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復旧・復興 1次補正予算成立 [2011年05月02日(Mon)]
東日本大震災の復旧・復興に向けて、
がれきの処理や仮設住宅の建設などを盛り込んだ
4兆円余りの今年度の第1次補正予算は、
2日の参議院本会議で採決が行われ、
全会一致で可決・成立しました。

総額4兆153億円の今年度の第1次補正予算案を
審議している参議院予算委員会は、
2日午前、菅総理大臣らが出席して締めくくりの質疑を行ったあと、
採決が行われ、全会一致で可決されました。

そして、午後開かれた参議院本会議で採決が行われ、
今年度の第1次補正予算は全会一致で可決・成立しました。

補正予算の主な内容は、
道路や港湾、農業用施設などの復旧に向けた公共事業に1兆2019億円、
がれきの処理に3519億円、
仮設住宅の建設などに3626億円などとなっており、
震災直後の対策費としては、
平成7年の阪神・淡路大震災の際の1兆223億円を
大幅に上回る規模となっています。

また、参議院本会議では、
補正予算の財源として、基礎年金の国庫負担分から
およそ2兆5000億円を転用するための法律や、
津波で海水をかぶった農地から塩分を取り除く作業を進めるために、
費用の9割を国の負担とする特例法なども成立しました。

補正予算の成立を受けて、
政府は仮設住宅の建設促進など、
ことし8月までに行う被災者支援の基本方針を取りまとめたうえで、
本格的な復興のための第2次補正予算案の編成に向けた
議論に入ることにしています。

