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新書 テキヤはどこからやってくるのか? [2014年08月31日(Sun)]
厚 香苗 (著)
「テキヤはどこからやってくるのか? 露店商いの近現代を辿る」(光文社新書)
¥ 760(税抜き)

陽のあたる場所から
ちょっと引っ込んでいるような、
そんな社会的ポジションを
保ってきた日本の露店商の、仕事と伝承。

浮かれた気分の人びとが集まるところには、どこからともなく商人がやってくる。
ヤキソバを焼くソースの匂いや派手な色彩の露店は、私たちをいつもとは違う心持ちにしてくれる。
そんな祝祭空間で生計を立てている露店商たちが本書の主人公である。(「はじめに」より)
主な舞台は東京の下町。そのあたりでは伝統的な露店商を「テキヤさん」と呼んでいる。
「親分子分関係」や「なわばり」など、独特の慣行を持つ彼ら・彼女らはどのように生き、生計を立て、商売を営んでいるのか――。
「陽のあたる場所からちょっと引っ込んでいるような社会的ポジション」を保ってきた人たちの、仕事と伝承を考察。

目次です。
はじめに
【第一章】 露店商いの地域性
【第二章】 近世の露店商
【第三章】 近代化と露店 ―― 明治から第二次世界大戦まで
【第四章】 第二次世界大戦後の混乱と露店商 ―― 敗戦後の混乱期
【第五章】 露店商いをめぐる世相解説 ―― 一九六〇年代以降
おわりに

朝日新聞掲載の三浦しをんさんの書評です

洗練された相互扶助のシステム

 神社の縁日などで露店を連ね、綿あめやタコ焼きを売る「テキヤさん」。わくわくするようなムードを運んできてくれる、お祭りには欠かせない存在である。
 かれらはいったい、どこからお祭りにやってくるのか。映画『男はつらいよ』の主人公・寅さんもテキヤさんで、全国を旅している。そのイメージもあり、お祭りを追って旅から旅の毎日を送っているのかなと思っていたのだが、実はかれらは、基本的には近所(十二、三キロ圏内)から来ていたのだ!
 著者は実際にテキヤに同行し、関係者に取材をして、テキヤの縄張りやしきたりを調査する。また、近世・近代の文献や絵画を調べ、テキヤのあいだにどういう信仰や言い伝えがあるのかひもといていく。外部からはなかなか見えにくく、明文化されにくい、テキヤの日常や風習に見事に迫った一冊だ。
 縁日で、神社の境内のどこにどんな露店を配置するかを、だれが指示しているのか。縄張り以外の場所へ行って商売するときは、地元のテキヤにどう挨拶(あいさつ)し、どこに泊まればいいのか。非常に洗練された、テキヤ間の相互扶助的なシステムが構築されていることがわかる。西国、東国、沖縄とで、それぞれ微妙にテキヤの慣習がちがうらしいというのも、興味深い。いろんな地域の縁日に行って、ちがいを見わけられるか試みたくなってくる(素人にはむずかしそうだが)。
 露店は家族経営で、女性も一緒になって働く。テキヤ界で、女性がどういう立ち位置にあるのかに光を当てたのも、本書の非常に重要な部分だろう。著者は取材対象者との距離感が適切で、それゆえに相手から信頼され、公正で充実した研究として結実したのだと思う。
 テキヤさんの生活や伝統を知ることができ、その存在にますます魅力を感じた。今年の夏祭りが楽しみだ。

どうぞ【KB】
Posted by 大阪手をつなぐ育成会 at 00:45
テレビ JK・可能性を信じてる [2014年08月30日(Sat)]
2014年9月1日(月)午後8時放送
NHKEテレ

