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テレビ番組のお知らせを2本 [2011年01月31日(Mon)]
NHK クローズアップ現代
 2011年 2月 1日(火)午後7時30分から放送
うつ病 “心”から治せるか
 〜脱くすり依存 「精神療法」の試み〜(仮題)

うつ病の治療法として、従来の薬物療法に加えて
「精神療法」への期待が高まっている。
最新の調査で、
薬の過剰投与が自殺につながる危険や、
患者の3割は薬が効かないことが
明らかになったためだ。
中でも注目されている治療法の一つが、
高度なカウンセリングによって
悲観的過ぎるものの見方などを改め、
うつを“心”から治す「認知行動療法」だ。
英国での実験で再発率を抑えられることが判明。
日本でも今年度から国が診療報酬を出し始めている。
しかし日本では、
心理学や社会学もマスターし
“全人的”なカウンセリングを行える医師が少なく、
臨床心理士なども国家資格として認められていないため、
担い手が不足。思うように広がっていない。
うつ対策の切り札として期待される精神療法、
その可能性と課題を探る。

もう1本
NHK教育 福祉ネットワーク 
2011年2月2日(水)午後8時から
“描くこと”を見つけた−福岡・福祉施設 工房まるの日々−

「エイブルアート(=可能性の芸術)」。
障害のある人たちによる芸術作品がそう呼ばれ、
私たちの身の回りでも存在感を増している。
障害がある人による優れたアート作品については
近年徐々に知れ渡り、4年前には、
障害のある人の作品を使用したい企業と作者とを橋渡しする
「エイブルアート・カンパニー 」という組織が立ち上がった。
そこで生まれた商品は全国に販路を伸ばしている。

魅力的な作品が生まれる背景にあるのが、
障害者のアート活動をサポートする施設の存在だ。
福岡市にある福祉施設「工房まる」では、
一人一人のメンバーの障害特性を
作品づくりに生かす活動を進めてきた。
中でも注目されているのが柳田烈伸さん(30歳)だ。
脳性まひによる体の震えを生かして絵を描く彼の絵は、
これまで何度も製品化され、
大型商業施設など全国で販売されている。
番組では工房まるの日常を見つめ、
障害のある人がアート活動に託す思いを伝える。

2本ともご覧ください。【KB】
Posted by 大阪手をつなぐ育成会 at 08:37
たまに、続けて書籍案内 [2011年01月30日(Sun)]
読むための温泉の本が出ました。
著者の日本温泉文化研究会は、
二〇〇五年生まれの温泉をテーマとする学術研究会。

総合的かつ学際的な温泉研究をおこなうため、
研究者や大学院生が集結しました。
基本方針は、「独自性」「良心」「自立」。
これまでの学会・研究会にはない独自性を維持し、
特定の温泉地や宿泊施設などからの宣伝料に
揺らぐことなく学者としての良心を堅持。
そのうえで、温泉研究を一つの学問分野
すなわち「日本温泉学」として自立させることを
めざしています。

そして今回の新書。
「温泉をよむ」 (講談社現代新書) ¥ 798
第一章 湯の底の記憶――温泉の歴史学
道後はなぜ「日本最古」の温泉なのか/中世の熱海と有馬/幻の温泉、さまよえる温泉/入浴法さまざま
第二章 再生と変身――温泉の宗教学
病気平癒への深い祈り/神の湯/薬師と地蔵
第三章 「湯治」の実態をさぐる――温泉の医史学
温泉番付表の意味/江戸時代の「城崎にて」/有馬温泉と『温泉論』/湯治場と保養地のはざま
第四章 効きめはいったいどのくらい?――温泉の医学
保険は適用外/療養泉と適応疾患/大湯リハビリ温泉病院の試み
第五章 来た、見た、浸かった――温泉の博物学
温泉、奇石を生ず/噴き出る不思議/湯へのまなざし
第六章 湯の力、人びとの暮らし――温泉の民俗学
祭りの場/生活のなかの温泉/みやげと伝統産業
第七章 漱石、川端、賢治――温泉の文学
坊っちゃんの赤手拭い/『伊豆の踊子』と『雪国』のあいだ/花巻温泉の三つの花壇

