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STILL ALIVE

2001 ニューヨーク同時多発テロによる海外渡航自粛
2002 SARS(重症急性呼吸器症候群)による渡航規制
2003 鳥インフルエンザによる東南アジアへの渡航規制
2004 スマトラ島沖地震による津波被害
次は何が起きるのか?

ここ、数年、観光で生きているタイ・プーケットは、毎年のように、数々の苦難が襲っているが、立ち直っている。
しかし、今年、2005年は、すでに津波被害からの復旧が終わったにも関わらず「日本人観光客だけがプーケットに来ない」という現象が発生。それは、タイ・プーケットで、現地のタイの人たちと共に暮らし続けている日本人たちを直撃。それでも、力強く、楽しく、生きている。そこには、今の日本社会が失った大切なものが生きていた。

ブログ名同名のドキュメンタリー映像の製作に関する話題。
風評観光被害の他に、地球温暖化の問題、コミュニティの再生、人間の回復、地域の再生、貧困問題などを取り上げてゆきます。
ツナミクラフトの「さをり織り」の情報。
エコロジーシアター「天の浮舟」情報も。


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新作ビールを試飲 [2007年07月22日(Sun)]
パレスチナのビールの新作が試験販売されているというので飲みに行ってきました。
パレスチナは、地中海東岸にある地域で、イスラエルが排他的に領有している地域に加え、パレスチナ暫定自治区とされているヨルダン川西岸地区とガザ地区を加えた地域のことで、、日本ではパレスチナ自治政府が管理するパレスチナ自治区のことを指します。
ここでは、イスラエルとの戦争やテロなどで、多くの人が命を落としたりと、平和とは言えない状況になっていますが。どっこい、独自の文化が花咲いていたり、素晴らしい製品が作られています。
自然環境も恵まれ、すっごくおいしいオリーブが採れ、そこで作られたオリーブオイルはとても品質が良かったり。セージやスパイス類も品質が良い。
また、クロスステッチを多用した民芸品も見事なものがある。
さて、そんなパレスチナの美味しいモノの中でお気に入りなのが「タイベビール」です。
なんで、イスラム圏でビール?と思われるでしょうが、これがすっごくおいしいんです。


右から、ダーク、ゴールデン、アンバー


とにかく、料理に合います。
個人的には、赤ワインが合う料理は「ダーク」、白ワインが合う料理は「ゴールデン」という感じに飲み分けていたのですが。この度「アンバー」と呼ばれるタイプが、4ヶ月ほど前にパレスチナでリリースされ、すごい人気なのでそうです。それが日本に入ってきたのです。
味は、ゴールデンのさわやかさに、コクが加わったという感じです。とくに、チーズとの相性が良さそうで、チーズのたっぷり載ったトマト入りビザなんかと一緒に食べたり、ハーブを効かせた白身魚のムニエルとか、肉料理もいけるという感じです。

実は、このタイベビール、わたしがフェアトレードの商品を扱うにおいて、大きなヒントをもらった商品でもあります。
授産施設で作られた商品、チャリティー商品や、フェアトレード商品の一部など、社会的弱者の作った商品のいくらかは、残念なことに「可哀想だから買ってくれ」という感じで売られています。
しかし、このタイベビールは、いろんな大変なストーリーがあるにしても「美味しい」ということが特徴なのです。
美味しいからこそ、購入し売上が上がることで社会に役に立つことで、さらに美味しさが倍増するということに気がついたんです。
このタイベビールは2005年9月に芝公園で行われたホワイトバンドの「ほっとけない」のキャンペーンイベントのお手伝いをしていた時に、隣のブースで販売されていて、それをたまたま飲んで、美味しかったということで「はまった」わけですが。
そして、次はグローバルフェスタで飲む。斜め向かいで「みんなのピピ島」が売られていた。(ちょうど、この頃にCanpan Blogをスタート)
このあと、タイでの取材中に、仮設住宅のテントのさをり織りの工房と出会うわけですが。商品に惚れ込み、魅力のある商品を買うことで、結果として社会の様々な問題の解決に役立つような商売のあり方を体感したのは、この「タイベビール」なんです。
ですので、タイベビールと出会わなかったら、さをり織りも扱っていないし、不思議な縁で繋がって夕張にも行ってなかったかもしれません。
是非、一度飲んでみて下さい。

タイベビール http://savetheolive.main.jp/taybehbeer.htm
取扱店情報も掲載されています。

欠点と言えば・・・・
戦争やテロのおかげで輸送リスクが高かったり、大量に日本に輸出されていないことで、少し値段が張ってしまうことぐらいでしょうか。


ちなみに・・・
パレスチナの中に、キリスト教の修道院があって、そこでワインを作っているのだそうです。
そのワインは、素直にブドウの味のする、フランス、ドイツ、イタリアのように洗練されてはいないが、純粋でちょっと古風な味のするワインなのだそうです。
地理的な事を考えると「最後の晩餐」の時に飲まれたワインが、このワインに近かったのではないかというイマジネーションが湧いてくる。
このワインも一度飲んでみたいです。

P.S. この記事で2005年9月にスタートして、300投稿を越えました。みなさんありがとう。
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ドキュメンタリー映画「STILL ALIVE 2005年プーケットに何が起きたのか」
まいける東山監督作品 ドキュメンタリー映画「STILL ALIVE 2005年プーケットに何が起きたのか」