昨日のブログ記事の著者が登場です。

ブレイクスルー
File12 JK・可能性を信じてる  仁藤夢乃

第12回の主人公は、女子高生の自立を支援する団体“Colabo”の代表・仁藤夢乃(24)さん。仁藤さんは、中学生の頃ふとしたことをきっかけに「ダメな子」のレッテルを貼られ、学校をさぼりがちに。高校に進学したものの、家にも学校にも居場所をみつけられず、渋谷のあちこちを泊まり歩く『難民高校生』となります。高校を中退し、街で出会う友人たちに依存しますが、表面的な人間関係や危険なバイトに疲れ、次第に生きる希望も失っていきました。

そんな仁藤さんを変えてくれたのが、当時予備校で「農園ゼミ」を率いていた、講師の阿蘇敏文さん(3年前に他界)です。共に畑を耕し、食卓を囲みながら生きることの基本を教えてくれたといいます。

今や「普通の子」も、何らかの事情で『難民高校生』となりかねない現代社会。過去の自分のように行き場を失った少女たちの抱える問題解決に取り組む仁藤さんの日々を追い、彼女のブレイクスルーに迫ります。

出演者
風間 俊介さん(俳優)
安藤 桃子さん(映画監督)
仁藤 夢乃さん(“Colabo”代表)
オープニング・エンディング音楽:若旦那さん(歌手)

ご覧ください【KB】
Posted by 大阪手をつなぐ育成会 at 00:43
新書 「女子高生の裏社会 「関係性の貧困」に生きる少女たち」 [2014年08月29日(Fri)]
仁藤 夢乃 (著)
「女子高生の裏社会 「関係性の貧困」に生きる少女たち」 (光文社新書)
価格 760円(税抜き)

「うちの子には関係ない」
「うちの孫がそんなことをするはずがない」
「うちの生徒は大丈夫」
「うちの地域は安全だ」
――そう思っている大人にこそ、読んでほしい。
児童買春や犯罪の温床になるような仕事に就く少女について、
「特別な事情を抱えた子どもが働いている」とイメージする人は少なくないだろう。
しかし、今、家庭や学校に何らかの問題を抱えているわけでなく、
家族との仲も学校での成績もよく、将来の夢もあって受験を控えているような
「普通の」女子高生が、「JK リフレ」や「JK お散歩」の現場に入り込んできている。
「JK産業」で働く少女たちの身に何が起きているのか――。
子どもたちを取り巻く危険が大人の目に触れにくい時代、
私たちは何を考え、どう行動すべきか。
取材した少女たちの本音から、解決策を探る。

目次です。

はじめに
第1章 レナ・17歳――「JKお散歩」の日常
第2章 サヤ・18歳――「JKリフレ」で働く理由
第3章 リエ・16歳――売春に行き着くまで
第4章 カオリ・18歳――社会に慣れるためのリハビリ
第5章 アヤ・16歳――家庭と学校に居場所を失う
第6章 表社会化する裏社会
第7章 少女たちのその後
おわりに
アンケート・インタビュー調査結果

著者の仁藤夢乃(にとうゆめの)さん
1989年東京都生まれ。女子高校生サポートセンターColabo代表理事。
中学生の頃から「渋谷ギャル」生活を送り、高校を二年で中退。
ある講師との出会いをきっかけに農業、国際協力に触れ、明治学院大学に進学。
在学中から、高校生に目を向けた活動を始める。
2013年3月、『難民高校生』(英治出版)を出版。現在、声を上げることのできない少女たち
の声を聴き、「居場所のない高校生」や「性的搾取の対象になりやすい女子高生」の問題を
社会に発信するとともに「若者と社会をつなぐきっかけの場づくり」事業を展開し、
少女たちの自立支援を行っている。

なんと、8月7日の発売から5日目にして増刷が決まったとのこと!
初版1万五千部に追加で、三千部出ることになりました。

今年の是非お薦めの1冊です。【KB】
Posted by 大阪手をつなぐ育成会 at 00:40
テレビ ダイキン工業 [2014年08月28日(Thu)]
テレビ大阪、8月28日(木)夜10時から放送の「カンブリア宮殿」