日本人にとって温泉とはなにか。
それは癒しと憩いの場であり、
明日への活力を養う場であると同時に、
非日常的な時空間に身を置き、
文字通りの「再生」を願う場所でもありました。
古代人は熱い湯が大地から噴き出すことに恐れおののき、
これに神格を認めました。
また、医療の発達していない時代にあっては、
薬石効なく医者から匙を投げられたものたちが
最後の望みを託して杖をひく場でもありました。
近世に至れば歓楽の場ともなり、
また科学的に温泉を理解しようとする動きも出てきます。
近代になって温泉を「観光地」「保養地」として
理解しようとする人びとは、
それまでの信仰や民俗が雑多に、
重層的に存在する温泉地のありかたを
「旧来の陋習」として排斥していきます。
その一方で、インテリとよばれる若者たちによって
温泉は「青春の煩悶」と結びついた
特権的な場所として表象され、
やがてそれは文学名所として
観光的に「消費」されていくことになります。
本書は温泉が日本文化において
いかに重要な存在であるかを
多角的に明らかにしていきます。

温泉旅行のお供にどうぞ。【KB】
Posted by 大阪手をつなぐ育成会 at 08:55
新書で読むスウェーデン・モデル [2011年01月29日(Sat)]
「日本はスウェーデンになるべきか」
スウェーデン大使館公使の高岡望著のPHP新書756円

巨額の財政赤字を抱える日本はどうするのか?
万能薬とはなりえないが、
一つの答えが「スウェーデン・モデル」。
同じ大きな政府の中でも、この国の財政は健全で
「世界トップクラスの所得・国際競争力」を誇り、
年金・医療・雇用・税制にも個性的な政策が並ぶ。

著者はスウェーデン人の本質を、
「自立した強い個人」、
「規則に基づく組織力」、
「透明性」、
「連帯」の4つのキーワードにまとめた。
それをもとに「世界一の男女平等」、
「手厚い社会保障」、
「経済競争力」、
「中立外交」がなぜ実現し、
どのように機能しているのかを、
体験と統計に基づき分析していきます。

目次は
第1章 スウェーデンという国
第2章 スウェーデンの本質
第3章 世界一男女平等な国
第4章 手厚い社会保障の裏に
第5章 競争力強化のために
第6章 中立、EU、価値の外交

今、決定的に重要なのは、
無批判にこの北欧の雄を成功モデルとして礼賛することではない。日本との立場の違いを明確にした上で、深く多面的に理解することなのだと。

類稀な成功を遂げたこの国から、
我々は何を学び、どう変わっていくべきか【KB】
Posted by 大阪手をつなぐ育成会 at 08:50
特捜検察と戦った女性官僚と家族の465日 [2011年01月28日(Fri)]
テレビ番組のお知らせです。
1月31日(月)夜9時から 毎日放送

厚生労働省で働く中井章子(田中美佐子)は、30年間、真面目に働き続け、同省で働く夫・浩一(金田明夫)、OLの長女・菜月(市川由衣)、高校生の次女・実沙(大後寿々花)と4人で平凡だが、幸せな家庭を築いていた。
しかし、その日常は突然崩れた。障害者団体への郵便料金割引制度を悪用した事件にからみ、厚労省の元部下・山里(山崎銀之丞)が、ニセの証明書を発行した容疑で、大阪地検特捜部に逮捕された。
章子も、その発行を指示したと疑惑の人物として、マスコミに追いかけられ、ついに特捜部に逮捕される。
育児日記まで押収する家宅捜索。
身に覚えのない関係者らの証言を突きつけられ、不当とも思える拘置や取調べが続く。
 「いつ終わるのか? いつ出られるのか?」という不安が章子を追い込んでいく。 「認めてしまえば すぐに出られる」 そんな検事の言葉。 頑な章子の態度に、検察は保釈に反対を続け、予め組み立てられているような調書へのサインを迫る。
5ヶ月を過ぎて、章子の保釈がようやく許されるが、章子と家族、そして山岸たち弁護団の戦いはここからだった。
公判で明らかになる衝撃の事実。連続する緊迫の攻防。運命の判決の前夜、章子にむかって夫が提案したのは…。
中井章子の465日間を、ヒューマンなタッチで描く。
乞うご期待。
Posted by 大阪手をつなぐ育成会 at 17:39
年金からの所得保障への歩み [2011年01月28日(Fri)]
平成23年1月27日(木)午後3時、
静かに始まったある専門家による検討会