今後、第2次補正予算案の財源として、
子ども手当や高速道路の無料化などの
看板施策の見直しとともに、
国家公務員の給与削減や
所得税・消費税などの増税、
いわゆる公共事業などの国庫補助事業の見直し、
社会保障制度の見直し論議が本格的に始まります。【KB】
Posted by 大阪手をつなぐ育成会 at 16:35
たまに、毎日小学生新聞5月1日の記事そのまま [2011年05月02日(Mon)]
きょうのなぜ?:常用漢字はどう決まる? 書けなくても読める漢字追加
 社会生活(しゃかいせいかつ)で使(つか)う漢字(かんじ)の目安(めやす)となる「常用漢字(じょうようかんじ)」が昨年(さくねん)、29年(ねん)ぶりに改定(かいてい)され、1945字(じ)から2136字(じ)に増(ふ)えました。パソコンや携帯電話(けいたいでんわ)などの情報機器(じょうほうきき)が普及(ふきゅう)したため、「書(か)けなくても読(よ)める漢字(かんじ)」が増(ふ)えたからです。【篠口純子(しのぐちじゅんこ)】
 ◇携帯(けいたい)・パソコン普及(ふきゅう)に対応(たいおう)
 今回(こんかい)、常用漢字(じょうようかんじ)には百(ひゃく)九十六字(じ)が加(くわ)わり、五字削(じけず)られて、全部(ぜんぶ)で二千百(せんひゃく)三十六字(じ)になりました。文化庁(ぶんかちょう)(国(くに)の役所(やくしょ))の中(なか)に設(もう)けられた「文化審議会国語分科会(ぶんかしんぎかいこくごぶんかかい)」の報告(ほうこく)に基(もと)づいたものです。国語分科会(こくごぶんかかい)の会長(かいちょう)で、聖徳大学教授(せいとくだいがくきょうじゅ)の林史典(はやしちかふみ)さんは「見直(みなお)しの一番(いちばん)の目的(もくてき)は、情報化時代(じょうほうかじだい)への対応(たいおう)です」と話(はな)します。
 パソコンで変換(へんかん)すれば、手(て)で書(か)けなくても使(つか)える字(じ)が増(ふ)えました。情報機器(じょうほうきき)の発達(はったつ)で漢字(かんじ)の使(つか)い方(かた)が変(か)わったので、それに合(あ)わせた漢字表(かんじひょう)にするため、見直(みなお)されました。
 大学教授(だいがくきょうじゅ)、作家(さっか)などが集(あつ)まった分科会(ぶんかかい)の漢字小委員会(かんじしょういいんかい)が大(おお)まかな案(あん)を作(つく)り、話(はな)し合(あ)いました。林(はやし)さんは「社会(しゃかい)で使(つか)われる漢字(かんじ)を決(き)めるのですから、社会(しゃかい)で漢字(かんじ)がどのように使(つか)われているのか、その実態(じったい)を正確(せいかく)にとらえるのに苦労(くろう)しました」と話(はな)します。
 ◇漢字(かんじ)に順位(じゅんい)をつけた
 ふだんの生活(せいかつ)でよく使(つか)われる漢字(かんじ)を知(し)るため、本(ほん)八百(ぴゃく)六十冊(さつ)、全国紙(ぜんこくし)二紙(し)を二か月分(げつぶん)、さらにウェブサイトも調(しら)べました。よく使(つか)われる漢字(かんじ)に順位(じゅんい)をつけ、一位(い)から三五〇〇位(い)までの一字一字(いちじいちじ)を検討(けんとう)しました。
 その結果(けっか)、順位(じゅんい)が高(たか)くても、人名(じんめい)や地名(ちめい)にしか使(つか)われない漢字(かんじ)は除(のぞ)きました。例(たと)えば、「伊(い)」や「之(これ)」。しかし、「藤(ふじ)」は「藤色(ふじいろ)」「葛藤(かっとう)」で使(つか)われるため、追加(ついか)しました。文化庁文化部国語課(ぶんかちょうぶんかぶこくごか)の国語調査官(こくごちょうさかん)、武田康宏(たけだやすひろ)さんは「固有名詞(こゆうめいし)に使(つか)われる漢字(かんじ)は入(い)れませんが、例外(れいがい)として、都道府県名(とどうふけんめい)に使(つか)われる漢字(かんじ)を入(い)れました」と話(はな)します。
 これまで岡山県(おかやまけん)の「岡(おか)」、鹿児島県(かごしまけん)の「鹿(しか)」、熊本県(くまもとけん)の「熊(くま)」は常用漢字(じょうようかんじ)ではありませんでした。今回(こんかい)ようやく入(はい)りました。また、自分(じぶん)を指(さ)す「俺(おれ)」は「学校(がっこう)で教(おし)えにくい」という意見(いけん)がありましたが、よく使(つか)われる漢字(かんじ)であるため、入(はい)りました。
 一方(いっぽう)、削(けず)られたのは▽勺(しゃく)(容積(ようせき)や面積(めんせき)の単位(たんい))▽匁(もんめ)(重(おも)さの単位(たんい))▽錘(すい)▽銑(せん)▽脹(ちょう)−−の五字(じ)。使(つか)うことが少(すく)なくなったからです。
 ◇小学校(しょうがっこう)で習(なら)う字(じ)は変(か)わらない
