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バンニアンの夕市に再び[2007年11月28日(水)]
タレーノーク村での撮影が終わり車で2時間かけてバンニアンに戻ってきた。
バンニアンでは、週二回、水曜日と土曜日に夕市が開かれる。
市場って、どこでも、なかなかエキサイティングですが、観光地であるカオラック付近で、唯一、地元のタイ人たちの暮らしに直接的に接することのできるイベントだ。











外国人たちは、そこらのレストランで毎食300バーツとかそんな食事をしているのですが。ここでの買い物なら20バーツで腹いっぱいのものが買える。
ついつい、お金の価値について考えてしまう。
バンコクにいるときは10バーツが日本の100円ぐらいの価値なのかなと思うのですが、地方に行くと5バーツが100円ぐらいの価値となる。

そう考えると1リッター32バーツになったガソリンは、相当高価なものってことになる。
せっけん作り[2007年11月28日(水)]
今回、タレーノーク村に行った目的は、せっけんの制作過程を確認しにいくことでした。


タイ人は植物をこよなく愛していて
町の顔であるコミュニティーセンターの周りは花がたくさん飾ってある


町のコミュニティーセンターに行き、しばらく待っていると、見慣れた顔が集まってきました。
2月に訪れた時についで、またもや、会うやいなや、うちの王子が来ていないのか聞いてきた。ただでさえ子供が大好きなタイ人ですが、6カ月で日本からタイにきたという事がよっぽど印象的だったのでしょう。

せっけんは、固形化したパームオイルを熱し、水を加え、苛性ソーダを使わずに再結晶化という方法で作る。おかげで、泡立ちが細かく保湿成分が強い。
これがかなりの力仕事だ。
二人の女性が交代しながら杵をつく。





杵でついている間にハーブの調合をします。

そして、ころ合いを見計らって溶かして水と混ぜたパームオイルに入れます。

それから再び、ひたすら混ぜる。



そうしてできあがったものを、トレーに入れて。約3週間日陰に干すと完成です。

それをクッキーカッターなどでカッティングすれば完成。



タレーノーク村の津波対策[2007年11月28日(水)]
前回、タレーノーク村に行ったときは工事中だった山の上のヘルスセンターと学校が完成していた。
ここは、2次避難所としての機能を持っているとのことだ。かなり高いところにあるので、何十メートルというかなり大きな津波が来る以外は大丈夫だ。



街中には避難経路を記した地図、避難所ルートの看板、警報装置も立てられている。
港から村の避難所まで3キロ以上の距離がある。しかも、約1.5キロは道路が海岸と平行して走っているので、おそらくバイクに何人もまたがって逃げるのであろうが、津波が早く来てしまった場合は危険だ。

港に向かう海岸に沿った道はとても美しい。



この警報装置のあたりが一次避難所。


タレーノーク村に着く[2007年11月28日(水)]
モーケンボートの工房を後にして、国道4号線を北に走る。
このあたりになると検問が増えてくる。私が日本人であること、同乗している人がいつもここを通過しているボランティアであるということで、難なく検問通過。
さらに北上して、エピの養殖場の角を海のほうに曲がる。道がどんどん悪くなり峠道になる。険しい山の一番低いところを通っているとはいえ、小さいとはいえ峠は峠で。坂を下ったところにタレーノーク村がある。
ここまで、クラブリーから30分以上掛かっている。

タレーノーク村は、小さなイスラム集落で、多くのイスラム集落と同じようにタイの文化にマレーシアの文化が混じった感じのうえに、男性が巻きスカートをしているというミャンマー(ビルマ)の文化も混じっている。



このタレーノーク村の主な産業は漁業だ。
街中には、小さいがカニの生簀と加工場がある。



せっけん作りの作業まで時間があるので、漁港に行くことにした。

漁港は村から3キロぐらい離れたところにある。
この港は天然の港で、外海と内海を隔てる砂嘴の内海側にある。
片一方に広大なビーチと広いアンダマン海、そして、美しい島が見える。そして、もう片方はマングローブの生い茂った内海が見える。

