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北竜町の雪景色
紹介ビデオ(3分)2011年3月

北海道北竜町の
冬から初夏の自然(2010年)

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北竜町・永年勤続表彰及び辞令交付式 [2011年04月01日(Fri)]
2011年4月1日(金)。

4月1日、ポカポカと春の陽気が漂う日、新年度のスタートです。

北竜町役場では、永年勤続表彰と辞令交付式が行われました。勤務10年、20年、30年の方々の名誉ある表彰に続き、辞令が手渡されました。

臨時職員である私達も、地域おこし協力隊として、精一杯北竜町の皆様のために務めさせていただきたいと心に誓いました。どうぞ、宜しくお願いいたします。

平成23年度・永年勤続表彰・辞令交付・年頭訓示@北竜町(北海道)
平成23年度永年勤続表彰及び辞令交付式
@北竜町役場(北海道)


きりりと気持ちが引き締まる中、西野陽一町長から貴重な訓示をいただきました。


私達は、町民のために働く公務員(町職員)です。町民の目線で、町民の立場に立って仕事をし、町民のために奉仕することが本望だと思います。そして、責任と自覚をわきまえて働いて頂きたいと思います。

また、自分が話す以上に、町民の話しを聞く姿勢を持って頂きたい。

そして、職場においては、民主主義を基本にしたいと思っています。一職員の意見が、上司(町長)まで届くような風通しの良い職場関係を心がけています。若い人々の意見によって、いろいろと議論されることが、より良い考えにつながっていくのだと思います。

皆さん、一年間、健康で頑張ってください。



西野町長の有難いお言葉をしっかりと心に抱いて、

町民のために働いてくださる町職員の皆様に

大いなる尊敬と感謝と笑顔をこめて。。。


融雪剤が蒔かれ、春を待つひまわりの里@北竜町(北海道)
融雪剤が蒔かれ、春を待つ「ひまわりの里」
撮影:2011年3月28日


 いくこ&のぼる
北竜町(北海道)の雪景色2011 [2011年03月06日(Sun)]
2011年3月8日(火)。

降り続く雪、今日の雪たちは、白い小さな生き物のように、風に乗ってあちらこちらを飛び回っています。

3月に入り、私達が北竜町を訪れて、一年の月日が過ぎようとしています。

生まれ育った九州も、学生時代を過ごした東京も、一年を通して雪を味わうことのなかった50年の歳月。

そして、今年北海道で味わう初めての雪。雪。雪。。。。その厳しさ、恐ろしさ、そして美しさをしみじみと実感している毎日です。



北竜町(北海道)の雪景色2011(3分)


雪の舞は、七変幻。。。

華麗なる雪華の舞。。。

ふんわりと穏やかに舞う粉雪。。。

厳しくも激しい乱舞する吹雪。。。

太陽の光を浴びて、ダイヤモンドのようにキラキラと輝く雪華。。。

勢いよく降り続いてたかと思うと、
パッと姿を消し、そこに広がる青空。。。


一年を通しての気温の寒暖の差は大きく、常に変化に富んでいます。
自然がもたらすこうした変化が、鮮やかな生命の源になっているように感じます。
雪が深ければ深いほど、待ち遠しい暖かな春。
変化に富んだ一瞬一瞬の感動を、じっくりと味わいながら過ごす毎日。


北の大地を覆い尽す、美しくも厳しい、白銀の雪たち、

やがて清らかな水となり、大地を潤し、命を育み、
豊かな恵をもたらしてくれる
偉大なる雪たちに

永遠の愛と感謝と笑顔をこめて。。。


 いくこ&のぼる
北竜町議会議員選挙の投票が行われました [2011年02月28日(Mon)]
2011年2月28日(月)。

久しぶりの雲ひとつない青空が広がる晴天、2月最後の日。
北竜町議会議員選挙の投票が行われました。

投票は、北竜町公民館で午前7時より開始。午後6時で締め切られ、公民館大ホールにて午後7時から開票されました。私達は、北竜町民として初めての投票です。

北竜町議会議員選挙投票所
北竜町議会議員 選挙 投票所
@北竜町公民館(北海道北竜町)


有権者数1,886人、投票者数1,715人。投票率は、90.93%。

また、2月24日(木)〜27日(日)に行われた期日前投票(889人)や不在者投票(47人)では、有権者のおよそ50%の936人の方々が、投票日前日までに投票を済ませていらっしゃいました。

投票日前日までに、50%の方々が投票を済ませ、全体で90%を超える投票率を確保している、町民皆さんの町政に対する意識の高さに大変驚きました。

北竜町議会議員 選挙 選挙ポスター


午後7時から即日開票された選挙は、午後9時前には、防災無線放送で結果が発表されました。

当選された方は次の8名の方です(得票数順、敬称略)。

さこう勉(67歳)、佐々木康宏(54歳)、山本こうじ(62歳)、沢田正人(55歳)、板垣よしかず(56歳)、小松正美(55歳)、松永つよし(68歳)、小坂一行(53歳)

北竜町議会議員 垂れ幕
北竜町議会議員選挙・告知垂れ幕@北竜町合同庁舎


この町・北竜町を心から愛する町民に選ばれ、町民の代表者として、

これからの北竜町の発展を担う町議会議員の皆様に

心からの尊敬と感謝と感動をこめて。。。

宜しくお願いいたします。


 いくこ&のぼる
平成22年度・北竜町行政懇談会に参加しました [2011年02月26日(Sat)]
2011年2月9日(水)・10日(木)。

2日間に渡り、北竜町行政懇談会が行われました。

行政懇談会は、町の行政機関が、直接地域に出向いて、町民の意見を聞き、行政に反映させていくものです。

平成22年度行政懇談会
西野陽一 町長(中央)、佐野豊 副町長(左)、竹内範行 教育長(右)
平成22年度行政懇談会@北竜町生きがいセンター(北海道北竜町)
撮影:2011年2月9日


