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STILL ALIVE

2001 ニューヨーク同時多発テロによる海外渡航自粛
2002 SARS(重症急性呼吸器症候群)による渡航規制
2003 鳥インフルエンザによる東南アジアへの渡航規制
2004 スマトラ島沖地震による津波被害
次は何が起きるのか?

ここ、数年、観光で生きているタイ・プーケットは、毎年のように、数々の苦難が襲っているが、立ち直っている。
しかし、今年、2005年は、すでに津波被害からの復旧が終わったにも関わらず「日本人観光客だけがプーケットに来ない」という現象が発生。それは、タイ・プーケットで、現地のタイの人たちと共に暮らし続けている日本人たちを直撃。それでも、力強く、楽しく、生きている。そこには、今の日本社会が失った大切なものが生きていた。

ブログ名同名のドキュメンタリー映像の製作に関する話題。
風評観光被害の他に、地球温暖化の問題、コミュニティの再生、人間の回復、地域の再生、貧困問題などを取り上げてゆきます。
ツナミクラフトの「さをり織り」の情報。
エコロジーシアター「天の浮舟」情報も。


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昔の学校のような病院 [2007年11月10日(Sat)]
第9回医療の改善活動全国大会の撮影のために長野にやってきています。
この、医療の改善活動というのは、医療のTQM推進協議会が主催し元気の出る改善活動を目指して行われています。
あまり知られていないことなのですが、多くの医療機関でQCサークルという、現場で働く人たちが様々な改善活動をしているんです。それは、医療機関の質・安全の向上の手段として、TQM(トータルクオリティマネージメント)の一環として行われているんです。
今回のフォーラムには、たくさんのQC活動の発表が行われます。
患者や利用者の顧客満足度の向上、コストダウン、事故やミス防止や効率化などなどです。
ほんとうに、いろんなことを考え、実行し、結果をだしていっています。しかも、楽しくやっている。発表もいろんな創意工夫をしていて、笑いあり、涙アリです。
また、星野リゾート、セイコーエプソン、大阪の外食産業の"がんこ"など、医療業界ではなく、一般企業の取り組みも紹介されたりと、盛りだくさんです。
このあたりの詳細は、後日、全ての演題がおわってから、面白そうなもののさわりをいくつか紹介できればと思います。
そして、医療崩壊とか暗い話題ばかりの報道されている医療業界では、これだけ小さくても輝いている明るい話題が星の数ほどあり、それが大気汚染のような悪い話題や、一部の大きな明るい話題に照らされて見えなくなっているんですよね。
だから、ときどき、信州のような空気のきれいな高原に行って満天の星空を見るのもいいし、都会であっても夜空をしばらく眺めてみたら見えてくる星を見つけて、小さな星に気づく楽しさを味わって欲しいところです。
ちなみに、うちのブログは、天体望遠鏡を覗いて、面白い天体をみつけたら写真にとって、みせびらかしているようなもんです。

さてさて、前置きが長くなりましたが。
今回、この全国大会の今回の事務局をやっている病院が、とっても面白いので紹介してしまいます。
昨日のCanpanブログ大賞の総評でもありましたが、お堅い系が面白いという典型だと思います。
最近は、医療機関も市場原理導入で患者を顧客ととらえてサービスを提供するという風潮がありますが。その発想ではありえない地域に愛される要素がたくさんある病院なんです。
それは「佐久総合病院」です。
NHKの人気番組だったプロジェクトXでも紹介された病院で、聞いたことがあるかもしれません。
この病院の母体は農協で、劣悪な環境で働く農民の健康を目指して作られた病院で、他の病院とは少し違った経緯をもつ農村地帯ならではの病院です。
農村地帯だから、人々が広範囲に散らばって住んでいるということもあり、通院や入院も都会ほど簡単にいかないという環境にあります。
そんなことで、昭和20年代に馬車で巡回診療(をしたり、演劇を使った保健指導なんかを始め、最近はドクターヘリの導入など、病院を飛び出して、地域医療や疾病の予防を戦略的に行ってきた歴史があります。
このあたりは、プロジェクトXでも紹介されていました。
それより、気に入ったのは、お友達になりたいという雰囲気を持っているということなのです。
先ほども書きましたが、最近は市場原理導入をしたのはいいけど、サービスを受ける人と、サービスを提供するものは、明確に分かれてしまっています。逆からみると、サービスを介して、精神的な一線を越えないことによってビジネスが成り立っているように思われます。
これは、いくらホスピタリティという言葉が流行って、おもてなしをしても、この精神的な一線は超えてはビジネスがなりたたないわけです。
たとえば、ディズニーランドにいけば、お金を払えば、ミッキーマウスをはじめ、様々なディズニーキャラクターやスタッフがもてなしてくれます。これは、これで完成したサービス業のスタイルですが。基本的人権にもとづいて、お金を持っていない人も含めて、全ての人に医療などのサービスを提供する、地域医療だとか保健ということは、そういう方法が成り立ちにくいんですよね。
最近、マイケルムーア監督の「シッコ」ってドキュメンタリー映画が話題になりましたが、お金を払った分だけサービスを提供するアメリカの医療システムでは、多くの人の命が救えないわけです。
極端な話をする人の中には、お金を稼げない人は、淘汰されてしまえばいいという人がいますが。生物のしくみは、そこまで単純ではないようで。ある養蜂業者が、ミツバチの中には、働きものの蜂と、いまひとつ働かない蜂がいることに気づき。そのために蜂蜜が効率的にあつまらないのはそのせいだと思い。働く蜂だけを集めたのだそうです。そうすると、今まで働いていた働き者の蜂の一定割合が、働かないなまけものの蜂になってしまったのだそうです。
おそらく、自然界にはそういう仕組みがあるのでしょう。
お金が稼げる人だけが生き残り快適に過ごすシステムをつくり、お金が稼げない人を淘汰したとしても、新たなお金が稼げない人をつくり出す結果となる可能性がある。
たくさんの人がいることで経済が成り立つわけですが。お金を持っている人のみが生きれる社会構造を作ろうとすることが、結果として人口減少を引き起こし、経済を縮小させる可能性がある。
一方で、いま世界的に人口が増加し、貧困が増加しているのは、お金を稼げる人を増やすためには、お金を稼げない人を増やさないと実現できないからではないかと考えています。自国の人口を増やす方法もありますが、戦争も含めていろんな方法で経済圏を広げで外国に貧困を作ることによって自国にお金を稼げる人を集めるという方法もあるわけです。つまり貧困は作られているし。自国内で医療が受けられず、命を落とす人がいても、アメリカは国としては痛くないのかもしれない。
日本政府も人口を減らしてはいけないと思い対策をしようとしている。(とはいえ、多数派に弱いから、少子化対策よりも、多数派の高齢者に有利な政策をとらざるを得ず、ちぐはぐになっている)企業戦士を海外に繰り出す。

