出雲大社参拝、大いなるご縁に感謝! [2007年10月21日(Sun)]
10月13日〜14日、主人と「縁結びの神々の国」出雲へ行ってまいりました。
朝5時出発。JAL成田発8時20分、少し遅れて、9時40分出雲空港到着。 飛行機の小さな窓から望む空と雲の風景・・・刻々と生き物のように変化する絵模様・・・ 真白な雲に一瞬、円形の大きな虹が姿を現した時は、胸がドキッ、キューン・・・ いつまでも見ていたい空の飛行を楽しむことも束の間、降り立った出雲の町は、実に清々しい、気持ちの良い空気に包まれていました。 レンタカーでまずは、出雲大社へ向かいます。 陰暦の十月は、神無月・・・全国の神様が、出雲の国に集まられ、神々が留守になられるため・・・そして、出雲では、神々がお集りになられるので、「神在月(神有月)」。 出雲大社のご祭神・大国主大神様は、天照大御神様に「国譲り」をされ、生きとし生ける者の幸せのご縁を結んでくださる神様となられ、目に見える世界である現生は天照大御神様が、そして、目に見えない世界「幽世(かくりよ・霊魂の世界)は、大国主御神様が治められることになられたそうです。 目に見えない縁を結ぶという「幽れたる神事」について、全国八百萬の神々様をここ出雲にお迎えして会議をなさるという大切な時期にお参りできるとは、実にありがたいことです。 ここにこうして、命を結ばれ、生かされているお陰様に、心から感謝の祈りを捧げます。 ありがとうございます。 正門鳥居をくぐると、そこはもう神域・・・一礼し、心静かに進みます。 心身を祓い清める祓社にて参拝し、下りの参道を進んで祓橋を渡ると、まっすぐに続く松並木・・・さらにやわらかく清められいく大気・・・ 神聖なる松並木の参道をぬけると左右に二つの大国主大神の像が立ち並ぶ。 右手には、幸魂奇魂、左手は、御慈愛のご神像。 手水舎にて、手と口を清め、銅鳥居をくぐって、拝殿へとすすみます。 出雲大社のシンボルともいえる大注連縄・・・長さ8m、太さ3m、重さ1.5t・・・そのどっしりと構え立つ存在感に偉大なる力を感じました。 ここでの拝礼は、二拝、四拍手、一拝、心引き締めてお参りいたします。 本殿の両側には、全国から訪れた神ヶ様の宿舎である、西十九社、東十九社が建ち並び、 八足門にて、本殿を参拝・・・二拝、四拍手、一拝・・・人々の良縁を結び、人々の大いなる輪を広げて下さる大国主大神様に、深く感謝の心を捧げます。 釜社から反時計回りに巡りと、本殿の背後には、大国主大神の父神でいらっしゃる須佐之男命(スサノオノミコト・天照大神の弟神)さまが、静かに見守っていらっしゃいます。 国宝指定の荘厳な社である本殿は、大社造りとよばれる日本最古の神殿建築様式。延亨元年(1744年)に御造営され、以来文化6年、明治14年、昭和28年と三度の建て替えと修理を経て、今日に至っており、その昭和の御遷宮から五十有余年の歳月を経て、平成二十より 「平成の大遷宮」が始まり、平成二十五年には、本殿遷座祭が行われるとのこと。 形あるものは、いずれは滅びていく・・・悠久の時を経て、継ぎ伝えられていく永遠の魂・・・数限りない先人たちにより、受け継がれていく広大なる御神徳を、形あるものとして伝えていくものが、壮大な御神殿のよみがえりを具現化する「御遷宮」。 天照大神さまの伊勢神宮に続き、大国主大神さまの出雲大社においても、平成の大遷宮。 時の節目ともいえる、時代の移り変わり、よみがえりが行われようとしています。 時の移り変わりをしっかりと見届け、次の新しい世へと続く魂の響きを感じとり、しっかりと心に受け止めて進んでいくことの大切さをしみじみと感じました。 これから永遠に広がっていく、生きとしいけるものの幸せのご縁・・・ 目に見えない幸せのすてきな輪が、限りなく広がっていくことを 心からお祈りいたします。 ありがとうございます。 感謝・・・合掌 いくこ |