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2017年07月29日

第2回朝活とハクサイの種まき


活動日と活動日の間が3週間あいてしまう関係で、朝5:30から優先準備をつけて朝活(草刈り)を実施しました。本来は梅雨明けをしているので、夏の日差し、暑さで草の勢いが落ち着くのですが、草は雨というエナジードリンクを飲んでいるかのごとく、超元気。前回、きれいにしたはずですが、元通り。草刈りをやってもやってもきりがない状況です。

(看板周辺の草刈り)

案内看板が草に埋没していたので、見ることができるよう、看板の場所他に周辺も草刈り。神樹(シンジュ)が一面覆っていて、ほっておくと森林化してしまうので、定期的に草刈りは必要な作業となります。

(芋井社会会館の庭の草刈り)

子どもたちが走り回ったり遊んだりする場所を草刈りしました。マダニに刺されてはいけないし、ヘビが出てきてもいけないし、草を刈ると気持ち的に安心になります。

(ジャガイモ畑)

来週に芋掘りするので、草はそのまま。とはいえ、今までの土寄せを行っている中で、雨が多かったことで、土から露出多数、緑がかたジャガイモ多数で、お腹が緩くなりそうな状況でした。

(ハクサイの種まき)

本来はもっと小さいセルトレイで育苗しますが、1ヶ月弱、しっかりした苗を作るので、大きめなポットに培養土をいれ、種をまきました。ハクサイの様子を見守りながらこれから毎日水やりです。ハクサイの苗は、8/26の活動日で定植予定。今年は、ハクサイ120ポット、新たにキャベツ20ポットを準備。今後、定植までの成長日記をつけていこうかと思います。(西沢)
posted by 西沢 at 20:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 活動こぼれ話

2017年07月16日

第7回活動報告「手打ちうどん修行 ザ!手打ちうどん」

7月15日(土)天気:晴れ 参加家族:9家族22人
活動テーマ:「手打ちうどん修行 ザ!手打ちうどん」こねて、踏んで、おいしいうどんを作ろう。
活動内容:草取り、ナスなどの収穫、手打ちうどん作り


「天空の里 いもい農場」の7回目の活動は15日、長野市芋井広瀬の芋井社会会館を拠点に開かれました。この日は手打ちうどんがメーンイベント。普段は草刈りや苗の準備、参加者への連絡など黒子役に徹している事務局で手打ちうどん歴7年の西沢が講師役を務め、参加した家族ごとに手打ちうどんを作り、ゆでて昼ご飯に味わいました。



活動開始前に開いたスタッフ同士の打ち合わせで、普段もの静かな事務局の西沢から、「安全に企画が進行するよう見守る立ち位置で事務局を務めていますが、今日だけは、僕が主役ですから!」と言い切る意気込み様。「手打ちうどんで一番大切なのは、材料である小麦粉・水・塩の計量。これさえ出来ていれば、あとはちゃんと混ぜるだけ!愛情も一緒にね」などとテンポよく説明していきます。

(西沢より手打ちうどんの作り方を説明)



(おいしいうどん作りの基本、計量しながら塩水作りをする参加者)

本来なら、練った生地は夏なら半日ほど、冬は丸1日寝かせて熟成させるとさらに美味しくなるのですが、今日は、まずは自分たちで打ったうどんを食べよう―という趣旨から、1時間ほど寝かせて茹でました。生地を寝かせる1時間の間に、みんなで畑に移動。草刈りをしたり、ピーマンやシシトウ、ダイコンを収穫したりしました。


ここ1〜2週間、温暖化のせいかスコールのような夕立が続いていた長野市近辺。今日は幸運にも好天に恵まれました。芋井社会会館から畑へ向かう500メートル弱の道端は、青々とした木々や草花でいっぱい。子どもたちは道すがら、花を摘んで蜜を吸ったり、むっとする草いきれの中を駆けっこしたりしていました。

(道端の花を摘んで蜜を吸う子どもたち)


箕輪 敦さんはこの日、長靴を自宅に忘れ、サンダル履きで畑へ。にもかかわらず、一番熱心に草刈りに汗を流していました。箕輪さん、ありがとう!

