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テレビ 弱者を病気から守る! 歯磨きジェル、救うのは障がい者 [2017年03月16日(Thu)]
2017年3月18日(土)11時30分テレビ大阪にて放送
弱者を病気から守る! 歯磨きジェル、救うのは障がい者

日本人の死因の第3位は肺炎。そのうち70%が口内の雑菌由来の嚥下性肺炎と言われている。十分に口腔ケアのできない介護を受ける高齢者に多く見られる病気だ。その病気予防に開発されたのが、飲み込んでも問題がない天然素材で作られた歯磨きジェルとマウススプレー。おから成分と梅エキスを配合したネオナイシンという物質で、胃の中に入ってもアミノ酸に分解されて無害なのだ。
作ったのは、横浜市のオーガニック化粧品の会社「トライフ」。手島大輔社長は、末期ガンの父の介護の際、抗がん剤で慢性的な口内炎に苦しむ父の姿を目の当たりにし、なんとかしてあげたいという思いからスタートしたという。彼は九州大学の研究者らと虫歯菌、歯周病菌を退治し、なおかつ食べても害のない成分をオーラルケア製品として開発したのだ。
トライフの凄いところは、製品のみならず、その製造方法、売り方にあった。実は手島社長は、その全ての工程を障がい者に任せるというビジネスモデルを築いたのだ。製造、梱包を障がい者の自立支援をするNPO法人に依頼。販売も同社がパートナー契約を結ぶ、障がい者施設に委託した。そこで、得られた利益は、障がい者の賃金に反映される仕組みだ。
「私の子供も障がい者。親になって初めて、障がい者がおかれた現状の厳しさに気がついた」と手島社長は言う。雇用契約を結んでいない就労支援B型の事業所で障がい者に支払われる賃金は、月額約1万5千円。彼は、この低賃金問題をなんとかしたかった。現在、トライフのビジネスモデルで、月収10万円を超える障がい者も出てきている。
さらに、手島社長は、製品で得た利益の一部を「親なき後問題」サポートの基金にしている。親なき後問題とは、障がい者の子供を介助する親が死亡したあとの問題。自らの子供が障がい者で他人事ではなかったという。
手島社長はこのビジネスを世界に広げるためにも動いていた。アメリカ、ドイツ、中国でもすでに計画はスタートしている。弱者が弱者を助けて自立する、新しい取り組みは世界からも熱い視線で迎えられているのだ。

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Posted by 大阪手をつなぐ育成会 at 00:32
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