「わらしべ長者」からスワンへ [2010年05月15日(Sat)]
昨日(5/14)の政府の「新しい公共」円卓会議での
「新しい公共」宣言の一節。 「共感とコミットメント」の経済活動による 社会のつながり形成という項目がある。 「わらしべ長者」(今昔物語や宇治拾遺物語などに出てくる昔話):貧乏な男が藁でアブを結んだものを子供が欲しがったのでみかんと交換し、のどが渇いた人の求めに応じてそのみかんを渡し、布をもらった。布と交換した駄馬に水を与えると元気になり急ぎの旅に出る人が欲しがった。留守の田圃を守り、耕し、結果として長者になる。この男が与えたのはアブではなく創意、みかんではなく癒しである。アマルティア・センは、自分の利益を最大化する「合理的な経済行動」に疑問を投げかけ、「共感」「コミットメント」という新しい選択肢があることを示唆した。わらしべ長者は、まさに、その物語である。 この導入部分に導かれ、スワンベーカリーの 取り組みが紹介されている。 ぱれっととスワンベーカリー: ぱれっとはNPO、スワンは株式会社と形態は違うが、どちらも、障害のある人たちの雇用の場を作り、主にぱれっとはクッキー、スワンはパンを販売する。障害のある人が作るからでなく、おいしいから買ってもらうことを基本に、共感とコミットメントによる出番作りと経済活動の両立を実現している。ぱれっとは地域展開の、スワンはチェーン展開のソーシャルベンチャーの「共感のスケールアウト」の先駆例でもある。・・・と。 どうぞ、学研都市線住道駅南の 「スワンカフェ&ベーカリー大東店」においでください。 月曜から土曜日まで営業中です。【KB】 |
Posted by
大阪手をつなぐ育成会
at 09:05