CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る
« 2011年06月 | Main | 2011年08月»
<< 2011年07月 >>
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
カテゴリアーカイブ
最新記事
月別アーカイブ
最新コメント
よこはま里山研究所NORA「旬の里山探訪」の見学 [2011年07月28日(Thu)]


皆さんは、この写真はどこの風景だと思いますか?実はこれ、横浜北部の新治という地域の里山です。

ブログ担当の私、野村は2011年7月17日(日)に「非営利特定活動法人よこはま里山研究所NORA」の主催する里山観察会「旬の里山探訪」に参加しました。今回は、横浜のような都市部の里山保全や案内を見学して能登の里山との違いを見出し、また都市の里山活動との交流を目指すことを目的としての参加です。


一般に大都市としてのイメージが強い横浜ですが、緑区・青葉区・都筑区・港北区など北部の丘陵地には住宅街に混じって田畑や森林などの里山風景が今も残っています。NORAは、そんな横浜を拠点に里山の保全や観察会などを行う団体です。
http://nora-yokohama.org/ikimono/moushikomi/post/


「旬の里山探訪」は市内でも北部に位置する緑区新治に広がる新治里山公園の里山を約2時間ほどかけて歩き、そこに棲む生き物を観察する取り組みです。毎月、第三日曜日に開催されています。新治はJR横浜線の十日市場駅から約1キロ南方に位置します。十日市場駅を含む横浜線沿線は市街地として栄えていますが、駅前を少し離れると田園風景が珍しくありません。特に新治は、横浜北部でも有数の里山が広がる地域であり、更に近隣には三保市民の森、県立四季の森、寺家ふるさと村などの里山地域が存在します。


新治里山公園
http://www.city.yokohama.lg.jp/kankyo/park/make/niiharusatoyama.html

三保市民の森
http://www.city.yokohama.lg.jp/kankyo/green/shiminnomori/shimin-miho.html

県立四季の森
http://www.kanagawaparks.com/shikinomori/

寺家ふるさと村
http://www.city.yokohama.lg.jp/kankyo/green/furusatomura/jike-index.html

今回の観察会では、NORAの担当者が病気療養の為に参加出来ず、代わりに新治里山公園のボランティア2名の女性が案内役を務めて下さいました。参加は単独参加の男性2名と子連れの夫婦1組、私の6名です。単独参加の男性2名のうち1名は地域の自然観察会に積極参加されている方で、前日にも先述の寺家ふるさと村での観察会に参加されたそうです。もう1名の方はボーイスカウトの経験者です。子連れの夫婦は自然観察会などへの参加は初めてとのことです。いずれの参加者も緑区や青葉区など、車で3〜40分程度の近隣から来ています。
公園の入り口にあたる、にいはる里山交流所里山歩きの概要説明を受けた後、出発します。地域の方が作る葡萄畑の傍を歩きながら、時折植物について案内役の2名が説明をしてくれます。周辺には、ネムノキ、エビヅル、アカバナユウゲショウ、ナワシロイチゴ、オニドコロ、ホタルブクロ、イロハモミジ、アキノタムラソウ、スズメウリ、スイカヅラ、ヤマノイモなどの植物が見られます。先へ進むと水路があり、その水路の奥には12筆の水田があります。この水田のオーナーは既に耕作をしておらず、地域の有志が耕作しています。このところの炎天下の為に水は殆どありません。中干しの実行については不明とのことでしたが、6月の田植えで通常の水田より遅めのスケジュールの為、まだ中干しはしていない筈とのことでした。水田と水路ではトンボではハグロトンボ、ショウジョウトンボ、シオカラトンボ、オオシオカラトンボ、水生昆虫ではシマアメンボが見られ、植物ではコナギ、オモダカ、ミゾソバなどが見られました。水路では、外来種のオオカナダモが見られました。


