「震災障害者」のテレビ番組 [2011年01月18日(Tue)]
阪神・淡路大震災から16年がたつ神戸。
今、ある実態調査が進められている。 震災で大けがをし、今もその後遺症に苦しむ 「震災障害者」と呼ばれる人たちの追跡調査。 震災時の重傷者数は1万人。 医療機関は混乱し治療は遅れ、 十分なリハビリを受ける体制もない中、 多くの人たちが、けがを治癒できないまま 生活再建を強いられた。 これまで復興の波にかき消されてきた、 「震災障害者」の声が、今、ようやく 行政や研究者に届きはじめた。 昨日(1/17)のNHK教育テレビの福祉ネットワークは、 この「震災障害者」の16年を追った番組でした。 そして、もう一つ、明日(1/19)のNHKクローズアップ現代。 「震災負傷者4万人 見落とされた支援(仮題)」 16年前の阪神・淡路大震災の時、 発生した負傷者は4万3千8百人。 しかし多大な犠牲者と復興の陰に隠れ、 社会的な注目が集まらなかった。 去年、兵庫県が、震災で負傷し、 障害を負った人たち328人を対象に実態調査をしたところ、 16年たった今も、苦しみを抱える人が 数多くいることが分かってきた。 大災害という異常事態の中、生活再建と治療を迫られ、 支援も無く孤立してきた実態が浮き彫りとなったのだ。 調査は大災害に備えるための教訓として 注目が集まり始めている。 番組では、調査と独自取材により、 震災で負傷した人たちがたどった16年に迫り、 そこから得られる教訓を伝える。 なお、先の福祉ネットワーク「震災障害者」の再放送は、 1月24日の正午からの予定です。お見逃しなく。【KB】 |
Posted by
大阪手をつなぐ育成会
at 17:18