首のみ猪名川が詠まれた歌の原文の書(読み下し文: かくのみに ありけるものを 猪名川の 奥を深めて 我が思へりける 巻十六・3804)。
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Posted by katakago at 14:29
ミズアオイが咲きました [2019年08月16日(Fri)]
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 ミズアオイ(ミズアオイ科)の花が咲きました。先月、通信販売で苗を購入して開花を心待ちにしていました。このブログでは初めての写真掲載です。湿地に自生する1年生草本で、葉の形は水田雑草のコナギ(ミズアオイ科)に似ていますが(写真は8/2の記事に)、それより一回り大型で、花の形も異なります。今年は2株を大きなバットで育てていますが、来年以降殖やせればと思っています。次の写真は全体の草姿を写したものです。
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 万葉歌で、なぎ(原文は水葱と表記)と詠まれている植物がミズアオイに当たると見られています。水葱と詠まれた歌は、題詞に、「酢・醤(ひしお)・蒜・鯛・水葱(なぎ)を詠む」とある次の一首です。
【歌】 醤酢に 蒜搗き合てて 鯛願ふ 我にな見えそ 水葱の羹 (長忌寸意吉麻呂 巻十六・3829)
【口語訳】 醤酢(ひしおす)に 蒜(ひる)を搗き加えて 鯛が食いたい わたしの目の前から失せろ そこな水葱(なぎ)の羹(あつもの)よ
この歌の解説は、以前のノビルの記事に載せています。
http://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/36

 畑ではスベリヒユが咲いていました。
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万葉歌で、いはゐつら(原文は伊波為都良と表記)と詠まれている植物に当てる説があります。歌の解説は、次のURL に載せています。
http://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/91

 ノカンゾウの開花株が増えました。
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 エゴノキでクマゼミを見つけました。
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 ヒマワリは咲き終わり今は種が出来ています。
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 大型の台風10号はその影響が心配されましたが、当地は幸い大きな被害無く通過しました(クリのイガやカキ・カリン・ポポーの未熟果が一部落果しましたが)。風がそれほど強くなく、雨が充分に降ってくれたので、このところ乾燥続きの植物にとっては有難かったです。
 それと、本来ならこの時期に福井へ出かける予定でしたが、この台風接近のため事前にキャンセルしていました。
Posted by katakago at 13:25
ノカンゾウが咲き始めました [2019年08月13日(Tue)]
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 ノカンゾウ(ワスレグサ科)が咲き始めました。例年になく早い開花です。万葉歌で、忘れ草(原文表記は萱草)と詠まれている植物は、ノカンゾウ(一重咲)や6月に開花した八重のヤブカンゾウがこれに当たると考えられています。忘れ草が詠まれた歌の解説はヤブカンゾウの写真とともに、以前の記事(次のURL) に載せています。
http://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/82

 タカサゴユリが畑のあちらこちらで咲きだしました。
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 オミナエシの花が真っ盛りです。
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オミナエシが詠まれた万葉歌の解説は以前の記事(次のURL) に載せています。
http://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/99

 フジの花が咲いていました。万葉歌では季節外れに咲いたフジは、「非時藤(ときじきふぢ)」と詠まれています(ナツフジを当てる説もある)。
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関連記事は次のURL に載せています。
ナツフジ http://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/135
ときじきふぢ http://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/1143

 蓮池では、開花株は残りわずかで花托が目立ちます。
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 ハスの花托(拡大写真)
万葉歌ではハスは”はちす”と詠まれています(古名の由来は果実の入った花托の様子がハチの巣に似ることによる)。
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Posted by katakago at 11:10
飛鳥京跡苑池の第13次調査現地説明会に参加(8/10) [2019年08月11日(Sun)]
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 昨日(8/10)、明日香村岡の飛鳥京跡苑池(7世紀、国史跡・名勝)で、今回新たに北池で見つかった石組みの溝と石敷き遺構の現地説明会があり出かけてきました。上の写真は出土遺構の現場。
 万葉歌に詠まれた植物を栽培しているので、当時の宮廷庭園遺構には興味があり、以前に(2013/11/24)、南池の発掘現場の説明会にも参加しています。その時の記事は、次のURLに載せています。
http://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/739
 南池は、五角形の池の中に中島があり松の根も見つかっていました。池の南東の高台には、掘立柱建物が2棟見つかっており、苑池を上から眺めるための施設と考えられ、南池は観賞用の池とみられていました。

 現場での説明に先立ち、パネルを用いて解説(奈良県立橿原考古学研究所所員による)
開始の⒑時にはすでに多くの方々が集まっていました。
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 発掘場所での現地説明会の様子(炎天下にも拘らず熱心に見学する参加者)。
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 今回見つかった流水施設
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 写真中央奥の湧水点にある枡(堰板は凹状に加工)から上澄みが石組み溝(写真中央)に流れる仕組みとなっており、清浄な水を流すことに意味があったとみられています。
 さらに、護岸の一部(写真左上)で階段状に石が積み上げられており、護岸から下りて池に親しむ機能があったと見られています。
 9日付け朝日新聞朝刊には、木下正史先生(東京学芸大名誉教授)の次のような見解が載っていました。「一帯は聖なる空間で天皇らが水を使った祭祀を行った可能性が高い。中国古来の苑池の思想に日本古来の自然崇拝の考えを融合させた日本文化の原点と言える場所なのではないか」。
 今回の調査で、北池からは流水施設が見つかったことより、飛鳥京跡苑池は、南池と合わせ性格や意匠が異なる二つの池によって構成されることが明らかになりました(現地説明会資料まとめより)。
  
 なお、湧水部から溝に水を流す遺構としては、酒船石遺跡(苑池から訳400m北東)の亀形石造物があり、以前に訪れたことがあります。関連記事は、
http://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/23
また、木下正史先生の案内(飛鳥を愛する会の現地講座)で新羅の王京を訪れた際、雁鴨池で類似の導水石造施設を見学したことがあります。関連記事は、
http://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/208

Posted by katakago at 16:34
ハスの水揚げ [2019年08月07日(Wed)]
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 残り少なくなったハスの花や蕾を切り花にして自宅でも楽しむことにしました。ハスの水揚げには専用の道具(華道用の霧吹き)で茎の切り口から水を押し込みます(これを行わないと葉はすぐに萎れてしまいます)。
 水揚げ処理したハス(花、蓮台、葉、巻き葉)の生け花(妻の作品)
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 今朝の蓮池の様子(開花株もわずかとなりました)
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 ビオトープ池で咲いたハス(フトイが繁茂してハスの生育が抑えられています)
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 ビオトープ池で見かけた羽化後間もないトンボ(フトイの繁みの中で見つけました)
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Posted by katakago at 20:43
カノコユリが咲き始めました [2019年08月05日(Mon)]
 梅雨明け後は猛暑日が続いています。畑仕事も朝夕の限られた時間しかできないため、草刈りが追いつかなくなっています(果樹園などで一部刈り残しあり)。
 裏山では、カノコユリが咲き始めました。来園者には裏山も案内していますが、この時期、やぶ蚊の攻撃を受けるのに目立った草花がない中で、咲いてくれてよかったです。
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 白のカノコユリも咲いています。
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Posted by katakago at 14:22
万葉歌に詠まれた水田雑草 [2019年08月02日(Fri)]
 万葉歌には、コナギ・ヒルムシロ・クログワイなどの水田雑草も詠まれています。
コナギ(ミズアオイ科)の花が咲き始めました。
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歌の解説は以前記事に載せています。
http://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/139

 ヒルムシロ(ヒルムシロ科)
万葉歌で、たはみづら(原文は多波美豆良と表記)と詠まれている植物に擬する説があります。 
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花の写真と歌の解説は次のURLに載せています。
http://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/646

 クログワイ(カヤツリグサ科)
万葉歌では、ゑぐ(原文は恵具と表記)として2首詠まれています。。
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歌の解説は以前の記事に載せています。
http://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/426


Posted by katakago at 11:01
裏山で見つけたトコロ [2019年08月01日(Thu)]
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 これまで気づかなかったトコロ(ヤマノイモ科)が裏山に生えていることが分かりました。昨日来園された方から教えてもらいました。トコロは蔓性多年草で、その根茎のえぐみが薄れる冬に掘り採って食用にされる所もあるようです。
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万葉歌では「ところづら」と詠まれています。
【歌】 天皇の 神の宮人 ところづら いや常(とこ)しくに 我かへり見む (巻七・1133)
【口語訳】 御代御代の 神の宮人の ところづら いよいよとこしえに わたしはまた来てみよう
上三句「天皇の 神の宮人 ところづら」は、常(とこ)しくのトコを起こす序(『新編日本古典文学全集 萬葉集』の頭注より)。なお、『岩波文庫 万葉集』では、「ところづら」は、同音の「常(とこ)しく」の枕詞とあります。


 近くでハグロトンボを見かけました。
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 ヘクソカズラ(アカネ科)も花を咲かせています。
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万葉歌では屎葛(くそかづら)と詠まれています。
【歌】 ざうけふに 延ひおほとれる 屎葛 絶ゆることなく 宮仕へせむ (高宮王 巻十六・3855)
【口語訳】さいかちに 這い広がった 屎かずらのように 絶えることなく 宮仕えしよう。

 ナツフジも咲いています。万葉歌の非時藤(ときじきふぢ)をナツフジに当てる説があります。
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 畑ではハマユウの開花株が見られます。
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Posted by katakago at 18:06
植物園の取材記事が掲載 [2019年07月25日(Thu)]
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 先々週、毎日新聞社の取材があり、その記事が今朝の朝刊(阪神版)に掲載されました。
 先月自費出版した『猪名川万葉植物園だより』は、2006年の開園以来これまでの活動の集大成として取り組んだもので、この本の紹介もしていただけました。8年前からはこのブログで四季折々の植物とそれが詠まれた万葉歌の紹介をしてきましたが、これらの記事を一冊の本にする事が出来、歌に詠まれた植物を通して『万葉集』に興味を持ってもらえればと思っています。



Posted by katakago at 11:17
オニユリが咲いています [2019年07月24日(Wed)]
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 畑では、オミナエシやキキョウが咲き競う中、オニユリも開花しました。鱗茎が食用となるコオニユリに似ていますが、葉腋に黒紫色の珠芽が出る事より区別できます。
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 裏山のヤマユリは咲き終わり、来月にはカノコユリやタカサゴユリの開花が見込まれます。
 
Posted by katakago at 09:20
ヒシの花 [2019年07月21日(Sun)]
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 先日、通信販売で新たにヒシ(ミソハギ科)2株を購入しましたが、同時に花を咲かせました(1日花です)。一緒に購入したミズアオイの花はこれからのようです。
 ヒシは万葉歌に二首詠まれており、以前記事(次のURL)に歌の解説を載せています。
http://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/129

 ヒオウギの花が最盛期で花卉業者からも注文が入り、刈り取られる前に写真に写しておきました。
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 花弁が黄色の株も見られます。
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 ハマユウは昨年害虫の被害があり枯れてしまった株もありましたが、今年は引き続き開花株が見られます。
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 蓮池では、花托(写真左手前)も目立つようになりましたが、まだしばらくは花を楽しめそうです。なお、蓮池周辺の里道や畦道での三脚の使用は、農家の方の通行の障害となるためご遠慮願っています。
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Posted by katakago at 09:07
先週の来園者 [2019年07月14日(Sun)]
 先日は某新聞社の取材があり、昨日は万葉講座の受講仲間が来てくれました。裏山のヤマユリや蓮池のハスの花をはじめ、畑ではキキョウやオミナエシにヒオウギなどの花を楽しんでもらえました。
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 畑のあちこちでヒオウギが一斉に咲きだしました。 
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 ハマユウはまだ咲いています(あと2株も花茎が伸びてきました)。
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 畦道では初めて目にする野鳥に出会いました(シギの類か?)。
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Posted by katakago at 17:43
干しアンズ作り [2019年07月11日(Thu)]
 今年はアンズがたくさん収穫でき、その利用(ジャム、ドライフルーツ)については先月の記事に載せています。http://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/1529
 その後、干しアンズの作り方を教えてもらったので試してみました。
@アンズの種を取り出し重さをはかる。
A鍋にアンズの半量の砂糖と砂糖と同量の水を加え中火で煮てシロップを作る。
B保存ビンにアンズを入れ、Aで作ったシロップを加え蓋を緩く閉める。
C保存ビンが入る鍋にお湯を入れ半時間程度中火で煮る。
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D自然冷却後、シロップ煮のアンズを取り出しキッチンペーパーに並べ余分な水分をとる。
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Eピチットシートで包み冷蔵庫で乾燥させる(3日間、ピチットシートは毎日一回取替)。
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Fフードドライヤーで乾燥(65℃で3時間ほど)
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G干しアンズの完成
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 先に作成したアンズのドライフルーツは不評(硬くて酸っぱい)でしたが、今回作成の干しアンズは3歳の孫にも好評のようです。

Posted by katakago at 07:11
ヤマユリが開花 [2019年07月10日(Wed)]
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 今朝、裏山ではヤマユリが咲き始めました。数株あり順次開花が見込まれます。この週末には見学予定がありちょうどタイミングよく咲いてくれました。
 畑に植えているハマユウの一株も開花しました。
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 ハマユウが詠まれた万葉歌の解説は、次のURL に載せています。
http://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/126

 ベニバナはこの時期、最後の一株が咲いています(来月は種子の採取予定)。
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 今朝の蓮池の様子(池全体で開花株が見られるようになりました)。
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Posted by katakago at 10:59
ヤブカンゾウが咲き始めました [2019年07月03日(Wed)]
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 万葉歌で、忘れ草と詠まれたヤブカンゾウ(ワスレグサ科)が咲き始めました。
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歌の解説は、以前の記事(次のURL )に載せています。
http://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/82