北竜町では、現在16町内会(美葉牛、岩村、碧水、古作、共栄、西川、板谷、19区、瑞穂、三谷、恵岱別、和、桜岡、和本町、和東町、和町)があります。

8か所の会場で、各会場およそ1時間30分の懇談会が行われました。

会場は、美葉牛研修センター、岩村コミュニティセンター、北竜町生きがいセンター、西川コミュニティセンター、板谷コミュニティセンター、三谷コミュニティセンター、和コミュニティセンター、北竜町公民館です。

西野陽一 町長をはじめ、佐野豊 副町長、竹内範行 教育長、井上孝 総務課長、本多一志 住民課長、山田英喜 建設課長、山田伸裕 産業課長、坂井荘壱郎 教育次長、藤井政信 農業委員会事務局長、中村道人 地域包括支援センター長、南波肇 総務課企画係長が参加し、町民の質問に答えていきます。

西野町長のご挨拶を戴き、各課から行政状況の説明がありました。

その後、町民からの要望、意見、質疑応答で活発な意見が交わされました。

私達は、北竜町生きがいセンター、和地区コミュニティセンター、北竜町公民館の3会場で聴講させていただきました。

北竜町生きがいセンター

北竜町生きがいセンター 行政懇談会 会場@北竜町生きがいセンター


9日(水)13時10分より、北竜町生きがいセンター(碧水、古作、共栄町内会)で行われた懇談会では、およそ30名の町民の方々が集合され、熱心な話し合いが交わされました。

町議会議員選挙における投票所入場券の発送方法や期日前投票、不在者投票についての質問、町道の拡幅工事についての質問、施設名称についての質問など数々の質疑応答がなされました。

和地区コミュニティセンター

和地区コミュ二ティセンター 行政懇談会@和地区コミュ二ティセンター


10日(木)13時10分、和コミュニティセンター(和町内会)では、直売所についての質問、バス停設置の要望、町道拡幅工事についての質問、後継者対策(結婚相談)問題についての質問、私有地の自動車通行について質問などたくさんの熱心なやりとりがありました。

バス停設置の要望をされたのは、85歳の町民の方です。その方は、20年前、町のプール解体工事で廃棄される椅子を譲り受け、バスを待つ人々のために設置されました。
夏の期間は設置し、冬場は納屋にしまって、椅子のペンキの塗り替えをしながら、ご夫婦で20年間続けられてきたそうです。
最近、ご自身も車の運転が出来なくなってきたので、バス停の設置をお願いしたいということでした。

こうした要望に対して、西野町長自ら「早急に対処します。長い間のお心遣いに感謝します」と答えられました。こうした思いやりの心のこもった会話のやりとりに私達も心が温かくなりました。

北竜町公民館

公民館 行政懇談会@公民館


10日(木)18時、公民館では、仕事終了後に集まってくださった町民の方々で熱心な質疑応答がおこなわれました。ごみ収集についての質問、火災報知器についての質問、上下水道料金、介護保険料、特別養護老人ホーム・北竜町永楽園の入居状況などについての質問、直売所についての要望などたくさんの話し合いが行われました。

北竜町の農産物を総合的に、広く多くの人々に知って戴きたいのです。町民みんなで力を合わせて一緒にやっていきたいと思います。皆さんとこれから何度でも、具体的な話し合いをしていきたいと思います。是非、皆さんでお話にいらしてください」と町民の皆さんのことをしっかりと受け止めていらっしゃる西野町長。その優しく、温かいお言葉に胸が熱くなりました。

そして、町民として出席された、弘徳寺ご住職様の心強い有難いお話を戴きました。

弘徳寺は北海道八十八ケ所霊場の第9番札所となっています。毎年5月から11月の間に、300人ほどの参拝客が訪れます。
訪れるお遍路さんの多くの方々が、北竜町の人々の豊かな人情、親切心、心の温かさ、優しさを語っていらっしゃいます。これから、札所という存在が、北竜町の大きな力となっていくのではないかと思います。
ひまわりに囲まれた素晴らしい環境の中での札所として、北竜町がより一層発展していくこと心から願っています
」。。。ご住職の有難いお言葉が会場いっぱいに響き渡りました。


時間と空間を共有し、行政と町民が一体となって

愛する北竜町の町を創造し、発展を願う魂に

大いなる尊敬と感謝と感動をこめて。。。


晴れ渡る冬空に大雪山系を臨む
晴れ渡る冬空に大雪山系を臨む
@農道(北海道北竜町)撮影:2011年1月28日


 いくこ&のぼる
続きを読む・・・
北竜町の12月・大いなる自然に感謝! [2010年12月29日(Wed)]
2010年12月29日(水)。

今年3月末、私達が東京を出発し、北海道で生活をはじめてから9か月の時が過ぎ、2010年も残すところあと2日。


初めての White Snow X'mas 。。。

感動に胸を弾ませる日々。

すべてがあるがままに、そして足早に過ぎ去っていく時の流れ。。。



たくさんの感動的な自然を味わい、たくさんの人々の温かさに包まれて、至福の時が、ゆっくりと穏やかに流れていきます。

サンフラワーパーク(天然温泉・ホテル・レストラン町営複合施設
サンフラワーパーク(天然温泉・ホテル・レストラン町営複合施設)
@ひまわりパークゴルフ場より臨む(北海道北竜町)
撮影:2010年12月27日