障害年金の認定(知的障害等)に関する専門家会合の
第1回会合。
厚生労働省年金局の所管。

障害者の年金には障害基礎年金と障害厚生年金とがある。
知的障害者の場合は圧倒的に障害基礎年金。
その基礎年金の入り口=認定に係る新たな論議が始まった。

発端は9月に全日本手をつなぐ育成会から出された
「公的年金の業務・運営等に対する意見」から。
そこには知的障害者や発達障害者の置かれている
それこそ不条理な年金支給環境があるから。

この専門家による検討会の推移を見守りたい。
会議の資料等は厚生労働省のサイトで公開されている。
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r98520000010opz.html
【KB】
Posted by 大阪手をつなぐ育成会 at 09:51
今年は、1月31日から受付 大阪府福祉基金 [2011年01月27日(Thu)]
今年も「大阪府福祉基金地域福祉振興助成金」の
交付申請の案内が出ました。

申請できるのは、大阪府内で障がい者や高齢者、
児童などへの支援活動等、府民福祉の向上に
寄与する活動を行っている団体。
受付期間は、平成23年1月31日(月曜日)から
2月25日(金曜日)まで(消印有効)です。
受付場所は、大阪府社会福祉協議会
(大阪府ボランティア・市民活動センター)
詳しくは、大阪府福祉基金のホームページをご覧ください。
http://www.pref.osaka.jp/chiikifukushi/kikin/index.html

それにしても気になるのは、その中で告知されている
平成24年度からの変更点(予定)です。
いわく、平成24年度分の募集からは、
以下のとおり変更される予定ですのでご注意ください。
1 助成金額の上限が30万円から20万円となります。
2 助成金以外の収入が10%以上必要となります。
3 助成回数は平成22年度から通算して同一団体5回まで
とします。(6回目からは申請しても交付されません。)
4 事業実施する際の行事保険掛金など、
保険料についてはすべて対象外経費とします。
【KB】
Posted by 大阪手をつなぐ育成会 at 09:01
新書「財界の正体」 [2011年01月26日(Wed)]
日本の舵取りをする3つのパワーエリートたち。
官僚エリート、政治エリート、そして経済エリート。
その経済エリートの集団=財界を
正面から取り扱った興味深い書。

講談社現代新書の最新刊 
川北隆雄著「財界の正体」¥798 (税込)

政治献金の歴史、各団体の歴史と特徴、
税制・雇用対策・構造改革への関与
―日本を動かしてきたパワーエリートを徹底解剖。

財界とは何か
政治献金の裏表
国の政策も動かす
「財界・奥の院」をのぞいてみる
グローバル化を進める財界
財界に明日はあるか

経済エリートたちはどうやって日本を動かしてきたのか?
献金システムの変遷、政策への関与の方法、
日本経団連はじめ財界団体内部の仕組み、
今後のゆくえなど、揺れる実態をつぶさに解剖!
財界の素顔を知る最適の一冊。

著者の川北隆雄さんは、東京新聞・中日新聞編集委員
第177通常国会の論戦とともにお読みください。【KB】
Posted by 大阪手をつなぐ育成会 at 09:17
たまに、スポーツの心配 [2011年01月25日(Tue)]
昨日(1/24)、第11回大阪府障がい者スポーツ大会の
実行委員会が大阪府庁で開催されました。

