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STILL ALIVE

2001 ニューヨーク同時多発テロによる海外渡航自粛
2002 SARS(重症急性呼吸器症候群)による渡航規制
2003 鳥インフルエンザによる東南アジアへの渡航規制
2004 スマトラ島沖地震による津波被害
次は何が起きるのか?

ここ、数年、観光で生きているタイ・プーケットは、毎年のように、数々の苦難が襲っているが、立ち直っている。
しかし、今年、2005年は、すでに津波被害からの復旧が終わったにも関わらず「日本人観光客だけがプーケットに来ない」という現象が発生。それは、タイ・プーケットで、現地のタイの人たちと共に暮らし続けている日本人たちを直撃。それでも、力強く、楽しく、生きている。そこには、今の日本社会が失った大切なものが生きていた。

ブログ名同名のドキュメンタリー映像の製作に関する話題。
風評観光被害の他に、地球温暖化の問題、コミュニティの再生、人間の回復、地域の再生、貧困問題などを取り上げてゆきます。
ツナミクラフトの「さをり織り」の情報。
エコロジーシアター「天の浮舟」情報も。


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エコロジーとノスタルジー [2010年12月15日(Wed)]
帰国後、エコプロダクツ2010などのイベントが続き、ちょいとひと休みということで、タイで買ってきたDVD観賞。タイで買ったと言ってもタイの映画でなくスタジオジプリ作品のタイバージョン。ちゃんと日本語のオリジナル音声も入っています。



なんやかんやで、このスタジオジプリコレクションは、11本買い集めちゃっています。

エコ、エコ、エコという展示会から解放されて、「おもひでぽろぽろ」「平成狸合戦ぽんぽこ」「耳をすませば」と立て続けに見てしまいました。

作品を見ていて、エコイベントで感じていた漠然とした疑問などが明確化することがありました。

「おもひでぽろぽろ」は、1980年代の前半、田舎暮らしにあこがれる女性が、山形に行き有機農業を始めた青年と出会うという話なんですが。その中に、農村風景が見渡せる場所で「都会の人はこの風景を見て自然がいっぱいというけど。この風景はみんな人間が作ったものなんですよ・・・」というようなセリフが出てくる。
都会の人には、里山というのは、自然の風景だと言う思い込みがあるという事を見事に指摘しています。
里山に関しては、ネット記事で岸由二さんが、多くの人が思い浮かべている里山ライフは「幻」のようなものと指摘しています。実際の農業の現場は、大規模農業で米や野菜の工場のようなもで、それがメインである。だから、残された里山に資源を集中することは、生物多様性の問題解決の効果が薄いと指摘している。
しかも、大自然は里山ではなく、それらの保全にも役に立たないとも・・・。
里山保全は、自然環境の保全と言うよりも、ノスタルジーの拠り所を守る要素が高いように思います。災害の後、原風景が無くなるという事を通して、身にしみる部分もあるのですが。人にとっては、原風景の保存は大切なことです。だから、この活動も大切です。

さて、「平成狸合戦ぽんぽこ」ですが。
公害や環境の問題に対する反対運動のパターンを見事に踏襲している。
作品が出来た15年前と、現在も続く道路や基地、核施設などの反対運動も同じ経過を辿っているように見えるのが、なんとも言えない。
自然や未知のものへの恐れに対してもものともしない人間たちに対し、最後の力を振り絞って人々のノスタルジーに訴えかけるが、あくまでも幻で、効果は一時的なもので、結局は敗れ去り、散り散りとなり隠れ住むようになる。
もとネタの狸合戦の舞台である四国の屋島の話が出てくることから、平成というものが、平家物語に連想が及んでいく。

エコロジーの話をするとき、ノスタルジーに訴えかける方法が採られるケースが多いのですが。決してメインストリームにはなれないという事を示唆しているように思えるんですよね。
しかし、実際はノスタルジーに訴えかければ、どうにかなると思っている活動家が多いように感じる。
どのようにすれば、環境問題におい現実的にものごとを進められるようになるんでしょうね。
フェアトレードチョコレートを選ぶもう一つの理由 [2010年12月07日(Tue)]
バレンタインに送るチョコをフェアトレードにしようってことで、チョコレボってプロジェクトが頑張っていて、カカオの生産の問題について、少しずつ知られるようになってきました。嬉しい事ですよね。
でも、一般に売られている安いチョコレートには、様々な悲しい事実が隠されています。
チョコレートを安く作るために、パーム油が使われていて、そのパーム油の生産に問題があるのです。
てなことで、それを解り易く、グロテスクに表現した映像があります。