水田を越えた先は、森林内の散策コースを歩きます。林沿いにはヤマグワが見られます。参加者の1名は植物に詳しく、若いヤマグワの葉は切れ込みが多いが、老熟したヤマグワの葉には切れ込みが少なくなることを教えてくれました。観察経験の多い参加者がいると、観察出来る内容にも深みが出て、観察会が盛り上がります。私も水田周辺で見られたトンボのことを説明すると、興味深そうに聴いて頂けました。林内は主にスギやヒノキで占められて比較的暗い為に、真夏でも涼しい他、草刈りの手間も軽減されるそうです。それでも林内の手入れはしっかりとされていました。林内やその周辺ではフタリシズカ、ヒヨドリバナ、ハエドクソウ、リョウメンシダ、ハナイカダ、ムラサキニガナ、カラスザンショウ、ヤマユリ、クロモジ、アオキ、ヤツデ、ヒサカキ、ホオノキなどが見られました。暗い場所に出る植物が多い傾向にあるそうです。特に葉の上に花が出来るように見えるハナイカダ、花が鮮やかなヤマユリは参加者の興味を惹いたようでした。
散策コースの後半は竹林になります。主にモウソウチク、一部がマダケで占められていました。竹林もしっかりと整備されています。こうした竹林の整備が滞るとどうなるかを子連れの夫婦に話すと、興味深く聴いてくれました。初めての自然観察参加をする人達にとっては、こうした里山を保全することの意味を知る、良い機会でもあったようです。

今回は見られませんでしたが、新治の里山では、野鳥としてカワセミ、オオタカ(環境省:準絶滅危惧、神奈川県:絶滅危惧U類)、ノスリ(神奈川県絶滅危惧U類)、コジュケイが確認されています。水生生物ではホトケドジョウ(環境省:絶滅危惧T類、神奈川:絶滅危惧TB)やトウキョウダルマガエル(環境省:準絶滅危惧、神奈川:絶滅危惧U類)もいるとのことです。希少な生き物といえば地方の豊富な自然にばかり目が向きがちですが、横浜のような都市部周辺でも見られるというのは、実に貴重です。



今回は近隣からの参加者のみでしたが、参加者は横浜市全域から来るとのことです。初めての人も多いそうです。参加者の年齢は幅広いそうですが、里山や保全などを学ぶ学生や団体職員などを除き、独身者は少ないとのことでした。参加人数は6〜7人程とのことですが、3月の東北の震災以来は参加者が3人程度と、落ち込む傾向にあったそうです。今回の観察会は、ホームページを見ての参加者が多かったようです。参加人数は決して多いものではないようです。こうした里山歩きなどの自然体験に興味を持つ層は限られており、広い層にアピールすることの難しさはどこも同じであると思われます。

NORAの観察会は随時見られる生き物を観察して貰うものであり、初心者にも気軽に参加出来る里山歩きを目指したものと思われます。一方、今回の案内はボランティアの方によるものでしたが、植物を中心に丁寧でわかりやすい説明をしてくれました。特定の場所の植物を中心に案内をするというのは、(花や実は別としても)比較的長い期間出現し、出る場所も決まっている為、地元の方による案内には非常に有効かと思われました。出現状況がその時の条件に左右されてしまう動物や昆虫と比較すると、尚そのように思われます。また、新治里山公園では植物紹介用の冊子を作成しており、ボランティアの方もその冊子を活用して説明を行う工夫が見られました。金沢大学が関わっている輪島市三井町の植物観察・里山歩きの催し「まるやま組」では金沢大学スタッフによる解説に任されており、使用される資料も現段階では種名のみの一覧表と、市販の植物ガイドのみです。専用の冊子は必要な情報のみでシンプルな作りとなる為、専門家以外による案内を容易にします。本来の案内役不在時でも案内が可能である他、特定の案内役への負担も軽減されるなどの利点があると言えるでしょう。
尚、今回の観察会見学では、都市部周辺域でも見所となる自然を見出すことは十分に可能であり、また必ずしも希少な生き物が観察会に必要とは限らないことが実感出来ました。能登で自然案内を行う上でも、その土地固有の生き物を伝えると同時に、身近な自然を伝えることが重要ではないかと私は考えます。一方、新治里山公園では、そこで里山の営みをする人に出会うことはありませんでした。能登の里山の多くは現役の里山であり、生活の場として機能しています。里山歩きを行えば農作業や枝打ち、山菜摘みやキノコ採りをする地元の人と出会うことがしばしばです。リアルで生の里山の営みを伝えることが出来るのは、能登の里山の大事な役割とも言えるでしょう。