 キキョウの後方ではオミナエシも咲き始めました。 
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 今朝の蓮池で(順次開花が見られ最盛期は今月半ばごろと思われます)
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 ヒマワリも一斉に開花しました。
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Posted by katakago at 20:33
『猪名川万葉植物園だより』が完成 [2019年06月30日(Sun)]
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 猪名川万葉植物園は、退職後13年前に私設の万葉植物園として開園し、これまで県外からも多くの万葉ファンに来ていただいています。更に8年前からは植物園の折々の様子を植物の写真と詠まれた歌の解説とともにこのブログで発信しています。
 昨春から、このブログ記事をもとにこれまでの活動の記録とともに印刷物として残すべく取り組んできました。この度ようやく自費出版にこぎつける事が出来ました。「植物と万葉歌」では、ブログ記事(植物の写真と万葉歌の解説)を四季分類で配置し、関連記事も掲載しました。「活動の歩み」では、これまで来園されたグループや講演会などの記事を掲載しました。
 フルカラーで写真を多数使用しページ数も350頁以上となって、印刷原価も当初の予定より上がってしまいました(定価 本体3600円+税)。発行所は三帆舎(Tel:0797-62-6021)で、Amazonでも取り扱われる予定です。
 以下内容の一部を写真で紹介しておきます。
ササユリの記事
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ベニバナの記事
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ハス池造成の記事
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ビオトープ池のハスの記事
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新元号「令和」の典拠は『万葉集』の記事
今年の4月1日(新元号発表の日)と4月10日(続報)も掲載する事が出来ました。
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 これで退職後自費出版した本は下記の本に次いで4冊目となりました。
『手づくり万葉植物園の四季』(2006年、朝日カルチャーセンター)
『木田家のルーツを尋ねるー石碑の銘文に導かれてー』(2015年、朝日カルチャーセンター)
『わたしの年中行事ー神社・お寺・地元の行事ー』(2018年、三帆舎)

Posted by katakago at 12:13
三宅町(奈良県磯城郡)から来園 [2019年06月29日(Sat)]
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 今朝、奈良県磯城郡三宅町から9名の見学者が見えられました。三宅町は、万葉歌(巻十三・3295)で、地名に「三宅の原」と詠まれ、植物のアサザ(万葉歌ではあざさ)が詠まれていることから、2009年10月にアサザが町花に制定されています(今年は制定10周年に当たる)。頂いた資料によると、町内10か所でアサザが栽培されており、希望者にはアサザの株分けも行われているとのことです(町役場政策推進課)。私どもの植物園でもアサザを大規模に栽培しているのを岡本さん(犬養万葉記念館館長)から聞かれ、現場を見たいとのことで今日の来園となりました。
 「愛の花 あさざの会」のメンバーや三宅町「みやけイノベーション推進部政策推進課」の方々で、いつものように自治会館でパワーポイントによる万葉植物の説明を行った後、裏山と畑の万葉植物を見ていただきました。お目当てのアサザはこの時期ハスの立葉に隠れ、池全面に咲いている状況ではなかったのですが、幸いまだ咲いている株もあり良かったです。
 三宅町のアサザのグッズ(あさざの花のブローチ)と万葉歌
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この歌の解説は次のURLに載せています。
http://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/49

Posted by katakago at 16:45
今年もコウホネが咲きました [2019年06月27日(Thu)]
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 10年前に畑の一角に造ったビオトープ池では、今ではフトイが繁茂し他の水生植物の生育阻害要因になってしまっています(フトイは万葉歌では”おほゐぐさ”と詠まれる)。先日その大半を刈り取った際、コウホネ(スイレン科)一株が蕾をつけているのを見つけていました。今朝雨の中、花を咲かせていました。

 蓮池の周辺ではセリの花が咲いています。
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 セリが詠まれた万葉歌の解説は次のURL に載せています。
http://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/1141

 蓮池では旺盛に伸びてきたハスの立葉の陰で、アサザの花が未だ咲いています。
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Posted by katakago at 19:06
ハスが咲き始めました [2019年06月23日(Sun)]
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 蓮池では、今月8日に花芽の写真を掲載していた株が今朝開花しました。これに続いて次々と花芽が伸びてきています。
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 ヒオウギが今年初めて咲きました。
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 株元には、4月に播種して先月発芽した苗が育ってきました。発芽するまでに日数を要し、このため生育の早い雑草(特にスギナ)を除くのに苦労しました。花が咲くのは2年後。
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 キキョウの開花株が増えてきました。
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 ベニバナは最盛期です。
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今週は、3件の見学予定(25,27,29日)がありますが、これらの花を楽しんでいただけるものと思っています。
 万葉植物ではありませんが、今年もヒマワリが咲きだしました(昨年のこぼれ種が発芽したもの)。
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Posted by katakago at 13:24
アンズがたくさん生りました [2019年06月18日(Tue)]
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 アンズ(品種:おひさまコット)の実を収穫しました。今年は10kgほど得られました。知り合いに配ったり、今年もアンズジャムを作りましたが、残りはドライフルーツにしてみました。
 アンズジャムの記事は、
http://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/1372

 ドライフルーツ用には約2kgのアンズ(次の写真)を使用しました。
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 種とヘタを取り除いて5mm程度の厚さにスライスし、フードドライヤー(次の写真)で乾燥しました(55℃で約24時間)。
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 300gほどのドライフルーツが出来上がりました。
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 この時期の他の果樹の様子
 クルミ
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 カリン(今年はたくさん生っています)
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 クリの小さなイガ
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Posted by katakago at 10:57
ベニバナが咲き始めました [2019年06月14日(Fri)]
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 春に播種したベニバナは、今年は例年になくアブラムシが多く発生し何度か消毒を行ってきました。2日ほど前から開花株が見られるようになりました。今月後半(20,27、29日)には来園者が予定されているので見てもらえそうです。。
 畑ではカワラナデシコが見ごろとなっています。
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 花菖蒲は間もなく咲き終わり、手前の蓮池では今月下旬ころからのハスの開花が待たれます。
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 ナツメの花が咲いています。
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 畑で見かけたこの花は葉の形からコヒルガオ(ヒルガオ科)と思われます。
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万葉歌で、「かほばな」と詠まれている植物をヒルガオに当てる説があります。
【歌】 高円の 野辺のかほ花 面影に 見えつつ妹は 忘れかねつも (巻八・1630 大伴家持)
【口語訳】 高円の 野辺のかお花のように 面影に ちらついて見えてあなたのことは 忘れられない
 次の写真は、先月下旬に春日大社の萬葉植物園で撮影したヒルガオの花です。
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Posted by katakago at 14:19
ジュンサイの花が咲きました [2019年06月08日(Sat)]
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 4月に取り寄せて栽培しているジュンサイ(ジュンサイ科)の花が咲きました。ジュンサイの若い葉や茎は食用になりますが、万葉歌では「蓴(ぬなは)」と詠まれています。巻七の譬喩歌をあげておきます。
【歌】 我が心 ゆたにたゆたに 浮き蓴 辺にも沖にも 寄りかつましじ (巻七・1352)
【口語訳】 わたしの心は ゆったりしたり動揺したりで 浮き蓴(ぬなわ)のように 岸に沖にも 寄ってしまえそうにない。
 『新編日本古典文学全集 萬葉集』の頭注には、「ゆたにたゆたに」について次のような解説があります。「ユタニはゆったりと安定したさま、タユタニはタユタフと同源で、動揺している状態を表す。恋する者の心理の安らぎと不安との繰り返しをいう。」。
 
 蓮池ではハスの花芽が伸びてきました(今のところ3本)。今月下旬ごろから咲き始めるものと思われます。
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 羽化後間もないトンボを見つけました。
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 畑では、早くも咲き始めたオミナエシの株を見つけました(今のところ2株)。
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Posted by katakago at 09:50
令和になって2件目の来園者 [2019年05月31日(Fri)]
 今日の午後、書道の先生と受講生の方々が来られました。植物園を案内する前の説明では、新元号「令和」の典拠が『万葉集』ということで、巻五の梅花の宴の序や、それに関連して王羲之の「蘭亭序」、『文選』の「歸田賦」についても触れました。
 王羲之は書道の”手師”であり、「蘭亭序」はかつて高校の芸術科目で書道を選択した際、その一部を臨書したことがあります(表装した軸が今も残っています)。王羲之に関連した万葉歌の表記(義訓)についても、次の歌で紹介しました(五句目の「触義之鬼尾」の「義之」を「てし」と訓む)。
【原文】 朝寝髪 吾者不梳 愛 君之手枕 触義之鬼尾 (巻十一・1321)
【読み下し文】 朝寝髪 我は梳らじ 愛しき 君が手枕 触れてしものを
【口語訳】 朝寝髪を わたしは櫛でとくまい 愛している 君の手枕に 触れたのだもの

 花菖蒲の前で集合写真
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 裏山ではヤマアジサイが咲き始めました。
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 畑のあちらこちらでカワラナデシコが咲いています。
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 早くもミヤギノハギが咲き始めました(9月にも咲きます)。
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Posted by katakago at 18:45
花菖蒲が咲き始めました [2019年05月25日(Sat)]
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 万葉植物ではありませんが、蓮池の隣で花菖蒲を栽培しています。一昨日あたりから開花株が見られるようになりました。これから6月半ばにかけて色とりどりの花を咲かせてくれます。
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 花菖蒲園の隣の蓮池の様子です。アサザが咲く中でハスの立葉が増えてきました(ハスの開花は6月下旬ごろから)。
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 裏山ではウツギの花が咲いています。
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 万葉歌では、「うのはな」として詠まれています。ホトトギスと一緒に詠まれた大伴家持の歌は以前の記事に載せています。
http://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/32

 ベニバナが蕾をつけています(開花は6月中旬ごろ)。
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Posted by katakago at 17:21
朝日ファミリーに紹介記事 [2019年05月16日(Thu)]
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今朝の朝日新聞の折り込みで、植物園の紹介記事が掲載されたフリーペーパー「朝日ファミリー」(特別編集版)が配布されました(北摂・阪神間向け)。
 新元号「令和」の典拠が『万葉集』ということで、先月中旬に取材がありました。
 西宮市の北山緑化植物園・西田公園について、山内英正さん(犬養万葉記念館に協力する会代表)に取材した記事とともに、川西市の猪名川万葉植物園についても写真入りで載っています。
早速、朝から2件(市外から)の問い合わせがありました。来月以降、案内できればと思っています。

 これまでの活動の記録を『猪名川万葉植物園だより』として自費出版すべく、1年がかりで取り組んできましたが、ようやく校了となり来月には刊行の予定です。
 





Posted by katakago at 10:39
エゴノキの花が咲いています [2019年05月13日(Mon)]
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 裏山に自生しているエゴノキが花を咲かせていました。万葉歌に詠まれている「ちさ」をエゴノキにあてる説があります。歌の解説は以前の記事に載せています。
http://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/24
http://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/1113

 畑ではノイバラが咲いています。
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 ノイバラは万葉歌では「うまら」と詠まれています。歌の解説は次のURLで、
http://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/29

 早くもキキョウが一輪咲き始めました。この時期の開花は初めてです。
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 カワラナデシコは開花株が増えてきました。
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Posted by katakago at 15:25
キリの花が咲いています [2019年05月06日(Mon)]
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 畑に植えているキリの木が枝いっぱいに花を咲かせています。
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 万葉歌関連の記事は次のURLに載せています。
http://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/593

 前回の記事(5/1)で紹介したカキツバタやアサザも開花株が増えてきました。 
 カキツバタ
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 アサザ
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 裏山ではイロハモミジの翼果が見られます。
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 シャガの花はひと月近く咲いています。
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 果樹園では菓子クルミの花が咲いています。
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Posted by katakago at 15:43
令和元年5月1日の植物園で [2019年05月01日(Wed)]
 蓮池の片隅ではカキツバタ(アヤメ科)が咲き始めました。同じ蓮池では早くもアサザ(ミツガシワ科)が花を咲かせていました(今のところ2輪)。ビオトープ池では、万葉歌で「あやめぐさ」と詠まれているショウブ(ショウブ科)も花を咲かせています。
 咲き始めたカキツバタ
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【歌】 かきつはた 衣に摺り付け ますらをの 着襲ひ狩する 月は来にけり (巻十七・3921 大伴家持)
【口語訳】 かきつばたで 衣を摺り染めにし ますらをが 着飾って狩をする その月が来た
「衣に摺り付け」の摺るは摺り染めにすることで、その月とは鹿茸や薬草を採る薬狩りに出かける4月で、左注には天平16年(744)4月5日(太陽暦の5月25日)に詠まれたとあります。
 アサザの花
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 ショウブの花(淡黄緑色の細かい花を穂状に付ける)
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 畑ではカワラナデシコも咲き始めました。
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 アマドコロ(キジカクシ科)の花
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 裏山で咲いていたホウチャクソウ(イヌサフラン科)の花
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Posted by katakago at 12:31
早くもハスの葉が出始めました [2019年04月22日(Mon)]
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 蓮池は年中水を張っていますが、アサザの葉に混じってハスの葉が伸びてきました。いつもの年より早いように思います。
 同じ池の隅に植えているカキツバタも蕾をつけている株が見られます(開花は連休の頃か)。
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 オキナグサ(キンポウゲ科の多年草)は今は咲き終わり、そう果の花柱が長く伸びています。当初3株ほど植えたものが今では畑のあちらこちらで見られます。そう果が風に飛ばされて行って殖えたようです。草取りは雑草と間違えないように慎重に手取りで行っています。。
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 品種名は不明ですが、ヤマザクラが入れ替わり今も咲いています。桜はひと月近く花を楽しめます。
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Posted by katakago at 12:12
野菜と果樹の生育状況 [2019年04月18日(Thu)]
 畑では、エンドウやソラマメが花を咲かせています。今年も順調に生育しているようです。一方、タマネギやイチゴの生育は例年よりも遅れているようです。イチゴはこの連休にはまだ収穫できそうにありません。
 果樹では、3月中旬に花を咲かせたサクランボ(暖地桜桃)が小さな実をたくさんつけています。アンズやスモモに続き、今、カリンと姫リンゴが花を咲かせています。カキやクリの新芽も出てきました。一方で、下草もびっしり生えてきたので草刈りに時間をとられそうです。
 エンドウ(左)とソラマメ(右)、中央はジャガイモ
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 左からタマネギ、イチゴ、ジャガイモ
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 イチゴの花
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 果樹園のカリンの花
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 姫リンゴの花
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Posted by katakago at 11:01
新元号「令和」の続報(4/1の記事に追加)  [2019年04月10日(Wed)]
 新元号「令和」の出典が『万葉集』巻五の梅花歌の序からと発表され、このブログでも取り上げています(次のURL)。
http://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/1496