障害者雇用でも熱心なダイキン工業の登場です。

どん底から世界トップへ!  爆発する人材力の秘密

ダイキン工業 会長  井上 礼之(いのうえ のりゆき)さん

赤字に陥った年商 3700億円の大阪の老舗メーカーの社長に就任して、その企業を20年で売上高1兆7800億円を誇る世界企業へと成長を遂げさせた、ダイキン工業の井上会長をゲストに迎え、その奇跡の改革の真髄に迫る! 国内の中堅メーカーに過ぎなかったダイキンを世界企業へと躍進させた井上改革。 そこには全く常識にとらわれない柔軟な戦略と、果敢な挑戦に実現できる圧倒的な人材力にあった。驚くべき人材力を生み出した、ダイキン井上改革の秘密に迫る。

どうぞ【KB】
Posted by 大阪手をつなぐ育成会 at 00:39
たまに、AFP通信2014年8月25日の記事そのまま [2014年08月27日(Wed)]
薬剤でシナプスの「刈り込み」回復、自閉症治療に可能性 米研究

自閉症の患者には、脳細胞が送受信する際の経路接続部にあたる「シナプス」が過剰に存在するとの研究論文がこのたび、米脳神経科学誌「ニューロン」に掲載された。この研究結果を足掛かりに、複合疾患である自閉症の治療法開発への道が開けるかもしれない。
自閉症患者の脳にシナプスが過剰に存在するのは、過剰形成ではなく、劣化した古い細胞を廃棄(刈り込み)する通常のプロセスが正常に機能しなくなった結果だという。
論文を発表した米コロンビア大学の研究チームは、自閉症を再現する遺伝子組み換えマウスを用いた実験で、脳の「刈り込みメカニズム」を回復させることに成功した。
研究チームは実験で、タンパク質「mTOR」の働きを抑える「ラパマイシン」と呼ばれる薬剤を使用した。mTORは自閉症患者で異常に活性化され、脳が本来持っているシナプスの刈り込み(間引き)能力を阻害する。
論文によると、ラパマイシンを投与したマウスでは、他のマウスとの接触を避けるなどの典型的な自閉症的行動の減少がみられたという。
論文の主執筆者で、コロンビア大の神経生物学者、デビッド・スルザー氏は「われわれは、自閉症が発症した後にマウスを治療することに成功した」と語る。
このことが非常に重要なのは、自閉症が出生時ではなく、後の成長期に発症するためで、「診断後に有効性を示す治療法が不可欠となるのはその理由からだ」と同氏は説明。AFPの取材に「われわれが正しければ、診断後でもかなり有効な治療を行えるはずだ」と語った。
最新の政府推計によると、米国では68人に1人の子どもが自閉症スペクトラム障害(ASD)と診断されているという。
神経学者らによると、新生児の脳は成長に伴い大量のシナプスを形成するが、後の幼児期や青年期では、脳のさまざまな部位が大量の信号に圧倒されずに発達できるよう、これらシナプス接続の多くは間引きされるという。
■自閉症患者ではシナプスがはるかに多く残存
今回の研究では、死亡時の年齢が2歳から20歳までの献体48体の大脳皮質から採取した組織を分析した。大脳皮質は、言語や社会的行動をつかさどる脳の部位だ。
献体48体のうち26体は生前に自閉症と診断されており、22体は自閉症ではなかった。
分析の結果、小児期早期にはどちらのグループも同様の数のシナプスを持っていることが分かった。
だが自閉症ではない19歳の若者は、シナプスの数が幼児より約41%減少していたが、19歳の自閉症患者の脳内にはシナプスがはるかに多く残存しており、幼児の脳と比べて約16%程しか刈り込みされていなかった。
またシナプスが過剰に存在することにより、脳を通る電気信号が増加するため、てんかんのリスクが高まることを研究チームは指摘している。
さらにスルザー氏と研究チームは、自閉症患者の子どもと10代若者の脳内で、刈り込みメカニズムが正常に機能していないことを示すバイオマーカーとタンパク質を発見した。
一部の自閉症患者にラパマイシンを適用して治療を施し、患者を衰弱させることもある症状の軽減が可能になるかもしれないと同氏は述べている。
だが、まれな遺伝性疾患で、自閉症に関連付けられることが多い「結節性硬化症」の治療薬として臨床試験の段階にあるラパマイシンについては、現在の形式のものは免疫抑制剤でもあるため、特に体がまだ発達中の子どもや10代若者に長期的に用いる治療薬としては最善ではないかもしれないとスルザー氏は指摘している。

