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いしかわ環境フェア2012/いしかわの里山里海展2012 [2012年08月28日(Tue)]
2012年8月25日、26日の2日間、石川県産業展示館(金沢市)で「いしかわ環境フェア2012」「いしかわの里山里海展2012」が開催されました。いきものマイスター受講生には講義として視察して頂いた他、いきものマイスターの母体の1つであるNPO法人能登半島おらっちゃの里山里海(以下、「NPOおらっちゃ」と呼称)は昨年に引き続き、「いしかわの里山里海展2012」にブース展示をしましたので、このイベントの様子を報告します。
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この「いしかわ環境フェア」「いしかわの里山里海展」は(社)いしかわ環境パートナーシップ県民会議、いしかわ里山づくり推進協議会、石川県などにより開催されています。このイベントは既に約20回実施されており、2日間の開催期間に約2万人以上が来場する大きなイベントとなっています。2012年度も「エコなくらしトキが舞うふるさとへ」をテーマに8月25日(土)、26日(日)の2日間の開催が予定されており、多くの企業や団体による省エネやエコ住宅、地球温暖化対策、保全活動などが紹介されました。更に、同時開催される「いしかわの里山里海展」では世界農業遺産に認定された能登の里山里海、里山里海のいきもの、国立公園指定50周年を迎える白山の自然環境や生物多様性、津幡町にある県森林公園で実施されているMISIAの森プロジェクトなどが紹介されました。

能登いきものマイスター養成事業では今回、本イベントにおける体験や展示を通じて、石川県内において自治体、企業や団体などにより実施されている環境保全の取り組み、能登の里山里海や白山の自然環境や生物多様性について学び、同時にいきものマイスターとして地域の生物多様性を地域に伝える方法を学ぶことを目的としました。


「いしかわ環境フェア2012」では各企業や団体による環境活動の紹介の他、省エネや節電についての展示が多く見られました。会場入り口には、2011―2012年カーオブザイヤーを受賞し、CO2排出ゼロを実現した日産の電気自動車リーフが展示されました。環境保護と同時に、2011年の東日本大震災以来以降注目されている、原子力発電に依存しない生活を目指す為の、省エネへの関心が県民および企業の間に高まっていることが伺えました。ある企業はフィルム1つを窓ガラスに貼るだけで可能な防犯加工と、フィルムの断熱効果による省エネ効果についてを展示していました。今や、省エネや環境保護というテーマは様々な業界のテーマでもあるようです。
自衛隊は2011年の東日本大震災での救援活動の様子をパネルで説明し、救援に使用した野外炊事車を展示していました。昨年度の環境フェアと同様に、東日本大震災による影響は今回の展示のあちこちに見られました。

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「いしかわの里山里海展」には、石川県各地で活動する環境保全などの団体が集結しました。自治体としては石川県環境部や農林水産部の各部門による展示を行い、津幡町にあるミーシャの森の紹介、
更に能登からは珠洲市、輪島市、羽咋市、能登町など能登地域の各自治体が展示を行いました。
里山里海の生き物を紹介するコーナーではいしかわ動物園、のと海洋ふれあいセンター(能登町)、ふれあい昆虫館(白山市)、石川県立津幡高校(津幡町)による、石川県の里山里海のいきものの展示がありました。このコーナーでは、里山の生き物としてタイコウチやミズカマキリ、カワニナなどの水生昆虫のコーナー、外来種として地域の生き物に影響を与えるアメリカザリガニ、石川県各地で見られる生きた昆虫や標本の展示、白山麓の鳥獣の剥製などが展示されていました。特に、津幡高校による水生昆虫の展示とアメリカザリガニは、直接手で触れることが出来ることから、親子連れを中心に大変な賑わいでした。

他、自然体験や保全活動を行う団体としては、加賀方面から夕日寺自然体験実行委員会(金沢市)、白山いぬわし自然楽校(白山市)、NPO法人 奥能登日置らい(珠洲市)などが展示を行いました。