オランウータンという有名な動物に繋げるという手法は好きではありませんが、実情でもあります。
実際は、ゾウとか、様々な動物の住処を奪い。今年の熊のように、人里に現れてトラブルになっているそうな。

その後、ネスレは否定する発表をしてますが・・・・どうなんでしょうね。

前回の石油の高騰の時、パーム油は石油より安いということで注目され、タイ南部でもパームの生産に切り替える農家がいました。
パーム油の問題は、チョコレートだけでなく石油ピークの問題にも関わってきます。
持続可能なパーム油に対する取り組みが行われていますが、ちゃんと機能することを願っております。
玉川上水伐採映像 [2010年11月12日(Fri)]
落葉広葉樹が伐採されています。
しばらく、五日市街道の紅葉のトンネルは見られなくなると思います。

熊にドングリを 象にバナナを  ヒトには収入を [2010年11月01日(Mon)]
今年は熊が人里に下りてくるという事件が多発しています。その直接の原因は猛暑などの異常ともいえる気候だったわけですが。根本的な原因は、人による乱開発や、里山の手入れ不足だったりするわけです。

そのあたりのことについては、池田香代子さんのブログに紹介されていますが、「くまもり」さんのサイト(こちら)やブログ(こちら)に載っています。

いっぽう、タイでは、野生の象が、人里に現れるという事が起きています。
こちらも、人による乱開発などがあります。まあ、この乱開発には、さらに理由があるのですが、そちらは後述します。

そんなことで、タイのカンチャナブリ県では、森にバナナを植えようというプロジェクトが行われています。



森に植えるバナナの調達ですが、乱開発をしてしまった村人に、バナナの苗を育てる仕事づくりになっているのが面白いところ。

この乱開発をしてしまった人たちというのは、もともと別の土地に住んでいた方々でだそうです。タイの深南部から来た方は、その地域で爆弾事件が多発したため治安が悪くなり、そこで暮らすのを諦め、新天地を目指したのですが。豊かな土地は、既に誰かの土地だったことから、辺鄙な森林を開拓する事となったわけです。辺鄙な土地になぜ・・・かというと、なんらかの事情で撤退せざるを得なかった人に対し、受け皿が無かったり、本人たちは悪くないのに、差別的な目で見られがちなことが、新たな新天地に向かわせるわけです。
日本でも、満州で開拓していた方たちが、戦争に負けたことで帰国したのはいいが、かなりの人が、山間部や気候の厳しい地域の開拓に携わり。中には、南米に行った人たちもいるとか。
だから、単純に開発を止めろというわけにはいかないわけです。この土地で、開発を禁止されたとしても、彼らは生きていくために、また別の所で同じことをせざるをえないのです。
だから、でかい産業になる必要はないのですが、この土地で暮らしていける経済構造が必要なわけです。

日本では、よくNPOが保全活動の母体となるわけですが。NPOを維持するためには、それなりの財源が必要です。いつまでもタダ働きに依存するわけにはいけません。
募金もですが、地方自治体からの助成金があっても、結局はその地域に住む人の人口と経済力次第で税収が決まり、その中から捻出するわけで。結局はその土地に、きっちりと暮らすことのできる仕事づくりを連動させないと、継続的な活動の基盤が弱くなるように思います。

熊にドングリを 象にバナナを ヒトには収入を
刈る刈る詐欺ってありえるかも [2010年10月29日(Fri)]
いま一生懸命に里山を守ろうとしている人たちに対し、水を差すつもりはないのですが。
名古屋の平針の里山の件で、ちょっと気になるツイートがあったので紹介します。

@reiohara: 平針でこの時期に伐採を始めたのは、COP10 関連で騒ぎにしてほしいから。業者は、できれば市に買ってもらいたいのに値段が折り合わない。市は規定以上の額で買ったら違法になる。解決にはこの差額を誰かが負担するか、いかに縮められるか。#hirabari