北海道北竜町は、平年より積雪量が少ないと言われながらも、町はすでに一面雪景色。田園に敷き詰められた雪は、シルクの布のように、なめらかにキラキラと輝いています。


雪の上に残された動物の足跡。

雪の表面を吹き抜けていった風の跡。

綿帽子のように樹木に降り積もる雪。

空気中を舞い踊る粉雪。。。


毎日、色々な表情を見せてくれる雪たちです。
雪たちとの出会いは、大空に漂う雲と同じで、その一瞬にしか出会うことのできない新鮮で感動的な瞬間です。



北竜町(北海道)の12月・大いなる自然に感謝(1分20秒)


春夏秋冬、それぞれの季節の中で変化する自然。

それはまるで映画をみているようにドラマチック。。。

命あるもの全てが共存し、助け合い、繋がっていく自然。。。


北竜町に昇る冬の朝陽@町営アパートの窓から(北海道北竜町)
北竜町に昇る冬の朝陽@町営アパートの窓から(北海道北竜町)
撮影:2010年12月27日


今ここに、自然と共に存在することのできる幸せに
大いなる感謝をこめて。。。

皆様のもとに、たくさんの素敵な瞬間に満ちた新しい年が訪れますように、
無限の愛と心からの願いをこめて。。。



 いくこ&のぼる
平成22年度第4回北竜町議会定例会を傍聴しました [2010年12月08日(Wed)]
2010年12月8日(木)。

防災無線から流れてきた、議会定例会への町民の方々の傍聴を呼びかけるアナウンスを受け、私達も議会傍聴に参加してきました。平成22年第4回北竜町議会定例会です。

場所は、北竜町役場の2階にある議場。議員の皆様(定数8名)と、西野陽一町長・管理職の皆様による議論が行われました。

平成22年度第4回北竜町議会定例会・一般質問に答える西野町長
平成22年度第4回北竜町議会定例会・一般質問に答える西野陽一町長


会議場は、ぴんと張り詰めた真剣な空気で包まれ、数名の町民の方々が傍聴されていらっしゃいました。様々な報告が丁寧になされ、そして、議員の方々の一般質問においては、活発な議論が交わされました。


議員席・傍聴席を臨む 北竜町議会及び委員会構成


こうした、ひとつひとつのテーマにおいて真剣な議論が交わされていることが、北竜町の明日を支えていることを実感することができました。


議長席
平成22年度第4回北竜町議会定例会・議長席


◆ 平成22年度第4回北竜町議会定例会議事

・諸般の報告
・行政報告
・一般質問
・委員会報告第3号 まちづくり等調査特別委員会報告について
・同意第5号 北竜町固定資産評価審査委員会委員の選任について
・議案第62号 北竜町住民基本台帳カード多目的利用条例の廃止について
・議案第63号 北空知衛生センター組合規約の変更に関する協議について
・議案第64号 北空知衛生施設組合規約の変更に関する協議について
・議案第65号 平成22年度北竜町一般会計補正予算(第4号)について
・議案第66号 平成22年度北竜町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)について
・議案第67号 平成22年度北竜町立診療所事業特別会計補正予算(第2号)について
・議案第68号 平成22年度北竜町後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)について
・議案第69号 平成22年度北竜町介護保険特別会計補正予算(第3号)について
・議案第70号 平成22年度北竜町特別養護老人ホーム事業特別会計補正予算(第2号)について
・議案第71号 平成22年度北竜町農業集落排水事業及び個別排水処理事業特別会計補正予算(第2号)について
・議案第72号 平成22年度北竜町簡易水道事業会計補正予算(第2号)について


<※ 写真につきましては、許可を得て撮影させていただいきました>

◆ 参考ページ:北竜町の議会について


 いくこ&のぼる
あなたと共に歩む町づくりー主役は町民ー・西野陽一北竜町長のお話し [2010年11月16日(Tue)]
2010年11月11日(木)。

北竜町の西野陽一(にしのよういち)町長(63歳)に、お話をお伺いすることができました。

西野町長は、先月(10月)、時事通信社のインタビューを受けられました。インタビューの模様は、時事ドットコムの「トップインタビュー」コラムに記事が掲載されています。

◆ 西野陽一町長の選出

私達が北竜町にご縁を戴く機会をお与え下さった方は、北竜町の前町長・一関開治(いちのせきかいじ)さん。54才の若さでアルツハイマー型認知症を患い、勇気をもって告白されて町長を辞任されたのが2004年(平成16年)。

当時、助役として一関町長を側近で支えていらっしゃったのが、現町長の西野陽一さんです。

西野陽一 町長(北海道北竜町)
はにかむ笑顔も温かい
西野陽一 町長(北海道北竜町)


西野町長は、1966年(昭和41年)北竜町役場に奉職し、企画課長、教育委員会次長、産業課長、助役などを歴任されました。1991年(平成3年)〜1994年(平成6年)ころ、北竜町のシンボルであるサンフラワーパーク北竜の建設時には、企画課長として活躍されました。そして、西野町長の御父様は、第7代北竜町農業協同組合・西野秀一組合長です。

2001年(平成13年)、小泉政権がスタートし、三位一体の改革によって、地方交付税の縮小や国庫補助負担金の縮減などが行われ、町は財政的に厳しい状況でした。また合併促進法が制定され、全国的に合併の真っ只中にありました。
2004年、一関町長の病気による辞任という急を要する状況下であり、同年2月、西野助役は無投票による選挙で町長に選ばれました。

西野町長は、北竜町の行政のことや町民のことなどたくさんのことを、私達にお話ししてくださいました。

当時、行政に求められた事は、健全な財政運営、行財政改革、そして合併問題。行政運営においては、交付税縮小に伴った行政サービスの廃止や縮小が行われました。さらに、補助金カット、職員の給与カットなどが強いられ、町民には、手数料の値上げなど、負担を掛けざるを得ない状況でした。

