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STILL ALIVE

2001 ニューヨーク同時多発テロによる海外渡航自粛
2002 SARS(重症急性呼吸器症候群)による渡航規制
2003 鳥インフルエンザによる東南アジアへの渡航規制
2004 スマトラ島沖地震による津波被害
次は何が起きるのか?

ここ、数年、観光で生きているタイ・プーケットは、毎年のように、数々の苦難が襲っているが、立ち直っている。
しかし、今年、2005年は、すでに津波被害からの復旧が終わったにも関わらず「日本人観光客だけがプーケットに来ない」という現象が発生。それは、タイ・プーケットで、現地のタイの人たちと共に暮らし続けている日本人たちを直撃。それでも、力強く、楽しく、生きている。そこには、今の日本社会が失った大切なものが生きていた。

ブログ名同名のドキュメンタリー映像の製作に関する話題。
風評観光被害の他に、地球温暖化の問題、コミュニティの再生、人間の回復、地域の再生、貧困問題などを取り上げてゆきます。
ツナミクラフトの「さをり織り」の情報。
エコロジーシアター「天の浮舟」情報も。


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夕張の新しい波 [2009年06月30日(Tue)]
夕張が財政破綻だと話題になって2年以上たつわけですが、新しい動きが出てきています。



それは、生キャラメルの花畑牧場の工場ができたことです。

工場ができたといっても、もともとあった施設の改造で、すっごく短期間で改装してしまったとのことで、地元の人には戸惑いの声も聞かれているとのこと。

とはいえ、ドッグイヤーで動く民間の企業らしいスピードで、夕張に雇用を生みだしています。



工場の中は、ガラス越しで見えるようになっています。

一生懸命働く姿は、ちょいとお値段の張る生キャラメルがこのようにできたのかと、納得のいくものですが。
見方によっては、このように見せるのは動物園のようでもあります。

ここで働いているのは、高齢者が多く、高齢化率の高い夕張市ならではという感じもします。
聞くところによると、生キャラメルづくりは、けっこうキツイ仕事だそうで、雇用促進の助成金がもらえる最低限の4-5時間程度の労働ではいいのですが。フルタイムではキツイそうで。年金+4-5時間労働という高齢者は続くのですが。フルタイムの若い労働者は続きにくいのだそうな。

とはいえ、この施設のおかげで、観光客が増えていることも事実で、老人ホームがやたら目立つ夕張からの脱却へのひとつの糸口になりそうです。

新しいログハウス風の建物も建設中で、新しい観光スポットとして発展しそうな予感です。


この事業は、「夕張」というブランドがあるから出来る面も大きく、これから財政破綻をする地域のモデルとなるのかは疑問とはいえ、町の強みをよく利用した事業だと思います。


そして、もうひとつ。

高齢者の多い夕張において、盲点となっているのが、若者への福祉だったりするのです。
高齢者は貧富の差が激しい傾向があるので、全ての人とはいえませんが、夕張の高齢者が意外と裕福な姿があります。炭坑の町だったということで年金が充実していて、年収300万円を超える高齢者がかなりの割合にいるそうで、いくら働いても年収300万円に達しないワーキングプアーの若者と格差が出てきています。
生キャラメル工場も、高齢者の雇用を生み出したというところは評価できるのですが。前述したとおり、必ずしも若者や現役世代の雇用はうまくいっているのか少し疑問です。

そんなことで、若者の居場所づくりや、雇用促進の仕組みを作ろうという動きもあります。
7月1日より事業認可が下りるとのことですが、いま生まれつつある事業なので、またの機会にレポートしたいと思います。




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久しぶりの夕張 [2009年06月30日(Tue)]


久しぶりに夕張にやってきました。

一年ぶりでしょうか。

それにしても、この季節、生命がはじけています。





久しぶりに、仲間たちと再会してきました。

手織り工房レラは、大量発注を受けて大忙しのようでした。
地域のボランティアの体制もいい感じになってきています。
いまは、製品づくりに忙しくしているのですが、普段のボランティアさんたちは仲間たちにさをり織りを教わっているのだそうで。織るのが楽しくて手織り工房レラに通っているそうです。

そして、今回はタイの反物を持って行きました。
タイのさをり織りの反物を見て、ずいぶん刺激を受けていたようです。

あの布はどのように作ったのか・・・
この部分はどのようにして作ったのか・・・
仲間たちは興味津津でした。

この感覚が楽しいんですよね。



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フェアトレードフェスタinさっぽろ2009 [2009年06月28日(Sun)]
フェアトレードフェスタinさっぽろ2009に参加してきました。

