夕張の新しい波
[2009年06月30日(Tue)]
夕張が財政破綻だと話題になって2年以上たつわけですが、新しい動きが出てきています。
それは、生キャラメルの花畑牧場の工場ができたことです。
工場ができたといっても、もともとあった施設の改造で、すっごく短期間で改装してしまったとのことで、地元の人には戸惑いの声も聞かれているとのこと。
とはいえ、ドッグイヤーで動く民間の企業らしいスピードで、夕張に雇用を生みだしています。
工場の中は、ガラス越しで見えるようになっています。
一生懸命働く姿は、ちょいとお値段の張る生キャラメルがこのようにできたのかと、納得のいくものですが。
見方によっては、このように見せるのは動物園のようでもあります。
ここで働いているのは、高齢者が多く、高齢化率の高い夕張市ならではという感じもします。
聞くところによると、生キャラメルづくりは、けっこうキツイ仕事だそうで、雇用促進の助成金がもらえる最低限の4-5時間程度の労働ではいいのですが。フルタイムではキツイそうで。年金+4-5時間労働という高齢者は続くのですが。フルタイムの若い労働者は続きにくいのだそうな。
とはいえ、この施設のおかげで、観光客が増えていることも事実で、老人ホームがやたら目立つ夕張からの脱却へのひとつの糸口になりそうです。
新しいログハウス風の建物も建設中で、新しい観光スポットとして発展しそうな予感です。
この事業は、「夕張」というブランドがあるから出来る面も大きく、これから財政破綻をする地域のモデルとなるのかは疑問とはいえ、町の強みをよく利用した事業だと思います。
そして、もうひとつ。
高齢者の多い夕張において、盲点となっているのが、若者への福祉だったりするのです。
高齢者は貧富の差が激しい傾向があるので、全ての人とはいえませんが、夕張の高齢者が意外と裕福な姿があります。炭坑の町だったということで年金が充実していて、年収300万円を超える高齢者がかなりの割合にいるそうで、いくら働いても年収300万円に達しないワーキングプアーの若者と格差が出てきています。
生キャラメル工場も、高齢者の雇用を生み出したというところは評価できるのですが。前述したとおり、必ずしも若者や現役世代の雇用はうまくいっているのか少し疑問です。
そんなことで、若者の居場所づくりや、雇用促進の仕組みを作ろうという動きもあります。
7月1日より事業認可が下りるとのことですが、いま生まれつつある事業なので、またの機会にレポートしたいと思います。
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それは、生キャラメルの花畑牧場の工場ができたことです。
工場ができたといっても、もともとあった施設の改造で、すっごく短期間で改装してしまったとのことで、地元の人には戸惑いの声も聞かれているとのこと。
とはいえ、ドッグイヤーで動く民間の企業らしいスピードで、夕張に雇用を生みだしています。
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一生懸命働く姿は、ちょいとお値段の張る生キャラメルがこのようにできたのかと、納得のいくものですが。
見方によっては、このように見せるのは動物園のようでもあります。
ここで働いているのは、高齢者が多く、高齢化率の高い夕張市ならではという感じもします。
聞くところによると、生キャラメルづくりは、けっこうキツイ仕事だそうで、雇用促進の助成金がもらえる最低限の4-5時間程度の労働ではいいのですが。フルタイムではキツイそうで。年金+4-5時間労働という高齢者は続くのですが。フルタイムの若い労働者は続きにくいのだそうな。
とはいえ、この施設のおかげで、観光客が増えていることも事実で、老人ホームがやたら目立つ夕張からの脱却へのひとつの糸口になりそうです。
新しいログハウス風の建物も建設中で、新しい観光スポットとして発展しそうな予感です。
この事業は、「夕張」というブランドがあるから出来る面も大きく、これから財政破綻をする地域のモデルとなるのかは疑問とはいえ、町の強みをよく利用した事業だと思います。
そして、もうひとつ。
高齢者の多い夕張において、盲点となっているのが、若者への福祉だったりするのです。
高齢者は貧富の差が激しい傾向があるので、全ての人とはいえませんが、夕張の高齢者が意外と裕福な姿があります。炭坑の町だったということで年金が充実していて、年収300万円を超える高齢者がかなりの割合にいるそうで、いくら働いても年収300万円に達しないワーキングプアーの若者と格差が出てきています。
生キャラメル工場も、高齢者の雇用を生み出したというところは評価できるのですが。前述したとおり、必ずしも若者や現役世代の雇用はうまくいっているのか少し疑問です。
そんなことで、若者の居場所づくりや、雇用促進の仕組みを作ろうという動きもあります。
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