 その後ネット上などで、6世紀に梁の昭明太子によって編纂された文芸集『文選』巻十五の「歸田賦」が話題になっています。そこで、改めて手元にあるいくつかの『万葉集』の注釈書を調べてみました。 
 新日本古典文学大系『萬葉集』(岩波書店)のこの歌序の語注には、序の冒頭の文、「これは羲之が蘭亭記の開端に、永和九年歳在癸丑、暮春之初会于会稽山陰之蘭亭。脩稧事也(永和九年、歳は癸丑に在り。暮春の初め、会稽山陰の蘭亭に会す。筆者注)。この筆法にならへりとみゆ」(代匠記(初稿本))と指摘されている、とあります。この歌序の構成や語句が「蘭亭記」によることは契沖以来の定説のようです(小島憲之著『上代日本文学と中国文学 中』)。さらに、「初春令月氣淑風和」の個所については、『文選』巻十五の「歸田賦」(作者は後漢の張衡)の「仲春令月時和氣C(仲春令月、時和し氣清らかなり)」が引かれていました。このテーマについては、今後、受講している万葉講座でも取り上げられるものと楽しみにしています。
 次の写真は該当部分(「歸田賦」)の写真です(国立国会図書館デジタルアーカイブより)。
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Posted by katakago at 17:54
コバノミツバツツジが開花 [2019年04月08日(Mon)]
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 裏山では、コバノミツバツツジが咲き始めました。
 白も咲いています。
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 アケビ(アケビ科)の花が咲いていました。
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 ニリンソウ(キンポウゲ科)も咲き始めました。
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 五輪塔そばの一重のヤマブキ
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 ヒトリシズカ(センリョウ科)の群生(周囲に桜の花花弁が散り落ちていました)
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 今年初めてのタケノコを掘り上げました。
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 昨日、2年間務めた地元生産組合長の引継ぎを終えました。これでやっと時間を自由に使えるかと思いますが、この一月ほどは裏山でのタケノコ掘りに追われそうです。畑では伸びてきた草取り作業が待っています。
Posted by katakago at 11:47
ヤマナシが開花 [2019年04月07日(Sun)]
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 ヤマナシ(ナシの野生型で果実は小さい)が一斉に咲き始めました。実生から育てて10年以上になります(落下果実の種子を発芽させて苗木を育成したもの)。
その全景
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 センダイヤのその後(白いナシの花と対比してピンクの色が目立っています)
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その全景
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 オオシマザクラのその後(その葉は桜餅に用いられるようです)
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 畑ではシロスミレが咲いています。
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 果樹園では、3年ほど前に植えたプルーンの苗木が今年初めて花を咲かせました。実がなるか楽しみです。
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Posted by katakago at 09:47
全国万葉協会のお花見ー琵琶湖岸(海津大崎)の桜クルーズ [2019年04月06日(Sat)]
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 全国万葉協会恒例のお花見は、今年は、琵琶湖岸(海津大崎付近)の桜を船上から眺めようとのことで、朝から出かけてきました。JR近江今津駅に集合し、今津港から乗船して80分ほどのクルーズを楽しみました。但し、お目当ての桜(ソメイヨシノ)の方は見ごろとなるのはもう少し先のようでした。
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 山の斜面に一本だけ花が咲いている桜の木を見つけました。 
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【歌】 山峡に 咲ける桜を ただ一目 君に見せてば 何をか思はむ (巻十七・3967 大伴池主)
【口語訳】 山あいに 咲いている桜を 一目でも あなたにお見せできたら 何を不足に思いましょう
巻十七には、越中赴任中に病気を患った家持と池主との歌のやり取りが書簡体の漢文を伴って載っています。これは池主が家持にあてた歌で、病苦の家持に見せてやれないことを残念に思って詠まれています。

 桜クルーズを楽しんだ後は、JRで唐崎駅まで戻り、唐崎神社と唐崎苑の万葉歌碑を訪ねました。
 唐崎神社から三上山(近江富士)を望む
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 唐崎神社境内では地元名物の御手洗団子もいただきました。
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 唐崎苑の歌碑の前で歌の解説を聴きました。
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 唐崎苑の万葉歌碑
 佐佐木幸綱先生揮毫
柿本人麻呂の近江荒都歌の反歌
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【歌】 楽浪の 志賀の唐崎 幸くあれど 大宮人の 船待ちかねつ (巻一・30)
【口語訳】 楽浪(ささなみ)の 志賀の唐崎は 昔と変わらずにあるが 昔の大宮人の 船が来るのを待ちかねている  

 中西 進先生揮毫
天智天皇崩御後、大殯(おおあらき)の時の挽歌
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【歌】 やすみしし わご大君の 大御船 待ちか恋ふらむ 志賀の唐崎 (巻二・152 舎人吉年)
【口語訳】 (やすみしし) わが大君の お船を 待ち焦がれていることだろうか 志賀の唐崎は

Posted by katakago at 21:28
桜の花いろいろ [2019年04月04日(Thu)]
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 裏山や畑に植えているサクラが次々と咲きだしました。
【歌】 あしひきの 山の際照らす 桜花 この春雨に 散り行かむかも (巻十・1864)
【口語訳】 (あしひきの) 山あいを照らしている 桜花は この春雨に 散り行くことであろうか

 先日(3/31)掲載したヤマザクラの全景
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 センダイヤも咲き始めました 
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 オオシマザクラは真っ白な花弁
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 裏山に植えている枝垂桜
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 裏山でワラビを見つけました。
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【歌】 石走る 垂水の上の さわらびの 萌え出づる春に なりにけるかも (巻八・1418 志貴皇子)
【口語訳】 岩の上をほとばしり流れる 垂水のほとりの さわらびが 萌え出る春に なったなあ

 裏山や畑のあちらこちらでタチツボスミレの群生が見られます。
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 ヒトリシズカ
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 オキナグサは種が飛んで畑のあちらこちらで花を咲かせています。
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万葉歌(巻十四の東歌)に、ねつこぐさ(原文は根都古具佐と表記)として詠まれている植物をオキナグサにあてる説があります。
【歌】 芝付きの 御宇良崎なる ねつこ草 相見ずあらば 我恋ひめやも (巻十四・3508)
【口語訳】 芝付きの 御宇良崎(みうらさき)にある ねつこ草のようなあの娘を 見さえしなかったら わたしはこうも恋い慕おうか
Posted by katakago at 13:40
万葉植物関連記事を出版物に(見本刷りが完成) [2019年04月02日(Tue)]
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 このブログで約8年間にわたって発信してきた万葉植物関連記事を印刷物にして、『猪名川万葉植物園だより』として自費出版すべく取り組んできました。この1年間ほど担当者と何度もやり取りしながら、ようやく出版前の見本刷りが出来上がり今日手元に届きました。
 これから最後の校正に取り掛かります。可能ならば昨日の記事も加えられればと思っています。令和元年5月中の刊行を目指したいと思っています。

関連記事は次のURL
http://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/1408
Posted by katakago at 12:55
新元号「令和」の出典は『万葉集』 [2019年04月01日(Mon)]
 今日発表された新元号「令和」の出典は『万葉集』とのことで早速関連個所を調べてみました。巻五の「梅花の歌三十二首并せて序」の漢文の序から採られています。
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 写真は『西本願寺本萬葉集』複製(主婦の友社発行、昭和59年6月1日)より。全20巻そろった鎌倉後期の写本。次に、読み下し文と口語訳を掲載しておきます(『新編日本古典文学全集 萬葉集』より)。
 梅花の歌三十二首并せて序
天平二年正月十三日に、帥老の宅に萃(あつ)まりて、宴会を申(の)べたり。
時に、初春の月にして、気淑く風(やはら)ぐ。梅は鏡前の粉を披(ひら)き、蘭は珮後(はいご)の香を薫らす。加以(しかのみにあらず)、曙(あさけ)の嶺に雲移り、松は羅(うすもの)を掛けて蓋(きぬがさ)を傾け、夕の岫(くき)に霧結び、鳥は縠(うすもの)に封ぢられて林に迷ふ。庭に新蝶舞ひ、空には故雁帰る。
ここに、天を蓋にし地(つち)を坐(しきゐ)にし、膝を促(ちかづ)け觴(さかづき)を飛ばす。言を一室の裏に忘れ、衿(ころものくび)を煙霞の外に開く。淡然に自ら放(ゆる)し、快然に自ら足りぬ。
もし翰苑にあらずは、何を以(もち)てか情を攄(の)べむ。請(ねが)はくは落梅の篇を紀(しる)せ、古と今と夫(そ)れ何か異ならむ。園梅を賦して、聊かに短詠を成すべし。
【口語訳】 梅花の歌三十二首と序
天平二年正月十三日(西暦730年太陽暦の2月8日)、大宰帥旅人卿の邸宅に集まって、宴会を開く。
折しも、初春の正月の佳い月で、気は良く風は穏やかである。梅は鏡の前の白粉(おしろい)のように咲き、蘭は匂い袋のように香っている。そればかりではない、夜明けの峰には雲がさしかかり、松はその雲の羅(ベール)をまとって蓋(きぬがさ)をさしかけたように見え、夕方の山の頂には霧がかかって、鳥はその霧の縠(うすぎぬ)に封じ込められて林の中に迷っている。庭には今年生まれた蝶が舞っており、空には去年の雁が帰って行く。
そこで、天を屋根にし地を席(むしろ)にし、互いに膝を近づけ酒杯をまわす。一堂の内では言うことばも忘れるほど楽しくなごやかであり、外の大気に向っては心をくつろがせる。さっぱりとして各自気楽に振舞い、愉快になって各自満ち足りた思いでいる。
もし文筆によらないでは、どうしてこの心の中を述べ尽くすことができようか。諸君よ落梅の詩歌を所望したいが昔も今も風流を愛することには変わりがないのだ。ここに庭の梅を題として、まずは短歌を作りたまえ。
 この後、大宰府や九州各地の官人の歌32首が載っています。宴の主人(あるじ)である大宰帥大伴旅人の歌は、
【歌】 我が園に 梅の花散る ひさかたの 天より雪の 流れ来るかも (巻五・822)
【口語訳】 わが園に 梅の花が散る (ひさかたの) 天から雪が 流れてくるのだろうか

なお、ウメの写真と梅花の宴については、以前の記事に載せています。
http://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/274


Posted by katakago at 15:18
ヤマザクラも開花 [2019年03月31日(Sun)]
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 裏山のエドヒガンに続き、畑に植えているヤマザクラの一株で開花が見られました。ソメイヨシノとは異なり、葉の展開と同時に花を咲かせます。
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 オオシマザクラの蕾
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 センダイヤ(牧野富太郎博士の命名)の蕾
間もなく濃いピンク色の花が見られます。
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Posted by katakago at 11:11
ヤマブキが一輪開花 [2019年03月28日(Thu)]
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 裏山で一重のヤマブキが一輪咲いていました。ほかはまだ蕾です
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 イロハモミジの若葉(万葉歌では”かへるて”と詠まれている)
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巻十四の東歌に次のような歌があります。
【歌】 子持山 若かへるての もみつまで 寝もと我は思ふ 汝はあどか思ふ (巻十四・3494)
【口語訳】 子持山の若いカエデが色づくまで共寝していようと私は思う。お前はどう思うか(口語訳は、岩波文庫『万葉集』より)。
 ところで、イロハモミジの科は従来はカエデ科でしたが、DNA塩基配列に基づく分子系統学的解析による新分類体系によれば、ムクロジ科となっています(『新分類 牧野日本植物図鑑』)。
 
 エドヒガンのその後
次の写真と比べると萼筒(ひょうたん型)の違いがわかります。
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 裏山の別のサクラ(品種名は不明、ソメイヨシノとは異なるか)
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 カタクリが順次花を咲かせています。
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Posted by katakago at 17:19
エドヒガンが初めて開花 [2019年03月26日(Tue)]
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 9年ほど前に裏山の斜面に苗木を移植した2本のエドヒガンのうち、1本で初めて開花が見られました。エドヒガン(ウバヒガンとも)は葉が出る前に花を咲かせ、萼筒(花の柄)がひょうたんのように膨れているのが特徴です(他のヤマザクラより開花時期が早い)。
 当時「エドヒガンを守る会」代表の津田さん(現在も川西市議)のお世話で一緒に植樹していただいたものです。苗木は今では4m以上にもなり、ここ2,3年は春になると今年は咲いてくれるかと毎年心待ちにしていました。
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 もう1本も蕾をつけています。
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 川西市内には、エドヒガンの群生地があります(猪名川上流域の国崎クリーンセンターや多田地区の水明台ほか)。
関連記事は、次のURLに載せています。
http://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/966
http://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/972
Posted by katakago at 11:31
スモモが咲き始めました [2019年03月25日(Mon)]
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 スモモが咲き始めました。万葉歌には次の一首のみ詠まれています。
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【歌】 我が苑の 李の花か 庭に散る はだれのいまだ 残りたるかも (巻十九・4140 大伴家持)
【口語訳】 我が園の 李の花が 庭に散っているのだろうか それとも薄雪がまだ 残っているのだろうか