NPOおらっちゃでは、2010年に水生昆虫の研究の為に能登に滞在してくれた愛媛大学大学院(当時)の渡部晃平君が能登で撮影した生き物を題材にした写真集「里山に生きる仲間たち─人間と生きものが共生する奥能登─」(能登印刷出版部)を7月に発刊しました。この写真集は、2011年に世界農業遺産に認定された能登の里山里海の生き物同士の繋がりを伝えることを目的に作成されたものです。今回は著者である渡部君にも会場に来て貰い、渡部晃平君が撮影した写真をブースに飾り、写真集の紹介、そして販売と共に能登の里山里海に棲む生き物についての説明をして貰いました。
更には水槽を持ち込んで、能登の里山に棲む水生昆虫(ゲンゴロウ、クロゲンゴロウ、ガムシ)の展示を行いました。実物の、生きたゲンゴロウを見た時の感想は見学者によって様々です。60代以上の年配者の多くは「昔は、周りに沢山いた」と言って、懐かしがるように、またかつて身近であった筈のゲンゴロウが今では殆ど見られなくなった今日の里山の現状を、改めて実感されているようでした。
高齢者を除く見学者の殆どは生きたゲンゴロウを見たことがなかったようで、実物のゲンゴロウの大きさ(4センチ前後)に驚いていたようです。初めて見るゲンゴロウに目を輝かせ、触ってみたいという児童も少なくありませんでした。虫に親しむ児童が減ったと言われていますが、昆虫少年はまだ健在のようです。足を止めて下さった親子には、いきものマイスターが2011年度に作成した「能登のいきもの大図鑑2 能登のカエル編」を配布しました。これを使って、カエルを通じて身近な自然の面白さを実感して貰えたらと思います。
ゲンゴロウは里山を代表する昆虫の1つとして知名度は高い反面、現在では開発、農薬、圃場整備、外来種、耕作地放棄など様々な原因によって、全国で減少しています。東京都では2010年にゲンゴロウは絶滅したと判定され、現在では各地の里山で細々と生き残っている状態です。年配者が「昔はゲンゴロウなんてどこにでも沢山いた」と話していた過去とは比べるべくもありません。

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いしかわ自然学校、ふるさとの匠などによる紙漉き、ネイチャークラフト、蜜蝋による蝋燭作りのような体験・工作コーナー、津幡高校によるクイズを交えた里山の生き物紹介コーナー、津幡高校や夕日寺自然体験実行委員会・里山発見隊によるザリガニ釣りコーナーなどの、体験コーナーは親子で賑わっていました。会場では親子連れも多く、特に児童にはこうした体験コーナーが人気であったようです。今回の体験コーナーを通じて、児童達には自然に親しむ気持ちを、親御様方には石川県の里山里海を次の世代に伝えることの意味を、少しでもお伝え出来たのではないでしょうか。

参加団体が多い為に各ブースのスペースが限定されてしまうこと、展示内容の重複が一部で見られたこと、非常に盛況であった為に1つのブースに足を止めて話を伺うことが少々難しかったことなど、幾つかの課題も見受けられましたが、いしかわ環境フェアは毎年の恒例的なイベントとして開催されることにより、多くの県民に各企業や保全団体による環境問題への取り組みを伝えると共に、県民と保全団体や企業、または団体同士による交流の場となったのではないかと思います。私達のブースでも、昨年度に参加した時に配布した「能登のいきもの大図鑑1 水辺の甲虫・カメムシ編」を受け取ったことを憶えていて下さった方がいました。約20回に及ぶ継続的なイベント実施が、企業や団体による取り組みに対する県民の更なる関心と理解に繋がるのではないでしょうか。

今回の展示に参加した1人としては、いしかわ環境フェア/いしかわの里山里海展2012の展示を通じて、県民の皆様にも能登に棲む生き物と里山里海との繋がりを少しでも実感して頂ければ、と思います。
夏山「里山祭り」山笑いの見学(2) [2012年08月23日(Thu)]
前回に引き続き、8月19日(日)に白山市木滑で開催された夏山「里山祭り」山笑い見学の様子を報告します。前回の記事では午前中の様子を、今回の記事では午後の様子を報告します。