スポーツ団体や障害者団体、各市町村及び
学識経験者などで委員は総勢93名。
このうち70名ほどの委員が出席しました。

議題は、今年の「第11回大阪府障がい者スポーツ大会」の
実施要綱の決定と、昨年の大会、および
昨年の全国大会の報告、さらに、今年の全国大会の
競技概要などです。

今年の大阪大会は、例年通り5月15日(日
)万博記念競技場を中心に開催されます。
このところ減少傾向にあった参加者も
やや増加傾向に転じています。
今年の全国大会は、10月22日(土)から24日(月)、
山口県の維新百年記念公園陸上競技場を
主会場に開催されます。

会議終了後、数人の委員で、最近の障害者は、
就労支援の影響でスポーツに親しむことが
難しくなってきているということが話題になりました。
工賃倍増計画や一般企業の雇用で
なかなか時間が自由にならないというのです。
もともと障害者スポーツは機能回復や
社会参加の一環としてとらえられていました。
しかし、パラリンピックや全国大会の開催の定着などで、
競技スポーツの位置づけと
生涯スポーツの生活の中への取入れとを、
それぞれでどう位置づけるのかを
考える局面にもなっています。

これは、単にスポーツをする障害者のことだけでなく、
どのようなスポーツ施設を整備するのか、
スポーツ指導の人材をどう育成し活動するのかといった、
全体設計にかかわることでもあります。
この全体設計が
国も府も市町村も行政の財政難のあおりを受け、
本来あるべき姿にならないという
とても大きな危機に直面しているのです。

障害者スポーツのいく末が心配です。【KB】
Posted by 大阪手をつなぐ育成会 at 14:32
“働く世代”の無縁化 [2011年01月24日(Mon)]
たまに、またまた、テレビ番組のお知らせです。

2月11日(金) 午後7時30分〜8時43分 NHK総合
「無縁社会U 〜“働く世代”の無縁化を防げ〜(仮)」
「未婚で高齢の親と同居しています。
私も無縁死するかもしれません」、
「介護で仕事を辞めざるを得なくなりました。
私も孤立化していきます。」
これまでの放送を通じて、
NHKに寄せられた声の中には、高齢者だけでなく、
働き盛りであるはずの20-50代からのものも
多数ありました。
無縁となる人は高齢者に限りません。
非正規雇用の増加や雇用の悪化といった働き方の変化、
結婚したくてもそれがかなえられず、
家族を持つことができない単身世帯の増加。
そうした中で親や家族の介護なども重なり、
"社会の中で自分の居場所がない"、
相談できる相手もおらず、"心の落ち着くことがない”と感じ、
行き着く先には”無縁死”さえあると考える人まで
増えているのです。
こうした無縁社会予備軍である20-50代を、
もう一度社会とつなげていくためにはどうすればよいのか?
各地で様々な試みが始まっています。
番組ではそうした取り組みを紹介しながら、
無縁社会を乗り越えていくための道筋を考えます。

ご覧ください。【KB】
Posted by 大阪手をつなぐ育成会 at 09:01
“費用対効果”の観点から医療制度を [2011年01月23日(Sun)]
たまに、またテレビ番組のお知らせです。

2011年 1月25日(火)放送のNHK総合テレビ 
午後7時30分から クローズアップ現代
「高度医療が患者を追い詰める(仮題)」 
いま、命を救うはずの夢の新薬によって、
窮地に追い込まれる患者や家族が急増している。
ここ数年、がん治療の最前線では、
細胞中の分子をピンポイントで攻撃する
「分子標的薬」が登場し、
以前は助からなかった患者の延命治療が可能になるなど
目覚ましい効果があがっている。
しかし、薬には巨額の開発コストがかかるため、
患者は一度使い始めたが最後、生涯、高額な薬代を
負担し続けなければならず、
経済的な理由から使用を中断する患者が
後を絶たないのだ。
患者団体は国に助成を求めているが、
医療保険財政逼迫のため対策は容易ではない。
番組では、“費用対効果”の観点から
医療制度を大きく見直した
イギリスの取り組みなども紹介しながら、
高度医療と財源のバランスを
どう取るべきなのかを考える。

ご覧ください。【KB】

Posted by 大阪手をつなぐ育成会 at 08:57
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