#297〜言葉の持つ力〜
[2012年02月27日(Mon)]
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いけもとメール #297 《 2012.2.27 》
https://blog.canpan.info/ikemoto/
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おはようございます。池本です。
みなさん、生クリームは好きですか?(特に男性の方)
と、変な質問でスタートしましたが…
お酒も好きですが、甘いものも大好きな私。
先週のある日、朝から無性に甘いものが食べたくなり、
駅を出て職場に向かう途中のにあるローソンへ。
目指すはウチカフェスイーツ。
美味しそうなものがたくさんあり、迷いましたが
「純生クリームカスタードエクレア」を購入。
(3週間前、ダイエットの話を書いたはずですが…)
その日はエクレアを買いましたが、私としては
「生クリーム」が大好きなんですよね。
子供の頃、家で母親がケーキを作った時なんて、
生クリームを作っているところを味見と称して
横から食べるのが大好きでした。
と、そんな話を職場の女性と話したら…
生クリームが好きなんてめずらしい。特に男性は。
と言われてしまいました。
そんなはずはないだろう、生クリームはみんな
大好きなはず。ショートケーキだって、
生クリームだけで食べるのが幸せなのに。
ってな話をしていたら、その他の女性も「・・・」。
え、そうなの?
生クリームだけをたっぷりスプーンで食べると
幸せを感じる!と言う方、お知らせください!
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★今日の話
言葉の持つ力
■□───────────────────────
各種講演会を取材して、面白かった話、感動した話、
心温まった話、ためになった話を掲載している
「みやざき中央新聞」(http://miya-chu.jp/)。
その2月13日の社説に、心温まる、言葉の大切さが
書かれていましたのでご紹介したいと思います。
「涙の数だけ大きくなれる!」の著者、木下晴弘さんが
とあるハンバーガーショップに入った時のお話。
その日は混んでいて、レジに行列ができており、
木下さんは列の後方に並んでいたんですが、
前方から大きな怒鳴り声がしてきました。
どうやらレジのバイトの女性が、注文した商品の一つを
入れ忘れたようです。
その女性を大声で
「何しとんねん。とろいんじゃ、お前」
と、怒鳴りつける男性。
そしてその男性は、「もうエエわ」と怒りをあらわにし、
商品が入った紙袋を奪い取るようにして出て行ったそうです。
その後ろ姿に向かってバイトの女性は
「申し訳ありませんでした。すみませんでした」と
何度も何度も頭を下げる。
店内の空気は一瞬にしてとげとげしくなりました。
その怒鳴った男性の次に並んでいたのは
70歳くらいのおじいちゃん。
バイトの女性は今にも泣きそうな顔でしたが、
無理やり作った笑顔で、そのおじいちゃんに対して
「いらっしゃいませ。こちらでお召し上がりですか?」
と、何事もなかったかのように接しました。
そこで、おじいちゃんが静かな声でこう言います。
「お姉ちゃん、エラいなぁ。世の中にはさっきの人
みたいに自分の思い通りにならんかったら怒鳴り散らす
人がいる。
あの人もなんか急いどったんやろう。
あんなこと言われてあんたの心はもうズタズタのはずや。
にもかかわらず次に並んどるわしに笑顔で接してくれた。
わしにはあんたくらいの孫がおる。
あんたの笑顔を見て、その孫を思い出した。
これから孫に連絡を取ろうと思う。いや、ありがとう。
あ、コーヒーを一杯」
その言葉を聞いた途端、せきを切ったように女性の目から
涙があふれ出し、わんわん声をあげて泣き出したそうです。
しばらく涙が止まらずに泣いていると、横のレジに
並んでいた中年くらいの女性が
「あんた、本当にいいお仕事してるわよ」と声をかける。
とげとげしかったお店の雰囲気が、一瞬にして
和らいだそうです。
これぞまさに、言葉の持つ力ですね。
一瞬で人を傷つけてしまう事もできれば、
このおじいちゃんのように、初対面で、何の関係もない
間柄だったとしても、一生忘れない出来事にしてしまう
力も持っている。
恐らくこの女性、このシーンを一生忘れないでしょうし、
仕事にとりくむ考え方も大きく変わったのではないかと
思います。
そして、今まで以上にもっともっと人に優しく
なったんじゃないかなと。
言葉ってすごいです。
ほんの一言で人の人生に大きな影響を与えます。
今日もたくさんの言葉を発すると思いますが、
どうせなら、その人を、そして自分自身もハッピーに
なるような言葉を使いたいものですね。
自分の発する言葉を一番聞いているのは、
他の誰でもない、自分自身です。
自分のためにも、いい言葉を選んで使いたいですね。
そしていつか、特に意識しなくても、このおじいちゃんの
ような言葉を発せる人になりたいですね。
では、今週も楽しく元気にいきましょう!
※「みやざき中央新聞」は毎週月曜日、月4回発行。
購読料は1,050円/月で、1か月間無料で試読もできます。
同紙の社説から厳選して本になったのが
「日本一心を揺るがす新聞の社説」
水谷謹人さん著(ごま書房新社)
こちらもおススメです!
