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小水力発電の歴史講座がスタート [2016年09月15日(Thu)]

 飯田地方の小水力発電を学ぶ歴史講座が14日(木)、旧飯田測候所で始まりました。

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 この講座は南信州自然エネルギー普及協議会が企画して、明治から戦前にかけて地域で行われていた水力発電事業を3回にわたって学習します。
 第1回テーマは「飯田電灯の電気事業史 松川第一発電所の技術と歴史、その遺産」。
 飯田市役所の小水力発電コーディネーター・岡部忠美さんを講師に迎えて、鉄道にも電気を供給していた「飯田電灯株式会社」の歴史を学びました。

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 飯田電灯株式会社は1899(明治32)年に松川第一発電所を建設し、当時の飯田町や鼎村、松尾村、伊賀良村などへ電気を供給して1918(大正7)年、伊那電車軌道株式会社に吸収合併されました。
 講義では会社創立の経過や、当時の発電技術、伊那電車軌道が手がけた発電所について、当時の写真やエピソードを交えて詳しく紹介されました。

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 興味深いエピソードとして、当初、飯田周辺では飯田電灯と、これとは別に発電事業を目指すグループが存在しました。
 飯田電灯が先行して事業を行ったため、地域内でしがらみが残ってしまったそうです。

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 また、松川第一発電所で使われていた水車が、偶然発見されたエピソードも。
 松川第一発電所は後年廃止されて、現在は松川ダム湖に水没しています。
 2003年、ダム付近で地域の清掃活動に参加していた中部電力の社員の方が、山の斜面に放置されていた水車2基を見つけて、記録確認や聞き取り調査の結果、当時使われた中部地方最古のペルトン水車と確認されたそうです。
 この水車、1基は中部電力飯田営業所の敷地内、もう1基は愛知県日進市にある中部電力の電力史料館に展示されています。

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 会場には、資料として発電所位置図や新聞記事、関連書籍も展示されて、終了後には参加者が熱心に見入っていました。

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 第2回は10月7日(金)、第3回の現地勉強会は11〜12月に開催されます。
 どなたでも聴講いただけますので、関心のある方はぜひご参加ください。

<第2回講座>
 内 容:上郷電灯株式会社の歴史
 期 日:10月7日(金)18:30〜
 会 場:飯田市旧飯田測候所(飯田市馬場町3丁目411番地)
 参加費:1,000円
 定 員:30人 ※申込制
 申込締切:10月4日(火)(先着順)
 申込先:南信州自然エネルギー普及協議会(事務局 NPO法人南信州おひさま進歩)
     FAX : 0265-56-3712/TEL : 0265-24-4821

※第3回は11〜12月にかつての発電所跡を訪ねる現地勉強会を予定しています。
※連続講座ですが各回ごとの募集となり、必ずしも全講座に参加する必要はありません。