地域のまちづくりを考える1冊 [2010年09月23日(Thu)]
今季200本まで、あと2本。
イチロー選手と同じです。 これも無駄な税金の投入か? 社員を大切にしない会社は歪んでいく。 それと同じように、 市民を蔑ろする都市は必ず衰退する。 どんなに立派な箱物や器を造っても、 潤うのは一部の利害関係者だけで、 地域に暮らす人々は幸福の果実を手にしていない。 本書では、こうした「罠」のカラクリを解き明かし 市民が豊かになる地域社会と 地方自治のあり方を提示する。 久繁哲之介著 ちくま新書 「地域再生の罠―なぜ市民と地方は豊かになれないのか?」 大型商業施設への依存が地方を衰退させる 成功事例の安易な模倣が地方を衰退させる 間違いだらけの「前提」が地方を衰退させる 間違いだらけの「地方自治と土建工学」が地方を衰退させる 「地域再生の罠」を解き明かす 市民と地域が豊かになる「7つのビジョン」 提言1 食のB級グルメ化・ブランド化をスローフードに進化させる 提言2 街中の低未利用地に交流を促すスポーツクラブを創る 提言3 公的支援は交流を促す公益空間に集中する 地域再生策のほとんどは、 「成功事例に倣う」という発想にもとづいているが、 専門家が推奨する成功事例のほとんどが、 実は成功していない。 場所と時代と人の個性を配慮できない 日本の地域づくりは、 同じような顔の都市を全国に乱造して、 同じような顔の地方都市が揃って衰退している。 地域のまちづくりを考える1冊です。【KB】 |
Posted by
大阪手をつなぐ育成会
at 18:47