以上です。【KB】
Posted by 大阪手をつなぐ育成会 at 00:37
障害者週間大阪協賛行事 [2014年08月26日(Tue)]
今年の障害者週間大阪協賛行事の内容が
8月20日開催の実行委員会で決まりました。
メインのシンポジウムは12月3日(水)午後から
梅田スカイビルでの開催です。
発達障害者の就労支援を取り上げます。
このほか展示会なども障害者週間の前後に開催します。
今年で10回目のなるこの催し、
特に多くの企業展示をお待ちしています。【KB】
Posted by 大阪手をつなぐ育成会 at 00:35
NHKテレビ番組 "良かったこと"の共有を [2014年08月25日(Mon)]
好評での再放送の話を続けて

NHKGテレビの視点・論点
2014年03月27日放送の公益財団法人 共用品推進機構 専務理事 星川安之の「"良かったこと"の共有を」が、先日再放送(8月21日)されました。

1. 柏餅からシャンプー、ボディソープへ
江戸時代、日本人は後世に残る和菓子、「柏もち」を発明しました。その発明とは、味噌餡(あん)の入った餅に巻く柏の葉は裏を、こし餡(あん)に巻く柏の葉は表が上になるように包んだということです。葉の表と裏は、見た目でも分かりますが、触った感触が違うので、目の不自由な人にも識別することができます。
その工夫は300年の時を経て現在(の日本)に「他人の事を考える」という思考がしっかり受け継がれています。20年前、リンス容器と触って識別するため、シャンプー容器の側面に、ギザギザがつきました。それは、目をつむって髪の毛を洗う多くの人だけでなく、目の不自由な人にも識別することができるとても便利な工夫です。その工夫が始まって約20年、目の不自由な人にとっては、シャンプー、リンスと並んでいる「ボディソープ」も識別したいものの一つでした。その声がメーカーの業界団体に届き、この春、通称JISと呼ばれる日本工業規格で承認されたのが、容器側面または丈夫に凸状の一本線がついたものです。

2. みんなの会議
ボディソープにつける凸線一つを決めるにあたっても、使う人、作る人が、合意、つまり同じ気持ちにならなければ、成立しません。今回は、目の不自由な人の団体から私の所属する共用品推進機構に要望を受け、この件に関係する団体の方々と共に、話し合いを繰り返し行いました。ボディソープを作る企業の団体、それを機関として購入するホテルや、旅館の協会、そしてパッケージの規格を作る業界団体、さらにはどのような工夫をすれば良いかを研究する機関の人達です。
サンプルをいくつも作り、目の不自由な人への確認作業を行った結果が、この凸の一本線です。
関係する人達全ての合意がないと、次に進むことができません。その前提として、関係する人達が意見を言え、合意するための会議の場が、必要となります。
アクセシブルミーティング、つまり「みんなの会議」は、日本人が元来持っている「他人を思う気持ち」を、会議の場にあてはめたルールです。
目や耳が不自由な人、車いす、杖を使用している人などが、参加しづらかった会議に、どのようにしたら参加し意見が反映できる会議になるかを、今までの経験を参考に異なる立場の関係者で議論を重ね、できたのが、このアクセシブルミーティングというJISです。このJISは規格を作る時のルールですが、それ以外にも多くの場面で活用することができます。その場面は、大きく2つに広がりました。
一つは日本での実践を積み重ねた「みんなの会議」を、国際的なルールにすることです。そのために、世界横断のルールを作る機関である国際標準化機構(ISO)に提案し、多くの国から賛同を得、日本が議長国をつとめることになり、この春には国際規格になる予定です。
もう一つは子ども達に、「みんなで話し合うこと」が、どんな意味を持つか、アニメーションで紹介することにしました。
この「みんなの話し合い」は、誰もが利用できるコンビニエンスストアとは、どうゆう工夫や配慮があれば良いかを、さまざまな人たちが参加する会議で決めていくという物語です。
さらに、このアニメは、目の不自由な人のために「音声ガイド」が、耳の不自由なひとのために「字幕」が表示できるようになっています。
DVD『みんなの話し合い』は、日本児童教育振興財団の教育ビデオライブラリーで、貸出をしています。ご利用希望の方は、日本児童教育振興財団にお問い合せください。
または日本児童教育振興財団、ホームページの利用案内をご覧ください。
 