 カタクリは3月13日に蕾の写真を掲載していましたが、その花の写真を撮りそびれていました。
旅行当日(3/20)の朝はまだ蕾であった株(次の写真)が今咲いています。カタクリも万葉歌には次の一首のみ詠まれています。歌では堅香子(かたかご)と詠まれています。
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【歌】 もののふの 八十娘子らが 汲みまがふ 寺井の上の 堅香子の花 (巻十九・4143 大伴家持)
【口語訳】 (もののふの) 群なす乙女が 汲みさざめく 寺井のほとりの かたかごの花よ

 シダレヤナギの花穂
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【歌】 浅緑 染め掛けたりと 見るまでに 春の柳は 萌えにけるかも (巻十・1847)
【口語訳】 浅緑色に 糸を染めて掛けたのかと 見るほどに 春の柳は 芽が出たことよ

 ヤマアイ(トウダイグサ科)の花
ヤマアイはわが国では最も古い染料植物の一つで、葉を乾燥して搗きだした汁を用いると藍色に染まるとのことで、万葉歌にも、「山藍もち 摺れる衣着て」と詠まれています(巻九・1742 高橋連虫麻呂歌集)。
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 果樹園では、アーモンドの花も咲きだしました。
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Posted by katakago at 17:19
孫娘を訪ねて鳥取へ [2019年03月24日(Sun)]
 去る17日に2年間組合長を務めてきた地元生産組合の総会が終わり、気分転換に鳥取の孫娘に会いに行って来ました。3泊4日の旅程で、初日は倉吉で合流し、市内白壁土蔵地区を散策したのち、三朝温泉に1泊してこのシーズン最後の蟹料理を堪能しました。
 倉吉白壁土蔵地区の公園で(孫娘は3歳3ケ月になり活発に動き回ります) 
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 以前、大仙寺の木田院碑の拓本採りでお世話なった「淀屋研究会」会長の毛利さんから、倉吉市にも豪商淀屋ゆかりの場所があると聞いていました。いつか機会があれば行ってみたいと思っていましたが、今回その一つの大蓮寺を訪ねる事が出来ました。
 淀屋清兵衛の墓
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 翌日は三徳山(みとくさん)三佛寺を訪れました(ここは国宝の投入堂が有名ですが、今回は三佛寺本堂まで)。
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 地蔵堂を遠望(昼食に立ち寄った谷川天狗堂駐車場より)
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 輪光院で(この日はお彼岸の中日で本堂では檀家さんが参集して法要が営まれていました)
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 三佛寺境内で
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 3日目、4日目は鳥取市内を案内してもらいました。
今回初めて鳥取砂丘の絶景を見る事が出来ました(昨年のNHK番組のブラタモリでも取り上げられていました)。
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 鳥取県立博物館を見学後、鳥取城跡を訪れました。桜の花は一部開花が見られたものの見頃となるのは今しばらく先のようです。
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 この日はたまたま、鳥取城跡擬宝珠橋の復元完成を記念したイベントが開催されていました。
山国隊軍楽保存会による行進(山国隊とは明治維新期に、丹波国桑田郡山国郷(京都市右京区京北)で結成された鳥取藩付属部隊で官軍に加わり戊辰戦争を戦った)
 帰りの時刻が迫る中、孫娘が興味を示しなかなかその場を離れようとせず焦ってしまいました。
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Posted by katakago at 14:30
アンズも咲き始めました [2019年03月18日(Mon)]
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 桃や桜(サクランボ)に続き、アンズの花が咲き始めました(上の写真)。

 一重に続き八重の花桃が見頃です。
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【歌】 春の苑 紅にほふ 桃の花 下照る道に 出で立つ娘子 (巻十九・4139 大伴家持)
【口語訳】 春の園は まるで一面紅色に照り輝いている その桃の花の下まで照り映える道に つと立っているおとめよ
 この歌の解釈では、終止形の二句切れ(春の園が紅色に輝いている)とみるか、連体形の三句切れ(春の園の紅色に咲いている桃の花)とみるかで説が分かれています(上の口語訳は二句切れ説による)。
 以前にお聴きした坂本信幸先生の講演では、二句切れとみる観点から詳細な解説がなされました。三句切れ説(岩波文庫『万葉集』ほか)の拠り所の一つにあげられている漢籍の「紅桃」については、漢籍では、緑と紅の対で使用されているが、この歌ではそのような対句表現ではなく、「紅にほふ」は連帯形として「紅桃」と三句切れになるのではなく、二句切れで解するのがよいとのお考えでした。

 サクランボ(暖地桜桃)の花が満開です。
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 畑ではツクシがたくさん出ています。
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 オキナグサも咲き始めました。
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Posted by katakago at 17:32
カタクリ続報 [2019年03月13日(Wed)]
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 カタクリの蕾がはっきりと見えるようになりました。間もなく開花するものと思われます。この場所には7,8年ほど前に球根を植えたのですが、毎年花を咲かせてくれます。
 タチツボスミレが咲いていました。
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 ヒトリシズカの出芽が見られます。
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 アケボノアセビ(2/23の記事)に続き五輪塔そばのアセビも白い花を咲かせています。
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【歌】 我が背子に 我が恋ふらくは 奥山の あしびの花の 今盛りなり (巻十・1903)
【口語訳】 あなたを わたしが恋しく思うことは 奥山の あしびの花のように 今やまっ盛りです

 裏山ではフキノトウも出ていました。
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 小さなタケノコも一つ見つけました。
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Posted by katakago at 20:04
カタクリの花芽 [2019年03月10日(Sun)]
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 このところ、畑仕事や3月末の生産組合総会に向けての準備に追われていました。懸案事項(ため池の境界確定)も一つ片付きホッとしています。
 裏山で、カタクリの蕾を見つけました(上の写真)。
 自生しているシキミが花を咲かせていました。白梅はほぼ散ってしまいましたが、植物園入り口付近では、ミツマタが見ごろを迎えています。ヤブツバキは散った花が株元に散り敷いていますが、まだ多くの花が咲いています。
 シキミの花
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 植物園入り口付近のブータン大輪ミツマタ(周囲に芳香を放っています)
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 散り敷いたヤブツバキの花
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 畑ではオキナグサの蕾が見られます。ツクシも出ていました(写真右下)。
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 蓮池ではカキツバタやセリの新芽が見られます
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 花桃の蕾
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 サクランボ(暖地桜桃)の蕾
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Posted by katakago at 11:35
アケボノアセビの花 [2019年02月23日(Sat)]
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裏山では、アケボノアセビの蕾が膨らみうっすらピンク色を帯びてきました。
 ミツマタ(ブータン大輪ミツマタ)もようやく黄色い花が見られるようになりました。
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 畑に植えているネコヤナギの現在の様子
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 裏山の竹やぶに置いているシイタケの原木(もうすぐ収穫できそうなものもあります) 
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 裏山の入り口付近の様子(白梅も紅梅も満開です)
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Posted by katakago at 15:49
今年最初の来園者(川西自然教室) [2019年02月13日(Wed)]
 昨日午後、川西自然教室の行事「せっちゃんの植物三昧(79)」で、植物同好の方々が万葉植物園に来られました。裏山の入り口でヤブツバキと白梅が咲き始めたもののミツマタもまだ蕾で、多くの春の万葉植物の開花はこれからで、この時期に見学者を案内するのは初めてです。
 裏山と畑を案内しましたが、この会の講師を中心に図鑑を手に園内に生えている植物名を調べたり、スケッチや写真を撮られていました。
 裏山の入り口付近
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 白梅と紅梅
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 ヤブツバキ
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 裏山では思い思いに観察されていました。
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 コウヤボウキの花の名残
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 畑での観察の様子
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 花桃の蕾が膨らみ色づいていました。
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 オキナグサの出芽
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 オオイヌノフグリ(ごまのはぐさ科)が咲いていました。
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Posted by katakago at 15:50
地元JAの親睦旅行 [2019年02月02日(Sat)]
 昨日は、地元JA多田支店、東谷支店合同の初めての「ふれあい旅行」(日帰りバス旅行)が開催されました。両支店のふれあい委員会で企画された行事です。今年度、私は地区の順番で川西市生産組合長会多田地区代表となり、多田支店ふれあい委員会副委員長の一人として参加しました。参加費は自己負担(一部補助があったものの1人10,500円)でしたが、短期間で両支店管内あわせてバス2台分の申し込みがあり、多くの組合員の方々の参加が得られました。
 旅行先は、今がシーズンの蟹料理を現地で味わうのを目的に京丹後市の夕日ケ浦が選ばれました。ゆっくりと時間をかけて蟹料理を味わい、温泉入浴や、途中、出石城下町の散策も楽しむ事が出来ました。今回のバス旅行は、昼食会場や車中での会話を通じて、日ごろゆっくりと話す機会のなかった組合員間の交流の輪が広がる機会になったのではと思っています。私も、他の役員の方々とも意見交換する事が出来ました。  
  
 夕日ケ浦 海花亭での蟹料理(写真は2人分)
旅行代金に見合う蟹料理を堪能されたのではと思っています。
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 夕日ケ浦の海岸で
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Posted by katakago at 15:01
このシーズン初めての積雪 [2019年01月27日(Sun)]
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 今朝起きると、畑や蓮池にはうっすらと雪が積もっていました。
 果樹園のハッサクにも雪が
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 ネコヤナギの芽吹き 
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ネコヤナギは万葉歌では川柳(かはやなぎ)と詠まれ、巻十の春の雑歌に次のような歌があります。
【歌】 山の際に 雪は降りつつ しかすがに この川柳は 萌えにけるかも (巻十・1848)
【口語訳】 山あいに 雪は降っている それなのに この川柳は もう芽が出たことよ

 裏山の白梅も咲き始めました。
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 ヤブツバキも咲いています。
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 今日は地元自治会主催の恒例行事「三世代交流餅つき大会」が開催され、小学生からお年寄りまで餅つきを体験していました。参加者には搗きたての餅が振舞われていました。
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Posted by katakago at 14:55
久しぶりの万葉ウォーク [2019年01月23日(Wed)]

 先日(1/20)、「万葉の大和路を歩く会」番外第一回目が開催され参加しました。今回は、神戸市内にある三つの古墳を訪れ、その後、敏馬神社にある万葉歌碑を訪ねました。更にこの時期は新酒のシーズンでもありルートの途中にある灘五郷の酒蔵(菊正宗、白鶴、神戸酒心館)にも立ち寄り、昼食とお酒の試飲も楽しみました。

 この三基の古墳は、海岸沿いに西から西求女塚古墳(築造は3世紀後半と推定)、処女塚古墳(同 4世紀前半と推定)、東求女塚古墳(同 4世紀後半)の順で、海に前方部を向けた中央の処女塚古墳に対し、東西の求女塚古墳がそれぞれその前方部を処女塚古墳の方へ向けており、海上で船から見た光景を基に「葦屋菟原娘子(あしのやのうないおとめ)伝説が生まれたと考えられています(廣川晶輝著『死してなお求める恋心ー「菟原娘子伝説」をめぐってー』より)。
 摂津国菟原郡の東部、葦屋の辺りに住んでいた菟原娘子が二人の男(小竹田壮士と菟原壮士)から求婚されますが、いずれかを選ぶともう一方が悲しむので、自らは自殺したというものです。古墳の名前もこの物語にちなんで付けられているようです(西から菟原壮士、中央が菟原娘子、東が小竹田壮士の墓として)。 この物語を題材にして万葉歌人の高橋虫麻呂、田辺福麻呂、大伴家持が歌に詠んでいます。さらに平安時代の『大和物語』の「生田川」に取り上げられ、室町時代には謡曲「求塚」が作られています(観阿弥作)。

 この場所は、以前にも「飛鳥を愛する会」の現地講座で訪れ、これを題材にした音楽劇も鑑賞したことがあります。また、大伴家持が詠んだ歌の反歌にツゲが詠まれており、以前の記事に取り上げています。関連の万葉歌も載せていますので、それらのURLを参考までに記しておきます。
「飛鳥を愛する会」現地講座関連
http://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/316
大伴家持の歌関連
http://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/354
音楽劇「綺譚 生田川」関連
http://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/621

 以下、上記の記事にはなかった関連の写真を載せておきます。
求女塚之碑(神戸市東灘区住吉宮町1丁目の東求女塚古墳で)
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 処女塚古墳(神戸市東灘区御影塚町2-1)東側の登り口で説明を聞く
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 田辺福麻呂の万葉歌碑(処女塚古墳)
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【歌】 古の 小竹田壮士の 妻問ひし 菟原処女の 奥つ城ぞこれ (巻九・1802) 
【口語訳】 古(いにしえ)の 小竹田壮士(しのだおとこ)が 求婚した 菟原処女(うないおとめ)の 墓なのだこれは

Posted by katakago at 21:11
今年も孫の成長ぶりが楽しみです [2019年01月05日(Sat)]
 この年末年始は、3人の孫(高2、中3、3歳)のうち2人が帰って来てくれて賑やかに過ごしました。中3の孫は自宅で高校受験に備えることにしたそうです。2泊しか出来なかった高2の孫は、梅田でショッピングを楽しむ一方、宿題に追われていたようです。年寄りの相手をしてくれたのは3歳の孫です(1週間一緒に過ごしました)。

