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旧飯田測候所の旧標準木 [2015年04月02日(Thu)]

大正時代から気象観測を行っていた旧飯田測候所の業務の中には、生物季節観測という植物や動物の開花や初鳴きを観測するという仕事もありました。2006年まで桜の標本木として観測が行われていたソメイヨシノは現在でも旧飯田測候所で見ることが出来ます。

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桜の開花というのは、気象庁が定義するところによると花が5〜6輪咲いた状態のことをいいます。この旧標本木は3月30日の昼に5〜6輪の花が咲いておりましたので、今年の開花日は3月30日となります。今日4月2日はだいたい5部咲きといったところです。

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この旧飯田測候所で開花宣言を行っていた中で新しい年から3年間の開花日を調べたところ、2004年⇒4月2日、2005年⇒4月9日、2006年⇒4月7日が開花日となっています。これによると今年は3日〜10日早い開花であったことになり、他地域の開花状況をみても今年は平年より早い開花となったようです。
いよいよ本格的なお花見シーズン。今週の日曜日4月5日(日)は橋北地区でもさくらまつりが行われます。しかし天気予報をみると明日から週末にかけて雨予報・・・。満開の時期を狙ったような雨に悲しさがありますが、雨の合間をぬってぜひ旧飯田測候所の桜を見に来てください。