3.不便さ調査から生まれた「片手でも使えるモノ展」
さてみなさんは、共用品という言葉をお聞きになったことはあるでしょうか?
「共用品」というのは、さまざまな身体特性のある人たちの意見を聞き、さまざまな工夫をこらし、より多くの人たちが使えるようになった製品のことを言います。アメリカから「ユニバーサルデザイン」という言葉が入ってくる前から、日本ではさまざまな身体特性のある人たちとの「みんなの会議」や、「日常生活における不便さ調査」を繰り返し行ってきた結果、数多くの製品が「共用品」となりました。
高齢の人たちの意見や経験を聞く機会が少ないと、高齢者の人材派遣を行っている会社では、「高齢者何でも調査団」を結成し、さまざまな企業や公的機関が、製品開発やサービス提供の知恵を得るために、この調査団にアンケートや、みんなの会議(座談会)を依頼しています。
ここの会長さんである上田研二さんは、パーキンソン病で片手が少々不自由です。そのため、片手でできる「かっこいいネクタイがほしい」という一言がきっかけで、「片手で使えるモノ展」というイベントが開かれました。一昨年の秋、東京ビックサイトで行われた「国際福祉機器展」では、主催者によるコーナーにおいて、数多くの「片手で使えるモノ」が展示されました。会期中、朝から晩まで、多くの人が一つ一つの製品を確かめながら見学し、見学者があとをたたない人気コーナーになりました。
 
4.不便さ調査から、良かったこと調査へ
今まで私たちが行ってきたのは、「不便さ調査」でした。ボディソープの一本の凸線も、最初は目に不自由な人たちからの不便さからの提案でした。不便さ調査は、確かにマイナスをゼロに戻す、言い換えると穴の開いている箇所を埋めて平らにする、きっかけにはなり、交通のインフラ、各種製品の共用品化が進んだのは事実です。けれど、不便さを指摘するだけでは、ゼロから「プラス」の方向には変化させることは困難です。ゼロからプラスとは、例えば、この製品を使ってよかった!という感動までに、達するといったことです。
そのため私どもでは、日本パラリンピック委員会の鳥原光憲(とりはら みつのり)委員長に、座長になっていただき、多くの障害当事者団体、高齢者機関の人たちと共に、「よかった調査」を昨年初めて行いました。テーマは、「旅行」です。 
交通機関、宿泊施設、レストランなどの飲食機関、観光地で、受けた誘導、案内、説明などで、良かったことを数多く聞くことができました。お聞きになると、「なんだ、当たり前のことではないか!」と思われるかもしれません。しかし、「良かったこと」を今まで文書に残してこなかったことで、多くの現場では、それらを共有することができませんでした。冒頭にお話しした「柏もち」の工夫のように、日本人は元来、他人のことを考え工夫し、行動する力があると思います。2020年に開催が決まった東京五輪・パラリンピックに向けても、「良かった事やモノ」の共有化をはかっていきながら準備が進められれば、きっと誰もが「やってよかった」というイベントになると信じています。