いま、若い世代は特にですが、都心回帰傾向があります。
東京では、ベイエリアに次々と高層マンションが建っています。

2005年に開催された愛知県の愛・地球博の会場も、プリウス付きの公害住宅害じゃなくて、郊外住宅街になる計画もあったのですが。住宅の需要が無いためか、今は記念公園になっています。

企業が神奈川県の葉山の山林を持ち続けていた土地を、町に返すという動きもあります。

つまり、企業にとって、開発しようと思って取得してしまった山林の中に、お荷物がいっぱいあり、処理に困っているところが多いのではないかと思われます。

この平針もそうなのかもしれません。

企業の経営判断として、そのまま開発して大赤字になるより、放置して税金などの維持にお金を使うより、手放して、できるだけ高く売ってしまおうと考えるのは当然です。

儲かっている時は、法人税対策の黒字減らしのため、損を切ればいいのですが。不景気で儲かっていない時期では、売価をなるべく高く維持をしたいはずです。

また、抵抗することで、土地が高く売れるという信仰があります。抵抗すれば土地が高く売れるというのは、様々な開発の時に発生しています。これが、様々な公共事業を遅らせ、予算を膨らませる原因のひとつで。
まあ、実際は抵抗したからと言って、必ずしも高く買い取られるわけはないんですが。既に、信仰となっている考え方なので、最後までごねる。

今回は、抵抗することで土地を高く売る行為の新たなバリエーションである可能性があります。

これは、あくまでも、一つの情報から類推したものにすぎませんが。十分にあり得ます。
もし、そうてあるなら、どのように解決すればいいんでしょうか?

お金を集めるという動きも出てきていますが。
結局、ごねてる人に金を渡すだけになってしまう可能性もある。

下手すれば、この手口があるということが広まり、全国で、企業の不良資産を地方自治体に高値で買ってもらうという事が起こりかねない。

自然・環境は、将来のための財産なので、守るべきである。
しかし、それに対し、必要以上にお金を使う事は、将来の子どもたちに負債を負わせることになる。

お金を集める仕組みがつくられ、多くの人の善意が集まりつつありますが、その善意が一企業の利益にすりかわってしまう可能性が捨てきれません。
最悪の場合「刈る刈る詐欺」って呼ばれることになりかねない危険な状況です。

それで、みんなが納得して、解決するのであれば、それも手ですが。
詐欺の被害者って、一度は納得して支払ってしまっているんですよね。
納得しているからと言って、許されるのかどうかも問題です。
どこまでが商行為で、どこからが犯罪か・・・
募金が集まれば集まるほど責任も発生してくるかと思います。
環境保全の在り方、ナショナルトラストの在り方について考えるいい機会かと思います。

どのようにすれば、うまくいくのでしょうかね。
COP10で玉川上水を紹介 でもその近くで・・・ [2010年10月26日(Tue)]
名古屋で開かれている生物多様性に関する世界的会議COP10で、杉並区の市民団体「玉川上水・すぎなみの会」が玉川上水の生物多様性の紹介をしているそうです。
それにしても、この市民団体は、自分たちの地域だけでなく、上流で生物多様性が損なわれかねない事が行われるという事を知っているのでしょうか?
流域というものは、上流で起きたことが、下流に影響することからできた、ひとつの運命共同体。
いま、タイでは上流で起きた水害が、首都バンコクにも水害をもたらしているし。上流で自然破壊が起これば、下流も影響を受ける。それが流域。
下流の水が汚れて大阪の飲み水が不味いということで、上流の琵琶湖のある滋賀県が環境を保全する。
それが、流域って関係だと思います。

一方、COP10の会場から10キロ離れた里山が、会議の期間中にも関わらず伐採が始まったそうです。(参考ページ 参考サイト)
ホストを務める街としては、ちょっとカッコワルイですね。

それにしても、環境活動をしていても、すぐそばで環境破壊は行われるものなんですね。
ほんとに。



2010年10月26日朝日新聞朝刊 多摩版

『玉川上水の自然保全を』 COP10イベント 市民団体アピール
2010年10月16日 東京新聞

玉川上水の生態系保護を訴える「玉川上水・すぎなみの会」のブース=名古屋市熱田区の白鳥公園で


 杉並区を流れる玉川上水べりで計画されている道路工事に反対する「玉川上水・すぎなみの会」が、名古屋市で開かれている国連地球生きもの会議(生物多様性条約第十回締約国会議=COP10)のサイドイベントに出展し、都内の貴重な生態系の保全を訴えている。

