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STILL ALIVE

2001 ニューヨーク同時多発テロによる海外渡航自粛
2002 SARS(重症急性呼吸器症候群)による渡航規制
2003 鳥インフルエンザによる東南アジアへの渡航規制
2004 スマトラ島沖地震による津波被害
次は何が起きるのか?

ここ、数年、観光で生きているタイ・プーケットは、毎年のように、数々の苦難が襲っているが、立ち直っている。
しかし、今年、2005年は、すでに津波被害からの復旧が終わったにも関わらず「日本人観光客だけがプーケットに来ない」という現象が発生。それは、タイ・プーケットで、現地のタイの人たちと共に暮らし続けている日本人たちを直撃。それでも、力強く、楽しく、生きている。そこには、今の日本社会が失った大切なものが生きていた。

ブログ名同名のドキュメンタリー映像の製作に関する話題。
風評観光被害の他に、地球温暖化の問題、コミュニティの再生、人間の回復、地域の再生、貧困問題などを取り上げてゆきます。
ツナミクラフトの「さをり織り」の情報。
エコロジーシアター「天の浮舟」情報も。


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プーケットの鳴き砂、琴引浜へ行く [2005年12月24日(Sat)]
先日、プーケットのビデオ撮影の際に採集し、カロンビーチから借りてきた「鳴き砂」を、「琴引浜鳴き砂文化館」に持っていった。
「琴引浜鳴き砂文化館」は、京都府の日本海に面した丹後半島の付け根のあたりの京丹後市網野町にある。
ここ数日の大雪のため、例年より早く、辺り一面は雪景色となっている。
このあたりは、2004年、津波に遭ったプーケットと同じく、災害に見舞われた。台風23号での水害である。○○号と言われてもピンとこないが。高齢者を中心とした観光ツアーのバスが水没し、バスの屋根の上で一晩を過ごしたという姿が印象的なあの台風である。琴引浜鳴き砂文化館から、バスの水没現場も車ですぐに行ける場所にある。町は大きな被害を受け、昨年は、被災地と言うことで、冬の観光シーズンは、観光客が激減するという現象を体験し、今年は、観光客が例年の感じにまで戻ってきているという。
文化館につき、スタッフにプーケットの鳴き砂を渡すと、早速、簡単な分析を始めた。輸送する最中に湿ったために、砂が鳴かなくなっていたが、鳴く気配がしたので、乾燥してから、鳴きのチェックをすることにする。
乾くまでの間、館内を案内してもらう。
いろんな鳴き砂を体験したり、成長しても2−3ミリまでにしかならない、微小貝を探すコーナーが人気があるそうだ。2階には、世界各国の鳴き砂も展示されている。タイからは、ホアヒンの鳴き砂など2箇所からの展示がなされていた。今後は、プーケット・カロンビーチの鳴き砂も展示されることとなるでしょう。
また、ウミガメの展示もなされていた。丹後半島に漂着したウミガメのDNA判定をすると、東南アジアと同じ個体が、丹後半島まで来ているという事が解ったそうだ。何千キロも離れた、南国から日本までやってきているのだ。
そういや、カロンビーチでビデオ撮影をしていた時、カロンビーチでもウミガメが産卵していたという話しを聞いた。20年ぐらいまでは、そのウミガメの卵を掘り出して、茹でたものがプーケットタウンの市場などで売られていたそうだ。ちなみに、ぶにょぶにょして、あまり美味しくないとのこと。もちろん今は、個体が減ってしまったので販売されていない。
その他に、海が他の地域と繋がっているという展示として、琴引浜に打ち上げられた「漂着物」の展示もあった。日本もそうなのだが、中国、韓国、北朝鮮のものもたくさん打ち上げられている。近年は、中国が発展しているおかげか、中国からの漂着物が増加しているという。
展示を見ている間に、砂が乾いたので、鳴き砂を鳴らしてみる。琴引浜の鳴き砂より、カロンビーチの鳴き砂は高い音程で可愛く鳴く。鳴き砂は、少し汚れると一気に鳴かなくなる。特に、タバコの灰は天敵で、ぽろっと落としただけで、見事に鳴かなくなる。
次ぎに、顕微鏡で、砂を見てみると、微小貝が存在する事もわかった。カロンビーチは、まさしく、美しい砂浜だと証明出来たわけだ。
さきほどまで出かけていた館長さんが帰ってきたので、いろいろお話しを聞いたのだが。プーケットが津波の後に、鳴き砂が戻ったという事を話したら。どうも、琴引浜も去年の23号台風の後に、鳴き砂の鳴きが良くなったそうなのだ。町は大きな被害を被ったのだが、被害を受けたのは人工物がほとんどで。大自然がつくりだした鳴き砂はかえって荒波で洗われ、よく鳴くようになったのだそうだ。しかし、漂着ゴミで覆われ、除けるのは大変だったのだそうだ。
これって、津波に遭ったプーケットと何か似ているんですよね。



鳴き砂文化館を出て、大雪のために、砂が鳴かないとわかっていが、日没まで、琴引浜を歩いてみることにした。
強風のため、雪の上にも砂がかぶり、雪なのか砂なのかの判断がつきにくい所もあり、気をつけて歩く。日本海の荒波が押し寄せてきている。
ぎゅっぎゅっと砂浜を歩いていると、鳴きこそしないけど、なんとなく、鳴きそうな感触もある。
浜に打ち上げられた、長さ50センチぐらいある蛍光色の分厚い段ボールを見つける。これは、韓国が軍事演習に使った標的である。東京でのほほんと暮らしていると感じないのだが、この浜にいると、海を通じて、他の国と繋がっているという事を感じる。

プーケットと丹後半島は、全く違う気候なのだが、どこか多くの共通点を発見出来た。
網野町は、鳴き砂を観光資源として、活かしてゆくことにチャレンジしている。プーケットも、鳴き砂を観光資源として活かし。津波を原因に減ってしまった、どこでもいいから観光に来てしまった人ではなく、プーケットの魅力を感じ気に入って来るという人を増やすことで。自然にやさしいお客さんを増やし、観光資源を持続的に維持することが出来ればいいのにナア。なんて感じました。
今のところ、ダイビングをする方がそういう感じなんですけど。プーケットは、もっと多くの視点で、自然と人の素晴らしさを知ってもらうことで、お客さんと共に、ホスピタリティを実践した観光地になって。観光のあり方、リゾートのあり方のスタイルが提案出来るようになってほしいと思いました。

琴引浜鳴き砂文化館 http://www.nakisuna.jp/
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