以上です【KB】
Posted by 大阪手をつなぐ育成会 at 00:01
NHKEテレの「君が僕の息子について教えてくれたこと」 [2014年08月24日(Sun)]
大きな反響です。
8月16日の夜11時から放送された
NHKEテレの「君が僕の息子について教えてくれたこと」

2回の再放送が決まりました。
8月28日(木) 午前1時30分〜2時30分と
9月13日(土) 午後3時05分〜4時05分

いま無名の日本人の若者が書いた1冊の本が世界20カ国以上で翻訳され、ベストセラーになっている。タイトルは「The Reason I Jump」(日本題:「自閉症の僕が跳びはねる理由」)。著者は、当時13歳の東田直樹さん、日本で7年前に出版された、自閉症である自分の心の内を綴ったエッセイである。自閉症者自らが語る極めて画期的な作品だったが、ほとんど話題になることはなかった。それがなぜ突然、7年もたって、遠くイギリスやアメリカでベストセラーとなったのか。
この本を英訳したのは、アイルランド在住の作家デイヴィッド・ミッチェル氏。彼にも自閉症の息子がいる。日本語教師の経験があるミッチェル氏は、東田さんの本を読んでまるで息子が自分に語りかけているように感じたと言う。息子はなぜ床に頭を打ちつけるのか、なぜ奇声を発するのか、息子とのコミュニケーションをあきらめていたミッチェル氏に希望の灯がともった。そしてミッチェル氏の訳した本は、自閉症の子どもを持つ、世界の多くの家族も救うことになった。
ミッチェル氏はこの春に来日、東田さんと感動の対面を果たした。これは、日本の自閉症の若者と外国人作家の出会いから生まれた希望の物語である。

8月16日見逃した人は今度こそどうぞ。

そして、講演会のお知らせです。

創刊11周年記念ビックイシュー販売者主催
東田直樹・東田美紀講演会
「出会い、つながり、ともに生きる」
日時:2014年9月6日(土)  
   開場13:00〜   開演13:30〜16:30
会場:大阪市立住まい情報センター
   大阪市北区天神橋6丁目4ー20
主催:ビックイシュー販売者会議
共催:有限会社ビックイシュー日本

あわせてどうぞと言いたいところですが、すでに講演会は満席となりました。
とのこと、悪しからず【KB】
Posted by 大阪手をつなぐ育成会 at 00:59
山形のさくらんぼテレビ番組から [2014年08月23日(Sat)]
8月6日(水)26時25分〜27時20分放送でした。
第23回FNSドキュメンタリー大賞ノミネート作品
『ここに花は咲いて〜若年性認知症 介護と支援の狭間で〜』
(制作:さくらんぼテレビ)

米沢市に住む佐藤洋一さん55歳。40代後半から物忘れなどの異変が出始め、2年前に若年性アルツハイマーと診断される。これまでと違う自分に戸惑い、仕事もできなくなった洋一さんは「自分は死んだ。人生を諦めた」とその頃を振り返る。しかし、医療、介護、自立支援、様々な人との出会いから、彼の人生は前に動き出す。番組では洋一さんの生活や周囲で支える人たちとのやり取りを取材。記憶の限り、“人として”生きたいと願う、洋一さんの思いに迫った。