町長はその都度、行政の状況について、町民に良いことも悪いこともすべからく説明し、意見や理解を求めていきました。

合併問題においても、町長自ら各地区へ出向いて、町民へ説明し理解を求めて議論を重ねてこられました。

結果として、合併には至りませんでしたが、自立への道をどう切り開いていくのかという多くの課題が沸き起こりました。

◆「あなたと共に歩む町づくり」ー 主役は町民 ー

町長のスローガンは、「あなた(町)と共に歩む町づくり」

行政の情報を町民に提供して、町民の参加と協力を仰ぐ。行政と町民が共に参加し歩み、町民が一体となって取組む町づくり。「主役は町民です」と西野町長の力強いお言葉です。

行政組織内部で、トップの考えが底辺まで浸透して広くいき渡ると同時に、職員の意見がトップ・役員まで届くような風通しの良い内部を心掛けていらっしゃるそうです。

会議では、職員ひとりひとりの意見を最後までじっくりと聞き入れます。職員同士で、新しい発想をどんどん展開させ発展させていく。意見のぶつかり合いの中で、職員は自分の考えを確立し成長していきます。また、発言と同時に責任感も自覚していくのです。

自分の考えを持って挑んでも、職員が自分以上に良い考えをもっていることに気付くことがあります」。そこには、広く意見を取り入れ、変化のある考えをしっかりと受け取っていこうとする、町長の優しさが存在しました。

町長が就任されたとき、副町長と教育長にお願いしたことは「私を褒めて下さい。私もあなた方を褒めます

町民から負託されている行政が、チームワーク良く行政を運営していくことの大切さを、強く主張なさっていらっしゃいました。

民主主義で時間はかかりますが、内部の活性化、人材育成には、時間をかけてじっくり行っていくことは大切なことだと考えています

このお言葉には、常に行政内部が統一した考えをもつことによって、町民に不安を持たせないように努める町長の真摯な姿勢が垣間見られました。

そして、行政が時として、法律や条例を掲げて、町民に対して不都合でクリアできない壁になっているときがあります。職員が、町民から相談を受けた時、法律を盾にとって駄目だというのでは問題です。相手の立場にたって、どうしたら問題を解決することができるのか、という視点に立って仕事をして欲しいと、町長はおっしゃいました。

町民の立場、目線に立って考え行動することが、町民の信頼を得て、町民の幸せに繋がっていくことだと信じているからです

町民のことを深く思う町長の熱い信念が、じっくりと伝わってきました。

◆ 心温かい人々の町・北竜町

コミュニティを大切にしている、北竜町民の素晴らしさを語ってくださいました。

時折、タッパーに入った煮豆が、西野町長の新聞受けに置いてあるそうです。西野町長が帰宅する頃「あったっしょ!町長さん、お豆が好きだって聞いたから。。。」という電話の声。独り暮らしの西野町長の食事を気遣う、お隣の家の優しいおばあちゃんです。

『最近、お隣さんの家の電気が付いてないよね。もしかしたら、具合わるいのかな? 娘さんの家にでも、行ったんかい?』という町民の方々の会話。こうした会話のやりとりによって、お互いが見守り合い、助け合いながら地域がひとつになって生きていくことの大切さを感じます。この心がある限り、北竜町は大丈夫だと思っています

西野町長が娘さんからいつも言われることは「孤独死しないで下さいね。そして、何かあって倒れた時に、町の人がすぐ家に入ってこられるように、夜寝るときは、鍵を掛けないでくださいね!」

親密になったからと言って、家に土足で入っていくのではなく、何も言わなくても見守っているような地域力がこの町の良いところだと思います。安否を気遣いながらも、過干渉はしない温かな思いやりです

北竜町の町民はみんな良い人、『食べるかい?もっていきな!』と初めて会った人にも、親しげに優しい言葉をかける心温かい人々です」と西野町長は、誇らしげに話してくださいました。

地域の会合などに行った時は、「いつでもお茶を飲みに、世間話しをしに町長室に遊びにきて下さいね」と親しみのある優しさで、町民に話しかけていらっしゃる西野町長です。


北竜町サンフラーパーク  眺望の丘より北竜町を臨む


◆ 北竜町は、農業の最高の舞台
 太陽の花「ひまわり」は北竜町のシンボル


今年の国勢調査により、北竜町の人口は、2,193人。前回の5年前の調査より、183人の減少。人口数は、地方交付税の算定基礎数字となります。
北竜町では、人口増加の施策として、町独自の児童手当、医療費、保育料、給食費の半額助成などを行っています。しかし、現在の経済産業構造の下では、人口増に繋がる事はなかなか難しく、活路を見出せない状態です。

のどかな田園風景、そして、ひまわり、温泉、パークゴルフ場を楽しむことのできる町・北竜町。今のありままの北竜町の中で、住んでいる人が満足することは勿論のこと、さらに、この町を訪れる人々が心の癒しや安らぎを求めて寄っていただけるような、滞在型の町づくりを進めたいと思います」。

都市と農村が、短期間であっても、お互いに住み分けをしていて、良い所を吸収しあえる関係を持つことの大切さ。そして、都会の人々が、心温まる田園風景や町民の温かい心に触れることのできる北竜町は、大きな価値があると、西野町長は語っていらっしゃいました。

北竜町は、肥沃な土地、清らかな水に恵まれていて、農業の最高の舞台。そして、商業、農業、観光に力を発揮している太陽の花・ひまわりは、大切な北竜町のシンボルです

◆ 町全体が協力し、連帯して築き上げる地域力の維持

将来、町がさまざまな状況を迎え、例え人口減少の状態にあっても、安心して、健康的に生きていけるような町づくり。その為に、町全体が協力し合い、連帯し築き上げていく地域力が必要です。その地域力をどの様な形で築き上げ、どの様に発展させていくのかを常に考えています。