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午後には、受講生全員で「森あるき」に参加しました。森あるきでは、白山自然保護センターのスタッフ案内により、テレメトリーによる受信機探しをしながら、目的地である白山自然保護センターまでの道のりを歩きます。
テレメトリーによる受信器探しをしながら、白山自然保護センタースタッフからは、かつては餌付けされて観光や自然教育の対象として人気を集めたニホンザルが、昭和60年頃からは農作物に被害をもたらすようになったこと、近年は雪が少なくなったことにより冬期におけるニホンザルの生存率が上がったこと、薪炭林として利用されなくなり茂った山林がニホンザルなどの隠れ場所として利用されていること、などにより今尚ニホンザルによる農業被害は深刻であることを聞かされました。釜の上に作られた田畑なども、多くは獣害対策の為、電気柵で囲まれています。
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こちらは、コース途中で見られた、柿の木に残された熊の爪痕です。本来は昼行性とされるツキノワグマですが、こうした人里近くでは人目を避けて夜間に食べ物を探すそうです。

白山自然保護センターでは、ニホンザルやツキノワグマなど、白山近辺に出現する大型動物の調査をする為に、捕獲した個体(ニホンザル10頭ほど、クマ4頭に発信器)に発信器を取りつけてのテレメトリー調査により、その生態解明の為の調査や研究を行っています。テレメトリーによる受信機探しの体験は、大型動物と人との付き合い方や、それを調べる為の苦労を知る貴重なプログラムでした。


森あるき体験を終えた頃には、山笑いの全過程の殆どが終了していました。ここで私達も解散しましたが、会場の1つである吉野谷ふれあいセンター前の広場では、スタッフは別の準備に大忙しです。スタッフの1人は、「まだまだ、これから」とまで言っています。
広場にはスピーカーが設置され、木滑地区の伝統的な踊り「あさんがえし」が始まりました。この「あさんがえし」はお盆と秋祭りで行われる踊りです。長らく途絶えていましたが、2010年には木滑地区の3集落合同により、あさんがえしが踊られたそうです。近年では、金沢から若い人を呼んで一緒に踊って貰う為に踊りやすい工夫をしており、伝統を守りつつ新しさを取り込む試みが行われているようです。
受講生の1人は、解散後も「絶対参加したい」と言って踊りの輪に飛び込み、地元の方達に完全に溶け込んで踊りを満喫していました。
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現在、全国の農村で過疎高齢化が進行しており、ここ木滑でも例外ではありません。しかし山笑いの取り組みにより現在では、地域内外の若者らが大勢、木滑を訪問するようになりました。この日の山笑いでも、スタッフ、訪問者共に多くの若者が見られ、地域の高齢者達との交流を楽しんでいたようです。
今回参加させて頂いた森あるき体験では、ゲームという形で大型獣調査の擬似的な体験をしながら、更に木滑周辺での獣害問題に触れることが出来ました。午前に参加させて頂いた畑づくり体験では、田畑の周りが電気柵で囲まれており、畑づくり体験の指導をして下さった地域の方からも、ニホンザルによる農業被害についてお話を伺うことが出来ました。

近年では奥能登でも猪の目撃例が増加しており、猪の北上が疑われていますが、奥能登には猪はまだ稀であり、猿や熊も分布しておらず、他の地域に比べて獣害が少ない地域ですが、こうして奥能登を出て他の地域の里山を見て、能登と他の地域の里山の地域を実感することが出来ました。


今回の山笑い見学は、能登から3時間以上かけての参加となりました。受講生の皆さん、炎天下での見学、大変お疲れ様です。そして、お忙しい中、私達をご案内して下さったスタッフの皆様、大変ありがとうございました。

次回の講義は、8月25日(土)、26日(日)に金沢市で開催される、「いしかわ環境フェア」、および「いしかわの里山里海展2012」の見学です。こちらでは、いきものマイスターの母体の1つであるNPO法人おらっちゃの里山里海もブース展示をする予定になっています。受講生、修了生の皆様、こちらのブログをご覧の皆様も、是非お越し下さい。
夏山「里山祭り」山笑いの見学(1) [2012年08月22日(Wed)]
2012年8月19日(日)、白山市木滑地区で「山笑い」というイベントが開催されました。いきものマイスターは、講義として山笑いを見学してきました。

