平成22年6月21日「障害者自立支援給付支払等システムに関する都道府県・国保連合会合同担当者説明会」が開催され、会議資料が提供されました。議題は、処遇改善助成金キャリアパス要件にかかるインタフェースの提示、暫定「警告」のエラー移行、小規模多機能型基準該当生活介護のサービス追加に伴う台帳整備などです。
障害者自立支援給付支払等システムの点検時において、台帳情報と請求情報の不整合について、暫定的に「エラー」とせず「警告」として、点検を市町村に委ねていた項目がありますが、今年2月22日の担当者説明会において、この「警告」については、都道府県、市町村の台帳を整備したうえで、7月請求時(6月サービス提供分)より段階的に移行していくこととしていました。これを今回は第1段階として移行するとのこと。当然第2、第3段階と続きます。今後のスケジュール等についてはある程度策定しているが、台帳整備が遅れている自治体では、引き続き台帳の整備を行われたいとのことです。そして、「エラー」へ移行となる「警告」コード一覧が示されました。
http://www.wam.go.jp/wamappl/bb15GS60.nsf/vAdmPBigcategory50/48F130270C577D554925774A0043E497?OpenDocument
http://www.wam.go.jp/wamappl/bb15GS60.nsf/vAdmPBigcategory50/0DDA8A7461056CA84925773800301230?OpenDocument
警告コード件数として多い上位10コードは、次のとおり。
※資格:受給者台帳記載の利用者負担上限月額と一致しません
※受付:定員区分の算定要件を満たしていません
※支給量:合計算定時間数が実績記録票と明細書で不一致です
※資格:契約支給量が決定支給量を超えています
※資格:サービス提供日数が原則の日数を超えています
※受付:請求サービスコードに対する契約情報が存在しません
※資格:給付率が90%以外は誤りです
※資格:サービス提供量が決定支給量を超えています
※受付:人員配置体制加算の算定要件を満たしていません
※受付:人員配置区分の算定要件を満たしていません
データをながめていて、全国と比較して大阪の警告コード件数そのものがすごく多いことが気になります。やはり、事業者に対し研修やら情報提供を大阪府はもっとていねいにするべきと考えます。どのような感想を事業者のみなさんはお持ちになるのでしょうか。【KB】