例えば、動けなくて買い物に行けない高齢者の為に、元気な人々が欲しいものを家に届けるというシステムが整っている町。強いものも弱いものもお互いに助け合い、協力し合う町。ひとりではなく、みんなで手を繋ぎあって生きていく町。連帯して築き上げていく地域力。

こうした地域力を維持していくには、留まることのない新しい流れが大切です。常に鮮度が必要なのです。

受け継がれてきたものを最も大切に守り続けながら、常に変化を求めて、新しい風を送り込み鮮度を保って進んいく町。議論を恐れず、新しい道を切り開いていく町。ひまわりのように元気で明るい、平和な北竜町をいつも心に描いています


心から北竜町民のことを想い、限りなく北竜町の町を愛する西野町長の瞳は、温かい思いやりと優しさで満ち溢れていました。


北竜町・町営アパートより朝陽を臨む
北竜町・町営アパートより朝陽を臨む



太陽の恵みをいっぱいに浴びた明るいひまわりと、元気で心温かい町民の皆さん、

  肥沃な大地と清らかな水を讃える農業の最高舞台、北竜町に

    永遠なる愛と感謝と笑顔をこめて。。。


 いくこ&のぼる
北竜町商工会・法制化50周年記念式典が開催されました [2010年11月13日(Sat)]
2010年11月12日(土)。

北竜町商工会・法制化50周年並びに青年部・女性部設立45周年・記念式典が北竜町公民館で開催されました。

北竜町商工会法制化50周年 並びに青年部・女性部設立45周年・記念式典(北海道)
北竜町商工会法制化50周年 並びに
青年部・女性部設立45周年・記念式典(北海道)


◆歴代役職員表彰(30周年以降)

・役員の方々:17名、青年部帳の方々:9名、
 女性部長の方々:3名、職員の方々:4名

◆永年継続事業所

・100年以上 :有馬酒店(107年)、
 50年以上:24事業所 、30年以上:15事業所

式典参加の方々総勢113名。50周年の貫禄と偉大さが示された素晴らしい式典です。
おめでとうございます。皆様に心から御祝申し上げます。

商工会・小松忠彦会長の式辞を戴き、表彰状授与が格調高く、しめやかに執り行われました。その後、来賓祝辞として、北竜町・西野陽一町長、そして、北竜町議会・佐々木康宏議長の力強いお言葉を戴きました。

皆様勢揃いしての記念撮影後、祝賀会が和やかに執り行われました。

商工会法が制定された1960年(昭和35年)から今日に至る50年間、北竜町を支えてこられた方々です。限りないご努力と町の発展へのご貢献に、心からの感謝と尊敬を申し上げます。

記念品として、紅白「田からもち」((有)ひまわり農産)、純米吟醸・夢呑「北竜」(金滴酒造(株))が参加者に贈られました。


商工会 小松忠彦 会長 西野陽一 町長 

北竜町議会 佐々木康宏 議長 商工会 藤井雅仁 副会長
左上:商工会 小松忠彦 会長    右上:西野陽一 町長  
左下:北竜町議会 佐々木康宏 議長  右下:商工会 藤井雅仁 副会長


歴代役職員表彰(30周年以降) 役員 佐々木哲夫さん(代理) 歴代役職員表彰(30周年以降) 役員 中原晴喜さん

歴代役職員表彰(30周年以降) 青年部長 伊藤秀司さん 歴代役職員表彰(30周年以降) 女性部長 田川美和子さん
左上:役員 佐々木哲夫さん(代理) 右上:歴代役員を代表されて 中原晴喜さん
左下:歴代青年部長を代表されて    右下:歴代女性部長を代表されて
伊藤秀司さん        田川美和子さん



◆歴代役職員表彰(敬称略)

<役員:17名>

佐々木哲夫、藤井重寿、中原晴喜、田村隆、松本健、杉本忠、有馬昌志、有馬好章、鈴木武明、南波浩、前田博之、八田隆昌、竹内仁、竹内文男、岡本京子、辻晃俊、石田征雄

<青年部長:9名>

佐々木康宏、伊藤秀司、有馬好章、藤井雅仁、千代崎幸隆、伊藤康孝、井沼腎、藤岡靖士、大路英樹

<女性部長:3名>

田川美和子、藤井サヨ子、二上松枝

<職員:4名>

八田隆昌(事務局長)、森久夫(事務局長)、井沼弘一(経営指導員)、竹内伸泰(経営指導員)

歴代役職員表彰(30周年以降) 職員(事務局長) 八田隆昌さん  永年継続事業所表彰 100年以上 有馬酒店さん(107年)

永年継続事業所表彰 50年以上 細川商店さん(90年) 永年継続事業所表彰 30年以上 平建設(株)さん(48年)
左上:歴代職員を代表されて    右上:永年継続100年以上を代表されて
八田隆昌さん(事務局長)    有馬酒店さん(107年)  
左下:永年継続50年以上を代表されて 右下:永年継続30年以上を代表されて
細川商店さん(90年)        平建設(株)さん(48年)


◆永年継続事業所表彰(敬称略)

<100年以上:1事業所>

有馬酒店(107年)

<50年以上:24事業所>

(有)大正館(94年)、小松酒店(93年)、細川商店(90年)、ひらたくすり(85年)、青木理容院(85年)、和光寿し(84年)、いまい呉服店(83年)、松原燃料店(82年)、千代崎板金工業(82年)、(有)ヤマダ(76年)、吉田板金工業(72年)、続木自転車商店(71年)、(株)藤岡建設(64年)、二上金物店(62年)、田川米穀店(60年)、杉本時計店(60年)、(株)北創(59年)、白濱板金工業所(57年)、中井自転車店(56年)、竹内木工製作所(54年)、鴨田牛乳店(53年)、八田理容院(50年)、中村商店(50年)、伊藤畜産(50年)

