新書 「介護ビジネスの罠 」 [2015年11月03日(Tue)]
長岡 美代(著)
「介護ビジネスの罠 」(講談社現代新書) 800円(税抜き) 10兆円の巨大事業に巣食う、 公的保険の間隙を突く悪徳業者の巧妙な“やり方”とは――。 ◆入居者の「囲い込み」は当たり前 ◆増加する「老人ホームもどき」 ◆「胃ろう」の功罪 ◆「24時間・365日対応」には要注意! ◆その「看取り」サービス、本当に大丈夫? ◆格安老人ホームのカラクリって!? 高齢者を“儲けの道具”と考える不届きな事業者が跋扈……。 「首都圏介護破綻」「2025年問題」よりも深刻な、 家族の弱みにつけ込む悪質な手口を徹底解剖。 介護でだまされない、損しないための必読書! 本書では不正の手口や悪徳業者の最新動向を紹介しながら、 事業者が何を考え、それらに行政がどこまで対応し得るのかを 取材でのやりとりを通して突き詰め、 さらに制度のどこに問題があるのかを解き明かすのを狙いとした。 「措置から契約へ」を謳い文句に始まった介護保険だが、 それは言い換えれば「福祉からビジネスへ」の転換でもあった。 介護サービスには多かれ少なかれ福祉的な要素が必要になるが、 現状では利益優先の事業者が跋扈している。 「いかにして儲けるか」ばかりを考え、あの手この手で高齢者を狙っている。 その罠は巧妙で、ひっかかっても本人はもとより 家族が気づいていないことも少なくない。 知らぬ間に被害に遭うことがないよう、本書が少しでも役立てるなら本望である。 ―「はじめに」より お勧めの1冊です【KB】 |
Posted by
大阪手をつなぐ育成会
at 00:48