(草を刈る箕輪さん)


「すっごく大きくなったね」。子どもたちが口々にこう言ったのは、収穫したダイコン。この日採れた中には、70cmほどの長さのものも。例年、害虫に葉を食べられ尽くされて、まともなダイコンにならなかった中で、ダイコンが成長する早い時期に比較的低温が続き、害虫の活動が弱まったため大きくなれたのではないか―との事務局から推測の話しがありました。

(ダイコンを抱える参加者たち)


畑作業の後、みんなで手打ちうどんの仕上げ。「生地の仕上げに練るのは、あんまり力を入れすぎると良くないから、子どもや女性が上に乗って足で踏んでね」、こう説明すると、参加者は見よう見まねで生地を踏み付けていきます。

(生地を踏んで練る参加者)



(うどんの生地を伸ばす参加者)


生地を切った平塚未来さん(9)は「包丁で切るのが難しかった。でも、自分で作れて良かった」と満足げ。弟の大稀君(6)は「早く食べたいです」。母親の真由美さんも「上手に出来たわね」。

(生地を細長く切る平塚さん一家)

このあと茹でて、打ち立てのうどんを味わいました。また、この日採れたダイコンを使って、味噌や塩で和えたサラダも食べました。


最後に、前回の活動で作った壁新聞の完成披露会。みんなで見ました。「芋井の好きな所」を、子どもたちが絵で表現してくれました。曽根幸実さん(8)は、畑にスイカやズッキーニが実り、リンゴの木々が並ぶ様子を描きました。「みんなで畑で活動するのが楽しい。採ってきた野菜や果物を、みんなで一緒に(芋井社会会館で)食べるのが楽しい」と話してくれました。

(出来上がった壁新聞)


壁新聞は五味副代表が近く、長野市役所芋井支所に届ける予定です。(牧野)


【次回の予定】
活動テーマ:「ジャガイモ収穫したい(隊)!」超!新ジャガを使った絶品カレーつき。
内容:草取り、ジャガイモなどの収穫、ハクサイダイコン作付け準備の耕運、カレー作り

2017年07月13日

急遽開催!第6回活動報告「天空フラワーパーク整備事業」&「旧プールの生き物探し」〜第2部・生き物編

7月8日(土)に急遽開催した活動報告の第2部・生き物編をお届けします。

(恒例となった旧・芋井小学校第2分校のプールで生き物探し)

今回は、インタプリターの代表・副代表ともに都合つかず欠席だったので、どんな生き物がいるのか探して観察することに軸をおいて開催しました。毎年恒例の取り組みではありますが、初めて出会う生き物もいて、大人も子どもも時間を忘れるほどのめり込んで探しまくりました。
このプールは、雨水のみがたまっていて、使用しなくなって15年以上外界と遮断されています。そのため、生き物の生態系が成り立っているビオトープと化しています。

(マツモムシ)


(カタツムリ)

殻が透き通った、まだ若いカタツムリ。かわいらしいけど、ヌルヌルしないのかな?

(カエルの卵)

初めて卵の存在に気づきました。今まで見過ごしていたかもしれません。

(プールで初めて捕獲)

トウキョウダルマカエルかトノサマガエルか、素人には区別つきません・・・。ムチムチの太もも、我が足を見比べちゃいました。

(ヤゴの羽化の最中を目撃)

これまた初めて、羽化の最中を目撃しました。

(羽化が終わって羽やすめ)

じっと見守ってくれてありがとう、と言っているように、参加者の手にとまってしばらく羽やすめをしてました。透き通った羽、美しいです。

(プールの底には、葉や生き物の死骸がヘドロのようにたまっています)

泥をすくい上げると・・・毒々しい危険そうな色が現れました。そう、泥の中にアカハライモリが隠れていました。アカハライモリの命名の由来となっているお腹で、フグと同じテトロドトキシンという毒を持っていることから、警告色とも言われています。

(アカハライモリ)

アカハライモリ、大量の30匹。環境省レッドリストで準絶滅危惧種に指定されています。毎年の定点観測では、絶滅しそうもありません。

(じっと観察をしました)

これだけたくさんいると、かわいらしさを感じます。

(空飛ぶアカハライモリ)

運動会の玉入れで玉を数えるように、何匹いたのか、数えながらプールに返しました。1時間の生き物探しで30匹見つけました。


今年は、生き物探しに集中して実施しました。大人も子どもの時間を忘れるほど夢中になって探したり、じっと観察したり。身近な自然の中に普段見かけない生き物がいたり、羽化の瞬間を見ることができました。一昔前は、小学生の歓声が聞こえるプールでしたが、使われなくなった今は、生き物の命を育む場となっています。