<30年以上:15事業所>

平建設(株)(48年)、和ハイヤー(有)(48年)、(株)中原商店(48年)、(株)北興建設(45年)、塩見建設(株)(44年)、ヘアーサロンハセガワ(44年)、しずや食堂(43年)、びゅうてぃほりうち(38年)、やわら美容室(38年)、北竜段ボール(株)(37年)、味処八八(35年)、次郎長(34年)、季節料理川甚(32年)、白川重機(32年)、垣原設計事務所(30年)


式典会場舞台 113名が集まった会場風景

祝賀会 会場となった北竜町公民館
会場となった北竜町公民館と会場風景


商工会 女性部の皆さん
北竜町商工会 女性部の皆さん


商工会 青年部の皆さん
北竜町商工会 青年部の皆さん


北竜町 商工会

〒078-2512 北海道雨竜郡北竜町字和6番地の6
電話 0164−34−2011
FAX 0164−34−2012


 いくこ&のぼる
北海道の「地域おこし協力隊」及び「地域支援員」情報交流会に40名ほどが参集・意見交換しました [2010年11月07日(Sun)]
2010年11月5日(金)

北海道の「地域おこし協力隊」及び「集落支援員」の情報交換会が、北海道庁別館12F「共用会議室」(北海道札幌市)にて行われました。

道内の地域おこし協力隊(22名)・集落支援員(2名)・市町村名職員(10名)・道事務局の合計約40名の参加となりました。

現在、道内では、地域おこし協力隊・17市町村・41名、集落支援員・7町・20名が活躍されていらっしゃいます。参加人数も増化傾向にあり、今後の発展が期待されているところです(参照:地域おこし協力隊検索ページ)。

まず、北海道総合政策部地域づくり支援局参事の安達亮介氏よりご挨拶があり、情報交換会が開始されました。

駐車場から臨む秋の北海道庁旧本庁舎 (赤れんが庁舎)
駐車場から臨む秋の北海道庁旧本庁舎 (赤れんが庁舎)
@北海道庁(北海道札幌市)撮影:2010年11月5日


◆道内における地域おこし協力隊の状況について

そして、同局地域活力グループの小林幸治氏より、道内における地域おこし協力隊の状況についての説明がありました。

地域活性化のための「地域おこし協力隊」「集落支援員」「アドバイザー(外部専門家)」、3つの制度についてのご説明です。

地域おこし協力隊は、地方自治体が3大都市圏をはじめとする都市圏から都市住民を受け入れて「地域おこし協力隊」として委嘱します。隊員は、住民票を異動させ、1年以上3年程度地域で生活し、地域協力活動に従事します。委嘱方法や期間、活動内容は、地域の行政の実情に応じて、幅広い対応が可能。その他、財政措置(財源手当額、対象経費、地域要件等)についての詳細な説明がありました。
スタート年の平成21年度は、隊員数89人。2年目の今年2010年度(平成22年度)は隊員数が300人に達し、全国的に広がっています。

集落支援員は、地域の実情に詳しい人材で、地方自治体が集落対策の推進に関してノウハウ・知見を有した人材を委嘱するものです。2008年度(平成20年度)にスタートし、2009年度(平成21年度)、全国の集落支援員数449人、2010年度(平成22年度)500人。道内では20人の方々が活躍されていらっしゃいます。

アドバイザー(外部専門家)においては、市町村が、地域力創造のための外部専門家に年度内延べ10日以上活用するもので、2010年度(平成22年度)は、全国で155名が制度に登録されています。

さらに、地域づくりメールネット等の利用により、広域的ネットワーク作りが推進されています。

こうしたお話は、隊員同士が活動を再確認し、地域同士がお互いに情報交換し合っていく上で元気づけられるものでした。

◆地域おこし協力隊事例発表

◇上士幌町地域おこし隊 石井あゆ子さん

次に、協力隊事例発表として、上士幌町(かみしほろちょう)地域おこし隊の石井あゆ子さんのお話がありました。上士幌町の様子、協力隊の実情や仕事内容、さらに現役隊員の使命と課題についてお話されました。

「『情報』と『企画』と『実践』が大切だと考えています。外部から情報を収集し、地域の情報以外のものを発信することが重要。そして、異業種の経験を町で活かすことも大切です。地域の人間関係においても、新しい関係だからこそ可能な行動を起こすことができると考えています。

地域においても、地域外においても、人と人との繋がりを広げることや、地域の人達を元気にすることが大切であると考えます。また、地域が活性化していくための切っ掛けになることが使命であると思います。地域に住み、住民の方々に寄り添って、考えを共有していくことが大切だと考えています。

課題として思うことは、4年目以降の活動に、それまで蓄積したことをどう繋げて行けるかということです。3年間の築き上げてきた活動・地域のご縁を生かして、自分で仕事を作り上げていくことが必要ではないかと思います。そして、行政側の具体的なサポートが必要だと感じます」

◇登茂別町地域おこし協力隊マネージャー 山田冬太氏

次に、喜茂別町(きもべつちょう)地域おこし協力隊マネージャーの山田冬太氏によるお話です。

「喜茂別町には10人の協力隊が任用されており、私は、全体の取りまとめをしています。役場が中心となり、NPO法人きもべつWAOと、北海道ふるさとづくりセンターが支援・研修指導を行っています。

活動における特徴は、5つの集落にそれぞれ2名の協力隊が担当となり、それぞれの集落に住んで、様々な活動支援を行っていくことです。お祭り支援、高齢者宅へのパトロール、農業支援、高齢者生活支援などの活動を通じて、地域住民の方々とのコミュニケーションを密にとっていきます。

