【アメリカ居すわり一人旅】を読んだ。
[2019年04月17日(Wed)]
群ようこ 著 【アメリカ居すわり一人旅】(2019 角川文庫)を読みました。
大学生時代にバイトでお金を貯め、
『アメリカに行けば、何かがある️』と
意気込んで行ってみたものの、🛫
頼れるはずだった伯母さんには構ってもらえず、
宿泊先、近所のショッピングセンター🛒、怪しいバイト。。の
狭い範囲のみで行動し、
たまにcity[]に出掛けても、人は信じず目的地まで歩いた。。
3ヶ月間の滞在記です。
74年頃のNYでは、
地の果て=日本から来た人は珍しかったようで
著者の自虐ネタもあるでしょうが、
二十歳の女性には見られず、小学生のように扱われたり、
見物人がいて、👥
腹立たしいこともあったのですが、
言い返す語学力がなく、笑ってごまかす。。。(ノ∀≦。)ノ
アメリカあるある満載
[劇的なことは起こらず、英語は上達せず、人生になんの影響もなかった]
と最後に書かれていますが、
これほど濃い内容の3ヶ月間を二十歳の頃に体験できた
著者は、
元々メンタルが強く、明るく飾らないキャラで、
ちょっと懐かしいユーモアセンスのツボで読者を笑わせてくれるので、
息の長い作家であり続けるのでしょう。🖊️
1987年に【アメリカ恥かき一人旅/本の雑誌社】
書名変更し、角川文庫より初版1991年に発行。
この30年で世の中は大きく変化しました。
メールのない時代、1ドルが¥300位だった時代、[]
滞在ビザが必要だった時代、
今と比べると不便だけど、
新鮮に感じることがたくさんありました。🌎
関わった人々の名前を覚えられないから
あだ名を付けて呼んでた、ところが一番滑稽でした。
🐪
電車の中で読みながら『声を出して』笑い転げて
大変でした🙃