今回はNORAの担当者が不在でしたが、今後も他団体の取り組みに継続的に参加し、交流を図りたいと考えています。

7月23日(土)いきものマイスター講義 [2011年07月27日(Wed)]
7月23日(土)の、いきものマイスターの講義について報告します。今回の講義では地域の里山紹介の取り組み紹介と野外での生き物調査の講習に加え、里山を活用した地域活性化についてのワークショップを行いました。

今回の講義を行ったのは輪島市三井町市ノ坂の集落の奥にある里山、通称「円山(まるやま)です。この円山は畑、水田、川、林が一体となった谷あいの里山らしい景観を持っています。水田ではモリアオガエルやモートンイトトンボ、オオコオイムシなど多くのカエルや水生昆虫が見られ、夏の夜にはホタルが多く見られます。現在では地元の方の水田に混じって、Iターン就農者が自然農法による水田に取り組んでいます。
この円山では2009年からモニタリングサイト1000による植物調査が毎月行われ、それに付随した植物観察会が金沢大学の伊藤浩二博士の指導と案内の元で行われています。この植物観察会は現在では里山歩きや食事会、更には地域による大豆栽培を行うにまで発展しており、その取り組みは「まるやま組」と呼ばれています。このまるやま組は月1回の植物観察会の他にも内外の視察受け入れも実施しています。その中心人物となっているのが、円山在住でいきものマイスター修了生(1期生)の萩野さんです。


今回は、三井町在住のいきものマイスターである萩野さんと山下さんを講師に迎え、まるやま組の体験を通じて地域の里山資源の利用について考える為の講義を行いました。


1.まるやま組コンセプトの紹介.
講師:萩野由紀(いきものマイスター1期生)


2.まるやま散策と水生生物調査講習
講師:野村進也


3.昼食,三井の食についての講義
講師:山下祐美子(いきものマイスター1期生)


4.ワークショップ:里山を活用した地域活性化


ファシリテータ:赤石大輔.


1.まるやま組コンセプトの紹介
今回の講義は、「2.まるやま散策と水生生物調査講習」を除き、萩野さんの自宅で行いました。簡単に自己紹介を行った後、まずは萩野さんより「まるや組コンセプトの紹介」と題した、まるやま組の活動概要の紹介がありました。



2.まるやま散策と水生生物調査講習
ここからは、まるやま組で行われている里山歩きを行い、更に水生生物調査の実習を行いました。その前に、生き物の調べ方についての講習です。ここでは、いきものマイスターが2010年度に作成した「能登のいきもの大図鑑」の使い方についての説明を行いました。この「能登のいきもの大図鑑」は能登で見られる代表的な水生甲虫(ゲンゴロウ、ミズスマシ、ガムシなど)と水生カメムシ類(アメンボ、マツモムシ、オオコオイムシ、ミズカマキリなど)の実物大標本の写真を掲載すると共に、その見分け方を説明するないようになっています。詳しくは、過去のいきものマイスターのブログをご参照下さい。

能登のいきもの大図鑑の使い方について



「能登のいきもの大図鑑」の使い方が終わったら、早速外に出てまるやまの里山歩きを始めます。まずは萩野さん宅の目の前にある大豆畑の紹介です。この大豆畑は農林水産省の「食と地域の交流促進対策交付金」による支援を受けて、本年度から始まった事業です。この事業ではまるやま組により定植を行いました。しかし植えたそばからネキリムシ(タマナヤガなどの幼虫)の食害を受け、最初に植えた苗の殆どが被害を受けてしまいました。その後は地域の人の知恵を借り、新たに植えた苗に竹の皮を巻くなどして、茎への食害を防ぐ試みを行っています。最終的にはこの大豆による醤油作りなどを目指しています。