【次回の予定】
日程 7月15日(土)9:00〜14:00
活動テーマ「手打ちうどん修行 ザ!手打ちうどん」こねて、踏んで、おいしいうどんを作ろう。
スケジュール 9:00うどん仕込み→9:30農作業→11:00うどん仕上げ→12:00昼食交流→13:00壁新聞仕上げ→解散

2017年07月12日

綿花のお話

天空の里 いもい農場で初めて植えることになった綿花について報告します。

(綿花の苗を作られた立川光臣さん)

今回、立川さんといもい農場をつないでいただいた、公益財団法人長野県長寿社会開発センターは、人生100年時代を、健康で生きがいを持ち、社会参加を通じて楽しく過ごそうと、「誰もがその人らしく生き抜く長寿社会の実現」を目標として事業展開を行っている団体です。立川さんは、センターの賛助会員で、育てた綿花の苗の活用を、センターのシニア活動推進コーディネーターの斎藤さんが立川さんから相談を受け、今回つないでいただく形になりました。

立川さんからいもい農場参加者に、直接植え付け指導を頂ければ、交流もできて良かったのですが、立川さんのお住まいの地区からいもい農場まで遠いことと、畑は25℃の急斜面ということもあり、事務局が代表して育て方を教えていただき、7/8に植え付けることになりました。立川さんが大切に育てていただいた苗を、引き続き、いもい農場で大切に育てながら、今後の成長を観察していきたいと思います。


綿花を育てるきっかけは「綿花の花を見てみたかった」と、立川さん。私たちも同じ思いで育てはじめました。今後の成長が楽しみです。(西沢)



posted by 西沢 at 07:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 活動こぼれ話

2017年07月10日

急遽開催!第6回活動報告「天空フラワーパーク整備事業」&「旧プールの生き物探し」〜第1部・農作業編


7月8日(土)天気:晴れ 参加家族:4家族9人
活動テーマ:「天空フラワーパーク整備事業」&「旧プールの生き物探し」
活動内容:畑の草取り、ジャガイモ土寄せ、綿花植付け、ラベンダー植付け、生き物探し

本来予定していた第6回活動日「蛍観察会」&「朝飯前の農業体験をしよう!&田んぼの生き物調査」は、天候に阻まれて中止となりましたが、畑の雑草の様子やジャガイモの土が雨で流失している具合を見ると、優雅に2週間後の活動を待つとやばそうなので、急遽「天空フラワーパーク整備事業」&「旧プールの生き物探し」と銘打って開催しました。この日は、市街地で一番の暑さとなり、いもい農場でも強い日差しが降り注ぐ中での作業。熱中症にならないよう、参加者の様子を見ながら進めました。

(防草シートでゴロゴロ)

ラベンダー植付けで敷くマルチ代わりの防草シート。国道の路肩や土木工事で敷くシートの半端物を仕入れました。ラベンダーの植え付け場所は、この間しばらく遊休農地だったところで、雑草の勢いが強烈なため、マルチシートではすぐにだめになってしまうと想定して、高機能の防草シートを敷くことにしました。子どもたちは、シートの上でゴロゴロ。黒いシート、かなり激アツでした。

(天空フラワーパーク整備事業:綿花植付け)

初めて「綿花」を植えることになりました。綿花の苗は、長野県長寿社会開発センターさんの紹介で、長野市川中島町にお住まいの立川さんに大切に育てていただいたものを譲り受けました。詳しくは、後の活動報告で触れたいと思いますが、苗をいもい農場に移植することは、シニア活躍の場のサイクルを回していくことにつながります。シニアが元気に暮らせる社会作りに、微力ながら協力させていただく形になりました。

(綿花植付け)

10メートルの畝に、20株、植えました。雑草に負けないよう、マルチを敷いて草対策もしました。今後、どんな花が咲くのか、成長を楽しみにしながら観察していきます。

(ジャガイモ土寄せをしました)

今回の農作業で一番大切な作業の土寄せ。先日の雨で畝の土が流失してしまい、日に当たっているジャガイモが多く見られたため、日に当たらないように対策をしました。

(ダイコン収穫)

畑では、草も元気に伸び盛りですが、野菜たちも大きくなって、収穫を迎えるものが出てきました。その中のダイコンは、例年夏ダイコンは虫に負けるのですが、今年は虫に負けず、草に負けず、立派に育ちました。

(生ピーマンをガブリ!)