白山市木滑地区は白山麓に位置し、石川県内に7つ存在する先駆的里山保全地区の1つに選定されたが、保全などの具体的な取り組みは2010年まで行われておらず、過疎高齢化および耕作地放棄が進行していました。そこで、イベント会社と広告代理店が共同で石川県の緊急雇用事業に里山保全の企画案を提出し、2010年秋から木滑里山保全プロジェクトが発足しました。木滑里山保全プロジェクトにより現在の木滑地区では、定住人口および若者のIターンやUターンなどの交流人口の増加を図り、若手スタッフによるイベント「山笑い」、耕作地放棄地の再生、景観の整備、環境配慮型農業、伝統文化の聞き取り調査などが実施されています。
山笑いには、いきものマイスター修了生達2名がスタッフとして参加しており、いきものマイスターの活動事例を知ることに加え、地域の為のプログラム作りと活性化の為の現場を見学する貴重な機会でもあります。

山笑いは2010年2月以来、春夏秋冬の各季節に実施されており、今回は7回目を迎えます。
午前は受講生それぞれが、思い思いのプログラムに参加しました。受講生のうち、2名の女性は藍染め体験に参加しました。参加者の多くは女性だったそうです。やはり、藍染めは女性に人気のようです。
他の受講生達は、今回のメイン会場である釜の上へと移動しました。釜の上は、急斜面を登った先に広がる、台地上の野原です。釜の上は約40年程の間は放棄されていましたが、現在は無農薬の畑や水田の他、牛の放牧による耕作放棄地の草管理などにより、再び利用されるようになりました。
釜の上は、木滑地区のあちこちで見られる石積みの畔作りを体験出来る「石積み体験」の他、「畑作り体験」「畑をつくろう」「竹水鉄砲づくり」の会場、「森あるき」の集合地点でもあります。受講生のOさんは、子供へのお土産の為にと竹水鉄砲づくりをしていました。筆者は、「畑をつくろう」体験に誘われて、慣れない畑仕事に悪戦苦闘しました。肥料を撒いて、耕して、畝を作って、種播きをするだけの簡単な作業でしたが、慣れない耕運機は右往左往し、畝は曲がりくねって、種播きの間隔はバラバラ、と散々なものでしたが、ちょっとした充実感を味わいました。受講生のOさんも作業に参加してくれましたが、筆者よりも耕運機の使い方が上手でした。
Oさんは、山笑い開催の経緯や成果などについて、スタッフから熱心に話を聞いていました。きっちり体験して、きっちり学ぶべきを学ぶ姿勢は、いきものマイスターの鑑のようです。

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参加者の食事の為に開かれた「釜の上市」では、イワナ、地元の山菜や野菜を使った料理が振舞われ、大いに賑わっています。午前のプログラムが1段落した頃、会場に設置された舞台で「山の上音楽会」が始まりました。私達は昼食を食べ、三線と唄による沖縄民謡を鑑賞しました。

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昼食後には一服して、午後のプログラム「森あるき」体験に受講生揃っての参加です。山笑い後半の様子については、次回の記事で報告します。
身近な薬草勉強会に参加しました [2012年08月01日(Wed)]
2012年7月28日(土)、いきものマイスターは金沢大学附属の薬草園で実施された「身近な薬草勉強会」に講義として参加しました。同日の午後は、いきものマイスターのプロジェクトリーダーである中村浩二教授から、金沢大学の角間キャンパスの周辺に広がる角間の里山と、角間の里についての説明がありました。

「身近な薬草勉強会」は金沢大学医薬保健学域薬学類・創薬科学類と角間の里山自然学校、NPO H・E・A・R・Tの共催により月1回程度のペースで、大学内外の参加者を対象に実施されており、今回で74回目となります。6月にはカノコソウをテーマに、そして今回はウツボグサがテーマです。

