テレビ 「施設」で育った私 [2014年06月30日(Mon)]
NHKEテレのハートネットTV
2014年7月1日から3日までの3夜連続で シリーズ 「施設」で育った私 が放送されます。 毎回夜8時からの放送 今、虐待や貧困、離婚などが理由で、実の親と暮らせない子どもたちが、増え続けています。児童養護施設や里親など「社会的養護」で育つ子どもは、全国でおよそ4万7千人に上ります。ハートネットTV・7月の特集では、親に頼れず「施設」などで育つ若者たちが、社会へと巣立ち、”自立”していくために何が必要なのかを考えます。 第1回 漂流する施設出身の若者たち 第1回は、施設出身の若者たちが、次々と社会からドロップアウトしている実態に迫ります。施設を出た後、実家などの頼る場所もなく、虐待など深い心の傷を抱えた状態で一人、社会での自立を迫られる若者たち。アパートの保証人が見つからずホームレスになる人、性風俗で働かざるを得なくなる人、自殺に追い詰められる人・・・。最近行われた調査では、施設出身者は一般家庭に育った子どもたちに比べて、大学などへの進学率が低く、収入も少なく、生活保護の受給率も高いなど、深刻な格差の実態が明らかになりつつあります。 施設で育っても、どんな環境に生まれても、安心して社会で自立していけるために何が必要かを考えます。 第2回 “巣立ち”に寄り添う児童養護施設の試み 第2回は、子どもたちの自立をサポートする児童養護施設の取り組みを伝えます。施設で暮らす子どもたちがスムーズに社会に出て自立できるために、東京都が新たに配置した専門職が「自立支援コーディネーター」。日常生活の支援に追われる施設職員(ケアワーカー)とは完全に独立して、進学や就職に向けてのサポートや退所後の生活支援に専念します。また、都内のある施設では、進学した子どもたちのために専用の寮を用意して、お金と生活の援助を手厚く行い、退所後大きな問題にぶつかることを防ごうと取りくみ始めました。 施設にいるうちから社会へ出る準備をサポートし、いつでも相談できる存在を作ることで、退所後の自立を支えようという試みに密着します。 第3回 “最後の砦” 自立援助ホーム 第3回は、親と暮らすことができず、自立することが難しい若者たちの“最後の砦”といわれる、「自立援助ホーム」が舞台。自立援助ホームにやってくるのは、高校を中退したり、18歳になったりして児童養護施設などにいられなくなっても、一人で自立する力が十分ではない若者たち。虐待による深刻な心の傷を抱えていたり、基本的な生活スキルを身につけられないまま育っていたり、自立への様々な課題を抱えています。しかし、最も手厚いサポートが必要な現場でありながら、支援体制や運営のスキーム作りなどは、「社会的養護」の中で最も立ち後れています。 苦しみながら生き方を模索する若者と、彼らを支えようと奮闘する職員たちとの関わりから、自立支援のあり方を考えます。 ぜひ、ご覧ください【KB】 |
Posted by
大阪手をつなぐ育成会
at 00:47