 正月3が日は昨年に続き、地元の矢問八幡宮のお祀りをしました。正月のお供えをして朝夕に御神燈を灯しました。
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 初詣は、この八幡宮と多田神社に参拝しました。
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 畑では、ダイコンを抜いたりミカン採りを楽しんでくれたようです。
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Posted by katakago at 15:08
ため池管理者研修会(12/21) [2018年12月22日(Sat)]
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 昨日、三田市で平成30年度の「ため池管理者研修会」があり出席しました。昨年も開催され出席しましたが、後日、地元水利組合員を対象に県の担当者による出前講座も開催し、課題の共有化を図ってきたところです。
 朝日新聞の記事によると、今年7月の西日本豪雨でため池が決壊し大きな被害が出た広島県では、県内約19,600カ所あるため池のうち、約5,000カ所を廃止する方針で、このうち緊急性の高い約500カ所を2021年度までに廃止するとのことです。当面の対応として、堤の一部を削って水をためないようにし、水利組合などの了承を得て堤を完全に取り払うことが検討されているようです。
 全国で最も多い兵庫県(約38,000カ所)では、7月豪雨でため池決壊被害はなかったものの多数のため池被害が発生しており、8月末までに緊急点検が指示され対応してきました。今回の研修会では、この結果を踏まえ県では、必要に応じて復旧・整備を行い、あわせて利用されなくなったため池の廃止を促進するとの方針が示されました(講師:県農政環境部農林水産局農村環境室 谷本幹夫主査)。当水利組合にも利用されなくなったため池があり、今回はまだ具体的に触れられなかった実施主体(県、市、水利組合)や費用負担など具体的な施策について関心があります。
 緊急点検を踏まえた今後の対応についての資料から
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 ため池管理マニュアルーため池の点検、管理についてー(講師:水土里ネット兵庫 栗林茂樹事務局長兼事業部長)
 写真は資料の一部より
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 当水利組合では、利用されなくなったため池(3カ所)を廃池にするための手続きを市の担当部署と相談しながら順次作業を進めています。先週、ため池の境界を確定するための立会を市、隣地の所有者、水利組合で実施しました。
 池ノ谷池の全景
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 堤塘敷での確認作業の様子
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Posted by katakago at 11:33
今年最後の行事(尺八演奏会)も終わりました [2018年12月20日(Thu)]
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 一昨日、都之雨社の平成30年度定期尺八演奏会が終わりました(写真はプログラム表紙)。私にとって8回目となりますが、兵庫県立芸文センター神戸女学院小ホールでの演奏は今回が初めてです。これまでは中ホールや大ホールの演奏会場でしたが、今年は抽選でこれらのホールが取れなかったそうです。
 今回の演奏会では、尺八合奏曲(本曲 春の光、爛−RAN−、冴ふり)と初代星田一山作品(椿咲く頃、春灯、流転)が取り上げられました。私は朝日カルチャーセンター芦屋教室の受講生と一緒に、参加者全員による尺八三部合奏曲「本曲 春の光」(流祖 中尾都山作曲)の演奏に参加しました(二部の演奏)。
 毎年曲目が決まると尺八教室では半年以上かけて練習し、自宅でも含めると100回以上練習することになります。このような年一度の演奏会という目標がなければ、同じ曲をこれほど集中して練習することはありませんが、これまで暗譜で演奏した「千鳥の曲」や「本曲 八千代」などは、お陰で演奏の自信に繋がっています。
 今回の三部合奏曲では、個別の練習はともかく全員でのリハーサル(当日の舞台リハーサルも含め3回)が非常に重要でした。本番は星田先生の指揮に合わせ、とても緊張しながらの演奏となりました。




Posted by katakago at 17:03
師走の植物園で [2018年12月08日(Sat)]
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 ここ暫くは、伸びすぎた果樹の剪定や咲き終わった草花の片付けなど畑仕事に追われていましたが、今朝裏山に出かけてみるとイロハモミジの紅葉が見ごろとなっていました。10本ほど植えています。
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 裏山の数か所でサネカズラの液果が色づいていました。
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 昨日までは暖かい日が続いていたためか、竹藪に置いたクヌギの原木にシイタケが生えていました(この時期に見るのは初めて)。
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Posted by katakago at 13:44
秋の植木まつり [2018年11月25日(Sun)]
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 今日は、東谷小学校運動場で「東谷市民秋まつり」が開催され、その会場の一角では市 産業振興課などが担当の「秋の植木まつり」も行われ、朝から出かけてきました。草花や植木の鉢物の販売や、川西特産の北摂栗を「ポン栗」にして来場者に試食してもらうPRコーナーも設けられました。
 草花や植木の鉢物が並べられました。
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 試食用の「ポン栗」が出来上がりました。出来立てのアツアツが振る舞われ好評でした。
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 JAのコーナーでは、東谷地区産の出来の良いハクサイ・ダイコン・ネギなどの野菜類が格安で販売されていました。
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 昨日は、JA多田支店でも感謝祭が開催され(会場は多田グリーンセンター)、野菜の販売や抽選会(特賞は米10kgが2本)のほか、来場者には猪汁とふろふき大根が振る舞われました。
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Posted by katakago at 18:32
イチョウの黄葉 [2018年11月23日(Fri)]
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 裏山では大きくなったイチョウの木(十数年前に苗木を移植)が黄葉しています。イロハモミジも色づき始めました。
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 夏季には華やかだった蓮池周辺も今は殺風景になってしまいました。 
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 ノジギクが咲いています。
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 第二果樹園では白花のスミレが咲いています。
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 まだ咲いているキキョウもあります。
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 花を咲かせていたタカサゴユリ(ユリの中ではかなり長い期間花が見られます)。
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 オミナエシで花が見られた最後の一株
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 カワラナデシコは蕾をつけた株も(例年12月になっても花が見られます)。
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Posted by katakago at 15:19
平成30年度定期尺八演奏会(都之雨社)のお知らせ [2018年11月22日(Thu)]
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 朝日カルチャーセンター芦屋教室の尺八講座に通って早10年半になります。そこで教えていただいている星田一山先生が主宰される「都之雨社」の定期尺八演奏会が、今年も来月18日(火)に兵庫県立芸文センター(神戸女学院小ホール)で開催されます。芦屋教室の受講生も出演することになっています(私は今年で8回目)。
 演奏曲目が決まると教室でも半年以上かけて練習に励みます。今回は、「本曲 春の光」(流祖 中尾都山 作曲)を演奏します(チラシ写真のように30人ぐらいで演奏)。明治44年作曲の三部合奏曲で私は二部を担当します。毎週ある尺八教室では各部に分かれて合奏練習を続けてきました。全体でのリハーサルは来月に2回予定されています。
 この曲は、三部合奏曲として尺八独特のハーモニーを創るべく作曲されたもので、『都山流百年史』では、「うららかな春の光の輝き渡る中に、森羅万象、ことごとくその陽光を浴びて、嬉々として生を楽しむ、といった精神的なものを表現している。作られた年代から見ても、三連音符、6/8拍子等が用いられた、尺八音楽としては一歩も二歩も前進した新しいものであった。」と解説されています。
 


Posted by katakago at 11:14
特別展「京のかたな」(京都国立博物館) [2018年11月18日(Sun)]
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 昨日、京都国立博物館で開催中の特別展「京のかたな―匠のわざと雅のこころー」に出かけてきました。京博へは、「禅ー心をかたちにー」以来2年半ぶりです。会期末(25日まで)とあってか長い待ち行列ができていました(案内では50分待ち)。京都初の刀剣特別展示だそうですが、これほどの人気があるとは思っていませんでした。一昨日には20万人目の入館者があったとのことです。

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 館内では、「国宝 太刀 銘三条(名物 三日月宗近)」を間近で見るにはここでも待ち行列に並ぶ必要がありました。焼き入れの技術によって現れる刃文(はもん)や地鉄(肌)の種類は、刀剣鑑賞の際の見どころの一つとされています。この「名物 三日月宗近」は、刃文に三日月形がいくつも見える事よりこの通称が付けられたそうです。最前列で熱心に鑑賞する若い女性も目立ちましたが、今回のテーマでは意外に思われました。


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 明治古都館(こちらは写真撮影はOK)では、「刀剣乱舞ーONLINE−」コラボ企画で刀剣男子の等身大パネルの展示がされていました。帰宅後ネットで調べたところ、この名刀を擬人化したオンラインゲーム「刀剣乱舞」をきっかけに、3年ほど前から刀剣ブームが広がり、「刀剣女子」と呼ばれる若い女性が増えているとのことでした。
 展示パネルにカメラを向ける”刀剣女子” 
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 今回の展覧会では、明治古都館で唯一写真撮影できた刀剣(復元模造)
 「重文 薙刀直シ刀 無銘(名物 骨喰藤四郎)の復元模造(人間国宝刀剣作家 宮入法廣氏作)
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Posted by katakago at 11:38
ため池の倒木撤去 [2018年11月16日(Fri)]
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 昨年10月の台風では、地元水利組合が管理するため池で、大木が池側に倒れる被害が出ました(上の写真)。その撤去を業者に依頼して、今日ようやく終える事が出来ました。クレーン車やボートを用い、作業者4名で一日がかりの作業となりました。ため池の懸案事項がとりあえず一つ片付いてホッとしています。
 クレーン車は水面での作業用ボートの上げ下ろしや伐採した木の搬出に
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 ボートの上からチェーンソーでの伐採作業(最終段階)
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 倒木の撤去を終えて
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Posted by katakago at 19:21
晩秋の植物園でー草・木の実 [2018年11月13日(Tue)]
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 植物園もこの時期、咲く花はカワラナデシコ、タカサゴユリ、ノジギクなど限られますが、色づいた草・木の実を楽しめます(上の写真はマユミ)。
 マユミの実の拡大(裂けた果実の中から赤い種が見られます)
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 サネカズラの液果も色づき始めました。
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 サカキの実
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 ノイバラの果序
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 ジャノヒゲの種子
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 アカネの果序
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 ヘクソカズラの果実
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Posted by katakago at 13:12
二つの正倉院展(奈良国博、平城宮跡資料館) [2018年11月12日(Mon)]
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 この秋奈良では、二つの”正倉院展”が開催されています。その一つは奈良国立博物館の第70回正倉院展で、もう一つは平城宮跡資料館の「地下の正倉院展ー荷札木簡をひもとくー」です。奈良国博の正倉院展は例年会期が短く、今年はこれまで行きそびれていましたが、昨日は最終日前日ということで、午前の川西まつりに参加した後奈良まで出かけてきました。
 先に、近鉄奈良線の大和西大寺駅で途中下車し平城宮跡を訪れました。平城宮・京跡から出土した木簡の中には、全国各地から税として都に送られた荷物に付けられた木簡(これが荷札木簡)が多数含まれ、今回の特別展では、そのいくつの実物展示と解説がなされていました(写真撮影はOKでした)。
 復元された第一次大極殿(平城遷都1300年の2010年に完成) 久しぶりに訪れました。
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荷札木簡には物品名や数量、地名、納税者の名などが記される。
 越前国からの大豆の荷札 
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 備中国からの白米五斗の荷札
解説によれば五斗は今の二斗二升五合で約34kgに相当。木簡の裏面には天平十九年二月九日(西暦747年)
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 正倉院展では、当日の入館券を求めるのに長い列に並ぶ羽目になりましたが、その後は比較的スムーズに館内に入れました(例年はここでも長い待ち行列があるのですが)。以下、今回の主な展示物を外部掲示のパネル写真で見ておきます。
 博物館の案内パネルの写真には、右から平螺鈿背八角鏡(へいらでんはいのはっかくきょう)、磁鼓(三彩のつづみ)、沈香木画箱(献物箱) 
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 博物館に掲げられたパネルの写真には、左から玳瑁螺鈿八角箱(たいまいらでんはっかくばこ)、仏像型(押出仏の型)、新羅琴、磁鉢(二彩の鉢)
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 上の写真の新羅琴は、図録解説によれば、羊耳形の緒留め(絃を繋いだ緒を固定する部分)を備えた十二絃の筝で、新羅琴の特徴の一つはこの羊耳形の緒留めにあるとみられ、韓国慶州市鶏林路(ケリムノ)30号墳(5〜6世紀)から羊耳形の端部を持つ筝が表された装飾品が出土しています。
 他に、七絃の琴(きん)に似た桐木琴(きりのきのきん)も出陳されていました。
 
 そのほか写真にはありませんが、錦紫綾紅臈纈絁間縫裳(にしきむらさきあやべにろうけちあしぎぬのまぬいのも、女性用の裳)についても触れておきます。これは、下半身に着ける巻きスカート状の衣で、図録解説によれば、赤地臈纈絁、紫綾、緑系織色綾の三種の細長い裂(きれ)を繰り返し継ぎ合わせる間縫によって縦縞を表しています。高松塚古墳壁画に描かれる女性像の衣服にも見られるものです。 
Posted by katakago at 12:02
第12回川西まつり [2018年11月11日(Sun)]
 快晴に恵まれた今日、キセラ川西せせらぎ公園で、第12回目の川西まつり(JA兵庫六甲川西地区3支店、川西市商工会主催)が開催されました。昨年同様、生産組合長としてJAブースでの地元農産物の販売手伝いに出かけてきました(午前の部)。9時半ぐらいには開場を待つお客さんの列ができ、10時から始まった対面販売では、思い思いに選んだ野菜や果物を手にしたお客さんの列が続き、釣銭を間違えないようにと緊張しました(非日常のひと時を過ごしました)。

