ガーデン・エル・ロイ訪問 [2010年10月21日(Thu)]
東大阪市に瓢箪山駅から生駒山に向かって
25分くらい上ったところ、 かつて大阪府の児童養護施設「菊水学園」の跡地に 今年4月、乳幼児を専門的に保護する 児童施設がでました。 その名は、ガーデン・エル・ロイ。 世界に名をはせた社会活動家=賀川豊彦の 思想的系譜を有する社会福祉法人の経営です。 かつての「菊水学園」は長らく廃屋で放置され エルチャレンジの草刈り作業などで 大阪育成会もかかわってきた場所です。 そこはグループホームの集合体のような造りで、 穏やかな木の温もりが感じとられます。 心や身体が傷ついた子どもたちが、 安心・安全に一日でも早く癒され、 楽しく子どもらしい日々をおくるため、 吉野杉を多用、 明るく、落ち着いた雰囲気の木造住宅が 包み込む空間です。 定員は60名ですが、今はまだ半分くらい。 しかしその多くが児童虐待の被害児。 虐待する親からこの施設は 必ずしも好意的には映らない。 そんな親から寄付などを期待しても虚しい。 しかし、手厚い人の配置に 経営の大変さが想像できます。 大阪平野の眺めの良いこの地で、 職員とまた近隣の人々と豊かな人間関係を育み、 子どもたちもこの施設そのものも、 健やかに育ってほしいと感じました。【KB】 |
Posted by
大阪手をつなぐ育成会
at 07:58