ゴールデンウィーク以来の好天の週末ということで、たくさんの方がいらっしゃいました。
北海道は、フェアトレードショップが60-80軒あるというフェアトレードが活発な地域ということもありますが、観光客も街を往来する人もいらっしゃいました。



フェアトレードフェスタinさっぽろは、札幌のシンボルのテレビ塔のすぐ脇の芝生がとてもきれいなところで開催されています。




ステージやワークショップブースでは、熊本、大分、神戸、東京などから集まったフェアトレードの実践者や研究者がトークショーなどを開きました。
わたしもくっちゃべってきました。



「日本のフェアトレード」明石書店の著者 拓殖大学の長坂寿久先生の講演


また、様々な国の文化を知るイベントも行われました。



ブラジルのカポエイラ


民族の誇りを伝承するために行われているのでしょうか、カポエイラで使われる弓のような楽器、一見、ダンスのような武術が披露されました。




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札幌の一番いい季節かも [2009年06月27日(Sat)]
前日の夜に会議があったため、早朝の飛行機で札幌につきました。
この季節に札幌に来ることができるのってハッピーです。


花の中のテレビ塔



ベロタクシーもたくさん走っています



噴水では子供たちが水浴び






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北海道のタイ総合情報サイトに掲載されました [2009年06月27日(Sat)]
北海道には、北海道向けのタイ情報のホームページがあります。

その名も「北海道タイドットコム」というページです。



ここには、北海道でタイを感じることの出来る情報やら、タイと北海道の交流の情報、タイ語版の札幌地下鉄マップがあるなど北海道に住むタイ人のための情報などが掲載されています。

そんな情報ページに、2年前の夕張のリストバンドのことが転載されました。


2年前の事から、思い出したタイ語の言葉があります。

それは「ナムチャイ」ということばです。

直訳すると「心の水」ということになるのですが、意味的には「慈悲」や「思いやり」にあたります。

津波と夕張の二つのリストバンドは、まさに「ナムチャイ」の典型的な例です。

タイ人の「ナムチャイ」というのは、時にはタイ人に無茶苦茶なパワーを与えます。
津波の被災地を取材していて、何度も何度も聞いた証言なのですが。
タイ人には失礼かもしれませんが、いままであんなに働かないと思っていたタイ人が、津波の後、24時間寝ずに作業をして復興作業に当たったというものです。
津波の避難所では、寝る時間もあるため、深夜は工事をしなかったようですが、朝5時から夜12時まで休みなく働き、仮設住宅の建設を行っていたそうです。

どこかのブログに載っていたのですが、阪神大震災の時に、日本の被災地のためにタイのスラムからも義援金が届いたという事があったそうです。

まさにアメージング・タイランドです。

日本人も、やさしい思いやりの心を持っていますが、それをなかなか行動に移せないという所が問題だと思います。
そして、思いやりの気持ちを持っているのに行動に移せない事の言い訳なのでしょうか、思いやりの気持ちを行動に移している人を非難する人までいます。

なぜ、思いやりの心が行動に繋がらないのでしょうか。
そして、なぜ思いやりの心が行動に繋がるのでしょう。

このあたりが、見えてくると、日本が様々な人にもっとやさしい国になれる気がします。


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コーヒープレゼント [2009年06月25日(Thu)]
梅雨も後半戦に近づき、暑い夏に間もなく本格的に突入しようとしていますが。
そんな時は、一杯のコーヒーで涼んでみたいものです。

てなことで、コーヒープレゼントです。



以前紹介したフェアトレードコーヒー「浜松珈琲」が、カートカンと呼ばれる国産材の間伐材などで作られた紙の缶になって再登場。

最近では、有名な無農薬野菜などを売る通販会社に採用されたとのことで、品薄といううわさも聞こえてきています。



さて、どのようにしたらもらえるでしょう。

それは、横浜の「みなとみらい駅」の上にある、ショッピングセンター"クイーンズイースト"の4Fの「トラグーン+」というお店で、フェアトレードなどエシカルファッションの商品をお買い上げの際に「まいけるさんのブログを見た」と言うともらえちゃえます。

数量に限りがあります。お早めに。
それと、夏物セールも始まるそうなので、お買い得品と出会えるかも。



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北へ南へ [2009年06月25日(Thu)]
この週末から、大移動が始まります。