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勉強会の最初の1時間は、教室で薬草園のスタッフによる講義を聴講しました。
ウツボグサは東アジアの温帯に分布するシソ科の多年草で、その形状が矢を入れる道具に似ていたことから、ウツボグサと名付けられました。ウツボグサは旧暦の5月に枯れることから「夏枯草(カゴソウ)」と呼ばれており、その花穂は生薬に利用されます。薬効としては、利尿薬として膀胱炎や浮腫、腎炎などに民間薬として利用される他、口内炎や咽喉炎にも、煎じ液がうがいに利用されます。中国では薬草として、また夏の食払いにお茶としても利用されます。尚、この夏枯草と呼ばれる植物はウツボグサ以外にもあり、キランソウ、ジュウニヒトエ、メハジキ、ツルカコソウなどが知られています。キランソウは別名が「医者殺し」、または「地獄の釜の蓋」とも呼ばれています。前者は医者いらずの薬効を例えたものです。後者の由来には諸説があり、「地獄の釜の蓋もあく(正月やお盆には地獄の鬼も仕事を休むことの喩え)」とされるお盆に花が咲くことから、地面に蓋をするように広がる様から、または薬効が人を死なせないことから、こんな別名がついたとされています。
ウツボグサ、そして夏枯草の説明の後には、薬草園で見られる他の植物についてのお話がありました。薬草園ではコガネバナ、ツユクサ、オオボウシバナ、カワミドリ、シロバナチョウセンアサガオ、ヒヨドリバナ、シキミ、フジマメ、イチヤクソウ、リョウブ、ウイキョウ、ヤブミョウガ、キキョウ、ムラサキ、ツリガネニンジン、ハアザミなどの植物も見られるそうです。ツユクサやツリガネニンジンは水田など里山にも多く見られ、前回の講義を行った輪島市三井町市ノ坂の里山でも多く見られます。ハアザミはその学名の一部からアカンサスとも呼ばれており、金沢大学の広報誌「Acanthus(アカンサス)」の名称の由来となった他、金沢大学のマスコットキャラクターの元にもなっています。

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教室での勉強会の次は、薬草園の園長である御影雅幸教授と佐々木陽平准教授に案内して頂きながら、薬草園の見学をしました。薬草園は平地、里山、乾燥地帯などのエリアに分かれ、韓国やロシアなど海外の薬草も見られました。


お昼休みの後には、金沢大学角間キャンパス内に設置された「角間の里」について、いきものマイスターのプロジェクトリーダーである中村浩二教授によるお話がありました。

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金沢大学はかつては金沢城祉にありましたが手狭になったこともあり、現在の角間に移転しました。角間町は金沢市郊外の里山に囲まれた地域で、周囲には戸室山、医王山、キゴ山などの山間部が広がっています。角間には豊かな里山環境を利用して『地域の交流及び貢献』『自然体験及び教育』『環境との調和及び保全』を目的とした、金沢大学創立五十周年記念館「角間の里」が設立され、更に角間の里山自然学校の設立、白山ろくの旧白峰村からの古民家の移築などが行われてきました。一方で、角間の里山は今まで学生の為にはあまり活用されてこなかったことから、学生の為にも更に活用する方法を模索中でもあります。
中村教授による、角間の里についてのお話の後には、受講生らで角間の里を見学しました。現在、角間の里の一区画では、荒れ地を切り開いて水田の復元が実施されています。この復元エリアには現在、通常サイズの水田が2筆と、2メートル四方の実験用水田16筆が造成されています。この復元エリアでは学生による埋土種子や土壌の研究、更には筆者による水田における水生昆虫の調査が実施されています。
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今回の講義は炎天下での野外活動も含まれており、受講生の皆様には暑さ対策と水分補給には気を付けて頂きました。講義に限らず、夏の炎天にはどうかお気を付け下さい。
尚、今回の「身近な薬草勉強会」は月1回のペースで来月以降も実施予定ですので、ご興味を持たれた方はまた参加されてみては如何でしょうか?