新書 エピジェネティクス [2014年07月27日(Sun)]
仲野先生の一冊入魂
書評サイトHONZのレビュアーをはじめ、縦横無尽の活躍ぶりが華々しい仲野先生。「それはそうと、先生、日頃はどんな研究をされているんですか?」まことに無礼にも(仲野先生ごめんなさい!)、こんな質問から生まれたのが本書『エピジェネティクス』です。お話を聞けば聞くほど、その摩訶不思議な世界に引きずり込まれ、気がつけば「先生、それ、ぜひとも本にしましょう!」と言ってしまっていました。奮起一発。仲野先生が本来の姿であるサイエンティストとして書かれた本書は、まさに入魂の一冊です。(編集担当者の弁) 仲野 徹 著 「エピジェネティクス――新しい生命像をえがく」 (岩波新書) ¥ 780(税抜き) 目次です はじめに 序章 ヘップバーンと球根 第1章 巨人の肩から遠眼鏡で 1 美しい実験 2 エピジェネティクスとは何か 3 パラダイムの転換なのか? 第2章 エピジェネティクスの分子基盤 1 ゲノムに刷り込まれる情報 2 遺伝子発現の制御 3 ヒストンの修飾 4 DNAのメチル化 第3章 さまざまな生命現象とエピジェネティクス 1 植物だってエピジェネティクス 2 女王様をつくるには 3 行動や記憶も左右する 4 「獲得形質」はエピジェネティックに遺伝する? 第4章 病気とエピジェネティクス 1 がんの発症と診断・治療 2 バーカー仮説と生活習慣病 3 ゲノム刷り込みが関与する疾患 第5章 エピジェネティクスを考える 1 三毛猫とX染色体 2 エピゲノム解析 3 生命現象を支える柱 終章 新しい生命像をえがく おわりに わくわくしながら新幹線の中で一気に読みました。【KB】 |
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大阪手をつなぐ育成会
at 00:31