私がついたときは、ちょうど網の手入れをしているところだった。



ここでは、マングローブに網を仕掛ける漁をしているようで、船には鮮やかな旗がはためいている。



また、ここタレーノーク村の特産はクラゲである。
これがけっこうでかい。

モーケンボート工房[2007年11月28日(水)]
パンガー県の2日目はクラブリーやタレーノーク村を訪ねる。
まずは、道案内をしてくれるNATRのあるクラブリーに向かう。今度は片道100キロ以上の道のりなのでレンタカーに乗っていく。
このあたりで最大の町タクアパーを通過する。
このあたりの地名は、いろんな国の言葉が由来だったりするが。タクアパーとはビルマ語の「鉛」という言葉が語源だといい。古くから鉱山の町として栄えていたようだ。
ちなみにプーケットはマレー語で「岡」という意味の言葉が語源で、ラノーンは英語の「Rain on」という言葉が語源だと言われている。
タクアパーの町を抜け、スラタニーへ行く道との分岐点を過ぎると、牛の看板が見えたと思ったら、少し見通しの悪いカーブを曲がったところに牛が道路を横切っていてあわててブレーキを踏む。
こんなど田舎で、日本人が牛とぶつかって交通事故で死んだなんて新聞に書かれたくない。
そこから、延々と走り続けて道が広くなって両脇に店が立ち並ぶと、そこがクラブリーの町だ。
事務所の場所が変わったとのことで、バスターミナルに車を止めて、電話で道案内を呼ぶ。
2.3分でTuiさんがバイクに乗ってやってきた。
ソイに入り、新しい事務所についた。今までの事務所より小さくなったが素晴らしい事務所だ。
津波から時間がすぎてNGOも事業を変化させてきている。スタッフを減らした一方で、収益事業を増やしている。


新しいNATRの事務所


NATRは、現在エコツアーなどに力を入れている。
津波の支援のひとつとして、この地域のことを、自然のことを、文化のことを知ってもらうということをしているのだ。


マングローブの植林体験ツアーの様子


事務所で次の取引についてなど、いろんな打ち合わせをした後。タレーノーク村に向かう。
その前に、Suさんの案内でモーケンボートの工房に向かうことにした。

モーケンボートとは、この地に住んでいる海洋少数民族でシージプシーと呼ばれる「モーケン族」のボートである。
モーケン族はかつてはその多くは水上生活がメインだったのだが、近年は陸上にも住むようになっている。陸上に住むようになった理由は国家というものの存在も大きいようで。町を中心に国を作るポリス形国家ではなく、近代以降の西洋的な概念で出来上がった国境という概念からすると、国境を勝手に行き来し、国籍も設定しにくい、遊牧民的な生活者は国家からはあまり都合のいい人と映らないようで。国家による安全が保障されないために地上に定住して生活する方が有利になった。というか、定住政策を進めた。
このあたりの事情は、山岳少数民族にしろ、モンゴルなどの遊牧民にしろ、どこも似た事情のようで。そのために、伝統的な生活が出来なくなる。そのため、自然とともにした生活から、都市生活的な生活に転換することで、結果として自然を破壊してしまう事も発生しがちだ。
ちなみに、モーケン族は、スマトラ島沖地震による津波で世界中に知られるようになった。
海洋少数民族は、東南アジアだけでも、かなりいるようですが、山岳少数民族のようにあまり知られていない。

モーケンボートの工房とショールームにつく。
意外と近代的な建物で、モーケン族のイメージはあまりないが、作品の力強さに驚く。


大型の作品
日本で販売するとなると、1艘最低数万円の値段がつけられるだろう



イルカを持った少年?



中型の作品


いつも、ツナミクラフトの生産者を回ると驚くことなのですが。
毎回、行く度に作品のクオリティーが高くなるんです。
モーケンボートもその例外ではない。

今まではどれだけ売れるかがまったく予想がつかないことと、素朴さがあったがクオリティの問題もあり、相当の値段で買ってくれるのかという疑問があったために導入には躊躇していたが。
今回の作品をみて、少し日本に導入してみてもいいのかなと思うようになった。

出来て展示会とインターネット通販というところでしょうかね。
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