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IIHOE [人と組織と地球のための国際研究所]

「地球上のすべての生命にとって調和的で民主的な発展のために」を設立目的に、「社会事業家のマネジメント支援」、「ビジネスと市民生活を通じた環境問題・社会的課題の解決」、「2020年の地球への行動計画立案」に取り組むNPOです。


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【報告!】理事・事務局長のための 支援力!パワーアップ研修 in別府 [2008年08月13日(水)]
去る8月10日・11日、中間支援組織の理事・事務局長を対象とした、
「理事・事務局長のための 支援力!パワーアップ研修」
を開催しました。


「支援センター・ネットワーク組織の中期戦略づくりを
オンパクのまちで学ぶ!」

と題して開催した今回の研修。

別府のまちづくりに取り組む「オンパク」(別府八湯温泉泊覧会)
の立ち上げからの経緯のお話や、別府鉄輪温泉のまちあるきを
交えて、地域の中での “市民活動支援”の戦略づくりを考えました。

当日は神奈川、大阪、山口、長崎など全国各地から、
13の組織・計15名の方々にご参加いただきました。
ご参加くださったみなさま、ありがとうございました!

詳しい内容報告は続きへ
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【報告】理事・事務局長のための
支援力!パワーアップ研修 in 別府

〜支援センター・ネットワーク組織の
  中期戦略づくりをオンパクのまちで学ぶ!〜
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1日目:08年8月10日

■自己紹介ワーク 
■講義「支援センターが持つべき7つのチカラ」(川北)




<NPOを支援する基盤> 
 制度: 特定非営利活動促進法も、認定制度も、不備・不全
      新・非営利法人法まもなく施行
 施設: 支援センターはもはや300箇所以上!
 人材: ボランティア希望者は増えているが、継続しない?
      有給職員の低賃金+重労働+早期退職の理由は?
 資金: 助成制度は拡充基調。 しかし寄付は増えず?

<NPO支援センターの現状> 
 総数は約400か所
 NPO・市民活動支援センターの本来的な使命は、
  「市民活動の支援」か、「地域の課題解決と理想実現」か?
 地域にとっての社会貢献はボランティアの活発化か、
 地域課題の解決か?
 手段を目的とせず、地域の課題解決や理想の実現のために
 活動していることを忘れてはいけない。

 地域の未来のために、本当に大切なことを実現できるように、
 全力を尽くす!
・ 出し惜しみしない
・ できないフリしない
・ 諦めない
・ 「誰かがどうにかしてくれる」なんて甘えない!

 そのために必要なこと
・ 地域の課題・理想は把握しているか?
・ 課題の原因・背景は理解しているか?
・ 課題解決のプロセスは見えているか?
・ 地域の資源を巻き込んでいるか?
・ 合理的な見通し+計画を伝えているか?
・ 進捗=途中の成果も伝えているか?

 中間支援として知っておくべきは、ノウハウではなく、
  「なぜそんなことが起きているか」 の“WHY”

 委託者=自治体側の問題として
  予算は「資料+担当スタッフ人件費のみ」 
  「つくる」ことだけ決めて、あとは間に合わせる

 委託者=市民側の問題として
  圧倒的な力不足
  育成体制もない

→そもそも「支援とは何か?」がわかっていない

<支援センターは病院である>
 教える、場を与えるのではなく、課題を解決し、理想を実現する。
 求められる基本的な機能は
  緊急救命(ER) 
  治療
  予後
  予防(予防研究、予防広報、予防行動)

<支援センターが持つべき7つのチカラ>
・相談対応力
・調査・情報収集力
・編集・発信力
・コーディネート・ネットワーキング力
・資源提供力(人材、物品、資金)
・内部の人材育成力(スタッフ、理事)
・政策提言力
(詳しくは「NPOマネジメント」第44号を、ぜひご参照ください)

 →目的は地域の課題の解決。
  その解決のための仮説を持っていないといけない。

■ オンパクはどう生まれ、どう育ってきたか
(特)ハットウ・オンパク 野上泰生様




 明治時代は保養目的で訪れる人が多かった。
 別府観光の父・油屋熊八氏
 アメリカでツーリズムを学び、別府へ。
 地獄めぐり、バスガイドなど、後の九州の観光の枠をデザインし、
 別府第2の発展期に。
  →しかしその後、発想が依存型に。
   湯布院が有名になり、別府が衰退しはじめる。

 平成8年8月8日
 「別府宣伝協会」と「別府観光産業経営研究会」
 の呼びかけで「別府八湯独立宣言」
 依存体質からの脱却を図る。

 パソコン通信時代からいち早く「別府八湯メーリングリスト」を発足。
 様々なイベントを企画、開催。 

 竹瓦温泉が壊される危機!
 「竹瓦温泉を守ろう」と、様々な活動。
 筑紫哲也さん招いてフォーラム開催。
 平成10年12月に地元の数名で「竹瓦倶楽部」発足。
 目的は竹瓦温泉の保存、まちづくり。
 情報発信して人を集め、なんでもやる。