 玉川上水は一六五〇年代、多摩川上流から虎ノ門(港区)まで引かれ、江戸の暮らしを支えてきた。近年、沿岸は開発され一部は地下水路にもなったが、三鷹市から杉並区にかけては、昔ながらの緑地が残されている。

 都は現在、杉並区の玉川上水両岸に都道(放射5号線)上下線を約一・三キロにわたり、建設する計画を立てている。玉川上水・すぎなみの会は計画の見直しを求めており「高尾山の自然をまもる市民の会」などと共同で出展した。

 すぎなみの会会員の山根由美さんは「玉川上水はハグロトンボやオオタカなどが身近に観察できる自然があると同時に歴史遺産でもある。名古屋の方々にも広く問題を知ってほしい」と呼び掛けていた。

 出展はCOP10会場近くの白鳥公園で、最終日の二十九日まで行われる。 (蒲敏哉)
玉川上水、桜以外の多様な植物の伐採が始まる [2010年10月12日(Tue)]
桜の名勝「小金井桜」で有名な小金井市ですが。玉川上水を桜だけにしたいという動きが現実のものとなってきたようです。
先週、大きな建設機械が来て、かなり大がかりな伐採が行われました。
小金井市内にあるスタジオジプリの作品「となりのトトロ」に出てきそうな、大きな木の下にあるCoCoバスの小金井公園入口バス停が、なんかそっけないバス停になってしまいました。
雨の日に、子どもとバスを待っているとき、「となりにトトロが来て、ねこバスが来るかもよ」って言う冗談も言えなくなっちゃった。



で、どうなったのかと思っていたところ、たまたま近所の人に、「玉川上水の周りの木が桜以外伐採されるそうだよ」って聞きました。
開発が進み人工的になってしまった武蔵野地域に対し、人間が作ったにもかかわらず、いつしか自ら生態系を作り出し、玉川上水がジャングルのようになっていて、自然に帰っていく姿にやすらぎを感じていただけに、かなりショックでした。
そして、近隣の人も同じような気持ちだとわかりました。



うっそうと茂る玉川上水
多様な植物が生きているビオトープ


しかも、知ったのが説明会の後。
説明会ということは、すでに決定事項であるようです。
で、調べてみれば、東京新聞に記事が載っていたようです。

ひどいと思ったのは「新小金井橋と関野橋の中間に眺望を楽しむための人だけが渡れる橋の整備」という部分です。
「眺望を楽しむ人だけ」が対象というのは、はたして公共の福祉なんでしょうか?
おそらく、入場料を取るのか知りませんが、自由に渡れない橋になるのでしょう。

いま、日本で世界の生物多様性について話し合いがなされているのに、東京都と小金井市は時代を逆行しているように感じます。

もし仮に、大正時代の名勝指定当時の景観に近い桜並木を復活させるのであれば、まわりの環境を大正時代のような武蔵野の状態にするべきでしょう。やるのなら、そこまでやらないと、ただの自然破壊と捉えられても仕方がない。

また、ただでさえ、土日は車で渋滞するのに、桜ばかりになると、もう桜の季節の週末の小金井市北部は交通が機能しなくなると思います。CoCoバス北東部循環のルート変更もあるかもしれない。今年は、ピーク時に2台連続で走ることで乗客に対応していたのですが、3台連なるって、酔っ払いをよけながら走るということになるかも。
四谷駅近くの上智大学の近くの外堀みたいに、住宅地が隣接しているにも関わらず、玉川上水が宴会場になるでしょう。
小金井公園と反対側は、トイレが整備されていないので、住宅地に侵入して用を足す人も出るでしょう。



小さな説明の紙がひっそりと張ってありました。
1メートル以内まで近づかないと読めない内容で、市民に告知したと言うつもりなのでしょうか?