 9時前には市内の農家から出荷された野菜類やミカン、カキなどが並べられました。
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 開場の10時前には正面舞台で、吹奏楽の演奏が始まりました。
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 会場内の各模擬店は大勢の人で賑わっていました。
今年も南阿蘇村のブースも見られました(赤牛串焼、新米の摑み取りなど)。
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Posted by katakago at 21:56
孫娘の七五三参り [2018年11月04日(Sun)]
 今日は、来月末に3歳になる孫娘の七五三のお参りに地元の多田神社に出かけました。横浜や東京の親戚も来てもらって久しぶりに賑やかな一日を過ごせました。
 孫娘にとって着物姿での外出は初めてとあって、拝殿に上っての参拝が無事終わるまでは付き添い一同ハラハラしながらの参拝となりました。お祝いの会食の席では孫娘の成長ぶりを眺めながら楽しいひと時となりました。離れて暮らしていますが、両親の愛情に包まれて健やかに育ってくれることを願っています。
 自宅前での記念写真
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 長男一家と共に
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 多田神社の境内で
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Posted by katakago at 21:25
まちかね祭(阪大豊中キャンパス) [2018年11月02日(Fri)]
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 今日から3日間、大阪大学豊中キャンパスで大学祭(まちかね祭)が開催されています。同窓会の案内でこの開催を知り、午後から出かけてきました。
 このまちかね祭には7年前に一度訪れ、その際、邦楽サークルの「銀簫会」の演奏を聴きました。今回もお琴と尺八の演奏会場をのぞいてみました。ちょうど「三段の調」(久本玄智 作曲)の演奏が始まる直前でした。この曲は、練習の初めの頃に習った曲で大変懐かしく聴きました。
 以下スナップ写真を載せておきます。
 メイン通路の両側には多くの模擬店が並び賑わっていました。
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 ジャグリング会場(旧浪高庭園そば)
高校2年の孫娘がジャグリングのクラブに入っているとのことで興味があり立ち寄ってみました。
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 ジャグリングサークルPatioのメンバーによるパフォーマンス
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 ステージ宙ではアカペラサークルの演奏
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Posted by katakago at 16:46
ナンバンギセルの種を入手 [2018年11月01日(Thu)]
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 9月に五島市三井楽町で開催された「全国万葉フォーラム in みいらく2018」の交流会の場では、わたしが私設の万葉植物園を開設していることより、参加者の中で植物に関心のある方々と万葉植物の栽培法などについて話が弾みました。その折ナンバンギセルも話題になりましたが、当時(9月中旬)今年はまだ確認できていないと話したところ、愛媛県から参加されていた方より、「自分が栽培しているナンバンギセルの種が採取出来たら送りましょう」との申し出を頂きました。昨日、その種が届きました(上の写真)。ブログも見ていただいているとのことで、この記事にてお礼を述べさせていただきます。有難うございました。
 来年の春先にススキの株元に蒔く予定です(ナンバンギセルはススキなどの植物に寄生する)。

 なお、花の写真や、万葉歌(思ひ草と詠まれている)の解説は7年前の次の記事に載せています。
【歌】 道の辺の 尾花が下の 思ひ草 今更々に 何をか思はむ (巻十・2270)
http://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/175
  
 
  


Posted by katakago at 15:25
コウヤボウキの花 [2018年10月30日(Tue)]
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 裏山では、コウヤボウキ(きく科)の花が咲き始めました。万葉歌では、玉箒(たまばはき)として次の大伴家持の歌に詠まれています。この玉箒は、コウヤボウキの茎を束ねて作られたもので、初子の儀式に用いられたものは箒の枝に色とりどりの小さなガラス玉が嵌め込められ(正倉院の宝物)、実用的には蚕室の掃除に用いられたようです。箒の材料となるこの落葉低木も「たまばはき」と呼ばれたようです。
【歌】 初春の 初子の今日の 玉箒 手に取るからに 揺らく玉の緒 (巻二十・4493)
【口語訳】 正月の 初子の今日の 玉箒 手に取るだけで ゆらゆらと鳴る玉の緒よ
 なお、この歌の解説は、7年前の次の記事に載せています。
http://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/201

 畑では、この時期まだ咲いているカワラナデシコやキキョウが見られます。
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Posted by katakago at 11:17
多太神社の秋季大祭(2018) [2018年10月29日(Mon)]
 この週末の2日間(27,28)は、多太神社の秋季大祭で、1日目は3年に一度の4地区合同(東多田、平野、新田、矢問)の太鼓台・ダンジリの宮入りが行われました。2日目は町内巡行で地区内を7時間ほどかけて巡りました。昨年(町内巡行のみ)は雨中のお祭りになってしまいましたが、今年は両日とも晴天に恵まれ絶好のお祭り日和となりました。
 この日に向け、宮総代、自治会、消防団を中核に婦人会、シルバーアローズ(長寿会)、生産組合が協力する体制で準備がなされてきました(特に消防団は他地区と合同宮入りのための打ち合わせも)。当日の宮入り、町内巡行に当たっては消防団の部長、団長らの丁寧な指導・適切な指揮のもと地元参加者の協力によって、多太神社の石段や地元の難所(白坂)を太鼓台を担いで無事に上り下りできました。参加者にとっては、達成感と地元住民同士の一体感を味わえた2日間であったと思っています。このような伝統行事が、中核となる消防団の若い方々によって引き継がれてゆくことを期待しています。

 以下2日間のスナップ写真を記録として載せておきます。
1日目(多太神社へ宮入り)
まず地元の矢問八幡宮に向け出発(12:45頃、太鼓台は自治会館から担いで)
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 八幡宮で神官の祝詞奏上(引き続き参列者が玉串奉奠して参拝しました)
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 多田神社の前の御社橋を通過(南大門の前では七五三参りに来た方の見物も)
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 能勢電多田駅前交差点を通過
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 多田駅前で4地区の太鼓台・ダンジリが合流(15:40頃)
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 多太神社へ宮入り(鳥居前、17:30頃) 
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 鳥居をくぐり難所の石段を無事上り終えられました。
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 多太神社の境内 
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 4地区の太鼓台・ダンジリがそろった境内(大勢の参加者が見られました)
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 境内での行事(献酒の儀、乗り子の参拝の儀、鏡割り、余興など)を終えて、太鼓台を担いで石段を下りる途中の様子(19:56頃))
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 多田駅前交差点を通過(21:40頃)
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 ようやく自治会館前に帰り着きました(22:55頃)。長い一日がやっと終わりました。
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2日目(町内巡行)
 八幡宮で乗り子の参拝
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 銀橋付近の県道(川西ー篠山線)を通過
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 近所の人に見守られながら一番の難所の白坂を太鼓台を担いで登り始めたところ(16:14頃)
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 坂の上を巡回し再び担いで下りて来る途中(17:30頃)
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 ようやく白坂の下まで到着
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 無事自治会館に帰着し直会の会場での乾杯の様子(午後7時頃)
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Posted by katakago at 12:17
川西市仏教会主催の行事(寺院めぐり)に参加 [2018年10月26日(Fri)]
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 今日は、川西市仏教会主催の「第12回みんなで歩こう川西市寺院めぐり」が開催されました。この会は市内の33ケ寺が参加する宗派を超えた仏教ネットワークで、毎年秋の寺院めぐりのほか、夏には「ほーわの会」で所属寺院の住職による講演会も実施されています。
昨年の「ほーわの会」の記事は、http://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/1259

 今回の行事の一部に私どもの万葉植物園の見学も組み入れていただきました。ルートは次の通りです。新田の法泉寺(浄土宗)→ 多田神社 → 多田院の西方寺 → 西多田の浄徳寺(真宗大谷派)→ 矢問の猪名川万葉植物園 → 鼓滝の西行歌碑
 最初に訪れた法泉寺(本尊は阿弥陀如来立像)では、檀信徒の尽力により昭和62年に建て替えられた立派な本堂で鈴木崇史住職の法話を拝聴しました(高野山高校時代の経験談も交え法然上人の浄土宗について)。
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 植物園の見学に先立ち途中会場(セレナス多田飛翔殿)で、パワーポイントによる説明をさせていただきました。  
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 畑では、ヒオウギの種(ぬばたま)や秋の七種(くさ)のうちフジバカマやまだ咲き残っていたキキョウ・オミナエシなども見てもらいました。
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 フジバカマの花は今が最盛期
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 裏山の植物園の前で記念の集合写真(一度にこれほど大勢の見学者は久しぶりです)
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 今回で植物園の大きな行事は終わり一先ずホッとしています。
明日は、地元多太神社の秋季大祭で矢問地区も太鼓台が宮入りします(2日目は町内巡行)。
 
Posted by katakago at 19:57
プルーン(ばら科)が花を咲かせていました [2018年10月19日(Fri)]
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 最近テレビの気象番組で、ソメイヨシノの開花が取り上げられていました(この季節外れの開花は不時現象と呼ばれる)。そこで、果樹園に植えているばら科の木(ヤマザクラ・スモモ・プルーン・サクランボ・モモ)をあらためて眺めてみたところ、プルーンで数輪花が咲いているのを見つけました(異なる株でも開花)。
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 一方で、マユミの実が色づき始め、この時期咲く草花も少なくなった中で、畑ではヨメナの花が咲き、イヌタデも赤い花を咲かせています。
 マユミの実 
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 ヨメナの花
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 イヌタデ(子供がままごとで赤飯に見立てて遊んだことよりアカマンマの別名)
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Posted by katakago at 16:18
今年はカキが豊作です [2018年10月17日(Wed)]
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 カキは、多くの品種を栽培しています(早秋、太秋、興津二十号、次郎、富有、花御所、禅寺丸、黒柿、西条)。今年は、台風で枝が折れた株もありましたが、いずれも沢山実がなりました(上の写真は花御所)。先日は、今月末のお祭りに向けて太鼓の練習を始めた子供たちにも差し入れ出来ました(品種は次郎)。
 次の写真は、上から右回りに、黒柿(3個)、禅寺丸(2個)、花御所(3個)、太秋(3個)、次郎(3個)。
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 今年は菓子クルミもたくさん収穫できました(写真は果実から種を取り出したもの)。
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 くるみ割り器具で割ってみました(硬くて結構力が要ります)。ネットで調べるといろんな利用法があるようです。
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 柑橘類では温州ミカン(宮川早生)が色づき始めました。
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Posted by katakago at 14:24
寺院めぐりのお知らせ(川西市仏教会の行事) [2018年10月10日(Wed)]
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 今月26日に川西市仏教会主催の「第12回みんなで歩こう川西市寺院めぐり」(多田盆地の西半分を歩く)が開催されます。上の写真(案内チラシ)は、川西市仏教会の公式ブログ http://kawanishiba.blog134.fc2.com/ より転載しました。

 この行事の途中に、私どもの万葉植物園にも立ち寄っていただくことになっており(途中会場では見学前にパワーポイントで説明も予定)、私のブログでも紹介させていただきました。。
 今月末には咲いている植物は限られますが、植物園の秋の風情を見ていただければと思っています。
 山上憶良の歌にある秋の七種(くさ)のうち、藤袴や尾花はこの時期も見られると思われます(オミナエシ・キキョウ・カワラナデシコも未だ咲いていて欲しいのですが)。
 フジバカマの花
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Posted by katakago at 10:27
オケラの花 [2018年10月02日(Tue)]
 今月末には2件の来園者を迎えることになっています。裏山は暫く手入れが滞っていたので、昨日から台風の後片付けも兼ねて取り組んでいます。

 オケラ(きく科)の花が咲いていました。万葉歌では或る本も含め4首全てが東歌で、「うけら」と詠まれています。
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【歌】 恋しけば 袖も振らむを 武蔵野の うけらが花の 色に出なゆめ (巻十四・3376)
【口語訳】 恋しくなったら 袖ぐらい振りますのに 武蔵野の おけらの花のように 目立ったことをしないでくださいね 

 下草刈りの作業中に、サネカズラ(まつぶさ科)やマユミ(にしきぎ科)の実に気づきました。
 サネカズラの実(晩秋には赤く色づく)
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 マユミの実(晩秋には淡紅色に熟しやがて裂けて中の種子は赤い花が咲いているように見える)
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 カラタチの実が黄色く色づいています。
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Posted by katakago at 13:47
アカネの花 [2018年09月28日(Fri)]
 この週末はまた、台風の影響を受けそうです。その前に今咲いている植物の写真を撮っておきました。
 裏山の垣根に絡まってアカネ(あかね科)の花が咲いていました。
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 小さな白い花ですがその拡大写真を載せておきます。
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 アカネはその根を緋色の染料として利用されます(和名は根が赤いことによる)。万葉歌に13首詠まれていますが、すべて枕詞(紫、日、照、昼などにかかる)として用いられています。その一例として、
【歌】 あかねさす 日は照らせれど ぬばたまの 夜渡る月の 隠らく惜しも (巻二・169 柿本朝臣人麻呂)
【口語訳】 (あかねさす) 日は照らしているが (ぬばたまの) 夜空を渡る月が 隠れるのが惜しい
 草壁皇子(日並皇子と称された)の挽歌で、皇子の薨去を月が隠れることにたとえて詠まれています。
 ちなみにこの歌の「ぬばたま」(夜にかかる枕詞として用いられている)はヒオウギの種子で、ちょうどこの時期その様子が見られるので写真を載せておきます。
 花が咲き終わったヒオウギの刮ハがはじけて球形の黒い種子がみられます。
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 畑では飛鳥萩とキキョウが咲いています。 
 飛鳥萩
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 キキョウ
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 自宅の庭の水槽では、アサザがまた咲き始めました。
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Posted by katakago at 14:50
五島列島への旅ーその2(潜伏キリシタン関連遺産を訪ねて) [2018年09月27日(Thu)]
 ここでは今回のツアーで訪れた潜伏キリシタン関連について写真とメモを残しておきます。
 はじめに、世界文化遺産の関係自治体が発行しているパンフレット「世界文化遺産 長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」(ダイジェスト版)から以下引用させていただきました。「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」は、キリスト教禁教による宣教師不在の中、神道や仏教などの日本の伝統的宗教や一般社会と関わりながら信仰を続けた潜伏キリシタンの伝統のあかしとなる遺産群である。それらは、国内に宣教師が不在となってキリシタンが潜伏したきっかけや、信仰の実践と共同体の維持のためにひそかに行った様々な試み、そして宣教師との接触により転機を迎え、潜伏が終わりを迎えるまでの歴史を物語る12の構成資産からなる。

 今回のツアーではこれら12の構成資産のうち、長崎市の大浦天主堂と新上五島町の頭ケ島集落・頭ケ島天主堂を訪れました。そのほか新上五島町、五島市にある教会も巡りました。
 