ここからは、水生生物調査講習の現場まで暫くの里山歩きです。この円山では6月にゲンジボタルが大発生しました。7月2日(土)には三井小学校や地域の人と共にホタルの観察会を行いました。既にゲンジボタルは下火でしたが、代わってヘイケボタルが大盛況でした。特に前述したIターン就農者の新井さんの水田では、他の水田以上に多くのホタルが集まっていました。この観察会には今回の講師を務める萩野さん、山下さん、更にいきものマイスターからは野村と赤石も参加しましたが、子供たちの喜びようは物凄いものでした。

散策コースにはキイトトンボ、オオイトトンボ、シオカラトンボ、オオシオカラトンボ、ショウジョウトンボ、アキアカネなど、里山のトンボが見られます。既に終息時期ではありますが、6月頃にはこの円山でモートンイトトンボ(環境省・石川県共に準絶滅危惧)も新井さんの水田で大発生していました。

里山歩きの後、水生生物調査講習の現場に到着です。講習場所は、新井さんの耕作する水田です。水田は元々は耕作放棄地だったものを、2年前から新井さんが引き受けたものです。ここでは現在、モートンイトトンボ、アキアカネ、マダラコガシラミズムシ、モリアオガエルなど希少な生き物を始めとした多くの水生生物が見られます。
受講生には実際に網を持って貰い、水田のあちこちを掬って貰います。ケシゲンゴロウ、ヒメゲンゴロウ、コガシラミズムシ、ヒメガムシ、クロイトトンボ属幼虫、シオカラトンボ属幼虫、マツモムシ、コミズムシ類、オオコオイムシ、モリアオガエルのオタマジャクシなど、あっという間に色んな生き物が集まりました。
1通り生き物を集めたら、改めて「能登のいきもの大図鑑」で生き物の同定を行います。「能登のいきもの大図鑑」に載っていないオタマジャクシやトンボ幼虫については、水生生物調査実習の講師を務める野村が見分け方や生態の説明を行いました。
今回の調査では、三井町では暫く見つかっていなかったゲンゴロウの幼虫が2個体も発見されました。以前、新井さんは農作業中ガムシを見つけていますが、いずれも現在の能登では希少種です。意図せずして、こうした希少種が見つかってしまうあたりが、円山の生き物の豊富さを反映していると言えましょう。


3.昼食,三井の食についての講義
昼は、いきものマイスター修了生の山下さんが中心になって作った昼食を頂きます。昼食にはナスの揚げ出し、豚バラ肉のガーリック味仕立て、地の野菜を使ったチラシ寿司など9品目以上が上がりました。今回の昼食では山下さん宅で収穫された野菜を含めた、地の物を使ったメニューについて山下さんからの解説を交えながら、各自が思い思いの場所で食事を摂ります。

食事の後は、山下さんから地域の食についての講義がありました。山下さんは地域の食に対する想いに触れながら、地域の食の現状を説明しました。地域では作りすぎた野菜が利用方法もなく捨てられてしまうこと、過疎高齢化による農業人口の減少、戦後の食生活の変化更に1人暮らしや夫婦のみで生活する高齢者らが手間のかかる自炊よりも弁当や出来合いの食品を買って食事を済ませている現状などに触れました。地の食材の豊富な能登という地域でも、地域の食の文化が失われている現状は、山下さんも修了課題の為の聞き取り調査で初めて知ったそうとのことです。
現在、山下さんは子育てネットの支援を受けて親子クッキングのような催しを行っていますが、ただ補助金を消化するだけのような活動に疑問を持ち、もっ積極的な活動をしたいとの考えを述べました。


4.ワークショップ:里山を活用した地域活性化
このワークショップでは受講生から講師に至るまでの1人1人が、能登の里山という資源の利用とその課題について、思い思いの意見を述べました。以下に、その意見の一部を紹介します。


・希少種保全や伝統生活を守るのは大切だが、その活動をいかに持続させる?
・最近では、ショッピングセンターなどがどこの地方都市にも目立つようになり、中途半端で似たような田舎が増えた。しかし奥能登は未だに田舎らしい風景を残していて、貴重だと思う。
・(新井さん)就農したが、それでも半農家・半消費者でありたい。農業は決して順調ではないが、3年通じて順調だったら、今のように周囲に助けて貰えることはなかったと思う。
・世界農業遺産に認定されたのはいいことだが、自分も周囲も含め実感がなく、地元の魅力を上手く伝えることが出来ないジレンマがある。
・折角の農業遺産認定も、地元民が一番実感がないのが残念で勿体ない。
・かつては能登を出たくて金沢に進学したが、進学先で祭りの研究をして、初めて能登という土地のことに気付くことが多かった。