 平成25年度は厚生労働省の認知症対策「オレンジプラン」の初年度。高齢化率が高い山形県でも認知症ケアに関するさまざまな取り組みが行われる中、介護関係者のある言葉が引っ掛かった。「高齢者も大変だけど若年性にはまた違った問題があって大変なんだよね」。65歳未満で発症する若年性認知症。働き盛りで発症するため心理的、経済的影響が大きい。「仕事を失って生きがいはあるのか?」「何を思いながら生活しているのか?」。そんな疑問から取材が始まった。
 米沢市に住む55歳の佐藤洋一さんは2年前に若年性アルツハイマーと診断される。40代後半に物忘れが出始め、職場でも同僚たちに指摘されるようになる。日に日に症状が悪化。「自分が自分でないような…」「できないことをバカにされる」。仕事も失い生きがいを無くした洋一さん。「自分は死んだ。人生を諦めた」とその当時の記憶は色濃く残っていた。
 カメラを向け始めた去年11月、洋一さんは“仕事”をしていた。受け入れたのは、高畠町の自立支援センター「竹とんぼ」。知的障害者や身体障害者の自立を助ける就労継続支援事業所だ。洋一さんの仕事は高齢者施設で使うタオルを畳むこと。わずかではあるが賃金も発生する。「毎日が楽しい。どんな小さなプライドでも頂けることに喜びを感じる」と洋一さん。一度人生を諦めた男性がそう感じるに至った裏には、支援スタッフたちの努力があったのだ。
 自立支援センター「竹とんぼ」に来る前の約1年間、米沢病院で入院生活を送っていた洋一さん。主治医と当時のケアマネージャーには共通の認識があった。「身体的には悪くない洋一さんに高齢者向けの介護サービスが合わない」「月曜日から金曜日まで仕事をして土日は休息する。そんな当たり前の生活を送ってほしい」。同居していた高齢の母親への影響を考え、洋一さんの住まいとなる施設探しが始まったのだが、“当たり前の生活を送る”ことと“施設に入って介護を受ける”ことは今の福祉体制では同時に成り立たない。介護保険制度のもと認知症患者の主な受け入れ先としては、特別養護老人ホーム、老人保健施設、グループホームがあるが、こういった完全介護の施設に入ると外部の事業所を利用することはできない。そこでケアマネージャーが探したのが住宅型の有料老人ホーム。上に挙げた施設と違って、外部の事業所の利用が認められているからだ。しかし、一層進む高齢化の中、有料老人ホームには「空き」がないのが現状なのだが、幸運にも入院10カ月後に「空き」が出たとの知らせが入った。
 洋一さんの住まいは米沢市の有料老人ホーム「楽らく荘」。休日に部屋に行ってみると、洋一さんはベッドの上にいた。自分以外は75歳以上の高齢者ばかり、話が合う相手などいない。「竹とんぼ」に通うためには有料老人ホームで過ごさなければならばいと分かっていても、まだ若い洋一さんが容易に高齢者となじめるはずはなかった。入所当時は、自分勝手な言動でヘルパーや他の利用者を困らせたことも。ヘルパーたちも初めて接する若年性認知症の人に戸惑ったと言うが、プライドを傷つけない言動を繰り返し、洋一さんは落ち着きと笑顔を取り戻す。
 洋一さんの中の「こんなはずじゃない。自分はまだできる」という焦りといらだちをどう和らげていけばいいのか、医療、介護、自立支援、それぞれの現場が、洋一さんの思いをくんだ配慮を積み重ねている。
 取材を始めて5カ月、進行が速いという若年性アルツハイマーが洋一さんを変化させ始める。このまま症状が進んで、徘徊(はいかい)や暴力などの症状が出始めた時、ケアマネージャーは特別養護老人ホームなどに住まいを変えることも考えている。しかし、そうなると「竹とんぼ」のような外部の事業所には通えなくなる。洋一さんに働きたいという意欲が残っていたら、その思いはどうなってしまうのか。洋一さんの笑顔はどこに行ってしまうのか。