【長崎市】 
 長崎市の大浦天主堂(国宝、世界文化遺産登録)
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 信徒発見のレリーフ
 禁教令下で密かに信仰を守った潜伏キリシタンが、1865年3月17日、この大浦天主堂でプティジャン神父に信仰を告白する場面。潜伏が終わるきっかけとなり、以後カトリックに復帰した。
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 天主堂正面にある日本之聖母像(慶応元年3月17日信徒発見記念)
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 五島列島では、下五島地域の福江島(五島市)と上五島地域の中通島・頭島(新上五島町)の教会を巡りました。
長崎から福江島までは約100q(ジェットフォイルで1時間25分ほど)
 福江港(福江島)で見かけた世界遺産登録決定の看板
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【上五島地域】
(福江港から奈良尾港までジェットフォイルで30分ほど)
 車中から見かけた家御堂といわれる住宅を仮の教会とした建物
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 中ノ浦教会(海辺に姿が映る「水鏡の教会」と称される)
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 車中から見た頭ケ島の集落(新上五島町) 手前に頭ケ島天主堂が見える(この集落は世界文化遺産の構成資産の一つ)。
 「潜伏キリシタン遺産」のホームページ http://kirishitan.jp より関連個所を下記に引用しました。
 19世紀、外海(そとめ)地域から各地に広がった潜伏キリシタンの一部は、病人の療養地として人が近づかなかった頭ケ島を移住の適地として選び、仏教徒の開拓指導者のもとで信仰をカモフラージュしつつ(表向きは中通島に所在する仏教寺院に属して仏教徒を装う一方)、潜伏キリシタンの指導者(帳方)を中心としてひそかに自分たちの信仰を続けた。
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 天主堂の拡大写真
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 車中(上とは異なる場所)から見た頭ケ島の集落
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 頭ケ島天主堂(1917年に完成した石造の教会、国の重要文化財でもある)
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 頭ケ島集落にあるキリシタン墓地
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 車中から見た桐教会
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 高台にある桐教会からの眺望(美しい瀬戸を望める)
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【下五島地域(福江島)】
 福江島にある井持浦教会
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 日本最古のルルド(聖母出現の地であるフランスのルルドのマツサビエル洞窟を模して造られた)
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 今回の旅行をきっかけに、あらためて信仰について自らに問い直してみたいと思いました。
 
Posted by katakago at 15:07
五島列島への旅ーその1(三井楽万葉フォーラム) [2018年09月26日(Wed)]
 先週21日から4日間、「万葉の大和路を歩く会」主催のツアーで五島列島に出かけてきました。今回の旅行の狙いは、一つは五島市三井楽で開催の「全国万葉フォーラム in みいらく 2018」への参加と、もう一つは、7月に世界遺産登録が決定された「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」を訪ねることです。ここでは、万葉フォーラム関連の記事を載せておきます(二つ目は続報で)。
 三井楽町で地域起こしの活動をされている谷川さん(今回の実行委員長でもある)とは、万葉植物の種子(ヒオウギ、ムラサキ)をお送りしたり、数年前からメールの交換などもしていました。栽培されている植物の様子も写真を添付して知らせてもらっていました。関連記事は、次のURLに掲載しています。
http://blog.canpan.info/inagawamanyo/archive/874
 そのような経緯もあり、機会があれば是非一度三井楽を訪ねたいと思っていました。今回のツアー参加でようやく念願を果たせました。
 次の写真はフォーラムの会場となった三井楽町公民館入り口で撮影(主催者側から会場内の写真撮影は行わないようにとの放送が何度も流されていたので写真はこれだけです)。
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 フォーラムでは、坂本信幸先生が「三井楽と万葉歌」と題して基調講演され、続いて、坂本先生と女優の檀ふみさん(NHKの「日めくり万葉」の語り)によるスペッシャル対談(五島を訪ねて)が行われました(写真を掲載できないのが残念です)。最後のパネルディスカッション(五島列島と古代文学)では、野口 五島市長も参加されていました。
  
 フォーラムの後、「遣唐使ふるさと館」で開催された交流会では、地元の三井楽小学校の児童(2〜5年生)による万葉歌の朗誦が披露されました。
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 夕食は地元の食材を用いた料理(地魚のお刺身、鬼鯖寿司、五島うどんなど)を味わいながら、全国から集った万葉の仲間が語り合う場となりました(私も愛媛や三重、東京からの参加者に万葉植物園のPRができました)。
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 フォーラムに先立って訪れた白良ケ浜万葉公園の写真を載せておきます。
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 この時期、植栽されたヒガンバナが見事に咲いていました。
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 ハマユウもまだ咲いている株が見られました。
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 谷川さんにヒオウギの植栽場所を案内してもらいました(もうこの時期、花は終わっていましたが)。
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 犬養先生揮毫の万葉歌碑(除幕式は1989年9月16日))
この歌は、万葉フォーラムの坂本先生の講演でも解説されました。
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【歌】 王之 不遣尓 情進尓 行之荒雄良 奥尓袖振 (巻十六・3860)
【読み下し文】 大君の 遣はさなくに 賢しらに 行きし荒雄ら 沖に袖振る
【口語訳】 大君の 仰せでもないのに わざわざ志願して 行った荒雄は 沖で袖を振っている
 左注によれば、官命を受けたのは筑前国宗像郡の宗形部津麻呂だったが、代わりを頼まれた滓屋郡志賀村の海人荒雄が送粮船に乗って対馬に向かい遭難した時のことが全10首詠まれており、この歌はその一首目。妻子らが思いに耐え切れずこの歌を詠んだとある(別伝では山上憶良が妻子の悲しみに同情して、思うところを述べてこの歌を作ったとある)。左注に、「肥前国の松浦県 美祢良久(みねらく)の崎より船を発(い)だし、ただに対馬をさして海を渡る。」とあり、出港地として美祢良久(みねらく)の地名(現在の三井楽)が出ています。  

 五島列島の南西部に位置する福江島の三井楽は、遣唐使船の最後の寄港地として知られ、遣唐使の母の歌の歌碑が柏崎公園(三井楽町柏848付近)にあります。 
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【歌】 旅人の 宿りせむ野に 霜降らば 我が子羽ぐくめ 天の鶴群 (巻九・1791)
【口語訳】 旅人が 仮寝する野に 霜が降ったら 我が子を羽でかばってやっておくれ 天翔ける鶴の群よ
 この歌については、私が受講している坂本先生の6月の万葉講座(朝日カルチャー中之島教室)で詳しく解説していただいていました。
 
 この万葉歌碑の近くには、延暦23年(804)の遣唐使で請益生(しょうやくしょう)として最澄とともに渡唐した空海の「辞本涯(日本の最果ての地を去る)」の碑があります。 
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Posted by katakago at 16:31
ヒガンバナとナミアゲハ [2018年09月19日(Wed)]
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 今日は秋晴れのすがすがしい日となりました。畑の畦道では満開のヒガンバナにナミアゲハが舞っていました。
 
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 場所によって開花時期が少しずれているようです。こちらの畦道はこの週末が見ごろかと思われます。
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 紅いミヤギノハギに続き白萩も咲いています。
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 フジバカマの蕾が見られるようになりました。
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Posted by katakago at 12:18
ヒガンバナが咲き始めました [2018年09月13日(Thu)]
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 畦道でヒガンバナが咲き始めました。先日草刈りを行った場所では多数の花茎が伸びていました。来週には開花したヒガンバナの群生が見られるものと思われます。
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 次の万葉歌(巻十一の寄物陳思)に詠まれている「いちしの花」をヒガンバナとみる説があります(植物学者の牧野富太郎博士の説)。
【歌】 道の辺の いちしの花の いちしろく 人皆知りぬ 我が恋妻は (巻十一・2480)
【口語訳】 道のほとりのいちしの花のように、はっきりと人々は知ってしまった。私の恋しく思っている妻のことを。
 上二句の「道の辺のいちしの花の」は「いちしろく」を起こす序(いちしの同音反復の技巧)。牧野博士は、「いちしろく」の原文は「灼然」とあり、これを目覚めるばかりの花と解釈すると、赤い花のヒガンバナが想像される、と述べられています。
 
 この時期、畦道ではニラの花も見られます。
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 ニラが詠まれた次の万葉歌は、たまたま見かけた昨日(9/12)の朝日新聞夕刊に中西進先生の解説記事(万葉こども塾)が載っていました。口語訳はその記事より引用しました。
【歌】 伎波都久の 岡のくくみら 我摘めど 籠にも満たなふ 背なと摘まさね (巻十四・3444)
【口語訳】 伎波都久の岡のニラの茎を一生懸命に摘むのに、さっぱり籠がいっぱいにならないわ。― それじゃ、あの人とお摘み 


Posted by katakago at 15:23
台風が過ぎ去って [2018年09月05日(Wed)]
 第二室戸台風以来の勢力と言われた台風21号が過ぎ去り、今朝は、ため池の点検や裏山と畑や果樹園の被害の状況も見て回りました。
 赤坂池では洪水吐をわずかに超えて流れる程度で、雨量はそれほどでもなかったようです。
 風が強かったので、裏山や果樹園での被害が気がかりでした。裏山のアラカシは、昨年10月の台風で大きな枝が何本も折れて隣家に被害も出たため、今春、ケヤキの気懸りな枝と一緒に伐採済みで、今回は小枝が散乱する程度でホッとしています。
 この時期は畑・畦・果樹園の草刈りに追われているので、もう少し過ごし易くなってから、折れた竹の片づけも含め裏山の手入れに時間を割こうかなと思っています。来月下旬には、川西市仏教会の行事(寺院巡り)の途中で、植物園に多くの見学者を迎える予定なっています。

 果樹園では、カキ(品種は大秋)の苗木が途中から折れてしまっていました。実も付けていたので残念です。
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 クリは、早生の品種(丹沢)の収穫はほぼ終わりでしたが、今月中旬以降に収穫時期を迎える銀寄は、枝が折れたり、まだ青いイガがたくさん落ちてしまっていました。
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イガの中はまだ真っ白でした。
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Posted by katakago at 14:04
ハギの花が咲き始めました [2018年09月04日(Tue)]
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 ハギ(ミヤギノハギ)が咲き始めました。写真は台風接近前の今朝写したものです。秋の七種(くさ)の一つのオミナエシも傍で咲いています。ハギは万葉集中で最も多く詠まれている植物です(141首)。
 大納言大伴旅人が亡くなった時に、資人(しじん)の余明軍が詠んだ挽歌に次のような歌があります。
【歌】 かくのみに ありけるものを 萩の花 咲きてありやと 問ひし君はも (巻三・455)
【口語訳】 こんなにも あっけなかったのに 萩の花は 咲いているかと 尋ねられた殿よ
 上二句の「かくのみにありけるものを」は、人間の力の及ばない運命を嘆く表現類型で、死んだ人を悼んで詠む常套句。この歌については、先日の影山先生の講演会でも、「かくのみに ありけるものを 猪名川の 奥(おき)を深めて 我が思へりける (巻十六・3804)」の歌の解説で、その用例の一つに紹介されていました。
 『新編日本古典文学全集 萬葉集』の頭注にも、旅人が亡くなったのは、天平三年(731)七月二十五日(太陽暦では九月五日に当たる)で、「ぼつぼつ咲きかける時分である」とあります。
 萩の花を好んだ旅人の歌を3首載せておきます。
一つは、奈良の家にあって明日香の故郷を思って詠んだ歌から、
【歌】 指進乃 栗栖の小野の 萩の花 散らむ時にし 行きて手向けむ (巻六・970)
【口語訳】 (指進乃) 栗栖(くるす)の小野の 萩の花が 散る頃になったら 行って手向けをしよう
次の2首は巻八の秋の雑歌より、
【歌】 我が岡に さ雄鹿来鳴く 初萩の 花妻問ひに 来鳴くさ雄鹿 (巻八・1541)
【口語訳】 わが岡に 雄鹿が来て鳴いている 初萩の花を妻問おうとして 来鳴く雄鹿よ
 花妻は、萩の花を鹿の妻とみなした表現で、「秋萩を妻問ふ鹿こそ(巻九・1790)」などの例がある(『岩波文庫 万葉集』)。
【歌】 我が岡の 秋萩の花 風を疾み 散るべくなりぬ 見む人もがも (巻八・1542)
【口語訳】 わが岡の 秋萩の花は 風がひどいので 今にも散りそうになった 誰かに見せてやりたい

 咲いたハギの花が雨で散るのを惜しむ歌から(巻八の秋の雑歌より)、
【歌】 明日香川 行き廻る岡の 秋萩は 今日降る雨に 散りか過ぎなむ (巻八・1557 丹比真人国人)
【口語訳】 明日香川が 裾を流れているこの岡の 秋萩は 今日降る雨に 散ってしまうのではなかろうか  

 畑では、ヤブカンゾウが見ごろとなっています。
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 なお、明日予定であった「かわにしまるまるマルシェ」は、台風直撃により今日の収穫作業が行えないため中止が決定しています。


Posted by katakago at 11:09
万葉講座(猪名川万葉の会 公開講演会) [2018年09月03日(Mon)]
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 昨日、お隣の川辺郡猪名川町で万葉集の講座を開かれている「猪名川万葉の会」(代表野々村さん)主催の公開講演会があり出かけてきました(上の写真は1階ホールで展示されていた「兵庫の万葉歌」パネルより)。

