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悩ましい貧困ビジネス [2010年05月14日(Fri)]
悩ましい貧困ビジネス。
大阪市では、何と市民20人に1人が
生活保護受給者です。
テレビや新聞でこの生活保護受給者を狙った
収奪的なビジネスが報道されています。
いったん支給が決まると生活保護費が
現金で確実に手に入り、
安定したビジネスになるとされています。
生活支援と称して、割高な家賃とともに
給食や外出の付き添いなどいくつかのサービスを
契約する姿。

姿だけは、障害福祉サービスの組み立てと
よく似ています。
多くの障害福祉サービスがとりわけ障害者に
限定したものではなく多くの人々に
必要なサービスであることの証しですが、
問題はそれを仲介したり監視したりする
仕組みが無いことです。

自分で被害を未然に防ぎ
サービスを適切に利用できる人は、
自己選択・自己決定で契約に基づき
進めていけば良いでしょう。
しかし、自力で自己を守ることのできない人には
この契約行為を適切に支援する仕組みが不可欠です。
一見必要のないように見える成年後見制度も
このような場やこのような関係の中で
もっと活用できる気がします。
成年後見制度の後見ではなく、
保佐や補助の類型を有効活用する仕組みが
期待されます。

悪質な貧困ビジネスから市民を守る仕掛けを
障害福祉サービスの再構築とともに
考える時期だと思います。【KB】

Posted by 大阪手をつなぐ育成会 at 09:30
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