第6回社会福祉推進議員連盟総会 [2017年11月28日(Tue)]
平成29年11月21日、社会福祉推進議員連盟(会長:衛藤晟一参議院議員)の第6回総会が参議院議員会館において開催され、関連15団体が参集し、社会保障・社会福祉に係る平成30年度予算、制度改正等への要望と意見交換が行われた。
要望は以下の6項目 社会福祉法人・社会福祉施設が豊かな福祉社会を築いていくために 1.介護報酬・障害福祉サービス費の引き上げ ○ 介護報酬に関しては、 @ 内部留保の判断基準となった社会福祉充実残額を有する法人は1割未満 A 前回改定の影響により、特別養護老人ホームの収支差率は8.7%から1.6%へ大幅に低下 B 特別養護老人ホームの赤字施設の割合は4割超 ○ 障害福祉サービス費に関しては、 @ 内部留保の判断基準となった社会福祉充実残額を有する法人は1割未満 A 前回改定の影響により、全サービスの収支差率は9.6%から5.9%へ低下 B H29年度より退職手当共済制度の公費助成が廃止され、法人負担のさらなる増加が確実 2.福祉人材の確保、育成・定着等の対策の抜本的強化 ○ 福祉人材の確保、育成・定着に向けて、 @ 「介護職員処遇改善加算」(介護並びに障害)の対象職種の拡大、法人の裁量を認めること A 介護未経験者への入門的研修の充実、働き方改革の一環として、福祉に特化した副業の推奨 3.社会福祉法人の法人税非課税等の税制堅持 ○ 社会福祉法人制度の基幹をなす、法人税非課税等の現行の税制の堅持 4.社会福祉法人の経営基盤・環境整備の強化 ○ 地域共生社会につながる積極的な生活困窮者支援に向け、人員や施設設備等の活用の要件緩和 ○ 小規模な社会福祉法人等のネットワーク化の推進 ○ 生活困窮者のセーフティネットである救護施設、養護老人ホーム等の施設の建替財源の確保 5.子ども・子育て支援新制度による保育等施策の量的・質的な拡充 ○ 子ども・子育て支援新制度の総額1兆円超の恒久的な財源確保 6.社会的養育の見直しにあたって ○ 社会的養育の見直しについては、子どもたちの最善の利益を中心に据え、十分な協議を重ねること 以上です【KB】 |
Posted by
大阪手をつなぐ育成会
at 00:38