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「闇の子供たち」は闇から抜けられないのか・・・[2008年07月10日(木)]
人身売買問題に取り組み、錚々たるキャストやスタッフで作った7月公開予定だった映画「闇の子供たち」が苦戦しているようだ。

当初、7月公開だったのが、遅れて封切りが8月2日となり、上映する映画館も全国でたったの10箇所、どうにか二桁に乗せたという感じで。なんと東京は1箇所という淋しい感じになっています。

その様子に、闇に対して目をそらす日本人の姿というのを表しているようにも思います。

上映するには採算性という事が大きな要因になってくるわけですが、G8洞爺湖サミットさえ終わってしまえば貧困問題は話題からデリートされてしまうという読みがあってか、それが採算性が低いという判断に繋がった可能性もあります。

このままでは、闇の子供たちが、闇のままになってしまいます。

企画に賛同し協力した多くの方の気持ちや行動も闇に消えてしまうのか。






原作 梁石日
監督 阪本順治
出演 江口洋介、宮崎あおい、妻夫木聡、佐藤浩市、鈴木砂羽、プライマー・ラッチャタ、プラパドン・スワンバン
主題歌 桑田佳祐

公式ページ http://www.yami-kodomo.jp/

原作は、どこまでが事実でどこまでがフィクションかという事が分からないということで話題になった作品で。フィクションの部分も1つ1つの出来事が事実に起きている事が組み合わさっているだけにリアリティがある。
舞台はタイという事になっていますが、実際の現場は日本とタイの二国だけでなく、多くの国またがって起きていますし。どこの国でも起きうる可能性を持っています。実際、四川大地震の直後に、人身売買目的に被災地の子供をさらい、薬物を飲ませて移送していた人たちが、見つかって拘束されたという事があります。
日本国内でも、貧困がこれ以上進むと、国内でも顕在化してくる可能性があります。(既に問題が起きていて、米国での調査結果をうけて、日本人が海外で行う3−4倍が国内で行われているのでは?ということで調査に乗り出しているNGOもいますし。日本国内で命をかけて保護活動をしているNGOの人たちもいます)

一方で、タイでは児童買春や人身売買防止への活動が行われています。タイでの映画撮影が許可された背景には、タイが児童買春や人身売買の問題に対し取り組んでいるからこそ、プライドの高いタイ人が自らの国の恥の部分をさらけ出す海外の作品の撮影許可を下ろしたのではと思われます。
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