大規模な重機が入っての工事というのに、近隣にポスティングとかもしてないし。していたとしても、範囲が限定されすぎているのではないでしょうか。

うっそうとした、玉川上水が魅力で、ここに引っ越して来ただけにかなりショック。

やはり、桜ばかりじゃない玉川上水が好きです。


参考

市民と並木再生へ 国の名勝指定『小金井桜』
2010年9月22日 東京新聞

10月上旬から雑木の伐採や下草刈りが行われる玉川上水の関野橋付近=小金井市で


 小金井市は、国の名勝に指定されている玉川上水沿いの通称「小金井桜」の再生計画をまとめた。都の「史跡玉川上水整備活用計画」と連動し、新小金井橋から関野橋間で大正時代の名勝指定当時の景観に近い桜並木を復活させる。(高橋知子)

 小金井桜は、小金井橋を中心に玉川上水の両岸に約六キロにわたって植えられた桜並木が、他に類のないほど多種多様なヤマザクラの天然変種であることから、一九二四(大正一三)年に国の名勝に指定された。

 玉川上水が二〇〇三年に国の史跡に指定されたのを受け、玉川上水を管理する都水道局は昨年八月に十カ年の整備活用計画を策定。一九六五年の通水停止後、下草管理の停滞や周辺環境の変化で両岸の小金井桜が著しく衰えているとして、新小金井橋−関野橋の六百四十メートルをモデル区間に指定、二〇一二年度末までに整備する。本年度は関野橋から上流百五十メートル区間を手掛け、十月上旬にも桜の生育を妨げる雑木の伐採や草刈りなどを始める。

 市の再生計画は、都の計画と連携し(1)市民団体との協働でヤマザクラの苗木を育成、補植して並木を再生(2)緑道の整備(3)新小金井橋と関野橋の中間に眺望を楽しむための人だけが渡れる橋の整備−を十年計画で進める。

 同市では十月三日午後二時から、市立公民館緑分館二階学習室(緑町三)で、整備活用事業と本年度の作業内容についての説明会を開く。問い合わせは同市生涯学習課=電042(387)9879=へ。


ちなみに、桜以外では、都の木である、ケヤキは残すという話も。
ニューギニア島での洪水とその背景 [2010年10月09日(Sat)]
10月4日に発生したインドネシア東部ニューギニア島にある西パプア州で起きた洪水ですが、ハイチの地震に比べれば犠牲者が少ないのと、メディアが報じにくいためか、あまり報じられていません。
しかし、興味を持って調べていくと、驚くべきことがたくさんあります。

今回の水害が起きたニューギニア島は、オーストラリア大陸の北にあり、世界で2番目に大きな島です。アマゾン、アフリカ中部に次いで世界3番目の熱帯雨林地域と言われ。地球上の5%の生物種が生息し、うち3分の2は島特有の固有種と言われています。
この島には、先住民族が住んでいるのですが、彼らの暮らしとは関係なしに、南北に直線で国境が引かれ、東はパプアニューギニア独立国、西はインドネシアの西パプア州となっています。
地下には、豊富な鉱物資源があるそうで、森林伐採をし、露天掘りを行い、鉱山の排水により熱帯雨林が破壊されるという事が起こり、今回の洪水の要因になっていると言われています。
しかし、ユドヨノ大統領は森林伐採とは関係ないと発言し、その一方で森林相の元副大統領ユスフ・カラ氏は森林伐採が原因と指摘しています。
この意見の相違の背景に、西パプアの様々な問題の複雑さがあるのではないかと思います。


鉱毒によって破壊され、死の世界になった熱帯雨林


関連ページ
http://doraku.asahi.com/lifestyle/earthphoto/100730.html
http://121.52.132.148/foto.php?pil=20081030222131

西パプア州では、マレー系の移住や企業の進出が進み、そこで原住民たちとの衝突やら人権的に問題のあることが起こっているそうです。


軍隊に抵抗をした先住民たち


関連ページhttp://oktopogau.blogspot.com/2008/08/korban-penembakan-dirujuk-ke-wamena.html
http://www.abc.net.au/news/stories/2009/07/21/2632417.htm

これらのことって、エコロジーシアター『天の浮舟』で採り上げていることが、いま現実で起きている事を物語っています。

さらに、パプアニューギニアの問題解決をはばむもの自然が破壊されたあと、どのように人の暮らしを守りながら、再生していくのかも困難です。

COP10の生物多様性の会議が名古屋で開かれてますが、京都議定書のときCO2排出権取引という新しい利権ビジネスが生まれたように、ニューギニア島は多様な生物を利用した新たな利権ビジネスの対象になる可能性があります。