ディレクター・白田貴彦(さくらんぼテレビ 報道制作部)コメント
「去年11月に初めて会ったときから、洋一さんは、私が投げかける質問、時には、辛かった経験についても、残っている記憶をたどり、知識をつなぎ合わせ、丁寧に答えてくれました。それだけ洋一さん自身にも訴えたいことがあったのだと思います。取材に行くたびに“来ていただけると本当にうれしいです”と言っていた洋一さん。私たちの取材からも社会とのつながりを実感していたのでしょうか。取材を終えて日がたちましたが、もしかすると、自分が取材を受けていたことを忘れてしまっているかもしれません。だからこそ洋一さんがカメラの前で見せてくれた表情や言葉の一つ一つを通して、若年性認知症について考えてもらい、少しでも社会の理解につながってほしいと思います。そうなれば洋一さんの思いは消えないのですから。最後に、厚生労働省は平成25年度からアルツハイマーの根本治療薬の開発研究に乗り出しました。一日も早く、アルツハイマーが治る病気になってほしいと強く願っています」

山形のさくらんぼテレビ、見逃してしまいました【KB】
Posted by 大阪手をつなぐ育成会 at 00:52
新書 「「弱肉強食」の大学論 [2014年08月22日(Fri)]
諸星 裕 (著), 鈴木典比古 (著)
「「弱肉強食」の大学論 生き残る大学、消える大学」 (朝日新書)
760円(税抜き)

淘汰の厳しさを増す日本の大学。
グローバル人材が叫ばれる中、本当に残る大学はどこか。
開学10年で就職率ほぼ100%を達成した鈴木典比古・国際教養大学学長と大学経営に詳しい諸星裕・桜美林大学教授が真の教育力をもつ「強い大学」の条件を明かす。

目次です。

はじめに 諸星裕

第1章 グローバル時代と日本の大学の生きる道
・学長メッセージにみるグローバル化の真相
・産業界、経済界との齟齬
・三度目の大転換期
・賃金の低い国から高い国へ
・グローバルの本質とは
・偏見は無知から生まれる
・グローバルに向く大学、向かない大学
・社会の中間層を育成する
・何をもって「ナンバーワン」か
・「人口植林型」から「雑木林型」教育へ
・類型化を打破する

第2章 「日本の大学の致命的欠陥」は今、どうなっているのか
・大学改革の道半ば
・ミッションがない!
・誰がお墨付きを与えるのか
・大学認定を取り消される
・なぜミッションが必要なのか
・読み、書き、そろばん
・「誇大広告」はいらない
・AOの正しいあり方
・ベストマッチを求めて
・ミッション、カリキュラム、シンバスはワンセット
・第一志望は一割未満
・ミッションと説明責任
・国立大学ミッションの再構築
・抜けない教官意識
・交付金に支えられる日本の大学
・求められる人材の変化

第3章 「こんな大学、来ちゃダメだと」と言われないために
・大学の教員は熟練工であれ
・中途半端な人びと
・問われるのは「学生を育てる力」
・ベテランこそ初級編や入門編を
・教授会に風穴を開ける
・学部の壁を取り払う
・専門バカになるな
・「こんな大学、来ちゃダメだよ」

第4章 なぜ、不勉強な学生を卒業させるのか
・世界標準のGPA
・GPAが二を割ると卒業が危ない
・学生と教員との間の契約書
・30秒間の学費はいくらか
・「生きた学費」の使い方
・GPAインフレと教員の能力
・卒業させる義務
・「いい大学」の判断基準
・アナログな文科省規制

第5章 キーワードは「多様性」と「リベラルアーツ」
・秋田の森でグローバル人材を育てる
・個人vs.全世界
・大学でも「個」の強さ
・「国内のぬるま湯どっぷり」からひきはがす
・効果的な「学内擬似留学」
・スティーブジョブスが学んだ大学
・人材発掘のための入試改革
・問われる大学事務局の力量
・AO入試と推薦入試
・人物本位の選抜とは
・採用方法の見直しを

おわりに 鈴木典比古

ミッション、カリキュラム、シンバスの強調になるほどと【KB】
Posted by 大阪手をつなぐ育成会 at 00:48
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