また、住民の要望に応じて、地域の人々が集まる「お茶会」を設けて、協力隊と住民とのコミュニケーションの場としてます。外部の視点に基づく活動が広がっています。

私としての今後の目的は、協力隊員が定住し、将来に向けて起業・就業できるように支援していくことです。地域おこしとは、単に人口増化を目的とするものではなく、町民の方々が元気に笑顔になるように活動していくことが使命ではないかと思います」


さらに、最後の意見交換においても、情報の入手方法や、一人で活動する場合の状況等に対する質問など様々な意見が飛び交いました。あっという間の情報交換会でした。


それぞれの地域において、環境・行政・町民の方々の考え方があること、その町の要望に基づく様々な活動があることを知り、大変勉強になりました。

北海道知事公館構内(北海道札幌市)
落ち葉の絨毯に秋を満喫
@北海道知事公館構内(北海道札幌市)撮影:2010年11月6日


今回の情報交流会で感じたことは、人と人との繋がりの大切さ、その地域に埋もれている潜在力に気づき、それを引き出して、活性化させていくことの大切さです。

私達は、人生の前半を東京で過ごし、ご縁があって北竜町へ移住して半年が過ぎました。

引越しの翌日から、町営「サンフラワーパーク北竜温泉」の年間会員となり、温泉に雨の日も風の日も入る毎日。そこで、お湯に浸かりながら交わす町民の方々とのお話。
ひまわりすいか、メロン、お米、黒千石の播種から収穫までの取材における多くの農民の方々とのお話。
町長や副町長のありがたいお話し。そして、役場の担当の方とのミーティングによるお話。

この半年間、多くの町民の方々との温かいコミュニケーションは、多くのことを私達に教えてくださいました。

今回のミーティングを機会に、いままでの生活を振り返り、地域おこし協力隊としての私達夫婦の仕事をまとめてみました。

◆情報発信による地域愛の再認識

私達が毎日ネットで情報を発信している内容は、地域の人々が先人の偉業を受け継ぎ、日々改善努力してきた事柄です。さらに、町の人が普段あたりまえに接している自然、食べ物、木々や花々、動物や虫たち、命あるすべてのものです。

それらは私達にとって、今までの都会の生活ではあまり触れることの無かった新鮮な出来事であり、大自然なのです。北竜町における生活そのものが、新しい生き方への気づきの連続です。

そして今、町の人々が営んでいること、当たり前に積み重ねてきた事柄そのものが、じつは地域愛そのものなのだと気付きます。私達は、文章や写真を通じて、町の人にとっては当たり前すぎて気付きにくい地域愛を表現していると言えるのかもしれません。

当たり前に思われる事柄が、宝ものだと思うのです。私達が町の方々の地域愛を感じ、表現して発信することが、町の人に地域愛を再認識してもらえる契機になることを願っています。その再認識こそが、地域の素晴らしさを次の世代を担う子供達に伝える、力の源泉だと思うからです。

時代に即したビジネスとは、町の人々が地域が持っている潜在能力に気づき、その力を引き出してこそ創造されると確信しています。

私達は、今まで携わってきた仕事・人生観などの経験を最大限に生かし、情報発信を通じて、北竜町の皆さんの元気と笑顔を目指して、精一杯努めていこうと思います。


人々が愛の心で繋がり、ひとつとなって、

  大きな元気と笑顔が、地域に、日本に、世界に、
   そして宇宙いっぱいに広がっていくことに

     偉大なる愛と感謝と願いをこめて。。。


 いくこ&のぼる
「北海道の地域社会再生と活性化」シンポジウム(札幌学院大学)で北竜町について発表されました(前編) [2010年10月30日(Sat)]
2010年10月22日(金)前編。

10月4日(月)、突然かかってきた一本の電話。「札幌学院大学人文学部の学生ですが、北竜町について研究をしているので、お話を伺ってもよろしいでしょうか?」。

次の日、町役場の事務所で、内田司先生(札幌学院大学人文学部人間科教授)とともに6人の学生さんとお話することができました。テーマは「地域におけるまちづくりの取り組み」です。


今回は、その研究報告が、札幌学院大学で開催されたシンポジウム「北海道の地域社会再生と活性化―地域社会再生とは何かについて考える―」で発表されると伺い、聴講させていただきました。

空にそびえるG館を臨む@札幌学院大学(北海道江別市)
空にそびえるG館を臨む
@札幌学院大学(北海道江別市)


札幌学院大学は江別市に所在し、近くには野幌森林公園や北海道立図書館もあり、大自然に囲まれ学術施設が充実。5学部9学科文化系の総合大学で、緑多い恵まれた環境の中、およそ4,500人もの学生が学んでいます。

訪れた日、キャンバス中庭では、50年記念館が真っ青に澄み渡る秋空にそびえ立っていました。芝生の上で語らう学生たちの姿が、懐かしく感じられます。

シンポジウム会場は、3号館第二会議室。松岡昌則先生(北海道大学院文学研究科教授)のコーディネーター・司会、クリス・ヒギンズ氏の基調講演に続き、地域社会再生に関する3人の方々の発表・報告が行われました。


◆「スコットランド高地・島嶼部開発公社のコミュニティ再生政策と活動」 クリス・ヒギンズ氏(スコットランドHIE文化・第3セクター部・部長)


クリス・ヒギンズ氏(Mr. Chris Higgins)(スコットランド高地・島嶼部開発公社(HIE)文化・第3セクター部長)
クリス・ヒギンズ氏(スコットランドHIE文化・第3セクター部・部長)