この洪水をきっかけに、ニューギニア島についても関心を向けて行きたいと思います。



インドネシア洪水 死者100人超
10月9日 4時35分 NHK
インドネシア東部のニューギニア島で大規模な洪水が発生して、これまでに100人以上が死亡し、日本の前原外務大臣はインドネシア政府に対して被災者への支援を行う用意があることを伝えました。

インドネシア東部ニューギニア島の西パプア州ワシオルで、今月4日、豪雨によって増水した河川から鉄砲水が発生し、住宅数百棟が濁流に押し流されました。インドネシア国家防災庁によりますと、今回の洪水で、日本時間の8日夜までに確認された死者は108人に上っているほか、76人の行方がわからず、警察や救急隊が捜索を続けています。また、けが人は700人を超え、1100人以上が家を失うなどして避難生活を強いられているということです。被災地は道路網の整備が進んでいない地域で、食料や水、それに薬が不足しており、ユドヨノ大統領は海軍の艦船を派遣して海から支援物資を運び込む方針を示しました。一方、日本の前原外務大臣は、8日、インドネシアのナタレガワ外相あてに書簡を送り、「お悔やみとお見舞いを申し上げる」と伝えたうえで、「わが国として必要な支援を行う用意がある」と述べ、インドネシア政府の要請があれば被災者への支援を行う考えを示しました。


洪水で死者83人、不明68人に インドネシア東部
 【ジャカルタ共同】インドネシア東部の西パプア州(ニューギニア島西部)で4日起きた洪水で、国家災害対策局は6日、死者は83人、行方不明者は68人に上ったことを明らかにした。重軽傷者は約530人。政府は海軍の艦船を派遣し、緊急の食料品やテントなどを搬送した。

 被災地は同州ワシオルなど8村。4日の豪雨で洪水が発生、山間部では土砂崩れも起きて周辺の民家や学校、モスク(イスラム教礼拝所)などがのみ込まれた。地元の飛行場も泥などに覆われて使用できず、救助活動が遅れている。

 同国では今年、ラニーニャ現象に伴う異常気象が続いており、例年4〜10月ごろの乾期に連日、各地で降雨が続いている。

2010/10/06 21:30 共同通信


インドネシアのコアな情報は、佐伯奈津子さんのツイッター(@hanapuepue)などで手に入ります。
紅葉の金閣寺 [2009年11月09日(Mon)]
午前は、国際ワークショップに参加してきたのですが。
午後は、関西の名所案内ということで、大阪から京都に行ってきました。
(ちなみに、昨日の夜は大阪のミナミのディープゾーン、土曜は神戸にある焼き餃子発祥の店を紹介)

紅葉をちょっと期待していたのですが。
はっきりいって、ベストシーズンでした。





このあと、嵐山電車に乗り、イノダコーヒー、四条烏丸のコクーン、タイの古道具と民族ファッションの店「ゴールデントライアングル」に行くという。5時間で濃い京都を紹介してきました。

今度は、自分でゆっくり時間をかけて京都をはじめ関西に来てくださいね。
熱帯雨林をトレッキング [2008年08月31日(Sun)]
午後は熱帯雨林を歩きました。
タイ南部の平地の多くは、開発が進み、ゴム林、パーム林になっており、熱帯雨林は傾斜地だったり、人口密度の低い地域地域、そして国立公園に限られてしまっています。
ですので、熱帯雨林を歩くのは貴重な機会といえます。

ガイドと通訳と私たちとホストファミリーの長女というクルーでジャングルに入ってゆきます。

雨季という事もありとても蒸し暑いのですが、日本ではみれない植物がいろいろあります。



植物も複雑にからみあっています。

プーケット在住の元ゴム農園経営者に聞いた話ですが。
ゴム農園、パーム農園に慣れてしまうと、熱帯で過ごしているタイ人でさえ、熱帯雨林のことを知らないようで。どのように対処したらいいかが分からなくなっているのだそうです。
それだけに、このようなトレッキングコースがあることで、少しは熱帯雨林の事が地域に伝承されてゆければと思いました。
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