話は脱線ばかりしてますが。
市場原理的な病院経営では、医療サービスを提供しきれず。究極的には命を落とすということで、医療マーケットである地域住人を減らしてしまう。
そんなことで、地域の人が生きていくこと、人がいて、医療機関が成り立つのであれば。気軽に医療を受け、保健に理解をしててもらえる雰囲気作りが、人の命を守り、最終的に医療機関の経営基盤である地域住人確保において重要になってくる。

この雰囲気作りが、サービス提供型ではなく 非常にべたな形でいろんな形で実現しているのが、佐久総合病院なんです。
その姿が昔の学校のようなんです。そこが面白い。

(やっとたどりつきましたね)

昔の小学校の運動会って、地域の人も見にきたりと地域のイベントでした。
あなたの近くに「病院祭」という、住民が遊びに行きたくなる病院ってありますか。
佐久総合病院にはあるんです。
病気になるという、サービスを受ける状態、じゃなくても、病院に行けるチャンスがある。病気になってから、病院をさがすと、それなりに見えるところはあるにしろ、健康ではない状態のために冷静な観察や判断ができない可能性がある。
だから、病気になっても、病院に行きやすい環境は、正しく医療を理解し、いざとなったときに悩まず迷わずに適切な医療をうけることに繋がる。
お祭りを通して、病院に足を運び、医療者と接することで、病院のランキング本には載っていない情報も得やすい。

学校のクラブ活動も昔は元気でした。学校にも一体感がありました。そして、発表会には地域の人が見に来ました。
今は、子どもは、おけいこごとに連れて行かれいて。おけいこごとの発表会の観客は、おけいこごと仲間の家族や親戚が関の山で。学校も個人が集まっただけ。学校の差別化はスペックとブランディングで、ブランドに群がることで一体感をかろうじて保っている。
佐久総合病院では、文化、スポーツなど各分野のクラブ活動がさかんに行われています。音楽系だけでも5つある。
懇親会では、GDK吹奏楽団の演奏で盛り上がり。一般の懇親会のように1時間もしないうちに帰ってしまう人が多いこととは違い、最後の方まで帰らずに親交を深めていました。
ちなみに、GDKとは、地蜂、ドジョウ、キノコのことで、全てこの地域ならではの酒のつまみだそうです。
クラブ活動は、確かに大変かもしれないけど職員の楽しみでもあるし。それによる一体感が大きい。
QCもそんな土壌があって行われているようなんです。
しかも、ちゃんと成果をあげているのがすごい。軟式野球なんかも強い。
こういう事は、地方の新聞の格好のネタとなり。地域の人に関心をもってもらいやすい。
地域の人に関心をもってもらえることで、開かれた医療の環境づくりにも役立っている。(せっかく開いたのに、地域住民にそもそも関心がそもそもなければ、成果が出ない)
今回の全国大会を実施できる力は、このクラブ活動という基盤があるからだと感じました。

ちょっと昔、地域と繋がっていた頃の学校の姿に似ている医療機関だと感じました。
こういう、病院と出会い、心が洗われました。


そのうち、現地レポートも・・・・・



関連ページ

医療のTQM推進協議会 http://www.tqmh.jp

佐久総合病院
http://www.valley.ne.jp/~sakuchp/
http://www.janis.or.jp/users/sakuchp/
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