6/27.28 フェアトレードフェスタ in さっぽろ
7/8〜 TSUNAMIクラフト展 大阪
7/19〜24 屋久島 皆既日食ワークショップ
7/27〜  TSUNAMIクラフト展 船橋
8/4〜  TSUNAMIクラフト展 仙台

てなことで、

まずは、フェアトレードフェスタ in さっぽろ http://www36.atwiki.jp/fairfes2009/

フェアトレードフェスタ2009 inさっぽろ

〜お買い物でわかち合おう世界の幸せ〜
2009年6月27日 11:00〜18:00
2009年6月28日 10:00〜17:00

場所:大通公園1丁目

内容
フェアトレードブース、フェアトレードカフェ&マーケット、ワークショップ、ステージ&ファッションショー、キャンドルナイト etc

同時開催
地下街パネル展(場所:札幌地下街オーロタウン)

主催:フェアトレードフェスタ2009inさっぽろ実行委員会

後援:札幌市、北海道、札幌市教育委員会、(財)札幌市公園緑化協会、(財)札幌国際プラザ

協賛:NPO法人コンカリーニョ、学校法人北星学園、北星学園大学・北星学園大学短期大学部、(株)ナイアード、EarthCover、環境友好雑貨店これからや、Travessia、PeopleTree、(株)ボディクレイ、ワイルドツリー、水泳NPO

協力:アジア女性自立プロジェクト「AWEP」、ウイメンズショップ パッチワーク、FTSN九州、ぐらするーつ、札幌医科大学IFMSA 、シャプラニール=市民による海外協力の会、拓殖大学、ツナミクラフト、フェアトレードショップらぶらんどエンジェル、去O素



それと屋久島の件です。
こちらにはスタッフで参加です。

まだ、数人の枠があるみたいです。

貴重な機会です是非。

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  屋久島で体験する皆既日食と自然の神秘
   ネイチャーワークショップのご案内
------------------------------------------------

最近、空を見上げたことはありますか? 
地球が回っていると実感できるようなこと、ありましたか? 
7月22日、日本で46年ぶりの皆既日食が見られます。
この数十年に一度の大自然のドラマを、太古の自然が息づく屋久島で、
カラダとココロで感じてみませんか?

詳しくはコチラ
https://blog.canpan.info/nknk/daily/200904/07

日 程:7月19日(日)〜 7月24日(金) 5泊6日 
場 所:鹿児島県屋久島
ゲスト:中野民夫氏(ワークショップ企画プロデューサー)
対 象:海、地球、太陽、月に興味のある大人と子ども
定 員:大人12名 子ども6名 大人だけの参加も可
参加費:大人(13才以上):12万円、子ども(4才〜12才):5万円
     同伴の4才未満の乳幼児:1万円 
    ※現地までの交通費は含まれません。

 ※屋久島に渡る船の席に限りがあるため、定員になり次第、締め切ります。
お申し込み・お問い合わせ:letit@be-nature.jp
電話:03-5774-5801(ビーネイチャースクール/担当:帖佐ちょうさ)

主 催:ニコニコ・クリエイターズ 
共 催:Be-Nature School






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心のケアの織物で災害復興する村を訪ねる[動画] [2009年06月15日(Mon)]
PR映像をアップしました。

さをり織りは、40年前に大阪の女性が始めた現代手織り。2004年12月のインド洋 大津波から一ヶ月後、さをり織りが心のケアに役立つと注目していたタイで出家した日本 人僧侶アーチャン・光男・カヴェ・サコー師が、機織り機を持った3人のボランティアと ともに、数千人の被災者が住むタイ最大の津波避難所があるバンムアン村を訪れ、その日 のうちからさをり織りが始まった。
2007年2月、日本政府からの支援を受けて避難所の隣接地にさをり研修センターが完 成。ここでは、研修センターで織られた布のほかに、70キロ北にあるクラブリなど近隣 で織られた布を回収し、製品に加工します。また、敷地内でさをり織りの販売も行われており、現地の観光マップにも掲載されています。



ほら、現地に行ってみたくなったでしょう。

こちらで、エコとアートで復興する村を訪ねるホームステイツアーの募集をしています。




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ぜひお越しください。
エコツーリズムで災害復興する村を訪ねる[動画] [2009年06月13日(Sat)]
6月14日、岩手・宮城内陸地震から1年が経過しますが。甚大な被害に遭ったこりこま高原自然学校ではエコビレッジで復興しようとしているそうです。(この様子は昨年CANPANブログ大賞をとった「豊志のくりこま高原物語」に掲載されています)
一方、2004年12月のスマトラ島沖地震による大津波により、家や学校そして村人の三人に一人を失ったタイ・ラノーン県の小さな漁村でありタレノーク村では、マングローブの植林などのエコツアーで村づくりを行っています。
その様子をちょっとした映像にしてみました。