 原案(げんあん)を作(つく)ってから二回(かい)、広(ひろ)く国民(こくみん)の意見(いけん)を求(もと)めました。障害者団体(しょうがいしゃだんたい)から「障害(しょうがい)」の「害(がい)」は否定的(ひていてき)なイメージがあるため、「障碍(しょうがい)」と書(か)けるようにと要望(ようぼう)がありましたが、追加(ついか)されませんでした。ただ、今後改(こんごあらた)めて検討(けんとう)するそうです。
 小学校(しょうがっこう)で習(なら)う漢字(かんじ)は、今(いま)まで通(どお)り一〇〇六字(じ)。中学校卒業(ちゅうがっこうそつぎょう)までに「だいたいの常用漢字(じょうようかんじ)を読(よ)めるように」、高校卒業(こうこうそつぎょう)までに「おもな常用漢字(じょうようかんじ)が書(か)けるように」なることが求(もと)められています。
 武田(たけだ)さんは「すべてを手(て)で書(か)ける必要(ひつよう)はないし、求(もと)めてもいません。ただ、社会(しゃかい)で使(つか)われている漢字(かんじ)の九七%が常用漢字(じょうようかんじ)です。知(し)っていると便利(べんり)です」と話(はな)しています。
 ■ミニ知識(ちしき)
 ◇元々(もともと)は当用漢字(とうようかんじ)
 戦後間(せんごま)もない1946年(ねん)、1850字(じ)をまとめた「当用漢字(とうようかんじ)」が作(つく)られました。常用漢字(じょうようかんじ)との大(おお)きな違(ちが)いは、制限(せいげん)の意味合(いみあ)いが強(つよ)いことです。
 「法令(ほうれい)、公用文書(こうようぶんしょ)、新聞(しんぶん)および一般社会(いっぱんしゃかい)で使(つか)う漢字(かんじ)の範囲(はんい)を示(しめ)した。当用漢字表(とうようかんじひょう)の字(じ)で表(あらわ)せないことばは、別(べつ)のことばにかえるか、かな書(が)きにする」と決(き)められていました。例(たと)えば、「魚(さかな)」は「うお」としか読(よ)めず、さかなと書(か)く場合(ばあい)はひらがなで書(か)いていました。しかし、生活(せいかつ)や言葉(ことば)も変化(へんか)したため、制限色(せいげんしょく)の強(つよ)い当用漢字(とうようかんじ)は見直(みなお)され、1981年(ねん)に常用漢字(じょうようかんじ)ができました。
 「法令(ほうれい)、公用文書(こうようぶんしょ)、新聞(しんぶん)、雑誌(ざっし)、放送(ほうそう)など、一般社会(いっぱんしゃかい)で用(もち)いる場合(ばあい)の効率的(こうりつてき)で共通性(きょうつうせい)の高(たか)い漢字(かんじ)を収(おさ)め、分(わ)かりやすく、通(つう)じやすい文章(ぶんしょう)を書(か)き表(あらわ)すための漢字使用(かんじしよう)の目安(めやす)となることを目指(めざ)した」としています。制限(せいげん)を弱(よわ)め、あくまで目安(めやす)としました。当用漢字(とうようかんじ)に95字追加(じついか)した1945字(じ)でした。
 ◇人名用(じんめいよう)の漢字(かんじ)は?
 生(う)まれた子(こ)どもの名前(なまえ)に使(つか)える漢字(かんじ)は、「人名用漢字(じんめいようかんじ)」として法律(ほうりつ)で決(き)められています。名前(なまえ)に使(つか)える文字(もじ)は人名用漢字以外(じんめいようかんじいがい)に、常用漢字(じょうようかんじ)、ひらがな、カタカナをふくみます。人名用漢字(じんめいようかんじ)は2004年(ねん)に488字(じ)が加(くわ)わったばかりですが、今回(こんかい)の常用漢字(じょうようかんじ)の 改定(かいてい)で増(ふ)え、名前(なまえ)に 使(つか)える漢字(かんじ)は 全部(ぜんぶ)で2997字(じ)になりました。
 人名用漢字(じんめいようかんじ)も時代(じだい)の流(なが)れによって変(か)わります。「遼(りょう)」は1981年(ねん)、「昴(すばる)」「颯(そう)」は90年(ねん)、「狼(おおかみ)」は2004年(ねん)に追加(ついか)されました。決(き)められた漢字以外(かんじいがい)は役所(やくしょ)で受(う)けつけてもらえません。ただ読(よ)み方(かた)は自由(じゆう)なので、当(あ)て字(じ)が使(つか)われることも多(おお)いようです。
 ◇一点(てん)か二点(てん)か
 新(あたら)しい常用漢字(じょうようかんじ)を見(み)ると、追加(ついか)された「謎(なぞ)」「遜(そん)」「遡(そ)」の部首(ぶしゅ)のしんにゅうは、点(てん)が二(ふた)つあります。これまでの常用漢字(じょうようかんじ)では一(ひと)つでした。パソコンが普及(ふきゅう)し、「二点(てん)しんにゅう」が増(ふ)えたからです。ただ、手(て)で書(か)く時(とき)は、一点(てん)の形(かたち)で書(か)くことが望(のぞ)ましいとされています。
 ◇お話(はなし)を聞(き)いた人(ひと)
 文化庁文化部国語課(ぶんかちょうぶんかぶこくごか) 武田康宏(たけだやすひろ)さん、聖徳大学(せいとくだいがく) 林史典教授(はやしちかふみきょうじゅ)

毎日小学生新聞 2011年5月1日

Posted by 大阪手をつなぐ育成会 at 07:26
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