クリス・ヒギンズ氏(Mr. Chris Higgins)は、英国ロンドン生まれの60歳。現在、スコットランド高地・島嶼部開発公社(Highlands and Islands Enterprise:以下、HIE)の文化・第3セクター部・部長であり、スコットランド高地・島嶼地域の地域おこしのスペシャリストでいらっしゃいます。

HIEは、1991年創設。スコットランド政府の運輸・生涯学習省から財政援助をうける政府機関です。団体としては、旧スコットランド開発機関と旧スコットランド職業訓練機関を統合したものであり、40年以上もの活動歴を持っています。政府の一機関が、同じ仕事を40年以上継続することはとても珍しく、世界でもHIEだけとおっしゃっていました。

HIEは、スコットランド北部のハイランド地方および島嶼部に活動範囲を絞り、過疎地域における新規ビジネスの奨励・援助、そして軌道にのせることを目的に活動しています。

HIEの特徴として、経済的開発、社会的開発の二つの側面を取り扱っていることを挙げられました。一般的には経済的開発のみを目指すことが多いからです。何故なら、HIEでは地域住民の社会構造の変化は、経済的変化を伴うものだと定義しているからです。

年間予算は、5,500万ポンド(約71億5,000万円)、住民一人当たりに換算すると、約1,300ポンド(169,000円)、300人の職員で運営されている組織です。

ヒギンズ氏のお話は、まず、スコットランドと北海道の地理的、社会的状況が似ていることを指摘されました。都心部からの距離、人口の少なさ、人口密度の低さ、寒暖の差が大きいなど、類似点が多いのです。

HIEの業務内容は次の4つ
 1.地域にビジネス(コミュニティ企業)を興すこと
 2.補助金とアドバイスで、地域のリーダーを育成すること
 3.市場をグローバルに拡大すること
 4.コミュニティ企業を活性化すること

HIEが、ビジネス分野として重視しているのは「環境」と「文化」です。映画、音楽、アーティストなど独創的な要素が盛り込まれていく分野です。

地域環境の中で現在もなお生き続けている文化が、その地域の環境と重なり、重なり合わさったところに新しいビジネスが生まれる。つまり、常に全体をひとつとして考えていく戦略を構築するのです。図にすると、文化の輪と環境の輪が重なり合った部分の新規事業が、卵のように見えることから「鳥の巣の卵作戦」と名付けていました。

ヒギンズさんの仕事は、こうした戦略に基づき、地域のリーダーに対して指導・アドバイスを行い、助成することです。
その地域の住民が、10年〜15年継続して発展できる事業の開発を行っていきます。それは、HIEならではの新規事業開発です。政治の影響を受け易い自治体(行政)では、継続してサポートすることが困難なことが多いのです。
HIEでは「コミュニティ企業経営指導システムアカウントマネジメント(和訳)」と呼んでいます。

HIEの成功例として、風力発電の起業があります。最悪の経済状況にあった地域の、島の半分の土地をHIEが買い上げ、地域のリーダーを育成・指導し、風力発電の起業を支援したのです。今では、数十万ポンド(数千万円)の利益を挙げ、地域の活性化に大きく貢献しているとのことです。

スコットランドが北海道と類似性をもち、そこの地域ならではの再生活動が継続されていることを初めて知り、驚きました。このような、地域ならではの活性化活動について、多くの事例を学び、情報発進していくことの重要性を深く感じました。


◆「グリーン・ツーリズムによる新たな経営戦略と地域農業の展開(長沼町)」 大野剛志先生(旭川大学保健福祉学部助教)

大野剛志氏(旭川大学保健福祉部)
大野剛志先生(旭川大学保健福祉学部助教)


続いて、大野剛志先生(旭川大学保健福祉学部助教)の「グリーンツーリズムによる新たな経営戦略と地域農業の展開」の報告発表がありました。

夕張郡長沼町の農村におけるグリーンツーリズム(幅広い都市と農山漁村との交流)による新規参入者3世帯の取り組みについての事例でした。

新規参入者とグリーンツーリズム(新たな農業)導入がもたらした、地域の変化及び活性化についてのお話です。

長沼町における新しくスタートした代表的な取り組みをあげられました。
 1.営農集団という組織の確立
 2.補助金をつかった新しい事業の展開
 3.グリーンツーリズムの導入

そして、グリーンツーリズムにおける新規参入者3世帯の取り組みについての紹介がありました。
 1.有機トマトの栽培(64歳、経営農家)
 2.ブルーベリー栽培(54歳、元コンピューター技師)
 3.農家レストラン経営(72歳 元札幌大手流通企業副社長。グリーンツーリズムのリーダー的存在)

こうした新規参入者の特徴的ポイントは、新規参入者ゆえのオリジナリティーが築かれたこと、さらに、地域に新しい農業に着手する契機が生まれたことです。

有機トマトなどの有機野菜の栽培・販売は、直売所の所得向上につながっていきました。そして、農業レストラン・直売所、さらには、女性グループによる新たな農産物加工品の製造販売へと発展したのです。

また、中学生に対する農業体験の実施は、農業の学びを進めました。また、市民への農園提供と相まって、労働力の不足を新たな形で補うことができるようになりました。

こうして、新しい農業の形が提案され、長沼町の農業は、都会的で美しくおしゃれなイメージへと変化していきました。

結論として、新規参入者とグリーンツーリズムが地域発展に与えた影響とは、

1.新規参入者が地域にアドバイスをすることで、直売所における生産・加工・流通・販売などの全行程を住民が自らできるようになった

2.新規参入者の活動が地域農民に刺激を与え、地域住民が自らアクションを起こす切っ掛けとなった

3.定年退職者(新規参入者)の技術・アイデアなどの蓄積された能力は、地域の新しい力になり得る

新しい風が流れ込むことによって、今までになかった新たな動きが始まる実証例として、学ぶところが多い研究報告でした。

後編へ続く ▶


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