撮影 2008年8月


ほら、行ってみたくなったでしょう。

こちらで、エコとアートで復興する村を訪ねるホームステイツアーの募集をしています。

ぜひお越しください。


【関連記事】

タレノーク村へ

マングローブへ

マングローブの植林体験

熱帯雨林をトレッキング

コミュニティ開発の現場


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嘉門達夫を改めて聞いてみた [2009年06月11日(Thu)]
調べ物をしていて、たまたま見つけて、Youtubeの嘉門達夫の映像を閲覧しちゃいました。

あれから、14年以上たち、あの時の感情はどうだったのか、あの時の経験がその後本当に生かされたのか、リマインドしてしまいました。



嘉門達夫 怒りのグルーヴ〜震災編〜

泉谷しげると大江千里の叫びが強烈。



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FIFA W杯南アフリカ大会出場決定に想う [2009年06月07日(Sun)]
昨夜は夜更かしをして、中央アジアのウズベキスタンで行われているサッカーの試合の中継を見ていました。

しょっぱい試合ながらもウズベキスタン戦に勝ち、ワールドカップ出場の切符をつかんだ。その姿を見て、4年前を思い出した。

4年前のFIFAワールドカップドイツ大会のアジア地区予選突破の時は、タイ・バンコクにいて、サッカー取材をしていました。これが、津波の復興支援であり、このブログを始める直接のきっかけとなったのです。

阪神大震災の経験があり、その経験を活かして津波の復興支援をしているのに、前年にタイの政府機関のビデオを作成して縁があったのに、なぜ、津波から半年もたった6月から始めたのか。
正直、最も酷い被害に遭った地域ではないけど、被災地での暮らしというのは、再び味わいたいものではないからです。
確かに、助けてくれたお返しに、今度、何かあったときは、助けてあげたいという気持ちはありました。しかし、それ以上に、被災地での暮らしを再び味わいたくないという気持ちが強かった。

このもやもやした感じを、吹き飛ばし、津波の被災地に足を向けさせたのは、日本と北朝鮮とのサッカーの試合がタイ・バンコクで、しかもその試合でFIFAワールドカップの予選を通過できるという、ちょっとしたお祭りのようなものがあったからでした。

友人のフリーのスポーツライターが、無観客試合の場合はどのようにサッカーサポーターが応援をするのかという取材をするというので、面白そうなので、それにビデオカメラを持って同行したというものでした。
フリーのスポーツライターとの同行ですから、どこの媒体との契約がはっきりと決まらないうちに現地入りをするという無茶苦茶なものでした。
友人のフリーのスポーツライターは夕刊紙の記事の出稿が決まり、しばらくしてわたしの方もテレビ局との話がありましたが、ちゃんとした映像が撮れてなんぼという状態でした。

試合の数日前からスパチャラサイ国立競技場のすぐ近くのインターネットが使えるゲストハウスに宿をとり、競技場の周りを歩いて、どのように日本サポーターが応援をするのかのシミュレーションをした。
タイスポーツ省の庁舎を兼ねる競技場の裏(本当は正門)あたりには、ここがタイのスポーツの中心地であるというように、大小のスポーツ用品店が軒を連ねている。
店の前では、せっせとユニフォームの製作をしている。日本代表サポーター集団の一部はこの街で自分たちのユニフォームを作っているそうだ。バンコクは、アジア地区予選でアジアの国を転戦する代表選手を追いかけるのにも便利な、アジアの中継地点だからこそ選ばれたのだろう。

試合直前は、多くの日本のテレビ局のクルーが来ていたが、試合開始が近づくと、クルーの数が減ってきた。
正式な手続きを取った報道陣には、プレスパスというものが発行されるが。プレスパスが発行されるとその試合の取材をするために会場内に入らなくてはならないからだ。
こうなると、フリーの出番である。

競技場の方が落ち着いてきたので、4キロほど離れたカオサン通りの日本料理店に向かう。
ここでは、私設パブリックビューイングが行われ。タイに来ているバックパッカーの日本人たちが集まるという。
ここで、キックオフの所だけを撮影して、再び競技場に戻るという作戦だ。