 今回の講師は影山尚之先生(武庫川女子大学教授)で、「川を越える万葉びとー猪名川・武庫川ものがたりー」と題して講演されました。
 講演の様子
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 ここでは、講演前半の「万葉びとの川渡り」で触れられた歌の中から、いくつかを載せておきます。
行路難渋の例から
【歌】 武庫川の 水脈(みを)を速みと 赤駒の 足掻く激(たぎ)ちに 濡れにけるかも(巻七・1141)
【口語訳】 武庫川の流れが速いものだから、赤駒が足掻く水しぶきのために衣が濡れてしまった。
妻問いの例から
【歌】 佐保川の 小石踏み渡り ぬばたまの 黒馬の来る夜は 年にもあらぬか(巻四・525 大伴坂上郎女)
【口語訳】 佐保川の小石を踏み渡り、(ぬばたまの)黒馬の来る夜が、一年中ずっとあればよいのに。
【歌】 千鳥鳴く 佐保の川門の 瀬を広み 打橋渡す 汝が来と思へば (巻四・528 大伴坂上郎女)
【口語訳】 千鳥の鳴く佐保川の渡り場の瀬が広いので、板橋を渡します。あなたが来ると思うから。
 ここで、作者の大伴坂上郎女を訪ねてくる相手は藤原麻呂(不比等の第四子)。
決意の渡河の例
【歌】 人言を 繁み言痛み 己が世に いまだ渡らぬ 朝川渡る (巻二・116 但馬皇女)
【口語訳】 人の噂がしきりなので煩わしく思って、私の生涯まだ渡ったことのない、朝川を渡ります。
 題詞には、「但馬皇女が高市皇子の宮にいた時に、ひそかに穂積皇子と関係を結び、そのことが露見してお作りになった歌」とあり、『新編日本古典文学全集 萬葉集』の頭注では、「川を渡るということは、止み難い恋の冒険、思い余って異性と情を通じるという寓意が認められる」と解説されています。
【歌】 世間(よのなか)の 女(をみな)にしあらば 我が渡る 痛背の川を 渡りかねめや (巻四・643 紀女郎)
【口語訳】 世の常の女であったら、私の渡るあなせの川を渡りかねることなどありましょうか
 題詞に「紀女郎の怨恨(うらみ)の歌」とあり、紀女郎は安貴王(あきのおほきみ)の妻と注記。
『新編日本古典文学全集 萬葉集』の頭注には、「作者はなまじ身分があるばかりに今のところ誘惑にかろうじて耐えているというのであろう」とあります。『萬葉集全歌講義』では、「通常の女性であったら自分の恋を成就させるために実行するであろう行為を、自分は踏み切れず自制してしまう悔しさを詠む」とあります。
   
Posted by katakago at 15:51
栗拾い [2018年08月29日(Wed)]
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 日中の農作業には危険な暑さが続く毎日ですが、果樹園では早くもクリのイガがはじけ、栗拾いは早朝の草取りの後の楽しみの一つです(品種は早生の丹沢)。
 カキも色づいてきました。
写真は栽培しているカキでは最も早く収穫できる品種(早秋)
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 ポポーの果実も収穫適期を迎えました。
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 来週(9/5)開催予定の「かわにしまるまるマルシェ」に出荷依頼が来ています。7月はキキョウやオミナエシなどの草花を出荷しましたが、今回は、ポポーやナツメを出せるかなと考えています。

 畑ではノカンゾウが咲き始めました。
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 タカサゴユリは畑のあちらこちらで増えて、まだ花を咲かせている株も見られます。
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Posted by katakago at 17:35
多田小校区コミュニティのサマーフェスティバル(8/25) [2018年08月26日(Sun)]
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 昨日は、地元コミュニティの恒例行事サマーフェスティバルが多田小学校校庭で開催されました。台風も過ぎ去り天候に恵まれてよかったです。地元自治会も出店しており、夕食後様子を見に出かけてきました。
 盆踊りの様子(炭坑節や河内音頭など)
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 この時期は、近くの多田神社で萬燈会が行われており、昨年に続き参拝してきました。
 写真は南大門(県指定重要文化財)から境内を見たところ
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 拝殿(国指定重要文化財)
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 この秋には、孫娘の七五三のお参りを多田神社で行う予定です。今から楽しみにしています。
 
Posted by katakago at 15:20
ブログ記事を出版物に(第二弾) [2018年08月25日(Sat)]
 ブログ記事を出版物にする試みとして、2か月前に『わたしの年中行事ー神社・お寺・地元の行事ー』を自費出版しました(三帆舎より発行、Amazon でも取扱しています)。
 次作として(こちらが本命ですが)、600以上ある植物園の記事を整理し、『猪名川万葉植物園だより』を自費出版するための準備を進めています。
 次の写真は、記事をプリントして年ごとに整理したものです。
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 先日、制作を依頼している三帆舎より初校ゲラが届きました(次の写真)。
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 ブログ記事は横書きですが、万葉歌を取り上げるので出版にあたり縦書きに変更しました(このため費用が別途発生)。写真も多数あるためページ数も400ページ以上になってしまいました。先ずは、内容の重複個所や類似写真を取捨選択し、文章と写真のレイアウトも考慮しながら校正に取り組みます。来春の刊行を目指したいと思っています。


Posted by katakago at 11:29
ナツフジが咲いていました [2018年08月21日(Tue)]
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 先週(8/14)、「ときじきふぢ」の記事を載せましたが、その際触れていましたナツフジが裏山で咲いていました。手作りの竹の垣根に絡まって生えています。同じ垣根には、アカネやヘクソカズラ(いずれもあかね科)など蔓性の植物も見られます。
 ヘクソカズラもこの時期花が咲き始めていました(触れると人の屁に似た悪臭を発することよりこの和名がある)。
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 ヘクソカズラも万葉歌に詠まれています(巻十六)。題詞に「高宮王、数種の物を詠む歌」とあり、「ざうけふ(サイカチ)」、「屎葛(ヘクソカズラ)」、「宮仕へ」が詠み込まれています。
【歌】 ざうけふに 延ひおほとれる 屎葛 絶ゆることなく 宮仕へせむ (巻十六・3855)
【口語訳】 さいかちに 這い広がった 屎かずらのように 絶えることなく 宮仕えしよう
 上三句の「ざうけふに 延ひおほとれる 屎葛」は、「絶ユルコトナシ」を起こす序。『新編日本古典文学全集 萬葉集』の頭注によれば、「絶エズ・絶ユルコトナシを起こす序には一般には玉葛や葛が用いられるのに、ここにわざと卑俗な植物を詠み込んだのは戯笑の気持からか」とあります。
 
 ハスの花はもう終わってしまったものと思っていましたが、今朝、一輪咲いていました。今年はこれが最後かと思われます。
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Posted by katakago at 14:23
ヤマナシとナツメの実 [2018年08月18日(Sat)]
 昨日から、エアコン無しで過ごせています(長くは続かないようですが)。屋外での作業も助かります。

 果樹園では、ヤマナシ(ばら科)とナツメ(くろたきかずら科)の実が生っています。
『万葉集』巻十六に、梨と棗を含め秋8月頃の食用植物を列挙した歌があります。
【歌】 梨棗 黍に粟次ぎ 延ふ葛の 後も逢はむと 葵花咲く (3834)
【口語訳】 梨(離)棗(早) 黍(君)に粟(逢)と続いて (延ふ葛の) いずれは逢おうと 葵(逢う日)の花が咲く
 「黍」に「君」、「粟」に「逢は」、「葵」に「逢う日」の意味を掛けて詠まれています。
 『新編日本古典文学全集 萬葉集』の頭注には次のように解説されています。梨と棗との取り合わせは、『遊仙窟』の中で、棗(音サウ)は「早」と、梨は「離」と、それぞれ類音であることを踏まえて、五嫂(ごそう)と十娘(じゅうじょう)の二人の女性が、「相知ルコト棗ニ在ラズ(早く知り合いにならなかったのが残念)」と言い、「忍ビズシテ分梨ス(辛いけれどわざと離れている)」と言ったのによる。今は離れているが早く、の意を込める。
 ヤマナシの実
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 ナツメの実
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 ビオトープ池付近の様子(オミナエシ、キキョウ、タカサゴユリが咲いています)
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Posted by katakago at 14:34
いちじくの品評・即売会 [2018年08月16日(Thu)]
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 今日は川西市特産の完熟いちじく「朝採りの恵み」の品評会と即売会がアステ川西ぴいぷう広場で開催されました。市農業振興研究会、市営農研究会と市が主催で、農業振興研究会のメンバーとして早朝よりお手伝いに出かけてきました。
 川西のいちじくは、市内南部の久代・加茂・栄根地区などで90年以上も前から栽培されており、朝採り・完熟いちじくとしては、県内2位の出荷量(年間約400トン)とのことです。
 販売開始に先立ち、3L(上の写真)、2L、Lサイズ毎に納品されたいちじくを、汗だくになりながら市やJAの職員と一緒に箱詰作業を行いました。。
 箱詰作業の様子
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 品評会で入賞したいちじくが展示されました(県知事賞、市長賞、県阪神農林振興事務所長賞など)。
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 今回は1100箱ほどが1時間半で完売となりました。
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Posted by katakago at 17:28
フジが咲いていましたー非時藤(ときじきふぢ) [2018年08月14日(Tue)]
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 連日の猛暑が続くなか雨が待たれていましたが、昨日ようやく夕立がありホッと一息です。今朝は6時前から畦の草刈りを行いました。雨上がりは埃が立たないのでこの時期を狙っていました(ただし暑さのため作業は7時半過ぎには中止)。

 作業を終えて畑を一巡していると、フジの花が咲いていました(写真はオミナエシと一緒に写っています)。万葉歌に、「ときじきふぢ」(原文は非時藤)が詠まれています。季節外れに咲いている藤とする説があります(『新編日本古典文学全集 萬葉集』)。題詞によれば、大伴家持が時期外れの藤の花と萩の紅葉と二つを折り取って、妻の坂上大嬢に贈った歌の一首です(秋の相聞に分類されている)。
【歌】 我がやどの 時じき藤の めづらしく 今も見てしか 妹が笑まひを (巻八・1627)
【口語訳】 家の庭の 時ならぬ藤のように めずらしく 今も見たいものです あなたの笑顔を
 「時じき藤」は愛でるものであることから、上二句は「めづらし」を導く序詞。 
 なお、「ときじきふぢ」をナツフジとする説(『万葉植物事典』)もあります。こちらは裏山に生えていますが花が咲くのはもうしばらく後です。

 蓮池では花は咲き終わり花托ができています。
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Posted by katakago at 14:43
8月のユリ [2018年08月03日(Fri)]
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 猛暑が続くなか、裏山や畑ではカノコユリ(紅と白)とタカサゴユリが咲いています。
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 タカサゴユリ
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 今朝の蓮池の様子
咲き終わった後の花托も目立つようになりましたが、まだ蕾の株も見られお盆のころまでは花を楽しめるものと思われます。
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 オミナエシは畑のあちらこちらで咲いています。万葉歌にも次のように詠まれています。
【歌】 手に取れば 袖さへにほふ をみなへし この白露に 散らまく惜しも (巻十・2115)
【口語訳】 手に取ると 袖までも染まる おみなえしが この白露に 散ったら惜しい
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Posted by katakago at 10:26
猛暑のなか北陸へ [2018年07月25日(Wed)]
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 今夏も孫娘が所属する中学の吹奏楽部がコンクールに出場することになり、福井まで出かけてきました。23日は中部日本吹奏楽コンクール県予選を兼ねた第50回福井県吹奏楽コンクールが開催されました。来週30日には全日本吹奏楽コンクール県予選を兼ねた大会もあり(それぞれ課題曲が異なる)、それにも参加することになっています。中学3年生にとっては最後の大会でもあり、これまでの練習の成果が発揮されることを願いながら演奏を聴きました。出場中学50校のうち金賞は13校で、孫娘の中学の評価は昨年に続き金賞となりました(3校選ばれた代表校には入らなかったものの)。

 せっかく福井まで出かけてきたので、大野市にある越前大野城に案内してもらいました。標高249mにある天守閣へは何段もの階段を登らねばなりませんでした。
 パンフレットによれば、この大野城は亀山の山頂を削って平坦にして本丸が造られ、東側の麓に二の丸、三の丸を配した「平山城」といわれる形式の城で、石垣は自然石をそのまま積む野面積みです。現在の天守閣は昭和43年(1968)に推定復元されたもので、内部は4階の構造で、3階までが資料展示、4階が展望室となっており、ここでは涼風を受けながら眺望を楽しめました。
 なお、この越前大野城は雲海に浮かぶ「天空の城」としても有名だそうですが、それに遭遇できるのは秋から春の極めて限られた時だそうです(11月が可能性が高いとのこと)。
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 福井市立郷土歴史博物館では、「幕末明治 福井150年博」の夏季特別展が開催されていました(次の写真はJR福井駅構内のパネル)。幕末福井の偉人たちの展示は大変興味深いものでした。
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 16代福井藩主松平春嶽(慶永)は、藩政改革(教育・軍制の刷新、財政再建など)に取り組むため、人材発掘や登用、他藩からの招へいを行いました。春嶽に見いだされた一人に橋本左内がいます。側近として藩政に関わり(23歳の時に藩校明道館の「学監同様心得」となり藩校の改革にも)、13代将軍徳川家定の後継者問題では、一橋慶喜を推す春嶽の方針を受けて動いたため、大老井伊直弼による安政の大獄で死罪となりました(26歳)。
 展示物より次の2点をあげておきます。
 松平春嶽揮毫の漢詩より
「我に才略無く我に奇無し、常に衆言を聴きて宜しき所に従う、人事渾(すべ)て天道の妙の如し、風雷晴雨豫(あらかじ)め期し難し」
 橋本左内の『啓発録』
左内が15歳の時(今日の成人式を迎える時期)に、自立して立派な考えや行いをできる人間になるためにはどのような心構えが必要か熟考し、自分自身に言い聞かせるために書かれた。
@推心を去る、A気を振るう、B志を立つ、C学に勉める、D交友を択(えら)ぶ の五項目からなり、福井県内の中学校では、2年生の時に行われる立志式でこの『啓発録』を学んでいるそうです。
 


Posted by katakago at 10:29
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