いけもとメール #297 《 2012.2.27 》
https://blog.canpan.info/ikemoto/
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おはようございます。池本です。
みなさん、生クリームは好きですか?(特に男性の方)
と、変な質問でスタートしましたが…
お酒も好きですが、甘いものも大好きな私。
先週のある日、朝から無性に甘いものが食べたくなり、
駅を出て職場に向かう途中のにあるローソンへ。
目指すはウチカフェスイーツ。
美味しそうなものがたくさんあり、迷いましたが
「純生クリームカスタードエクレア」を購入。
(3週間前、ダイエットの話を書いたはずですが…)
その日はエクレアを買いましたが、私としては
「生クリーム」が大好きなんですよね。
子供の頃、家で母親がケーキを作った時なんて、
生クリームを作っているところを味見と称して
横から食べるのが大好きでした。
と、そんな話を職場の女性と話したら…
生クリームが好きなんてめずらしい。特に男性は。
と言われてしまいました。
そんなはずはないだろう、生クリームはみんな
大好きなはず。ショートケーキだって、
生クリームだけで食べるのが幸せなのに。
ってな話をしていたら、その他の女性も「・・・」。
え、そうなの?
生クリームだけをたっぷりスプーンで食べると
幸せを感じる!と言う方、お知らせください!
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★今日の話
言葉の持つ力
■□───────────────────────
各種講演会を取材して、面白かった話、感動した話、
心温まった話、ためになった話を掲載している
「みやざき中央新聞」(http://miya-chu.jp/)。
その2月13日の社説に、心温まる、言葉の大切さが
書かれていましたのでご紹介したいと思います。
「涙の数だけ大きくなれる!」の著者、木下晴弘さんが
とあるハンバーガーショップに入った時のお話。
その日は混んでいて、レジに行列ができており、
木下さんは列の後方に並んでいたんですが、
前方から大きな怒鳴り声がしてきました。
どうやらレジのバイトの女性が、注文した商品の一つを
入れ忘れたようです。
その女性を大声で
「何しとんねん。とろいんじゃ、お前」
と、怒鳴りつける男性。
そしてその男性は、「もうエエわ」と怒りをあらわにし、
商品が入った紙袋を奪い取るようにして出て行ったそうです。
その後ろ姿に向かってバイトの女性は
「申し訳ありませんでした。すみませんでした」と
何度も何度も頭を下げる。
店内の空気は一瞬にしてとげとげしくなりました。
その怒鳴った男性の次に並んでいたのは
70歳くらいのおじいちゃん。
バイトの女性は今にも泣きそうな顔でしたが、
無理やり作った笑顔で、そのおじいちゃんに対して
「いらっしゃいませ。こちらでお召し上がりですか?」
と、何事もなかったかのように接しました。
そこで、おじいちゃんが静かな声でこう言います。
「お姉ちゃん、エラいなぁ。世の中にはさっきの人
みたいに自分の思い通りにならんかったら怒鳴り散らす
人がいる。
あの人もなんか急いどったんやろう。
あんなこと言われてあんたの心はもうズタズタのはずや。
にもかかわらず次に並んどるわしに笑顔で接してくれた。
わしにはあんたくらいの孫がおる。
あんたの笑顔を見て、その孫を思い出した。
これから孫に連絡を取ろうと思う。いや、ありがとう。
あ、コーヒーを一杯」
その言葉を聞いた途端、せきを切ったように女性の目から
涙があふれ出し、わんわん声をあげて泣き出したそうです。
しばらく涙が止まらずに泣いていると、横のレジに
並んでいた中年くらいの女性が
「あんた、本当にいいお仕事してるわよ」と声をかける。
とげとげしかったお店の雰囲気が、一瞬にして
和らいだそうです。
これぞまさに、言葉の持つ力ですね。
一瞬で人を傷つけてしまう事もできれば、
このおじいちゃんのように、初対面で、何の関係もない
間柄だったとしても、一生忘れない出来事にしてしまう
力も持っている。
恐らくこの女性、このシーンを一生忘れないでしょうし、
仕事にとりくむ考え方も大きく変わったのではないかと
思います。
そして、今まで以上にもっともっと人に優しく
なったんじゃないかなと。
言葉ってすごいです。
ほんの一言で人の人生に大きな影響を与えます。
今日もたくさんの言葉を発すると思いますが、
どうせなら、その人を、そして自分自身もハッピーに
なるような言葉を使いたいものですね。
自分の発する言葉を一番聞いているのは、
他の誰でもない、自分自身です。
自分のためにも、いい言葉を選んで使いたいですね。
そしていつか、特に意識しなくても、このおじいちゃんの
ような言葉を発せる人になりたいですね。
では、今週も楽しく元気にいきましょう!
※「みやざき中央新聞」は毎週月曜日、月4回発行。
購読料は1,050円/月で、1か月間無料で試読もできます。
同紙の社説から厳選して本になったのが
「日本一心を揺るがす新聞の社説」
水谷謹人さん著(ごま書房新社)
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