なぜそうしたのかというと、当時の日本A代表チームは、前半に得点を入れることが稀だったからだ。だから先制点は、前半にないと踏んだからだ。そして、日没直後の前半終了後に、再び日本料理店に戻る作戦だ。

試合開始の撮影をして、試合当日は交通規制が行われるとの情報を得ていたので、バイクタクシーをチャーターして競技場に向かう。
放送に耐えるビデオカメラもコンパクトで軽くなったからできる芸当である。

渋滞の中をバイクタクシーは車の間をすりぬけてゆく。ライダーは、商売熱心なのか、バンコクに女の子がいるかとか聞いてくる。

競技場の敷地内に入る。タイではちょっとした健康ブームで夕方にスポーツをする人が多い。そのため、その他のスポーツ施設もある競技場の敷地内には入りやすい。
バイクから降り。カメラをもって、12番ゲートへ向かう。
なぜ12番ゲートかというと、サッカーサポーターは12番目のチームメンバーという自負を持っている。だからこそ、12番ゲートに集まるという習性を持っている。

12番ゲートの前には太鼓を持って応援する姿があった。
日本料理店のテレビで、その太鼓の音は確認していたが、本当に場外で応援していたのだ。
ビデオカメラのマイクを望遠マイクに切り替え、携帯電話を何台も持ったリーダー格のサポーターの姿を追った。これが、無観客試合なのに、試合内容とリンクした応援の謎を解くスクープ映像となった。

テレビ局に売れる映像が撮れた。
しかし、日本がワールドカップの出場を決めないと、その映像の価値がなくなってしまう。
再び、バイクタクシーに乗り、カオサン通りの日本料理店に向かう。
着いたら、後半戦が始まっていた。
まだ、点が入っていないようだ。

その後、大黒、柳沢と点を入れて、日本代表はワールドカップの出場を決めた。
これで、映像が売れる。友人の記事も売れる。

そんなことで、すでに復旧が進んでいるのに、観光客が戻らないという津波被災地のプーケットに足を運ぶことにした。

プーケットを選んだ理由は、友人のフリーライターが観光客の少ない観光地に行きたいという希望があったことが大きいのだが。
阪神大震災から10年で神戸の観光者数が震災前並みになったということもあり。災害の規模が小さく、復旧が早かったところでも、観光客が戻らないという風評被害があり。そのことが気になっていたからだ。
また、いったん被災地になると、人や物や金の流れが変わってしまう。
一時的な復興特需はあるものの、それが終わり落ち着いてきた頃に、弱い所や無理したところのほころびが出てきて、いろいろな事が起きる。
そのことは、あまり報じられない。
とはいえ、そのことを自分の経験だけでいくら言っても説得力はない。だから、現地を見てみないと話にはならないと思いプーケットへ向かった。

同じ町の中で日本代表チームがワールドカップ出場の切符をつかんだ。その勢いが、どこか避けていた津波被災地に足を向かわせる勇気を与えてくれた。

あれから4年経ち。
バンコクの空港も新空港となり。タイの政権も変わった。
日本代表チームもほとんどのメンバーが入れ替わった。
カオサンの日本料理店は、シーロムにも出店した後、つい最近カオサンの店も移転して心機一転した。
津波の被災地も行くたびに風景が変わって行く。

ワールドカップ出場を決めて、4年前のの原点と変化を感じた。



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広島県にツナミクラフト取扱店 [2009年06月06日(Sat)]
瀬戸内海に面した城下町、広島県福山市にツナミクラフトを取り扱う、エコロジー&オーガニックの店が最近オープンしました。
フェアトレードショップが少ないと言われる西日本では貴重な存在。


写真提供 HOPE


「HOPE」と名付けられたこの店は、社長さんと社員さんの、そして会社がどのように社会に貢献していくのかの希望が溢れています。

ここでは「MBKのフェアトレードショップ」という記事で紹介した「LOFTY BAMBOO」さんから、タイのさをり織りを直接し入れているため、「LOFTY BAMBOO」オリジナルの「LOFTY BAMBOO」と「SAORI for TSUNAMI THAILAND」のコラボレーションモデルが置かれています。
日本で直に見て買うことができるのは嬉しいです。

このお店は、いわゆる異業種参入組のフェアトレードショップだそうです。
フェアトレードショップには、やさしい人がボランティア的に自宅の一間を開放して始めたというところが多く、経営がうまくいかず、すぐに閉店してしまう所が多いのですが。
異業種参入組みは、卸・販売業については経験が少なくても、本業を他に持っていること、そちらでの経営の感覚を持っていることが強い。
経営の感覚は、サスティナブルにするためには必要なスキルです。