最後には野村から横浜出張の報告、更に受講生の修了課題についての話をして、この日の講義は終了です。当日は好天に恵まれ、絶好の野外日和に恵まれました。学舎を飛び出しての講義は、普段と一味違ったいきものマイスターの講義になったのではないでしょうか。

金蔵オープンビレッジ [2011年07月15日(Fri)]
6月25日、輪島市町野町金蔵で、「金蔵オープンビレッジ -里山を未来へつなぐワークショップ」がありました。このワークショップは一泊二日の全過程を利用して、里山という資源と過疎高齢化という全国の集落が抱える問題をテーマに話し合い、この金蔵地区をモデルに持続可能な里山モデルを作り出そうという試みです。6月のいきものマイスターの講義は、この金蔵オープンビレッジ1日目への参加という形で行われましたので、ここで紹介させて頂きます。


町野町金蔵というのは、輪島市でも北西部に位置する集落です。五ヶ寺とも呼ばれる5つの寺(正願寺、正楽寺、慶願寺、圓徳寺、金蔵寺)を集落内に持ち、棚田や溜め池など里山らしい景観が広がる地域です。その景観は評判を呼び、美しい日本の歩きたくなるみち500選にも選ばれています。一方で、金蔵もまた全国の農村と共通の問題を抱えています。特に過疎高齢化は深刻で、僅か86戸の集落内の20代住民は僅か5%であるといいます。棚田も1つ1つの規模が小さく、十分な収入には結びつきません。素晴らしい景観を持つ里山を維持していくのも、容易でありません。今回のオープンビレッジでは、この金蔵を題材に里山の諸問題に取り組もうというものです。


オープンビレッジに集まったのは、県内外からの約60人です。集まった団体も、街全体をキャンパスとして生涯学習やイベントを行う大ナゴヤ大学、岐阜の飛騨で「クールな田舎をプロデュースする」と謳う株式会社美ら星(ちゅらぼし)、白山市の木滑で活動する(いきものマイスター受講生も在籍)木滑保全プロジェクト、穴水でボラ待ち櫓の復元などを行い里海里山を活かして地域の活性化に取り組む新崎・志ヶ浦地区里海里山推進協議会など、地域も活動も実に多様です。オープンビレッジ初日にはまず、これらの団体による活動紹介の講演がありました。

各団体の活動紹介も一段落したところで、金蔵の集落散策が始まりました。この日は生憎の雨模様、主催者側は当初から予定されていた集落散策を半ば諦めていたそうですが、オープンビレッジ開始後すっかり雨も上がっていきました。長く座りっぱなしの座学で疲れた参加者への配慮もあって、一度は中止した集落散策を盛り込むことが出来たようです。

田んぼ脇にはモリアオガエルの卵も見られます。溜め池周りでは、モリアオガエルの成体として一般に知られているように、池の上に突き出た樹木に多くの卵が見られますが、集落内の棚田では畔に産み付けられるようです。



集落散策後は夕食です。夕食には金蔵で採れた山菜料理を始め、魅力ある地の物が目白押しです。今回のオープンビレッジでは県外からの参加者や、金沢など都市部からの参加者も少なくありません。旬と地の物盛り沢山の夕食は、嬉しい限りです。


すっかりお腹も一杯になりましたが、オープンビレッジはまだ終わりではありません。最後には、グループワークです。棚田保全、交流、マーケティングなどの地域の課題を題材に班に分かれ、綿密な話し合いが行われました。各班には金蔵集落の住人1人以上が加わり、集落が抱える課題と現状を話します。私達参加者は1人1人が意見を出し合い、真剣な話し合いが続きました。

オープンビレッジは翌日まで続きましたが、いきものマイスターの講義としての参加は初日のみです。2日目を含めたオープンビレッジ全体については、こちらのブログも併せてご覧下さい。

限界集落★金蔵
1日目
2日目