たくさん収穫できた野菜の一つに、ピーマンがありました。あまりにもおいしそうだったので、そのままガブリ。苦くなく、甘くてシャキシャキ、ピーマンの常識が変わる味わいでした。


(天空フラワーパーク整備事業:ラベンダー植付け)

こちらのラベンダーの苗は、事務局で昨年秋から育苗してきたものです。寒さに強いラベンダーですが、凍みて枯れてしまったり、加湿しすぎて腐ってしまったり、試行錯誤をしながら、植えるタイミングを見計らってきた中で、ようやく植えることができました。雑草予防に、マルチに代わって防草シートに穴をあけて植付け。なおかつ、土壌の中和に培養土とモミガラも入れて、いもい農場にフラワーパークを整備しました。

(激アツなラベンダー植付け作業でした)

防草シートが黒いため、熱したフライパンの上で作業をしているような、そんな暑さでした。そんな中でも子どもたちは元気いっぱい。モミガラ吹雪で楽しく遊んでいました。

(収穫野菜を参加家族で山分け)

収穫後の野菜は、参加者で平等に分けるのがいもい農場のルール。その仕分けを、今回、子どもで唯一のメンズ、曽根君にお願いしました。事務局から細かいことを言わずにお願いした仕分け作業の中で、たくさん収穫したカブを、数だけでなく大きさも考慮に入れながら仕分けていました。いもい農場で最年長の曽根君、頼りになります。

(ズッキーニの油いためとカブ・ズッキーニの浅漬け)

究極の地産池消、つい先ほどまで畑にいた野菜を使った料理を作って味わいました。シンプルの中に、野菜のうまみたっぷり、おいしい時間です。

(ビワのシロップ漬け&かき氷)

山岸代表は、今年は多忙でなかなか活動に参加できていません。その中で、参加者に食べてほしい、という想いで、差し入れを頂きました。ビワのシロップ漬けに、杏ジャム、梅ジャムは、山岸代表の手作り。急遽持ち込んだかき氷器で、かき氷にして味わいました。8/26にもかき氷をやりますが、夏を先取りしちゃいました!(西沢)


【第2部・生き物探し編に続く】

2017年07月01日

7月1日、大雨警報、畑の様子

7月1日〜2日にかけて、第6回活動日「蛍観察会」&「朝飯前の農業体験をしよう!&田んぼの生き物調査」を初の宿泊企画として準備してきましたが、前日からの大雨による「大雨警報」と、芋井地区の隣に位置する戸隠・鬼無里に「土砂災害警戒情報」が発令され、やむなく中止としました。

中止としましたが、今回の活動のために事前に持ち込んだ様々な備品を引き上げるために、芋井社会会館へ行った際、畑を見てきたので、雨中の野菜たちの様子を紹介します。


(ジャガイモ)

雨で土が流されて、ジャガイモが露出。早急に土寄せしないといけない状況です。日が当たってしまうと、緑色になって、毒素のソラニンが生成されていまいます。


(ピーマン)

鈴なりに実がついていました。次回、収穫適期です。


(ズッキーニ)

ズッキーニの黄色い花に水が貯まっていました。こちらも、ほどよい大きさのズッキーニがいくつもできていました。


(ダイコン)

夏大根は、虫に食べられたりして成功した試しが無いのですが、土の力が強いのか、気温が引くことで害虫が少ないのか、元気に育っています。こちらも、次回、1家族1本持ち帰りできそうです。


(インゲン)

インゲンどーこだ。雑草に覆い尽くされて、インゲンを探すのに、ジーと見ないと分かりません。


(ナス)

支柱に頼らず、踏ん張って根付いています。けど、支柱が必要な状況。次回、収穫しないと、ナスの重みで茎が倒れてしまいそうです。


(綿花植付け予定地)

ハツカダイコン収穫後、耕運して場所を作っておきました。綿花については後日、詳しく紹介します。


(落花生)

数年ぶりのナイスな成長具合です。昨年は、1株しか成長せず、天然記念物と化していましたが、今年は、すばらしいです。


(雨水タンク貯水率30%)

ボウフラが大量に湧いてしまったため、先月、水を空にしましたが、2畳分の広さの屋根で雨水を受け止め、あっという間に貯まりました。綿花定植には十分な水量です。ハクサイ植付けまでには、貯水率70%は欲しい所です。


今後も、折を見て、畑の様子を紹介していきます。
posted by 西沢 at 22:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 活動こぼれ話