 地域にあるもの(資源)を活かそう!
  町を歩こう!→ まちあるき、竹瓦界隈路地裏散歩へ
   ガイドをつけて歩いて、生まれた町の面白さを実感。
  別府八湯ウォーク
   まちの人が町のよさに気付く
   町のメンテナンスができる 
   色んな人が来てくれる
   メディアにとりあげられる
 「町をつかって遊ぼう!楽しもう!」という取組の数々
   路地裏文化祭(秋):「裏が表の10日間」
   温泉文化祭(春):「温泉だらけの1週間」
   別府八湯「浴衣でピンポン」
   別府八湯温泉道 
   地域通貨 湯路
   地域を語る人を育てる ガイド事業を次々立ち上げる
    →メディア露出大。各店のママがまちづくりへ。
     モチベーションアップ。
     コミュニティカフェ「サロン岸」の設立

平成16年にNPO法人へ 
 広がりと限界
 竹瓦温泉保存には成功したが・・・
 ボランティアワークの限度
 資金・人・サービス

オンパクの挑戦!
・ ボランティアでも難しい課題に取り組む
・ ウェルネス産業興し
・ 別府八湯 温泉泊覧会の開催!
・ 地域の中小事業者・個人が主役(多くの事業者が関わる)
   人をおだて、モチベーション高める。 → 一般事業者も絡める
・ まちづくり理論派と、一般女性のまちをおしゃれに見せる企画の
  コンビネーション

オンパクプログラム 他地域への展開
 他地域での展開のための地域資源の洗い出し。それを表現する人の発掘。
 人と地域資源をつなげる。
 →いかに売れるようにするか。
  理念と売れるようにするためのせめぎあい。
 →モデル化
   2008年オンパク:100種のプログラム 
    約3000人が参加 地元会員5500人。
 
オンパクの機能
 ・ 人材やサービスが育ちやすい環境(見本市) 
 ・ 地域の苗場 集中した出口
 ・ ひとつひとつの効果
 ・ お金を集める機能。資金の回収と再投資
 ・ 地域苗場としてのオンパク
 ・ 集客を支援
   例)投資、地獄蒸し釜、エコツアー

オンパク(別府のまちづくり)をやって変化したこと
 内部=まちづくり意識の一般化 (一部の人が語るだけじゃない!)
 外部=別府への評価
  
<川北よりコメント>
 支援の主体と客体
 NPOを支援しているのか、まちづくりを支援しているのか
 主役は誰か。担い手がだれか。
 地域に課題がある時、その担い手は誰か?
 人がいるなら、相手の力を補う(支える)
 人がいないなら、どの人に気付いてもらえばいいか

 「NPOを支援する」のではなく、
 個々のNPOをどれだけ支援しているか。
 「まち」ではなく「あのまちのこの場所・この団体」になっているか

 団体の数が増えることが、本質的なものさしではない。
 担い手は私たちでない。
 その担い手が育つよう支援するのが、我々の仕事。

 オンパクがすごいのは、
 担い手を自分たち自身で内発的に作ってしまったこと。

 中間支援に求められる相談対応として、来た人の対応では遅い。 
 まちの課題を見極め、準備しておくことが必要。
 支援のメニューを、半歩リードしてつくれるか。

 団体の活動を紹介することが重要なのではない。
 地域のために時間を割いている人を可視化。
 個々の団体を見て、医療機関としての往診を。

■個人ワーク
● 各センターの中間戦略を作る
● 地域のこれまで10年 / これからの課題
    センターの課題 / これからの10年の戦略

2日目:8月11日

■まちあるきの様子(鉄輪温泉地区)



■個人ワーク
■ポスターセッション




■まとめ
(特)せんだい・みやぎNPOセンター 加藤哲夫様
・ 組織の内側のニーズと外側のニーズをごちゃごちゃにしないこと。
・ 組織内部の課題である人材育成については、まず業務の定義が必要。
・ 課題解決は事業に落とし込んで考える。
・ 計画には数値を定めた目標が必要。それに応じて何をどこまでやるかが決まる。
・ 地域課題解決の大きなしくみを持って行動を考えることが必要。

川北から
・ 各センターの計画は、具体例に乏しい。どこに焦点を当てて、どう変えていくのか。
 ネットワークを一緒に考えてくれる人を考えることが重要。
・ どこと結びつきたいのかを、もっと具体的に持つこと。
・ まずは地域の各団体の状況把握から。団体ごとのカルテをつくる。
 →問診表と同じ。
・ 本気になってくれそうな人の懐に踏み込む。
・ 数で把握することを躊躇しないでほしい。
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