とはいえ経営して行くにしても、フェアトレードマーケットはまだまだ小さい。
マーケットが小さい理由の1つとして、身近にフェアトレード品を手にとって購入出来ないことががある。だから、10万人に1軒のフェアトレードショップがあるぐらいまでにならないと普及しないのかなとも思います。(10万人に1軒のフェアトレードショップが出来る物流コストなどが下がってきて、フェアトレード品の価格が抑えられる効果も期待出来ます)
最近、日本国民が1人当たり年間3円台という調査結果を目にしたことがあります。ちなみに、この数字が正確であるか、大きいか小さいかわかりませんが、世界で最も金額の高いスイスでは、1人当たり年間3000円ぐらいなのだそうです。
1人当たりのフェアトレード品の年間購入額がスイスの半分ぐらいにならないと10万人に1軒のフェアトレードショップも成立しないのかなと思うわけです。

とはいえ、ニワトリが先か、タマゴが先か、と言っていても仕方がない中で、エイヤァっと、地方都市でタマゴを産んだ、こういう店って、それこそ、フェアトレードの金のタマゴなわけです。
みんなで「希望のタマゴ」を大切に育てませんか。

福山市近隣の皆さん、ショッピングモールもいいけど、ちょっとこういう店も覗いてみてはいかがでしょうか。

そして、近隣ではない方は、瀬戸内の観光を口実に、お店にお寄り下さい。
福山市には、映画「崖の上のポニョ」のモデルになった「鞆の浦」があります。
隣接する街には、タイでは食用にされているカブトガニの博物館もあります。

また、イベントなどにも積極的に出店中とのことです、みかけたら是非お寄り下さい。


【ショップ情報】

“HOPE”
〒721-0963
広島県福山市南手城町1-7-10-101

TEL 084-971-9889


地図は福山商工会議所のWebサイトに掲載されています。






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15万アクセス達成しました [2009年06月06日(Sat)]
昨夜、このブログのアクセス数が15万を突破致しました。

いつも応援して下さっている方、ブログの内容に関心を持って頂いている方のおかげです。
感謝。

15万をひとつの区切りとして、記事の充実を計っていきたいと思います。
今後ともよろしくお願いします。





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ソトコトに掲載されました [2009年06月05日(Fri)]


とても小さくですが、10周年を迎えるエコ・ロハスの雑誌「ソトコト」に写真入りで掲載されました。

6月5日は国際環境デー、そして6月は環境月間ということで、環境関係の話題が多いのですが、そういうときは部数が伸びやすいだけにありがたいです。



さをり織りのツナミクラフトのパッチワークの財布やポーチが載っています。




地方の書店では置いてないケースも多い雑誌です。
前の号ですが、アマゾンで買えますので、近日通販でも購入出来るかと思います。



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有楽町で逢いましょう [2009年06月03日(Wed)]
有楽町の阪急百貨店で、3日から16日まで「エコウィーク」と題したイベントが開催されています。
その一環として、1Fイベント広場にて、月刊誌ソトコトとタイアップした「ソトコトサスティナブルワールドフェア」が行われています。
その一角に、ツナミクラフトのタイのさをり織りが販売されております。



津波被災地でつくられたさをり織りの他に、私たちの仲間のお店がたくさん出ています。

たとえば、ツナミクラフトのタレノーク村の石鹸をあつかってくれている下北沢の「アフリカンフォレスト」さん。
今回のオススメは、アフリカの西岸に浮かぶ島、マダガスカルで作られたバスケット。
この夏は、このバスケットを持って海岸や高原、そしてヨーロッパ旅行なんか行くと、すっごい素敵です。しかも、お買い得感溢れるプライス。
また、タンザニアでつくられた、とぼけた顔のライオンさんとキリンさん。
本当に強くなさそうな百獣の王が、あなたの部屋を和ませてくれます。

そして、さをり織りやバーンターンナムチャイの子供たちの作った製品を販売している横浜のクイーンズイーストの4Fにある「トラグーン」さん。
こちらは、蚊帳を利用して作られたバッグがチョーオススメ。
丸の内OLやキャリアウーマンに似合うイタリアンデザインのフェアトレード品。


さをり織りの上に載っているのが蚊帳で作ったバッグ


そんなことで、みどころいっぱいです。

これらの製品と有楽町阪急で是非逢ってください。


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